JPH0136774B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0136774B2
JPH0136774B2 JP59103346A JP10334684A JPH0136774B2 JP H0136774 B2 JPH0136774 B2 JP H0136774B2 JP 59103346 A JP59103346 A JP 59103346A JP 10334684 A JP10334684 A JP 10334684A JP H0136774 B2 JPH0136774 B2 JP H0136774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
polyvinyl chloride
metal part
adhesive
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59103346A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60247539A (ja
Inventor
Tatsuya Murachi
Yoshio Yamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP59103346A priority Critical patent/JPS60247539A/ja
Publication of JPS60247539A publication Critical patent/JPS60247539A/ja
Publication of JPH0136774B2 publication Critical patent/JPH0136774B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 [産業上の利用分野] この発明はポリ塩化ビニルと金属部とからなる
自動車用等におけるサイドモールの製造方法に関
するものである。 [従来の技術] 一般に、自動車の車体に取付ける合成樹脂性の
サイドモールは、外気温の影響を直接受けるた
め、夏期と冬期又は昼間と夜間とにおいて大きな
温度変化を受けて膨張・収縮を繰り返す。このた
め、モール自身が湾曲したり、或いは、車体の板
金部とモールとの膨張・収縮差によりモールが車
体から剥離したりするという不都合が発生する。
そこで、昨今のサイドモールにおいては、ポリ塩
化ビニル製のモール中に金属製のインサートを埋
設し、モール全体の外気温の変化による膨張・収
縮を抑制する試みがなされている。また、こうし
た理由以外に、装飾のために金属部の一部又は大
部分を外部に露出させたり、車体への取り付けを
容易にするために金属部を裏面全体に配置したり
して、サイドモールをポリ塩化ビニルと金属部と
から構成する場合もある。 そして、従来この種のサイドモールの製造方法
においては、ポリ塩化ビニルと金属部とを結合さ
せるために、金属部の表面にクロロプレン系、ア
クリルニトリルブタジエン系等の接着剤が塗布さ
れている。ところが、これら従来の接着剤はポリ
塩化ビニルと金属部との間に生じる膨張・収縮差
に抗して双方の結合状態を保持し得る充分な接着
強さを有していないため、早期に金属部がポリ塩
化ビニルから剥離されてしまい、この剥離された
金属部によつては外気温の変化に基づくポリ塩化
ビニルの膨張・収縮を抑制することができなかつ
た。しかも、長期使用に際し、ポリ塩化ビニル中
の可塑剤、安定剤および低分子化合物等が揮発し
てそのポリ塩化ビニルが収縮した場合に、それか
ら剥離した金属部がサイドモールの端部において
外方に飛び出し、外観を損ねるという不都合もあ
つた。 [発明が解決しようとする問題点] この発明は上記した従来の技術に鑑みてなされ
たものであり、本発明が解決しようとする問題点
はポリ塩化ビニルと金属部とを結合する接着剤の
接着力を強力にして、ポリ塩化ビニルと金属部と
の剥離を確実に防止することができ、その金属部
によりポリ塩化ビニルの変形を抑制して、サイド
モールの寿命を長くすることにある。 発明の構成 [問題点を解決するための手段] 前記の問題点を解決するために、この発明は、
ポリエステルポリオール100重量部と、アクリル
酸、メタアクリル酸およびそれらの誘導体200重
量部以下とを溶剤の存在下において共重合させた
共重合物に、ポリイソシアナートをOH:NCO=
1:2〜40(モル比)となるように混合し、この
混合物の固形分100重量部にポリ塩化ビニル100重
量部以下を加えて接着剤を組成し、この接着剤を
金属部の表面に塗布および焼付し、共押出成形に
よりその金属部とポリ塩化ビニルとを一体化した
ものである。 以下、この発明の接着剤についてさらに詳しく
説明する。 前記ポリエステルポリオールは、アジピン酸、
イソフタル酸、アゼライン酸、テレフタル酸、コ
ハク酸等の酸と、エチレングリコール、1.3−プ
ロピレングリコール、1.2−プロピレングリコー
ル、1.4−ブタンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1.5−ペンタジエ
ン、1.6−ヘキサンジオール、1.3−ブタンジエ
ン、トリメチロールプロパン、ネオペンチルグリ
コール、ポリテトラメチレングリコール等のビド
ロキシル化合物とからなる分子量600〜30000のも
のである。分子量が600未満であると、組成され
る接着剤が硬くなりすぎて接着剤が低下し、又、
分子量が30000を越えると接着剤が柔らかくなり
過ぎて同様に接着力が低下する。 この発明の接着剤においては前記ポリエステル
ポリオール100重量部(以下重量部を単に部と略
す)にアクリル酸、メタクリル酸およびそれらの
誘導体200部以下が共重合されている。このアク
リル酸、メタアクリル酸およびその誘導体とは、
アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、オクチルアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、β−ヒドロキシエチルアクリレート、
