JPH0135546Y2 - - Google Patents

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JPH0135546Y2
JPH0135546Y2 JP9201581U JP9201581U JPH0135546Y2 JP H0135546 Y2 JPH0135546 Y2 JP H0135546Y2 JP 9201581 U JP9201581 U JP 9201581U JP 9201581 U JP9201581 U JP 9201581U JP H0135546 Y2 JPH0135546 Y2 JP H0135546Y2
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JP
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electric motor
resin
shroud
bracket
terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、薄肉・堅牢構造を可能とすると共
に電動機の給電線の一部を省略することができる
ラジエータ用電動フアン付き樹脂製シユラウドに
関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車用ラジエータの強制冷却を行なう
電動フアン付きシユラウドSは、第1図に示す如
く、シユラウド本体1に電動機2を保持するため
の保持部3aとアーム部3bにより形成されるブ
ラケツト3を取り付けた構造からなり、ラジエー
タ4の適当な位置に配設してある。
この電動フアン付きシユラウドSは、軽量化の
促進や製作上の容易さ、さらにはコストダウンと
いう観点から、近年、金属製のものに変わり樹脂
製のものが多く用いられるようになつてきた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような樹脂製シユラウドでは、薄
肉化を押し進めるに従つて、材料の性質上、弱体
化されるから電動機2の設置安定性を維持するこ
とができなかつたり、ラジエータ4からの熱風に
よつて熱変形して所定の機能を果すことができな
くなる欠点があつた。
また、シユラウド内に取り付けられているモー
タの配線は垂れ下がつており、車両に取り付けた
ラジエータへの取付作業性が悪いものであつた。
この考案は、斯かる問題点を解決するために為
されたもので、ブラケツトの強度があり、ラジエ
ータへの取付作業性の良い電動フアン付き樹脂製
シユラウドを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る電動フアン付き樹脂製シユラウ
ドは、自動車用ラジエータに取り付けられる樹脂
製のシユラウド本体と、 電動機と、 上記電動機に取り付けられるフアンと、 樹脂製のブラケツトとを有し、 上記シユラウド本体には、外気通過用の開口部
が設けられ、 上記樹脂製のブラケツトには、その中心部に電
動機把持部が設けられ、 上記電動機把持部には、複数本のアーム部が設
けられ、 上記複数本のアーム部には、導電性骨材が埋設
され、 上記樹脂製のブラケツトが、複数本のアーム部
を上記シユラウド本体の開口部を跨がせており、 上記樹脂製のブラケツトの電動機把持部には、
電動機が取り付けられ、 上記電動機に取り付けられたフアンは、上記樹
脂製のシユラウド本体に設けた外気通過用の開口
部内に回転可能に位置し、 上記電動機の少なくともアース側に相当する1
つの端子は、上記樹脂製のブラケツトの電動機把
持部に於て、上記複数のアーム部内に埋設された
導電性骨材の何れかと電気的に接続され、 且つ、上記電動機の少なくともアース側に相当
する1つの端子と電気的に接続された上記導電性
骨材の他端部は、自動車搭載のバツテリーと連絡
するように構成されて成るものである。
〔作用〕
この考案に於ては、ラジエータからの熱風によ
つて樹脂製のブラケツトが熱変形しそうになる
と、ブラケツトのアーム部に埋設された導電性骨
材が、その変形を抑えることができる。また、電
動機又は走行振動によつてブラケツトやシユラウ
ドに振動によつて電動機が変位しようとしても、
ブラケツトのアーム部に埋設された導電性骨材
