JPH0138161Y2 - - Google Patents

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JPH0138161Y2
JPH0138161Y2 JP14777284U JP14777284U JPH0138161Y2 JP H0138161 Y2 JPH0138161 Y2 JP H0138161Y2 JP 14777284 U JP14777284 U JP 14777284U JP 14777284 U JP14777284 U JP 14777284U JP H0138161 Y2 JPH0138161 Y2 JP H0138161Y2
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JP
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anchor bolt
concrete
anchor
posture holding
foundation
Prior art date
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JP14777284U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアンカーボルト等の姿勢保持体に係
り、更に詳しくは硬化前のコンクリート中にアン
カーボルト等を打ち込んだ時に、沈降や傾斜等を
すること無しにその打ち込み時の態様をしつかり
と保持することができるアンカーボルト等の姿勢
保持体に関する。
周知の通り、アンカーボルトは基礎と土台のよ
うに、一方の構造体に対して他方の構造体を定着
せしめる為に用いる。この為にアンカーボルトを
基礎等の一方の構造体に埋設した時に、あらかじ
め計算された正しい位置及び姿勢に固定する必要
がある。
従来、アンカーボルトの固定に関しては種々提
案されている。例えば特開昭57−81596号公報又
は特開昭57−81597号公報に提案されたアンカー
ボルトの固定法等である。これは基礎等の構造体
に於ける削孔に急速接着剤を封入した袋をあらか
じめ投入し、次いでアンカーボルトを上記削孔に
埋め込み、この時に袋が破壊されて内部に封入さ
れていた急速接着剤がアンカーボルトを削孔内に
固定するように成したものである。
これはそれなりに有用な手段ではあるが次のよ
うな不具合を内在しているものである。即ち、基
礎に孔を明ける作業が必要であり、又孔を明けた
後に袋を投入する作業が必要である。
上記のように基礎に孔を明けたり、又は接着剤
を使用すること無しにアンカーボルトを基礎に固
着せしめる為には、コンクリートが硬化する前に
アンカーボルトを打ち込めばよい。
しかしながらこのように硬化前に打ち込んだ場
合にはアンカーボルトに対するコンクリートの支
持力が小さいので、アンカーボルトが沈降した
り、傾斜したりしてしまい、計算した正しい位置
及び姿勢を保持させておくことができない不具合
がある。
本考案は述上の点に鑑み成されたものでありそ
の要旨とする所は、コンクリート基礎に土台等の
構造物を定着させる為のアンカーボルトに於い
て、コンクリート基礎打設後、この未硬化前のコ
ンクリート基礎に打ち込んだアンカーボルト本体
に於けるコンクリート表面あたりの位置に止着さ
れて、コンクリート表面に面接してアンカーボル
ト本体の沈降や傾斜を防止する為の薄いシート状
の面状接触体より成るアンカーボルト等に用いる
姿勢保持体に於いて、上記薄いシート状の姿勢保
持体は中央にアンカーボルトの上部の周面の溝部
に掛合する為の掛合孔が形成されていると共に、
その掛合孔の周縁に、当該姿勢保持体の掛合孔に
アンカーボルトを挿通する時に掛合孔を開く為の
スリツトが放射状に形成されて成ることを特徴と
するアンカーボルト等に用いる姿勢保持体であつ
てその目的とする所は、アンカーボルト等を未
硬化前のコンクリートに打ち込んだ時に、その打
ち込んだ時の正しい位置及び姿勢を保持すること
ができるようにしたアンカーボルト等の姿勢保持
体を提供するにあり、これによつてアンカーボ
ルト等の埋設作業の合理化が図れ、又常時はア
ンカーボルト本体と面状接触体を別体として保管
や輸送時にかさばること無くコンパクトに収容す
ることができ、更に構造が簡単で安価に大量生
産することができるアンカーボルト等の姿勢保持
体を提供するにある。
次に添付図面に従い本考案の第1実施例を詳述
する。
図中1はアンカーボルト本体を示し、基礎2等
のコンクリート中に埋め込んで土台3等の構造体
