JPH0135956Y2 - - Google Patents

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JPH0135956Y2
JPH0135956Y2 JP17783986U JP17783986U JPH0135956Y2 JP H0135956 Y2 JPH0135956 Y2 JP H0135956Y2 JP 17783986 U JP17783986 U JP 17783986U JP 17783986 U JP17783986 U JP 17783986U JP H0135956 Y2 JPH0135956 Y2 JP H0135956Y2
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pad
pad back
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デイスクブレーキ装置のパツド裏板
に関し、特にパツド裏板を押動するピストンの冷
却を目的としたパツド裏板に関する。
〔従来の技術〕
例えば第4図に示されるデイスクブレーキ装置
1は、車輪と一体に回転するブレーキデイスク2
の両側に配置される作動部3と反力部4とをブリ
ツジ部5で一体に連結したキヤリパ6の作動部3
にシリンダ7を形成し、該シリンダ7にコツプ状
ピストン8を液密かつ移動可能に嵌挿し、キヤリ
パ6に装着されたハンガーピン9にてブレーキデ
イスク2に摩擦係合する一対のパツド10,10
を吊持し、液圧によりシリンダ7内を前進するピ
ストン8の開口端側にて一方のパツド10をブレ
ーキデイスク2方向へ押動するとともに、反力部
4にて他方のパツド10を押動し、両パツド1
0,10にてブレーキデイスク2を挟圧して制動
作用を行う。
そして、制動作用によつて生じる制動熱でシリ
ンダ7内の作動液の温度が上昇するのを防止する
ため、ピストン8や作動部3に当接するパツド1
0,10の裏板11,11の背面にインシユレー
タ12と保護板13とを叩きリベツト14にてそ
れぞれ取付けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の構造の場合、保護板にピストン
の開口端が当接しているので、ピストン内部と外
気とが遮断された状態となり、ピストンを冷却さ
せることは困難であつた。
そこで本考案は、ピストン内部と外気とを連通
させて冷却効果を向上させたデイスクブレーキ装
置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的のため本考案は、車輪と一体に回転す
るブレーキデイスクに摩擦係合する摩擦パツドを
備え、キヤリパに装着されたコツプ状ピストンの
開口端側で背面を押動させるデイスクブレーキ装
置のパツド裏板において、該パツド裏板の背面に
複数のインシユレータを離間して設けてパツド裏
板のピストン対向位置にパツド裏板の端部から連
続する凹溝を形成し、該インシユレータを覆う保
護板を被着するとともに、該保護板に前記凹溝と
前記ピストン開口とを連通する開口を設けたこと
を特徴としている。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
デイスクブレーキ装置20のブラケツトに摺動
支持したキヤリパボデイ21は、作動部22と反
力部23とをブリツジ部24で一体に連結し、作
動部22には二個のシリンダボデイ25が具えら
れていて、夫々のシリンダボデイ25に形成され
たシリンダ26にはコツプ状ピストン27が液密
かつ移動可能に嵌挿され、所謂2ポツト型になつ
ており、車輪と一体に回転するブレーキデイスク
28の両側に作動部22と反力部23とを配置し
ている。
キヤリパボデイ21にはハンガーピン29,2
9が装着され、該ハンガーピン29,29にて前
記ブレーキデイスク28を挟圧するパツド30,
31が吊持され、パツドスプリング32によりブ
レーキデイスク28の中心方向へ押圧されてい
る。
作動部22側に配置されてピストン27,27
に押動されるパツド30は、ブレーキデイスク2
8に摩擦係合する摩擦パツド33をパツド裏板3
4に固着しており、パツド裏板34の背面には3
ケ所の凹部35a,35b,35cが形成されて
いる。
中央の凹部35aは、第2図に示されるよう
に、パツド裏板34のブレーキデイスク中心側端
縁34aより少し内側からブレーキデイスク28
の外周近くに亘つて形成され、両側はピストン2
7,27の対向位置に設けられた突状のリブ34
b,34bにより仕切られており、両側の凹部3
5b,35cは、パツド裏板34のトルク伝達側
端縁34cより少し内側からリブ34b,34b
