JPH0135971Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135971Y2 JPH0135971Y2 JP1984202072U JP20207284U JPH0135971Y2 JP H0135971 Y2 JPH0135971 Y2 JP H0135971Y2 JP 1984202072 U JP1984202072 U JP 1984202072U JP 20207284 U JP20207284 U JP 20207284U JP H0135971 Y2 JPH0135971 Y2 JP H0135971Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output shaft
- conical
- transmission
- ring
- rotational speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 24
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野：
本案は、出力軸の回転速度の安定化を要求され
る電動機駆動の摩擦無段変速機に関する。
る電動機駆動の摩擦無段変速機に関する。
従来の技術：
電動機駆動の摩擦無段変速機は負荷トルクの増
大に伴い出力軸の回転速度を低下するので、回転
速度の低下を嫌う場合には、速度発電機等の速度
検出手段と、該手段よりの信号により無段変速機
の変速操作手段を動かすサーボ機構とを含む自動
制御系が設けられる。
大に伴い出力軸の回転速度を低下するので、回転
速度の低下を嫌う場合には、速度発電機等の速度
検出手段と、該手段よりの信号により無段変速機
の変速操作手段を動かすサーボ機構とを含む自動
制御系が設けられる。
考案が解決しようとする問題点：
上記の自動制御系は、出力軸の回転速度を変速
操作手段の位置に対応する値に正確に保たすが、
変速機を可成り高価なものとするので、出来得れ
ばこのような自動制御系に依存することなく出力
軸の回転速度を安定化する手段を見出したい。
操作手段の位置に対応する値に正確に保たすが、
変速機を可成り高価なものとするので、出来得れ
ばこのような自動制御系に依存することなく出力
軸の回転速度を安定化する手段を見出したい。
問題点を解決するための手段：
本案によるものは、電動機により回転される伝
動車を太陽要素、軸線方向に動かされる変速リン
グを外輪軌道要素、上記の伝動車と変速リングと
の間に架橋して介在される円錐形転子を遊星要素
としていて円錐形転子のキヤリアの回転が出力軸
に伝えられ、円錐形転子における円錐面の大径側
に向つて変速リングが移動させられるに従い出力
軸の回転速度が増大させられる形式のものに対
し、上記の伝動車（太陽要素）、円錐形転子（遊
星要素）および変速リング（外輪軌道要素）の相
互間に圧接力を及ぼすばねを伝動車（太陽要素）
の背後に設けると共に上記のキヤリアと出力軸と
の間にカム装置を介在させ、上記ばねとカム装置
とにより、負荷トルクの増大に伴う出力軸の回転
速度低下を入力軸および出力軸の中心線方向にお
ける円錐形転子の移動により緩和する補償装置を
形成させるものである。
動車を太陽要素、軸線方向に動かされる変速リン
グを外輪軌道要素、上記の伝動車と変速リングと
の間に架橋して介在される円錐形転子を遊星要素
としていて円錐形転子のキヤリアの回転が出力軸
に伝えられ、円錐形転子における円錐面の大径側
に向つて変速リングが移動させられるに従い出力
軸の回転速度が増大させられる形式のものに対
し、上記の伝動車（太陽要素）、円錐形転子（遊
星要素）および変速リング（外輪軌道要素）の相
互間に圧接力を及ぼすばねを伝動車（太陽要素）
の背後に設けると共に上記のキヤリアと出力軸と
の間にカム装置を介在させ、上記ばねとカム装置
とにより、負荷トルクの増大に伴う出力軸の回転
速度低下を入力軸および出力軸の中心線方向にお
ける円錐形転子の移動により緩和する補償装置を
形成させるものである。
作用：
上記本案によるものにおいてばねとカム装置と
を含んで形成される補償装置は、変速リングを移
動させることなく出力軸の回転速度を安定化する
ものである。さきに指摘した如く、従来において
は負荷トルクの増大に起因して出力軸の回転速度
が低下するのを阻止するには変速リングの位置を
