JPH0135976Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135976Y2 JPH0135976Y2 JP1984086478U JP8647884U JPH0135976Y2 JP H0135976 Y2 JPH0135976 Y2 JP H0135976Y2 JP 1984086478 U JP1984086478 U JP 1984086478U JP 8647884 U JP8647884 U JP 8647884U JP H0135976 Y2 JPH0135976 Y2 JP H0135976Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- pressure
- annular groove
- seal ring
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N (r)-(6-ethoxyquinolin-4-yl)-[(2s,4s,5r)-5-ethyl-1-azabicyclo[2.2.2]octan-2-yl]methanol;hydrochloride Chemical compound Cl.C([C@H]([C@H](C1)CC)C2)CN1[C@@H]2[C@H](O)C1=CC=NC2=CC=C(OCC)C=C21 QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は摺動軸などのシール機構に関する。
(従来の技術)
摺動軸の高圧用シールとしては、従来、第3
図、第4図のようにして構成されているのが普通
である。
図、第4図のようにして構成されているのが普通
である。
つまり、摺動軸(あるいは回転軸)1の外周に
環状溝2を形成し、ここに低圧側をバツクアツプ
リング3として、これと並列に高圧側にシールリ
ング4を嵌めている。シールリング4としては、
Oリング4AあるいはUリング4Bなどが用いら
れていた。これにより高圧に対しても、高いシー
ル作用を発揮するのである。
環状溝2を形成し、ここに低圧側をバツクアツプ
リング3として、これと並列に高圧側にシールリ
ング4を嵌めている。シールリング4としては、
Oリング4AあるいはUリング4Bなどが用いら
れていた。これにより高圧に対しても、高いシー
ル作用を発揮するのである。
そして、この場合、環状溝2は摺動軸1の軸心
に対して直交するように形成されており、その溝
幅は溝口から溝底まで同一である。
に対して直交するように形成されており、その溝
幅は溝口から溝底まで同一である。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながらこの場合、高圧の作用時にバツク
アツプリング3が摺動面に向けての変形を起こ
し、このバツクアツプリング3は通常合成樹脂で
つくられていることから、高圧解除後の変形回復
が遅く、とくにバツクアツプリング3の装着性の
点から、リング合せ目をバイアスカツトするとき
はこの傾向が著しいし、またバツクアツプリング
3に高圧が作用したときに、環状溝2からはみ出
すこともあり、このようにバツクアツプリング3
の回復が遅れたり、はみだしを生じると、無加圧
時の摺動面に対するフリクシヨンが大きくなり、
摺動軸1の摺動がスムーズに行なわれなくなるの
であつた。
アツプリング3が摺動面に向けての変形を起こ
し、このバツクアツプリング3は通常合成樹脂で
つくられていることから、高圧解除後の変形回復
が遅く、とくにバツクアツプリング3の装着性の
点から、リング合せ目をバイアスカツトするとき
はこの傾向が著しいし、またバツクアツプリング
3に高圧が作用したときに、環状溝2からはみ出
すこともあり、このようにバツクアツプリング3
の回復が遅れたり、はみだしを生じると、無加圧
時の摺動面に対するフリクシヨンが大きくなり、
摺動軸1の摺動がスムーズに行なわれなくなるの
であつた。
本考案はこのような問題を解決することを目的
とする。
とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案は軸部に形成した環状溝にバツクアツプ
リングとシールリングとを嵌めた高圧用シール機
構において、低圧側の環状溝の側壁面を溝底に向
けて拡幅するように傾斜させ、かつこの傾斜面に
対応した傾斜角をバツクアツプリングの側面に形
成するものである。
リングとシールリングとを嵌めた高圧用シール機
構において、低圧側の環状溝の側壁面を溝底に向
けて拡幅するように傾斜させ、かつこの傾斜面に
対応した傾斜角をバツクアツプリングの側面に形
成するものである。
(実施例)
第1図は本考案の第1実施例を示す。摺動軸1
に形成する環状溝2は、バツクアツプリング3が
装着される低圧側の側壁面5が、溝口6から溝底
7に向けて拡幅するように傾斜して形成される。
に形成する環状溝2は、バツクアツプリング3が
装着される低圧側の側壁面5が、溝口6から溝底
7に向けて拡幅するように傾斜して形成される。
そして、この側壁面5の傾斜に対応して、バツ
クアツプリング3の側面8も傾斜面が形成され
る。
クアツプリング3の側面8も傾斜面が形成され
る。
そして、高圧側にはバツクアツプリング3と並
列にシールリング(Uリング)4が嵌められる。
列にシールリング(Uリング)4が嵌められる。
このように構成したので、シールリング4側か