トリエチレングリコールジアクリレート、ベンジ
ルアクリレート、および
【式】 (R1はメチル基、R2は誘導体を示す)である。
そして、その重合比は200部以下で好ましくは100
部以下であつて、200部以下になると接着力が低
下する。 ポリエステルポリオールとアクリル酸、メタク
リル酸およびそれらの誘導体とを溶剤の存在下に
おいて共重合させた共重合物に混合される本発明
のポリイソシアナートとしては、
【式】(RはCH2、 O、C(CH32のいずれかを示し、CH2の場合は
液状のものを含む)商品名ミリオネートMT(日
本ポリウレタン工業社製)、 =0、1、2の混合物)商品名ミリオネートMR
(同上社製)、
【式】単独又は
【式】 との混合物、
【式】OCN(CH26NCO、又 は、 その他、ネオペンチルグリコール、トリメチロ
ープロパン等とポリイソシアナートを反応させた
ものを用いることができる。 又、前記の構成よりなる接着剤の溶剤として
は、ベンセン、トルエン、キシレンメチルエチル
ケント、アセトン、メチルイソブチルケント、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
イソブチル等が用いられる。 さらにOH:NCOのモル比は1:2〜40であ
り、好ましくはOH:NCO=1:12〜24である。
NCOのモル比が2未満であると金属部側への接
着力が弱く、逆に40を越えるとポリ塩化ビニル側
への接着力が低下する。 金属部に対する接着剤の焼付方法としては、フ
レーム処理、高周波加熱、エアーオーブン、赤外
線又は遠赤外線加熱等が好ましいが、これらに限
定されず室温設置或いは水蒸気を通してポリ塩化
ビニルと同時押出してもよい。又、加熱温度は
100〜300℃であり、好ましくは140〜200℃であ
る。100℃未満だと焼付効果が少なく接着力が低
下する。逆に300℃を越えると接着剤が酸化分解
されてかえつて接着力が低下する。 次に、前記構成よりなる接着剤の使用方法を図
面に基づいて説明する。 まず、金属部1の表面を清浄化した後、前述の
有機溶剤で適宜粘度(80〜2000CP)に希釈した
この発明の接着剤2を乾燥厚膜80〜200μmにな
るように塗布する。塗布方法としては、スプレー
コート、刷毛塗り、ナイフコート、ロールコート
等が例示できるが、特定されるものではない。 次に、100℃から300℃の範囲内の温度で数十分
間から数秒間かけて金属部1表面の接着剤2層を
乾燥させる。 次に、上記金属部1とポリ塩化ビニル3を構成
する。例えばPVC押出時に同時埋設するように
すれば、所要の金属入りPVC製モール4が得ら
れる。 [作用] このようにして得た、PVC製モール4は、自
動車等のサイドモールとして使用した場合、金属
部1とポリ塩化ビニル3との間の接着強さが大き
く、モール4が大きな温度変化を受けても、ま
た、ポリ塩化ビニル3中の可塑性・安定剤等が揮
発しても、金属部1がポリ塩化ビニル3から剥離
するようなことはない。従つて、モール4が湾曲
したり、モール4の端部から金属部1が飛び出す
ようなこともない。 以下、この発明の実施例を比較例とともに挙げ
この発明の効果を確認する。 実施例 1 ポリエチレンアジペート(MW約10000)0.01
モルと、メチルアクリレート1.16モルと、ベンゾ
イルパーオキサイド0.5部と、メチルエチルケン
ト450部と、トルエン437.5部とを混合し、これを
80℃×10時間反応を行ない、これにより得られた
共重合物に4.4-−ジフエニルメタンジイソシアナ
ート0.15モルを加え、その混合物にPVC50部を溶
解させた。 実施例 2 メチルアクリレート2.33モル、メチルエチルケ
ント500部、トルエン487.5部を前記実施例1と相
違させ、他の条件は実施例1と同じにした。 実施例 3 エチレンブチレンアジペート(MW約10000)
0.01モル、エチルアクリレート1モル、ベンゾイ
ルパーオキサイド0.05部、メチルエチルケント
450部、トルエン437.5部を前記実施例1と相違さ
せ、他の条件は実施例1と同じにした。 実施例 4 エチレンアジペート(MW10000)0.01モル、
メチルメタクリレート1モル、その他は実施例1
と同じ。 実施例 5 エチレンアジペート(MW10000)0.01モル、
エチルメタクリレート0.88モル、その他は実施例
1と同じ。 なお、前記各実施例において使用したモールの
金属は厚さ0.4mmで幅18mmのステンレス430MAで
ある。又、使用したモールのPVCとしては、重
合度800のPVC100部、トリベース1.3部、ステア
リン酸鉛1.3部、ステアリン酸バリウム1.3部、カ
ーボンブラツク1.0部を配合したものである。 比較例 1 NBR系接着剤(商品名ボンドG103コニシ社
製)を用いた。 比較例 2 CR系接着剤(商品名ボンドG17コニシ社製)
を用いた。 なお、両比較例共に使用した金属及びPVCは
前記各実施例と同一である。 又、接着剤の塗布方法は、比較例では金属に接
着剤をデイビングにより付着して固乾させた。一
方、実施例では160℃×1秒間焼付を実施した。 そして、上記配合のPVCと金属とを同時押出
して得たサイドモールを190℃×5分プレス処理
してテストピースを作製した。前記接着剤の膜厚
は実施例及び比較例共に60〜70μmであつた。 試験方法は、上記試験片を、引張試験機(「テ
レシロンUTM−1−5000W」東洋ボールドウイ
ン(株)製造)を用いて、180℃剥離試験を行なつた。 なお、耐熱性試験は、試験片を80℃の恒温器に
入れて、200h放置後の室温での180℃剥離試験で
あり、耐候性試験は、カーボンアーク灯2基を使
用したサンシヤインウエザメータ(商品名:東洋
理化工業(株)製造)で200hさらした後の室温での
180℃剥離試験である。 上記試験結果は、第1表に示す。この発明の各
実施例の接着剤はは、各比較例の接着剤に比して
PVCとステンレスとの間に格段と大きな接着強
さを示すことがわかる。特に、ゴム系の接着剤は
耐熱性・耐候性に劣つている。
【表】 [発明の効果] 以上詳述したように、この発明はポリエステル