が、その変位を抑えることができる。
また、ブラケツトのアーム部に埋設した導電性
骨材の一つを電動機保持部の内側に露出させ、電
動機の一方の給電端子がこの導電性骨材と接触す
るように漏出し、電動機を電動機保持部の内側に
挿入すると、電動機の一方の給電端子が導電性骨
材と接触し、ブラケツトのアーム部の先端部で
は、導電性骨材を漏出させてアースから配される
ワイヤリングハーネスと接続する。
この結果、電気は電動機に取り付けられる1本
のリード線→電動機→導電性骨材→ワイヤリング
ハーネス→アースという経路を経て流れることが
できる。従つて、給電することによつて電動機が
回転される。
更に、この考案に於ては、ブラケツトのアーム
部に埋設した導電性骨材の二つを電動機保持部の
内側にそれぞれ露出させ、電動機の各給電端子が
各電動性骨材と接触するように漏出し、電動機を
電動機保持部の内側に挿入すると、電動機の両方
の給電端子が導電性骨材と接触し、ブラケツトの
アーム部の先端部では、導電性骨材を漏出させて
アースから配されるワイヤリングハーネスと接続
する。
この結果、電気はリード線→導電性骨材→電動
機→導電性骨材→ワイヤリングハーネス→アース
という経路を経て流れることができる。従つて、
給電することによつて電動機が回転される。
〔実施例〕
以下、この考案に係る電動フアン付き樹脂製シ
ユラウドの実施例を第2図乃至第6図に基づいて
説明する。
この実施例のシユラウド5は、第2図に示す如
く、シユラウド本体6と、電動機7を保持する電
動機保持部9と、この電動機保持部9とシユラウ
ド本体6の開口部6aを跨ぐブラケツト8からな
る。
電動機保持部9は、電動機7を把持できるよう
に前記電動機7の外周大に合致させて形成され、
外方に適数の略L字状のブラケツト8を配してあ
る。
ブラケツト8は、第2図乃至第4図に示すよう
に、内部の長手方向にそつて導電性骨材11が埋
設されている。導電性骨材11は、単なる棒材に
比較すれば軽量で、しかも強度を増すために管状
にしたものであり、ピアノ線材、アルミニウム材
などの導電性金属材である。この導電性骨材11
の前記電動機保持部9側の端部には舌片状に形成
された接触端子12が接合されており、他端部に
は図示しないアースから配されるワイヤリングハ
ーネス14と接続する接続端子13が設けてあ
る。
接触端子12は、電動機7の給電端子15の
内、一方の端子(たとえばアース側)と当接でき
るように先端部16が電動機保持部9から突出し
ている。したがつて、電動機7の給電端子15か
らの配線は一端子だけからとなる。
接続端子13は、第4図に示すようにブラケツ
ト8のアームブラケツト10とシユラウド本体6
に有する開口部6aとの接合位置10′にワイヤ
リングハーネス14の外形形状に応じた凹形を形
成すると共にワイヤリングハーネス14の外部に
設けた凹凸に応じて突条を設けてワイヤリングハ
ーネス14を係止できるようにしたもので、奥部
17に前記導電性骨材11の一部が露出してい
る。即ち、接続端子13は、接触端子12のよう
に給電端子15と面接触するような接合形態とは
違つて、両者に別々に雄部と雄部とを設け、これ
らを結合させる方式を利用している。
シユラウド本体6は、形状、大きさに関しては
従来から用いられているものでもよく、自動車の
ラジエータの所定位置に取り付けられる。
18は電動機7に取り付けられるフアンであ
り、19は前記電動機7に取り付けるリード線
で、第5図に示す如き配線により電源(バツテ
リ)20にスイツチSWを介して接続されてい
る。
次に、上記構成とされる実施例の電動機を装着
使用する場合を説明する。
今、シユラウド本体6とブラケツト8とが一体
にされておれば、この実施例のシユラウド5は第
2図及び第3図に示した如き構造となる。したが
つて、電動機7は舌片状の接触端子12の位置に
給電端子15が当接できるようにシユラウド5の
一方側から電動機保持部9内に装入することがで
きる。たとえば、フアン18を取り付けた電動機
7であればシユラウド5の内方からブラケツト8
に向けて装入すればよい。接触端子12に電動機
7の給電端子15の一方の端子が完全な状態で当
接すれば適当な位置に配された固定具(ビス)2
1により固定する。これで電動機7はシユラウド
5と完全に合体できる。
また、接続端子13は、第5図に示す他の装置