制御する自動制御系が設けられたのであるが、本
案によるものの上記補償装置は定性的に言つて従
来普通に設けられる自動制御系と同様の作用を行
うものである。すなわち、このものは「変速リン
グを動かして出力軸の回転速度を変える。」と云
う考え方を、「変速リングを動かすことなく円錐
形転子を動かす。」と云う考え方に置換え、単純
な構成の下に出力軸の回転速度の安定化を図つて
いるものである。補償装置は、ばねの自由長およ
びばね定数の選定と、カム装置におけるカムのリ
フト特性の選定とにより、摩擦係合点に作用する
圧接力を負荷トルクの増大に伴つて増大させる圧
接力発生装置とされる。
を含んで形成される補償装置は、変速リングを移
動させることなく出力軸の回転速度を安定化する
ものである。さきに指摘した如く、従来において
は負荷トルクの増大に起因して出力軸の回転速度
が低下するのを阻止するには変速リングの位置を
制御する自動制御系が設けられたのであるが、本
案によるものの上記補償装置は定性的に言つて従
来普通に設けられる自動制御系と同様の作用を行
うものである。すなわち、このものは「変速リン
グを動かして出力軸の回転速度を変える。」と云
う考え方を、「変速リングを動かすことなく円錐
形転子を動かす。」と云う考え方に置換え、単純
な構成の下に出力軸の回転速度の安定化を図つて
いるものである。補償装置は、ばねの自由長およ
びばね定数の選定と、カム装置におけるカムのリ
フト特性の選定とにより、摩擦係合点に作用する
圧接力を負荷トルクの増大に伴つて増大させる圧
接力発生装置とされる。
実施例：
第１図は本案による摩擦無段変速機の一例を示
す。この図において、１は電動機、２は摩擦無段
変速機である。摩擦無段変速機２は、電動機１に
より駆動される伝動車３と、変速リング４と、円
錐形転子５とを、それぞれ、太陽要素、外輪要
素、遊星要素とし、円錐形転子５のキヤリア６の
回転が出力軸７に伝達される。出力軸７は円錐形
転子５の円錐面８の大径側に向つて変速リング４
が動かされるときにその回転速度を増す。
す。この図において、１は電動機、２は摩擦無段
変速機である。摩擦無段変速機２は、電動機１に
より駆動される伝動車３と、変速リング４と、円
錐形転子５とを、それぞれ、太陽要素、外輪要
素、遊星要素とし、円錐形転子５のキヤリア６の
回転が出力軸７に伝達される。出力軸７は円錐形
転子５の円錐面８の大径側に向つて変速リング４
が動かされるときにその回転速度を増す。
９は伝動車３の背後に配置されたばね、１０は
負荷トルクの増減に伴つてキヤリア６を、ばね９
を圧縮しつつ、入力軸および出力軸の中心線方向
に動かすカム装置で、これらは共働して出力軸７
の回転を安定にする補償装置を形成する。
負荷トルクの増減に伴つてキヤリア６を、ばね９
を圧縮しつつ、入力軸および出力軸の中心線方向
に動かすカム装置で、これらは共働して出力軸７
の回転を安定にする補償装置を形成する。
第２図は上記補償装置による円錐形転子５の移
動の説明図で、負荷トルクが小さい状態において
の円錐形転子５の位置を上方の半分に示し、負荷
トルクが大きい状態においての円錐形転子５の位
置を下方の半分に示す。Ｘ，X′は入力軸および
出力軸の中心線上の点である。また、Ｙ−Ｙは上
方の半分に示される状態と下方の半分に示される
状態とにつき共通とされた変速リングの位置を示
す平面である。この図に示す如く、変速リング４
が一定の位置にあつても、負荷トルクが増大する
と円錐形転子５がX′→Ｘ方向に移動し、それに
より変速比（出力軸の回転速度／入力軸の回転速
度）が電動機１の回転速度の低下による出力軸７
の回転速度の低下を補償する値にまで増大する。
この補償が行われるようにするため、ばね９とカ
ム装置１０とより成る補償装置は、電動機１の
「トルク−回転速度」特性、摩擦無段変速機２の
変速特性および該変速機の変速リング４がもつ小
量の可撓性を配慮に入れつつばね９の諸定数およ
びカム装置１０のリフト特性を決定される。
動の説明図で、負荷トルクが小さい状態において
の円錐形転子５の位置を上方の半分に示し、負荷
トルクが大きい状態においての円錐形転子５の位
置を下方の半分に示す。Ｘ，X′は入力軸および
出力軸の中心線上の点である。また、Ｙ−Ｙは上
方の半分に示される状態と下方の半分に示される
状態とにつき共通とされた変速リングの位置を示
す平面である。この図に示す如く、変速リング４