を基礎2にしつかりと固定する為に使用する為の
ものである。上記アンカーボルト本体1を基礎2
等のコンクリート中に埋め込む時に、コンクリー
トが硬化する前に埋め込めば、コンクリートに埋
め込む為の孔を明ける手間費間が不要であり、且
つコンクリート硬化後はアンカーボルト本体1を
コンクリート中にしつかりと固定することができ
る。しかしながらこのようにコンクリートが硬化
していない時期にアンカーボルト本体1に埋め込
んだ場合には、コンクリートの支持力が小さいの
で、アンカーボルト本体1が第2図に示すように
沈降してしまつたり、或いは第3図に示すように
傾斜してしまい、埋め込んだ時の正しい位置及び
姿勢を保持させることができない不具合が生じ
る。
本考案のアンカーボルト等の姿勢保持体は、コ
ンクリートが硬化する前に埋め込んだ場合でも、
埋め込んだ位置及び姿勢をしつかりと保持するこ
とができるように成したものである。
即ち、上記ボルト本体1の周面上であつて、埋
め込んだ時にコンクリートの表面4あたりに位置
する箇所に、溝部5を形成する。次いで該溝部5
に面状接触体6を掛合せしめる。上記面状接触体
6は合成樹脂で形成された薄いシート状の形状を
有し、中央部にアンカーボルト本体1と掛合する
為の掛合孔7が形成されている。
この掛合孔7の直径dは、アンカーボルト本体
1の直径Dよりは小径であるが、溝部5間の直径
D′よりは僅かに大径に設定されている。次いで
8は、上記掛合孔7の周縁に放射状に形成された
スリツトであり、この面状接触体6より成る姿勢
保持体の掛合孔7にアンカーボルト本体1を挿通
する時に、上記直径dの掛合孔7を開く為の役割
を成すもので、図例のように8本の他、4本、5
本等適宜数形成してもよい。
尚図中9はボルト本体1の上部に形成されたネ
ジ部、10はワツシヤ、11はナツトを示してい
る。
次に上記実施例に基き使用例を説明する。
本考案のアンカーボルト等に用いる姿勢保持体
は上述したようにボルト本体1に面状接触体6を
掛合せしめたものであり、常時はボルト本体1と
面状接触体6は別体に成されている。そして埋め
込み時に面状接触体6をボルト本体1の溝部5に
掛合せしめて一体にする。
上記掛合は第7図に示すように、アンカーボル
ト本体1の上部から、時には下方から姿勢保持体
を挿通するもので、放射状に形成されたスリツト
8部を開いて行なう。姿勢保持体が溝部5の位置
に位置した時、掛合孔7はしつかりと溝部5に係
合し、不測にその位置から外れることがない。こ
のようにして面状接触体6をボルト本体1に掛合
せしめて一体的に掛合せしめた後に第8図に示す
ように硬化する前の基礎2中に埋め込む。
このようにして埋め込んだ時に面状接触体6は
基礎2の表面4上に支持される。基礎2を構成す
るコンクリートは未硬化であるが、表面4は大き
な表面張力を有しており、且つ面状接触体6は薄
いシート状に形成されているので、しつかりと支
持されることになる。
上記のようにして面状接触体6が基礎2の表面
にしつかりと支持される結果、ボルト本体1は沈
降したり傾斜したりすること無く埋め込んだ時の
態様がしつかりと保持される。従つて土台3等の
構造体をコンクリートが硬化した後に基礎2上に
固定するに際し、あらかじめ計算した位置に確実
に固定することができる。
而も基礎2の表面4上に支持される面状接触体
6は上記した如く薄いシート状に形成されている
ので、表面4上に出つ張るようなことが無いの
で、土台4等の構造体を固定する時に邪魔になる
ことが無いものである。
本実施例に於いてはボルト本体1の溝部5を1
個形成した例を示したが、2個以上の複数個形成
し、面状接触体6の掛合箇所を選択的に行なうよ
うにすれば、ボルト本体の埋め込み長さを自由に
変えることができる。
而して上記の例ではアンカーボルトについての
例を示したが、アンカークギ、アンカー棒等であ
つて未硬化のコンクリート中の植込む棒状の定着
手段の全てに適用できるものである。又、上記の
各例に於いては、単一のアンカーボルトに単一の
姿勢保持体を適用した例を示したが、第9図、第
10図に例示する如く、単一の姿勢保持体の面状
接触体6に複数の掛合孔7及び各スリツト8を形
成して複数のアンカーボルトに適用するようにし
てもよい。この例の場合、複数のアンカーボルト
相互間の位置決めにも役立ち工事の能率が向上す
る。
以上詳述した如く本考案は、コンクリート基礎
に土台等の構造物を定着させる為のアンカーボル
トに於いて、コンクリート基礎2打設後、この未
硬化前のコンクリート基礎2に打ち込んだアンカ
ーボルト本体1に於けるコンクリート表面4あた
