JPS622355Y2 - - Google Patents

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JPS622355Y2
JPS622355Y2 JP13980683U JP13980683U JPS622355Y2 JP S622355 Y2 JPS622355 Y2 JP S622355Y2 JP 13980683 U JP13980683 U JP 13980683U JP 13980683 U JP13980683 U JP 13980683U JP S622355 Y2 JPS622355 Y2 JP S622355Y2
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pulley
piece
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pulley piece
belt
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JP13980683U
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JPS6047946U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は動力伝動ベルトにおけるベルト式トル
クコントロール装置に関するものである。
従来のトルクコントロール装置としては、機械
式、油圧式、デイスク式等、種々の方式のものが
知られており、何れも一長一短があり、夫々の用
途、目的に合わせて用いられている。なかでも、
最近、需要の著しい自動車用としては機械式とオ
イル式のコントロール装置が最も一般的なものと
して広く利用されているが、前者は変速タイミン
グ不良によるエネルギーロスや走行安定性など操
作性の面で難があり、一方、後者は伝達効率の面
で難があつてその改良が強く求められている。
本考案は、上述の如き実状に対応し、特に自動
車用として前記難点を克服し、その改良を果たす
べく鋭意検討を重ねた結果、到達するに至つたも
ので、安価で、かつ高効率のベルト式トルクコン
トロール装置を提供することを目的とするもので
ある。
即ち、本考案の特徴とするところは、駆動側変
速プーリと従動側変速プーリとの間にベルトを懸
架してなる既知のベルト伝動装置において、いず
れか一方の変速プーリの固定プーリ片側の1部と
可動プーリ片側の1部の何れか一方に電気的絶縁
状態にて電気抵抗体を設け、他方のプーリ片側に
接触子を設け、両プーリ片側間の回転方向の角度
変化に対応して前記接触子が前記抵抗体上に接触
し、移動可能なようにして固定プーリ片と可動プ
ーリ片の負荷時の相対的位置変化に応じて電気抵
抗値の変化を生ぜしめる如くなし、その信号を軸
又は固定プーリ片に一体的に設けたスリツプリン
グを介して、そのプーリの外部より設けた接触子
を介して電流又は電圧変化として該変速プーリに
生ずる負荷の代用特性として検出し、その信号を
電気的に処理し、それをもとに固定プーリ片と可
動プーリ片間の相対的ねじれ角が設定値をキープ
する如く制御機能を有するアンプを介して外部作
動動力を作動させ、その動力によつて駆動又は従
動側に設けた変速プーリの可動プーリ片を軸方向
に移動調整し変速プーリ中のVベルトの有効径を
変化させ、かつ、これに追従して対向する相手の
変速プーリ中のVベルトの有効径を可変し駆動及
び従動側の変速プーリ間の回転比を自動調整せし
める点にある。
以下、本考案の具体的な実施の態様につき添付
図面を参照しつつ、順次、詳述する。
第1図は本考案のベルト式トルクコントロール
機構の1例であり、図においてP1,P2はV変速プ
ーリからなる駆動側及び従動側プーリで、これら
両プーリ間にわたつてVベルト1が懸架される。
このうち駆動側変速プーリP1は固定プーリ片2′
と可動プーリ片2からなつており、可動プーリ片
2にはこれを外力によつて移動せしめるため、ベ
ヤリングの内輪が軸方向に固定プーリ片2の一部
に一体に係止され、図示していないが、ベヤリン
グの外輪の上に溝付リング3が設けられていて、
その外側に支軸5を支点として移行可能なシフタ
ー4が装設され、該シフター4の支軸5を中心と
して、外力担持アーム6の先端部6′に外力を与
え、シフター4を矢印方向に働かせて、可動プー
リ片2を軸方向に左右に移動せしめ、変速プーリ
P1のV溝巾を変化させ、これに追従して後述の従
動側変速プーリP2中のVベルト1の有効径を変化
せしめることによつて変速プーリP1,P2間の回転
比を自動的に変化せしめる構造となつている。
一方、もう一つの従動側変速プーリP2は第2図
にその要部を図示しているが、前記駆動側変速プ
ーリと同じく可動プーリ片7と固定プーリ片8の
軸方向延長上で可動プーリ片の側方に軸と一体に
スプリング押え10が設けられていて可動プーリ