らの高圧が作用すると、バツクアツプリング3は
傾斜する低圧側の側壁面5に押圧されるが、この
ときバツクアツプリング3には溝底7に向かう分
力が発生するため、環状溝2からのはみ出しや、
摺動面に向けて押し付ける方向の変形が小さくな
る。
らの高圧が作用すると、バツクアツプリング3は
傾斜する低圧側の側壁面5に押圧されるが、この
ときバツクアツプリング3には溝底7に向かう分
力が発生するため、環状溝2からのはみ出しや、
摺動面に向けて押し付ける方向の変形が小さくな
る。
この結果、高圧負荷が解除された直後の、バツ
クアツプリング3の摺動面に対するフリクシヨン
を著しく低下させることができる。
クアツプリング3の摺動面に対するフリクシヨン
を著しく低下させることができる。
第2図のように、環状溝2の他方の側壁面9も
側壁面5と平行に傾け、かつバツクアツプリング
3並びにシールリング4の断面をともにひし形に
なるように、両側面を対応して傾斜させても、上
記と同様の作用が得られる。
側壁面5と平行に傾け、かつバツクアツプリング
3並びにシールリング4の断面をともにひし形に
なるように、両側面を対応して傾斜させても、上
記と同様の作用が得られる。
(考案の効果)
以上のように本考案によれば、高圧作用時のバ
ツクアツプリングの摺動面に向けての変形やはみ
出しが小さくなり、圧力解除後のフリクシヨンを
著しく低減し、摺動をスムーズにすることができ
る。
ツクアツプリングの摺動面に向けての変形やはみ
出しが小さくなり、圧力解除後のフリクシヨンを
著しく低減し、摺動をスムーズにすることができ
る。
第1図、第2図はそれぞれ本考案の実施例を示
す要部断面図、第3図、第4図は従来例のそれぞ
れ断面図である。 1……摺動軸、2……環状溝、3……バツクア
ツプリング、4……シールリング、5……側壁
面、7……溝底、8……側面。
す要部断面図、第3図、第4図は従来例のそれぞ
れ断面図である。 1……摺動軸、2……環状溝、3……バツクア
ツプリング、4……シールリング、5……側壁
面、7……溝底、8……側面。
Claims (1)
- 軸部に形成した環状溝にバツクアツプリングと
シールリングとを嵌めた高圧用シール機構におい
て、低圧側の環状溝の側壁面を溝底に向けて拡幅
するように傾斜させ、かつこの傾斜面に対応した
傾斜角をバツクアツプリングの側面に形成したこ
とを特徴とするシール機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984086478U JPS611776U (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | シ−ル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984086478U JPS611776U (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | シ−ル機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS611776U JPS611776U (ja) | 1986-01-08 |
JPH0135976Y2 true JPH0135976Y2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=30637826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984086478U Granted JPS611776U (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | シ−ル機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS611776U (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4699594B2 (ja) * | 2000-10-10 | 2011-06-15 | カヤバ工業株式会社 | 流体圧用パッキン |
JP3807733B2 (ja) * | 2002-07-26 | 2006-08-09 | カヤバ工業株式会社 | 油圧シリンダのシール構造 |
JP4819592B2 (ja) * | 2006-06-22 | 2011-11-24 | 三菱電線工業株式会社 | 密封構造 |
JP5507273B2 (ja) * | 2010-01-26 | 2014-05-28 | Nok株式会社 | 密封装置およびこれを用いるポンプ装置 |
JP6957272B2 (ja) * | 2017-08-31 | 2021-11-02 | 三菱重工業株式会社 | ポンプ用シール装置及び一次冷却材ポンプ |
JP6962208B2 (ja) | 2018-01-17 | 2021-11-05 | トヨタ自動車株式会社 | 密封構造 |
-
1984
- 1984-06-11 JP JP1984086478U patent/JPS611776U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS611776U (ja) | 1986-01-08 |
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