りの位置に止着されて、コンクリート表面4に面
接してアンカーボルト本体1の沈降の傾斜を防止
する為の薄いシート状の面状接触体6より成るア
ンカーボルト等に用いる姿勢保持体に於いて、上
記薄いシート状の姿勢保持体は中央にアンカーボ
ルトの上部の周面の溝部に掛合する為の掛合孔7
が形成されていると共に、その掛合孔7の周縁
に、当該姿勢保持体の掛合孔にアンカーボルトを
挿通する時に掛合孔を開く為のスリツト8が放射
状に形成されて成ることを特徴とするアンカーボ
ルト等に用いる姿勢保持体なので、面状接触体
がコンクリートの表面上にしつかりと支持される
ので、未硬化前のコンクリートに打ち込んだ時で
もアンカーボルト本体が沈降したり傾斜したり等
すること無く、打ち込んだ時の正しい位置及び姿
勢を保持することができるアンカーボルトを提供
することができ、これによつて正しい位置及び
姿勢を保持させながら硬化前にアンカーボルトを
打ち込むことを可能と成し、従つて硬化後に打ち
込む場合と比較してアンカーボルト埋設作業の合
理化が図れ、又常時はアンカーボルト本体と面
状接触体を別体としておき、埋設時に容易に掛合
させるように成したので、保管や輸送時にかさば
ること無くコンパクトに収容しておくことがで
き、更に面状体の中央に掛合孔と、その周りの
放射状のスリツトを形成するだけの構造だから、
構造が簡単で安価に大量生産することができるア
ンカーボルト等に用いる姿勢保持体を提供する等
種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は第1図〜第3図は従来のアンカーボ
ルトを埋設した態様を示す図であつて、第1図は
埋設時の態様を示し、第2図は沈降した状態を示
す図、第3図は傾斜した状態を示す図、第4図〜
第8図は本考案の実施例を示し、第4図は側面
図、第5図はボルト本体の側面図、第6図は面状
接触体より成る姿勢保持体の平面図、第7図はボ
ルト本体に面状接触体より成る姿勢保持体を掛合
せしめる状態を示す斜視図、第8図は埋設した状
態を示す図、第9図、第10図は各々複数のアン
カーボルトに適用できるようにした面状接触体よ
り成る姿勢保持体の平面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート基礎に土台等の構造物を定着させ
    る為のアンカーボルトに於いて、コンクリート基
    礎2打設後、この未硬化前のコンクリート基礎2
    に打ち込んだアンカーボルト本体1に於けるコン
    クリート表面4あたりの位置に止着されて、コン
    クリート表面4に面接してアンカーボルト本体1
    の沈降や傾斜を防止する為の薄いシート状の面状
    接触体6より成るアンカーボルト等に用いる姿勢
    保持体に於いて、上記薄いシート状の姿勢保持体
    は中央にアンカーボルトの上部の周面の構部に掛
    合する為の掛合孔7が形成されていると共に、そ
    の掛合孔7の周縁に、当該姿勢保持体の掛合孔に
    アンカーボルトを挿通する時に掛合孔を開く為の
    スリツト8が放射状に形成されて成ることを特徴
    とするアンカーボルト等に用いる姿勢保持体。
JP14777284U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH0138161Y2 (ja)

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JP14777284U JPH0138161Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JP14777284U JPH0138161Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JPS6162105U JPS6162105U (ja) 1986-04-26
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JPH0523631Y2 (ja) * 1986-03-03 1993-06-16
JP7262277B2 (ja) * 2019-03-29 2023-04-21 大和ハウス工業株式会社 アンカ部材を用いた治具の設置方法

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JPS6162105U (ja) 1986-04-26

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