JPH0137143Y2 - - Google Patents

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JPH0137143Y2
JPH0137143Y2 JP7457886U JP7457886U JPH0137143Y2 JP H0137143 Y2 JPH0137143 Y2 JP H0137143Y2 JP 7457886 U JP7457886 U JP 7457886U JP 7457886 U JP7457886 U JP 7457886U JP H0137143 Y2 JPH0137143 Y2 JP H0137143Y2
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JP
Japan
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intake
chamber
silencing
secondary air
silencing chamber
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JP7457886U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として車両に塔載されるV型エンジ
ンの排気系の2次空気供給路に介設されるリード
バルブの吸入音を減衰させるための消音装置に関
する。
(従来の技術) 従来、V形に配置される前後1対のバンクに
夫々複数の気筒を備え、且つ該両バンクのV形空
間内に、横方向に長手の吸気室部を設け、該吸気
室部の上面の前側部から後側のバンクの該各気筒
の給気ポートに連なる吸気管と、その後側部から
前側のバンクの該各気筒の吸気ポートに連なる吸
気管とを各延出して成る吸気マニホルドを配置し
たV型エンジンは特公昭51−42272号公報及び特
公昭52−33252号公報により知られる。又、エン
ジンの排気系に2次空気を供給する2次空気供給
路を設けるものは実公昭57−47370号公報により
知られ、この場合該2次空気供給路に吸入音等の
外部への漏れを防止するサイレンサチヤンバを設
けることが望まれている。
そこで、本出願人は、V形エンジンのバンク間
に設けた吸気室部上面の空間を利用して2次空気
の消音室を設け、リードバルブ等で発生する騒音
を減衰させるものを先に出願した(実願昭60−
21253号)。
(考案が解決しようとする問題点) 前記出願の考案は、バンク間の空間を消音装置
に利用し、これによつて一応の消音効果を奏して
いるが、エンジンの静粛性へ要求から一層の消音
効果を上げることが望まれるようになつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成すべく、V形に配
置される前後1対のバンクに夫々複数の気筒を備
え、且つ該両バンク間のV形空間内に、横方向に
長手の吸気室部を設け、該吸気室部の上面の前側
部から立上つて後側のバンクの該各気筒の吸気ポ
ートに連なる吸気管と、後側部から立上つて前側
のバンクの該各気筒の吸気ポートに連なる吸気管
とを各延出して成る吸気マニホルドを配置して隣
り合う吸気管を側壁及び端壁で接続し、前記吸気
室部上面、吸気管側壁及び端壁によつて囲まれた
2次空気消音室を形成し、該消音室に2次空気の
流入口の排気系に連通する流出口とをV型エンジ
ンの2次空気消音装置において、該2次空気消音
室を上下に2分して上部消音室と下部消音室を形
成し、各消音室の端壁に2次空気の流入口及び流
出口のいずれか一方を接続し、両消音室間に複数
の小穴を有する隔板を介在させたことを特徴とす
る。
(実施例) 本考案を図示の実施例につき説明する。
第1図及び第2図を参照して、1はエンジン本
体を示し、該エンジン本体1の上部にV形に前後
1対のバンク2,2を配置し、該各バンク2に複
数、例えば3個の気筒3を設けて全体としてV型
6気筒エンジンを構成し、該両バンク2,2間の
V形空間内に、横方向に長手の吸気室部4を設
け、その上面の前側部から後側のバンク2の各気
筒3の給気ポート3aに連なる図中Aで示す給気
管5と、その後側部から前側のバンク2の各気筒
3の給気ポート3aに連なる図中Bで示す吸気管
5とを立上げて各延出して成る吸気マニホルド6
を配置した。
更に、該エンジンの排気系、例えば排気マニホ
ルドにリードバルブその他のコントロールバルブ
7を介設した2次空気供給路8を連通させると共
に、該供給路8に該バルブ7の上流側に位置させ
て消音室9を設け該供給路8の吸入音や該バルブ
7の吸入音を低減するものとした。
そして、上記吸気室部4の上面とその前後の吸
気管5,5……とで囲まれる空間10に該消音室
9が設けてあり、これを詳述するに図示のもので
は、該空間10をそのまま消音室9に構成するも
のとした。
即ち、前記Aの吸気管5とBの吸気管5とをエ
ンジンの横方向即ち気筒列方向に交互に各3本づ
つ配置して一体に鋳造成形し、更に第2図及び第
3図に明示する如くAの吸気管5の後端部下側に