ポリオール100重量部と、アクリル酸、メタクリ
ル酸およびそれら誘導体200重量部以下とを溶剤
の存在下において共重合させた共重合物に、ポリ
イソシアナートをOH:NCO=1:2〜40(モル
比)となるように混合し、この混合物の固形分
100重量部にポリ塩化ビニル100重量部以下を加え
て接着剤を組成し、この接着剤を前記金属部の表
面に塗布および焼付し、共押出し成形によりその
金属部とポリ塩化ビニルとを一体化したことによ
り、ポリ塩化ビニルと金属部とを結合する接着剤
の接着力を強力にして、ポリ塩化ビニルと金属部
との剥離を確実に防止することができ、その金属
部によりポリ塩化ビニルの変形を抑制して、サイ
ドモールの寿命を長くすることができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は自動車用サイドモールの構造を示す断面図
である。 金属部……1、接着剤……2、ポリ塩化ビニル
……3、サイドモール……4。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリ塩化ビニル3と金属部1とからなる自動
    車用サイドモールにおいて、 ポリエステルポリオール100重量部と、アクリ
    ル酸、メタクリル酸およびそれらの誘導体200重
    量部以下とを溶剤の存在下において共重合させた
    共重合物に、ポリイソシアナートをOH:NCO=
    1:2〜40(モル比)となるように混合し、この
    混合物の固形分100重量部にポリ塩化ビニル100重
    量部以下を加えて接着剤2を組成し、この接着剤
    2を前記金属部1の表面に塗布および焼付し、共
    押出成形によりその金属部1と前記ポリ塩化ビニ
    ル3とを一体化したことを特徴とするサイドモー
    ルの製造方法。
JP59103346A 1984-05-22 1984-05-22 サイドモ−ルの製造方法 Granted JPS60247539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59103346A JPS60247539A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 サイドモ−ルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59103346A JPS60247539A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 サイドモ−ルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60247539A JPS60247539A (ja) 1985-12-07
JPH0136774B2 true JPH0136774B2 (ja) 1989-08-02

Family

ID=14351573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59103346A Granted JPS60247539A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 サイドモ−ルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60247539A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5182141A (en) * 1990-02-13 1993-01-26 Co-Ex-Tec Industries Bilaminate polymer coated metal strip and method for manufacture thereof
DE4317792A1 (de) * 1993-05-28 1994-12-01 Herberts Gmbh Emulgatorfreies Überzugsmittel, dessen Herstellung und Verwendung

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60247539A (ja) 1985-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6036997A (en) Pressure sensitive adhesive laminate
US4275099A (en) Metalized polyester resin laminate
US5185402A (en) Flock adhesive
JPH0111702Y2 (ja)
JPH0789011A (ja) 積層ペイン及びその製造方法
JPH0136774B2 (ja)
JPS62268641A (ja) 積層体
JP2000169825A (ja) 接着剤組成物および接着シート
JPH0144267B2 (ja)
JP2568089B2 (ja) 複合型制振鋼板用樹脂組成物
JPH0323584B2 (ja)
JPH0740379A (ja) 枠体付き板状体の製造方法
JPS5889673A (ja) 接着剤組成物
JPH0725665B2 (ja) 皮膚貼付薬シートの製造方法
JP2757015B2 (ja) 塩化ビニル樹脂シートおよびその製造方法
JPS6264880A (ja) 接着剤
JPS5933633B2 (ja) モ−ルインサ−ト用接着剤
JPS6329908B2 (ja)
JPH0550554A (ja) 複合型制振材料およびその製造方法
JPS6361074A (ja) モ−ル
JP2507130B2 (ja) プライマ―組成物、及びこのプライマ―組成物を用いた貼付構造体
JPH0635381B2 (ja) 皮膚貼付薬シート
JPH11279516A (ja) 溶剤揮散型二液反応型ウレタン系接着剤およびその用途
JPS59169844A (ja) 複合シ−ト
JPS639532B2 (ja)