JPH0135217Y2 - - Google Patents

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JPH0135217Y2
JPH0135217Y2 JP2637885U JP2637885U JPH0135217Y2 JP H0135217 Y2 JPH0135217 Y2 JP H0135217Y2 JP 2637885 U JP2637885 U JP 2637885U JP 2637885 U JP2637885 U JP 2637885U JP H0135217 Y2 JPH0135217 Y2 JP H0135217Y2
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end plate
oil
oil filter
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filter element
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、オイルフイルタ、特にカートリツ
ジ式オイルフイルタに関連する。
従来の技術 従来のカートリツジ式オイルフイルタを図面に
ついて説明すると、第9図に示される通り、この
オイルフイルタは、ケーシング1を有し、ケーシ
ング1内には、内部部品のガタツキを防止するた
め、上部端板21とケーシング頂壁との間にスプ
リング7が配置される。上部端板21と下部端板
11との間には、円筒状フイルタエレメント2及
びこのエレメント2と同軸上に補強筒20が配置
される。補強筒20には、多数の孔が穿設されて
いる。フイルタエレメント2とケーシング1との
間には外側室12が形成されかつ補強筒20の内
部には、内側室13が形成される。
下部端板11は、ケーシング1の内側下部に固
定された底板3で支持される。底板3には、オイ
ルポート8が形成され、このオイルポート8を閉
鎖するようにダイヤフラム5が底板3上に配置さ
れ、ダイヤフラム5と下部端板11との間にスプ
リング6が設けられる。ダイヤフラム5とスプリ
ング6は、逆止弁を形成する。底板3の中心部に
は内ねじが設けられ、この内ねじは、取付用ブラ
ケツト10のオイル出口9にねじ連結される。こ
のとき、底板3とブラケツト10との間に配置さ
れたシールリング4によつて、オイルポート8と
ブラケツト10のオイル入口18とは、外部に対
し液密に連絡される。
又、上部端板21には、リリーフバルブ装置1
4が設けられる。リリーフバルブ装置14は、上
部端板21に対し加締で固定される円筒状バルブ
ケース15と、バルブケース内に配置されかつそ
こに設けられたバネ座16で支持されるスプリン
グ17と、上部端板21の中心孔22の周囲に形
成された折曲部23に対しスプリング17で押圧
されるシール板24とを有する。
上記オイルフイルタの作動時には、オイルポン
プ(図示せず)で発生した圧力がオイル入口18
及びオイルポート8を通じてダイヤフラム5に加
えられ、この圧力が所定レベルを越えるとスプリ
ング6に抗してダイヤフラム5が開放され、オイ
ルポート8から外側室12にオイルが流入する。
定常作動状態では、外側室12内のオイルは、フ
イルタエレメント2及び補強筒20の孔を通り、
内側室13へ流入し、このとき、オイル中の異物
が過される。内側室13のオイルは、オイル出
口9からエンジン(図示せず)に送られ、その
後、オイルポンプで再びオイル入口18に送られ
る。低温時、オイル粘度が高いとき、オイルはフ
イルタエレメントを通過しにくくなり外側室12
は高圧となる。この高圧を開放するため、シール
板24は、スプリング17の力に抗して下方へ移
動し、外側室12内のオイルを中心孔22及びバ
ルブケース15に形成された孔15aから内側室
13内に流入させる。
考案が解決しようとする問題点 ところで、従来のオイルフイルタでは、バルブ
ケース15を上部端板21に固定するとき、加締
により中心孔22の周囲を180゜強制的に折返して
折曲部23を形成したため、製造後バルブケース
15の寸法精度が低く、このためシール板24が
必要時に円滑に移動しない場合が生じた。又、
180゜の無理な折曲げにより折曲部23に亀裂が生
じオイルの密封性能が低下することがあつた。
又、基本的には、従来のリリーフバルブ装置
は、部品点数も多く、比較的構造が複雑なため組
立工数が増加した。
考案の目的 この考案は、簡単な構造を有するリリーフバル
ブ装置を有するオイルフイルタを提供することを
目的とする。
実施例 以下この考案の実施例を図面について説明す
る。この考案によるオイルフイルタは、第1図に
示されるリリーフバルブ装置Vを有する。リリー
フバルブ装置Vは、上部端板21に形成されかつ
円錐状支持面25を有する中心孔26が設けられ
る。円錐状支持面25は中心軸27を有する。上
部端板21の下面には、冷間圧延鋼板で成形され
た板バネ式バルブ28の端部29がスポツト溶接
により固着される。この固着は、リベツトを使用
して行つてもよい。
バルブ28には、上記円錐状支持面25と常時