22からのワイヤリングハーネス14と第3図に
しめす凸状端子14′を介して接続すれば他の装
置22と電動機7との共通アースとして使用する
ことができ、ターミナル端子としての機能も果
す。
第6図は、この考案に係る電動フアン付き樹脂
製シユラウドの他の実施例である。
この実施例のシユラウド23に取り付けたブラ
ケツト24は、前記実施例で示したブラケツト8
の2個所に夫々接触端子25,26と接続端子2
7,28を取り付けた場合であり、この構造にす
ると電動機29の給電線は完全に必要がなくな
り、しかも、ターミナル端子となる接続端子が増
えることになるから各種装置間の接続に用いるワ
イヤリングハーネス14はさらに減縮することが
できる。
〔考案の効果〕
以上の如く、この考案に係る電動フアン付き樹
脂製シユラウドによれば、ブラケツト内に導電性
骨材を埋設することにより、樹脂製のシユラウド
であつても十分振動や熱変形に対して耐えられる
から電動機の設置安定性がよくなり、シユラウド
をより薄肉化することができる。また、導電性骨
材が配線(ワイヤリングハーネス)の一部を代用
するため、電動機の給電線はその分だけ省略する
ことができ、しかも接続端子が設けられているた
め容易に他の装置とのアースを共通にすることが
でき、各電子装置への悪影響を少なくすることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動フアン付きシユラウドがラ
ジエータに取り付けられた状態を示す側面図であ
る。第2図はこの考案に係る電動フアン付き樹脂
製シユラウドの電動機取り付け斜視図である。第
3図は第2図の一部拡大断面図である。第4図は
第2図の一部拡大断面図である。第4図は第2図
の一部拡大斜視図である。第5図はこの考案の実
施例における配線図である。第6図はこの考案の
他の実施例を示す斜視図である。 主要な部分の符号の説明、5,23……電動フ
アン付き樹脂製シユラウド、6……シユラウド本
体、7,29……電動機、8,24……ブラケツ
ト部、9……電動機保持部、10……アーム部、
11……導電性骨材、12,25,26……接触
端子、13,27,28……接続端子、14……
ワイヤリングハーネス、18……フアン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車用ラジエータ4に取り付けられる樹脂製
    のシユラウド本体6と、 電動機7と、 上記電動機7に取り付けられるフアン18と、 樹脂製のブラケツト8とを有し、 上記シユラウド本体6には、外気通過用の開口部
    6aが設けられ、 上記樹脂製のブラケツト8には、その中心部に
    電動機把持部9が設けられ、 上記電動機把持部9には、複数本のアーム部1
    0が設けられ、 上記複数本のアーム部10には、導電性骨材1
    1が埋設され、 上記樹脂製のブラケツト8が、複数本のアーム
    部10を上記シユラウド本体6の開口部6aを跨
    がせており、 上記樹脂製のブラケツト8の電動機把持部9に
    は、電動機7が取り付けられ、 上記電動機7に取り付けられたフアン18は、
    上記樹脂製のシユラウド本体6に設けた外気通過
    用の開口部6a内に回転可能に位置し、 上記電動機7の少なくともアース側に相当する
    1つの端子15は、上記樹脂製のブラケツト8の
    電動機把持部9に於て、上記複数のアーム部10
    内に埋設された導電性骨材11の何れかと電気的
    に接続され、 且つ、上記電動機7の少なくともアース側に相
    当する1つの端子15と電気的に接続された上記
    導電性骨材11の他端部は、自動車搭載のバツテ
    リーと連絡するように構成されて成ることを特徴
    とする電動フアン付き樹脂製シユラウド。
JP9201581U 1981-06-22 1981-06-22 Expired JPH0135546Y2 (ja)

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JPS57203650U JPS57203650U (ja) 1982-12-24
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