の間に形成されている。
このように形成された凹部35a,35b,3
5cには、パツド裏板34の背面よりも突出する
肉厚を有するインシユレータ36,37,38が
それぞれ嵌着され、インシユレータ36,37,
38間の仕切りリブ34b,34b上にパツド裏
板34の端縁34aから連続する凹溝39,39
を形成している。
また、パツド裏板34の背面には、パツド裏板
34の背面形状よりもやや小さい形状の保護板4
0がインシユレータ36,37,38を覆つて被
着されている。
この保護板40の前記凹溝39,39の対向面
には、凹溝39,39とコツプ状ピストン27,
27の内部とを連通する開口41とガイドフイン
42とが設けられている。
また、反力部23に押動されるパツド31は、
摩擦パツド43を固着したパツド裏板44の背面
にトルク伝達側端縁34cを残して凹部45を形
成し、該凹部45にインシユレータ46を嵌着す
るとともに、該インシユレータ46を覆う平面状
の保護板47をパツド裏板41に被着している。
以上のように構成することにより、走行風がパ
ツド裏板34の端縁34aから凹溝39,39に
導入されてパツド裏板34を冷却するとともに、
第1図に示されるように、冷却風は凹溝39,3
9から保護板40の開口41を経てガイドフイン
42に案内されてコツプ状ピストン27,27内
に導入され、ピストン27,27を冷却してシリ
ンダ26内の作動液の温度上昇を防止する。
また、上記実施例ではパツド裏板34,44の
背面に凹部35,45を形成し、該凹部35,4
5にインシユレータ36,37,38,46を嵌
着して保護板40,47でそれぞれ覆つたので、
パツド裏板34,44の肉厚を薄くでき、これに
よりキヤリパボデイ21のブリツジ部24の幅を
狭くできるので、キヤリパボデイ21の剛性を向
上することができる。
さらに、第3図に示されるように、パツド裏板
34の凹部35cは、パツド裏板34のトルク伝
達側端縁34cから少し内側に形成されているの
で、ブラケツト48のトルク受面49を摺動する
パツド裏板34のトルク伝達側端縁34cは充分
な肉厚を確保して面圧を低くさせることができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、パツド裏板の背面に複
数のインシユレータを離間して設けてパツド裏板
のピストン対向位置にパツド裏板の端部から連続
する凹溝を形成し、インシユレータを覆つて被着
される保護板に前記凹溝とパツド裏板を押動する
コツプ状ピストン内部とを連通する開口を設けた
ので、パツド裏板の端部から凹溝に走行風を導入
してパツド裏板を冷却するとともに、凹溝から走
行風がピストン内部に導入されてピストン内部を
冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図はデイスクブレーキ装置の断面正面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は第
2図の−−断面図、第4図は従来のデイスク
ブレーキ装置の断面正面図である。 20……デイスクブレーキ装置、21……キヤ
リパボデイ、24……ブリツジ部、28……ブレ
ーキデイスク、30,31……パツド、33……
摩擦パツド、34……パツド裏板、35……凹
部、36,37,38……インシユレータ、39
……凹溝、40……保護板、41……開口、42
……ガイドフイン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪と一体に回転するブレーキデイスクに摩擦
    係合する摩擦パツドを備え、キヤリパに装着され
    たコツプ状ピストンの開口端側で押動されるデイ
    スクブレーキ装置のパツド裏板において、該パツ
    ド裏板の背面に複数のインシユレータを離間して
    設けてパツド裏板のピストン対向位置にパツド裏
    板の端部から連続する凹溝を形成し、該インシユ
    レータを覆う保護板を被着するとともに、該保護
    板に前記凹溝と前記ピストン開口とを連通する開
    口を設けたことをことを特徴とするデイスクブレ
    ーキ装置のパツド裏板。
JP17783986U 1986-11-19 1986-11-19 Expired JPH0135956Y2 (ja)

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CN107989936B (zh) * 2017-11-28 2019-06-21 安徽科源机械有限公司 一种具有散热功能的汽车制动器
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