接触する球面状閉鎖部30が形成され、その球面
中心Oは、上記接触状態で円錐状支持面25の中
心軸27上にほぼ位置する。球面半径Rは、閉鎖
部30が支持面25に対し、全周面で均一に接触
し、完全にオイル密封ができるように設定され
る。外側室12内の圧力が内側室13より一定レ
ベル以上高いとき、外側室12内の圧力は、中心
孔26から閉鎖部30に加わり、これを下方へ移
動させて、外側室12内のオイルを内側室13内
に流入させる。このとき中心Oは、中心軸27か
らややずれるが、外側室12の圧力が低下すると
バルブ28の弾性で第1図の状態に戻る。第3図
に示される通り、上部端板21の中心孔26の周
囲に環状凹部31を形成して、中心孔26が上部
端板21の上面よりやや低い位置に設けることも
できる。上記第1図ないし第3図に示されるバル
ブ28は、いわば片持梁式に一端部固着方式であ
るが、第4図ないし第5図は両端部固着方式で、
バルブ28の両端部29aと29bが上部端板2
1の下面と溶接等で固着される。
第6図は、円錐状支持面25に合成樹脂層の被
覆32が形成された例を示す。この被覆32は、
逆に閉鎖部30に設けてもよい。いずれにしても
これらの樹脂被覆は、CN基又はCl基などの極性
基を含む耐油性合成ゴムが使用され、例えばブタ
ジエンアクリロニトリルゴム又はポリクロロプレ
ンを支持面25に融着することにより形成され
る。第7図は、被覆32を中心孔26の周壁端部
に装着した例を示す。第8図は、バルブ28に合
成樹脂製球面状閉鎖部30を固着した例を示す。
考案の効果 上述の通り、この考案のオイルフイルタでは、
上部端板に円錐状支持面を有する中心孔を形成す
ると共に端部が上部端板に固着された球面状閉鎖
部を有する板バネ式バルブで上記中心孔を閉鎖す
る構造のリリーフバルブ装置を設けたので、構造
が極めて簡素化され、オイルフイルタの寸法精度
が向上すると共に、シール板を円滑に作動でき、
オイルの密封性能も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるオイルフイルタに使
用する第1実施例のリリーフバルブ装置の断面
図;第2図は、バルブの底面図;第3図は、第2
実施例の断面図;第4図は、第3実施例の断面
図;第5図は、このバルブの底面図;第6図は、
第4実施例の断面図;第7図は、第5実施例の断
面図で;第8図は、第6実施例の断面図である;
第9図は、従来のオイルフイルタの断面図を示
す。 21…上部端板、25…円錐状支持面、26…
中心孔、28…バルブ、29…端部、30…球面
状閉鎖部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシング内にフイルタエレメントが配置さ
    れ、該フイルタエレメントの上部は、上部端板
    で閉鎖されると共に、その下部は、オイルポー
    トを有する底板で支持された下部端板で閉鎖さ
    れ、ケーシングとフイルタエレメントとの間に
    外側室が形成されると共に、フイルタエレメン
    ト内には、内側室が形成され、上記上部端板に
    は、リリーフバルブ装置が設けられたオイルフ
    イルタにおいて、該リリーフバルブ装置は、上
    記上部端板と一体形成されかつ円錐状支持面を
    有する中心孔と、上記上部端板に固着された端
    部とほぼ球面状閉鎖部とを有するバネ式バルブ
    とを有し、該閉鎖部は、上記円錐状支持面と常
    時接触してバルブの弾性力により上記中心孔を
    閉鎖することを特徴とするオイルフイルタ。 (2) 上記板バネ式バルブの端部は、上記上部端板
    に溶着された実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のオイルフイルタル。 (3) 上記円錐支持面又は球面状閉鎖部の表面上
    で、これらが互いに接触する面には合成樹脂層
    の被膜が形成された実用新案登録請求の範囲第
    1項記載ののオイルフイルタ。
JP2637885U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0135217Y2 (ja)

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JPS61143616U JPS61143616U (ja) 1986-09-04
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544013Y2 (ja) * 1990-10-08 1997-08-13 東洋エレメント工業株式会社 オイルフイルタエレメント
JP2556052Y2 (ja) * 1991-03-18 1997-12-03 株式会社テネックス ろ過エレメント

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JPS61143616U (ja) 1986-09-04

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