片7のボス部11と該スプリング押え10との間
に反撥弾性コイルスプリング9が介設され、ボス
部11とスプリング押え10の側面に設けた突出
ピン(図示せず)にスプリング9の各端末が夫々
係止されて、走行時、プーリに懸架されたベルト
に生じる負荷によつて前記スプリング9は巻きゆ
るむ方向に負荷が生じる如く構成されている。
即ち、この従動側変速プーリP2は可動プーリ片
7と固定プーリ片8との間の相対的位置ずれ、即
ちベルト走行時、プーリに生ずる負荷によつてス
プリング9にねじれトルクを生じ、それに対応し
てスプリング9がねじれることにより固定プーリ
片8と可動プーリ片7との間で所定角度のずれを
生ずるものである。
そこで、本考案は、かかる相対的ずれを検出す
ることによつて、両プーリP1,P2間の回転比を自
動的に適切に調整し得る機構を従動側プーリP2
検出側として付与せしめており、本考案における
要部をなしている。
以下、この構成を更に第1図ならびに第2図に
もとづき詳述すると、先ず、従動側変速プーリP2
において、固定プーリ片8の軸方向延長上に設け
られた軸と一体となつたスプリング押え10の一
部と、可動プーリ片7のボス部11の一部の何れ
か一方、図では後者のボス部11に本体プーリと
は絶縁状態にて電気抵抗体12が設けられてお
り、一方、対する固定プーリ片8の軸方向延長上
に設けられた軸と一体部材をなすスプリング押え
10には電気的絶縁状態で接触子13が固定され
ていて両プーリ片間の回転方向の角度変位に対応
して前記接触子13が電気抵抗体12上に接触し
移動可能なようにして固定プーリ片8と可動プー
リ片7の負荷時の相対的変化に応じて電気抵抗値
の変化を生ぜしめる如く構成されている。
しかも、前記軸は更に延長し、前記スプリング
押え10の側方において軸又は固定プーリ片8に
一体にスリツプリング14設けられ、スリツプリ
ング14には更にこれに接する如く、そのプーリ
の外部よりブラシA,Bが設けられていると共
に、電気抵抗体12とスリツプリング14ならび
に接触子13とスリツプリング14間には夫々結
線がなされていて前記相対的位置変化に応じて発
生する電気抵抗値の変化信号をスリツプリング1
4、ブラシA,Bを介して電流又は電圧の変化と
して該変速プーリに生ずる負荷の代用特性として
検出し、電気信号として取り出し得るように構成
されている。
しかして上記取り出された信号は、爾後、電気
的に処理し、所要の自動調整を行なう電気的制御
手段に伝達され、所期の作動を発動させる。
第3図は、上記の如きベルト伝動装置を利用す
る場合において、本考案ベルト式トルクコントロ
ール機構を実施する電気的制御手段に係るブロツ
ク線図で、従動側変速プーリP2の固定プーリ片8
と可動プーリ片7との間に負荷に応じた相対的ね
じれ量を電気抵抗値の変化を生ぜしめる如くな
し、その信号をスリツプリング14を介してその
プーリの外部より設けたブラシA,Bを介して電
流又は電圧変化として該変速プーリに生ずる負荷
の代用特性として検出し、これを電気的に処理
し、それをもとに固定プーリ片8と可動プーリ片
7の相対的ねじれ量が設定値をキープする如く制
御機能を有するアンプMを介して外部作動動力1
5を作動させ、駆動側変速プーリP1の可動プーリ
片を外部よりボールベヤリングを介して前記作動
動力により軸方向に移動調整せしめ、これに追従
して従動側変速プーリ中のVベルトの有効径を可
変し、駆動側及び従動側の変速プーリ間の回転比
を自動調整し、一定トルクの動力を伝えるように
なつている。
本考案装置は叙上のような一連の機構によつて
構成されており、結局、変速プーリに生ずる負荷
によつて従動側変速プーリP2の固定プーリ片8と
可動プーリ片7との間に生じた相対的捩れを利用
し、それによつて電気抵抗値の変化をスリツプリ
ング14、ブラシA,B、接触子13により電流
又は電圧変化の信号として外部に取り出し、これ
を電気的に処理し、所定の設定値を保持する如く
制御機能を有するアンプ等を介して外部作動動力
を作動させ、駆動側変速プーリの可動プーリ片を
外部より前記作動動力により軸方向に移動調整せ
しめ、そしてこれに追従して従動側変速プーリ中
のVベルト有効径を調整し、駆動側と従動側の変
速プーリ間の回転比を常に適切な比率に自動調整
し、一定トルクの動力を伝達することができる。
なお、上記の説明は変速プーリP1を駆動側変速
プーリ、変速プーリP2を従動側変速プーリとして
従動側変速プーリにねじれ角による検出機能を組
み込んだ場合について述べて来たが、上記検出機
能を組み込む変速プーリは従動側に限るものでは
なく、駆動側に組み込んでもよく、この場合もそ
の作用は基本的に上記説明と変るところはなく、
同様の効果を発揮する。
以上の如く、本考案ベルト式トルクコントロー
ル装置は変速プーリ中にトルク変換、とりわけね
じれ角による検出機能を組み込み構成せしめたも
のであるから、従来よく行なわれていた軸に生ず