Bの各吸気管5間を閉塞する側壁11と、Bの吸
気管5の前端下側にAの各吸気管5間を閉塞する
側壁11とを形成すると共に、横方向最外側の
A,B両吸気管5,5間を閉塞する端壁12,1
2を形成し、該吸気室部4の上面とこれらA,B
両吸気管5,5……と更にこれら側壁11,11
……及び該両端壁12,12とで該空間10を密
閉してこれをそのまま該消音室9に構成した。
そして、吸気室部4吸気管5、側壁11及び端
壁12からなるブロツクは、上下に分割されたも
のとして形成し、その分割面間に、吸気管5の吸
気路と一致する開口21と複数の小穴22を穿設
した隔板20を介在させて上部消音室9aと下部
消音室9bに分割した。隔板20はガスケツトを
兼用するものが好ましい。
そして、上下の消音室のうち一方の消音室の端
壁12に流入口13を設け、他方の消音室の端壁
12に流出口14とを設け、該流入口13にチユ
ーブ16を介して新気を導入自在とし、該流出口
14をチユーブ15を介して前記2次空気供給路
8のコントロールバルブ7の上流側に接続した。
隔板20の小穴22は、流入口15及び流出口
14から遠い位置に設ける。
(作用) 本考案は消音室9によりチユーブ16からの外
部への吸入音等の伝播が阻止されるもので、消音
室9を吸気マニホルド6の吸気室部4の上面とこ
れから導出する前後の吸気管5とで囲まれる本来
デツドスペースとなる空間に配置するため、該消
音室9の配置によりエンジン回りの他の部品の配
置に支障を来たすようなことはない。また、V型
エンジンの両バンク2,2間のV形空間内に吸気
マニホルド6を配置すると該各バンク2の各気筒
3の吸気ポート3aと該吸気マニホルド6との間
の距離が比較的近くなり該各気筒3間の吸気脈動
の干渉により吸入効率が低下し勝ちとなるが、各
吸気管5を本案の如く配置すれば限られたスペー
ス内で吸気管長を長く取ることができ、吸入率の
低下を可及的に防止でき有利である。
しかも、消音室9は、上部消音室9aと下部消
音室9bとに2分され複数の小穴22で連通する
のみであるから、騒音はこの小穴及び2段の消音
室によつて減衰され、これにより消音効果は著し
く向上し、空間10の利用度を更に高めることが
できる。
(考案の効果) このように本考案によるときは、V型エンジン
の両バンク間のV形空間内に配置される吸気マニ
ホルドの吸気室部の上面とその前後の吸気管とで
囲まれる空間に2段の消音室を設けるもので、V
形空間内にスペース効率良く消音室を配置するこ
とができ、全体としてエンジン回りをコンパクト
にできると共にエンジンを静粛化できる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を具備したV型エンジンの
平面図、第2図は第1図の−線截断面図、第
3図は第2図の−線截断面図、第4図は第1
図の−線截断面図である。 2,2…バンク、3…気筒、3a…吸気ポー
ト、4…吸気室部、5…吸気管、8…2空気供給
路、9…消音室、9a…上部消音室、9b…下部
消音室、20…隔板、22…小穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. V形に配置される前後1対のバンクに夫々複数
    の気筒を備え、且つ該両バンク間のV形空間内
    に、横方向に長手の吸気室部を設け、該吸気室部
    の上面の前側部から立上つて後側のバンクの該各
    気筒の吸気ポートに連なる吸気管と、後側部から
    立上つて前側のバンクの該各気筒の吸気ポートに
    連なる吸気管とを各延出して成る吸気マニホルド
    を配置して隣り合う吸気管を側壁及び端壁で接続
    し、前記吸気室部上面、吸気管側壁及び端壁によ
    つて囲まれた2次空気消音室を形成し、該消音室
    に2次空気の流入口の排気系に連通する流出口と
    をV型エンジンの2次空気消音装置において、該
    2次空気消音室を上下に2分して上部消音室と下
    部消音室を形成し、各消音室の端壁に2次空気の
    流入口及び流出口のいずれか一方を接続し、両消
    音室間に複数の小穴を有する隔板を介在させたこ
    とを特徴とするV型エンジンの2次空気消音装
    置。
JP7457886U 1986-05-20 1986-05-20 Expired JPH0137143Y2 (ja)

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JP7457886U JPH0137143Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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JPS62185819U JPS62185819U (ja) 1987-11-26
JPH0137143Y2 true JPH0137143Y2 (ja) 1989-11-09

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