が一定の位置にあつても、負荷トルクが増大する
と円錐形転子５がX′→Ｘ方向に移動し、それに
より変速比（出力軸の回転速度／入力軸の回転速
度）が電動機１の回転速度の低下による出力軸７
の回転速度の低下を補償する値にまで増大する。
この補償が行われるようにするため、ばね９とカ
ム装置１０とより成る補償装置は、電動機１の
「トルク−回転速度」特性、摩擦無段変速機２の
変速特性および該変速機の変速リング４がもつ小
量の可撓性を配慮に入れつつばね９の諸定数およ
びカム装置１０のリフト特性を決定される。
考案の効果：
以上の説明により明らかにしたように、本案
は、出力軸の回転速度検出装置および該装置より
の信号により動作させられるサーボ機構を含む自
動制御系に依存することなく出力軸の回転速度を
安定化させるものである。本案によるものにおけ
る補償装置は構成が極めて単純で、その設置に必
要とする費用も少ない。
は、出力軸の回転速度検出装置および該装置より
の信号により動作させられるサーボ機構を含む自
動制御系に依存することなく出力軸の回転速度を
安定化させるものである。本案によるものにおけ
る補償装置は構成が極めて単純で、その設置に必
要とする費用も少ない。
第１図は本案による摩擦無段変速機の縦断側面
図、第２図は第１図に示すものの作用説明図であ
る。
図、第２図は第１図に示すものの作用説明図であ
る。
Claims (1)
- 電動機により回転される伝動車を太陽要素、軸
線方向に動かされる変速リングを外輪要素、上記
の伝動車と変速リングとの間に架橋して介在され
る円錐形転子を遊星要素としていて円錐形転子の
キヤリアの回転が出力軸に伝えられ、円錐形転子
における円錐面の大径側に向つて変速リングが移
動させられるに従い出力軸の回転速度が増大させ
られる形式のものにおいて、上記の伝動車、円錐
形転子および変速リングの相互間に圧接力を発生
するばねを上記伝動車の背後に設けると共に上記
キヤリアと出力軸との間にカム装置を介在させ、
上記ばねとカム装置とにより、負荷トルクの増大
に伴う出力軸の回転速度低下を入力軸および出力
軸の中心線方向における円錐形転子の移動により
緩和する補償装置を形成させたことを特徴とする
電動機駆動の摩擦無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984202072U JPH0135971Y2 (ja) | 1984-12-31 | 1984-12-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984202072U JPH0135971Y2 (ja) | 1984-12-31 | 1984-12-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61116260U JPS61116260U (ja) | 1986-07-22 |
| JPH0135971Y2 true JPH0135971Y2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=30764453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984202072U Expired JPH0135971Y2 (ja) | 1984-12-31 | 1984-12-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0135971Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4111045Y1 (ja) * | 1964-01-22 | 1966-05-24 |
-
1984
- 1984-12-31 JP JP1984202072U patent/JPH0135971Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4111045Y1 (ja) * | 1964-01-22 | 1966-05-24 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61116260U (ja) | 1986-07-22 |
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