るトルクをトルク変換器等で検出する方式に比し
はるかにコンパクトで、かつ安価な装置となり、
しかも、従来のオイル式及び機械式(ギヤーミツ
シヨン)トルクコントロール機構に対し伝達効率
が高く、かつ調整良好な機構であると共に、電気
抵抗体、接触子、ブラシを介して電流又は電圧の
変化として外部に取り出すようにしたので、構成
が簡単で、実用に便であり、自動車等を始め各方
面に広汎に用いることができるコントロール装置
として頗る有用で、今後にその実用化が大いに期
待されるすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ベルト式トルクコントロール装
置の1例を示す概要斜視図、第2図は第1図の従
動側変速プーリの横断面図、第3図第1図の電気
的制御システムのブロツク配線図である。 1……Vベルト、2……駆動側可動プーリ片、
3……溝付リング、4……シフター、5……シフ
ターの支軸、6′……担持アームの先端部、7…
…従動側可動プーリ片、8……従動側固定プーリ
片、9……コイルスプリング、10……スプリン
グ押え、11……可動プーリ片ボス部、12……
電気抵抗体、13……接触子、14……スリツプ
リング、15……外部作動動力、P1,P2……変速
プーリ、A,B……ブラシ、M……アンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定プーリ片と可動プーリ片からなり、固定プ
    ーリ片の軸延長上に可動プーリ片を軸方向及び回
    転方向に移動可能に設け、かつ、可動プーリ片側
    方で固定プーリ片の軸方向延長上に設けたスプリ
    ング押えと前記可動プーリとの間に反撥弾性コイ
    ルスプリングを介装し、該スプリングの両端末を
    夫々前記可動プーリ片及びスプリング押えの側面
    に設けた突出部に係止して走行時、プーリに懸架
    されたベルトにより生ずる負荷により前記スプリ
    ングが巻きゆるむ方向に負荷が生ずる如く構成せ
    しめた変速プーリを一方のプーリとし、固定プー
    リ片と可動プーリ片からなり、可動プーリ片には
    外力によつて該可動プーリ片を移動させるための
    作動体を具備せしめた変速プーリを他方のプーリ
    として、これら両変速プーリ間にVベルトを懸架
    してなるベルト伝動装置において、前記一方の変
    速プーリの固定プーリ片側の軸と一体部材の一部
    と、可動プーリ片側の一部の何れか一方にプーリ
    本体とは電気的絶縁状態にて電気抵抗体を設け、
    他方のプーリ片側に接触子を設け、両プーリ間の
    回転方向の角度変位に対応して前記接触子が該角
    度変位に応じて電気抵抗体上に接触、移動し得る
    如くなし、前記プーリとそれに懸架したるベルト
    間に生ずる負荷により固定プーリ片と可動プーリ
    片間に相対的位置変化を生じ、それに応じて前記
    電気抵抗体の一端端子と接触子間の距離変化を生
    じそれに応じて電気抵抗値の変化を生ぜしめる如
    く構成すると共に、前記軸又は固定プーリ片に一
    体的にスリツプリングを設け、また該スリツプリ
    ングに対応してプーリ外部よりブラシを配設し、
    前記電気抵抗体とスリツプリング、ならびに前記
    接触子とスリツプリングを夫々結線することによ
    り前記電気抵抗値変化を電気的信号としてスリツ
    プリング、ブラシを介して電流又は電圧変化とし
    て前記変速プーリに生ずる負荷の代用特性として
    検出する検出手段となし、かつ、前記信号を電気
    的に処理し、それをもとに、固定プーリ片と可動
    プーリ片間の相対的ねじれ角が所定の設定値を保
    持する如く制御機能を有するアンプを介して外部
    作動動力を作動させ、該外部作動動力によつて前
    記他方又は一方側変速プーリの可動プーリ片を軸
    方向に移動調整し両プーリ片によつて形成される
    変速プーリ中のVベルトの巻掛け有効径を変化さ
    せると共に、その変速プーリに対向する相手方の
    変速プーリにおけるVベルトの巻掛け有効径を追
    従させて変化させる電気的制御手段を併せ具備せ
    しめたことを特徴とするベルト式トルクコントロ
    ール装置。
JP13980683U 1983-09-08 1983-09-08 ベルト式トルクコントロ−ル装置 Granted JPS6047946U (ja)

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JPS6047946U JPS6047946U (ja) 1985-04-04
JPS622355Y2 true JPS622355Y2 (ja) 1987-01-20

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