JP2505768Y2 - 圧力逃し弁 - Google Patents

圧力逃し弁

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JP2505768Y2
JP2505768Y2 JP5125189U JP5125189U JP2505768Y2 JP 2505768 Y2 JP2505768 Y2 JP 2505768Y2 JP 5125189 U JP5125189 U JP 5125189U JP 5125189 U JP5125189 U JP 5125189U JP 2505768 Y2 JP2505768 Y2 JP 2505768Y2
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pressure relief
relief valve
valve
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chamber case
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Inventor
正補 赤澤
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土屋製作所
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  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば内燃機関や油圧機関の潤滑油の濾過
器のように圧力が加わる個所に用いられる圧力逃し弁に
関する。
(従来の技術) 例えば内燃機関の潤滑油を濾過するために用いられて
いるオイルフィルタは第5図に示すように、一方に開放
端を有し他方に閉塞端を有する円筒状ケーシング41内に
ひだ折りしたフィルタエレメント42が配設され、開放端
は蓋体43で閉塞されている。そしてフィルタエレメント
42下端の中央と蓋体43の間には圧力逃し弁44が配設され
ている。
この圧力逃し弁44は、一端が開口し他端が周縁にフラ
ンジを有する開放した円筒状のケース45と、円盤部46が
設けられ蓋体43の開口に嵌合する脚部47が形成されたボ
デーとを加締めて成るハウジング内にゴム弾性体48とリ
テーナ49およびスプリング50が配設されている。またボ
デーの円盤部46下方には多数の孔51が穿設されている。
52は脚部47の外周に配設されたドレーンバックバルブで
ある。
内燃機関を始動させると潤滑油は、ドレーンバックバ
ルブを押し上げてハウジング内に入り、フィルタエレメ
ントを通過した後、圧力逃し弁の中央開口を経由して内
燃機関に向う。エレメントを通過する際に油中の金属粉
や塵埃が捕捉される。
(考案が解決しようとする課題) フィルタエレメントが目詰りしてきたり、低温によっ
て油の粘度が高くなり、フィルタエレメント内外の潤滑
油の圧力差が大きくなると、圧力逃し弁のボデーに設け
た孔に作用する油圧がスプリングの圧力に抗してリテー
ナとゴム弾性体を押し上げ圧力逃し弁が開弁する。そし
て、円盤部とゴム弾性体との間からハウジング内に潤滑
油が流入し、フィルタエレメントの内外の圧力差が解消
する。
しかしながら、この種の圧力逃し弁は、上記のように
オイルフィルタのエレメント内部に配設されて用いられ
る場合、蓋体の出口孔より外方に設ける必要から圧力逃
し弁のボデーに設けた孔の位置をドレーンバックバルブ
の外径より周縁側に設けることにより必然的に大きな径
になり、広い配設場所が必要となる。従ってフィルタエ
レメントの内径が大きくなって、エレメントの折り幅が
小さく濾過面積が十分でないという問題がある。また、
ゴム弾性体がスプリングを押し上げ潤滑油の流通路を形
成するが、スプリングの反発力やリテーナの傾斜によっ
て広く開けることができず、内燃機関へ十分な油を供給
することができないという問題がある。さらに逃し弁に
はスプリングやリテーナがその内部に収容されるので、
構造が複雑で部品点数が多くなりコストが高いという問
題がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、一方端と他方端が開放した円筒状のチャン
バーケースの周壁面に方形の開口を設け、チャンバーケ
ースの内周壁に前記開口をおおう一部が切れたリング状
のバルブ体を配設し、バルブ体の略中央を固定し圧力逃
し弁となす。
(作用) 規定以上の圧力が容器に加わったとき、圧力逃し弁の
チャンバーケースの周壁の開口にも圧力が作用し、チャ
ンバーケース内周壁に密着していたバルブ体が圧力に押
されて開き、流体が開口を通って流れることで容器内に
生じた圧力差を解消する。
(実施例) 圧力逃し弁を適用した一例を内燃機関で用いられてい
るオイルフィルタについて説明する。
第1図に示すオイルフィルタ1は、一方に開放端を有
し他方に閉塞端を有する円筒状ケーシング2とフィルタ
エレメント3および蓋体4からなる。フィルタエレメン
ト3は多孔を有する内筒の周りに菊花状にひだ折りされ
た環状の濾材が配設されており、その上下端は上下端板
で密封されている。下端板5の中央には開口6が設けら
れている。蓋体4は厚板7と薄板8とで成り、厚板7は
中央にネジ孔を備えた立上り部9とその周りに開口10を
有する。薄板8は厚板7の外側に配設され、その外周は
前記ケーシング2の開放端縁とロックシームされる。フ
ィルタエレメント3と蓋体4の立上り部9の間には圧力
逃し弁11が配設される。圧力逃し弁11は第2図、第3図
に示すように両方端が開放した円筒状チャンバーケース
12とバルブ体13から成る。チャンバーケース12は上端が
外方に向けて延伸したフランジ部14が形成され、周壁の
中央部分で内部に向け直径が小さくなった段部15が形成
され、段部15から下方に伸びた脚部16の下端縁は蓋体4
の立上り部9に向けて湾曲されている。またフランジ部
14と段部15の間の周壁の2ケ所に細長い開口17が設けら
れている。2ケ所の開口17の間の周壁にバルブ体13位置
決め用の突起部18が設けられるとともに、該突起部18の
両側近傍の段部15に小突起部19が設けられている。バル
ブ体13はチャンバーケース12の内径とほぼ等しい径をし
た一部が切れているリング状の金属体で、その長さの略
中央部分に前記チャンバーケース12の突起部形状に類似
する凹み部20形成されている。このバルブ体13は、ケー
ス12周壁の突起部18とバルブ体13の凹み部20とを嵌合さ
せるとともに、小突起部19にはさまれて段部15に載置さ
れケース12周壁の開口17を塞いでいる。チャンバーケー
ス12のフランジ14には、中央が開口し周縁部分に小突起
22が設けられたカバー21が固設され、カバー21と段部15
との間でバルブ体13を押え、バルブ体13は突起部18、小
突起部19、小突起22によってチャンバーケース12内周壁
に固定される。圧力逃し弁11に設けたカバー21はフィル
タエレメント3の下端板5に固着されている。そしてチ
ャンバーケース12の脚部16の外周には、筒部24と環状部
25を有する逆止弁23が嵌合されている。逆止弁23の筒部
24上端はチャンバーケース12の段部15に、そして筒部24
下端は蓋体4の立上り部9に接している。また環状部25
は蓋体4に穿設した開口10をおおっている。
内燃機関が作動すると、潤滑油はオイルフィルタ1の
蓋体4の開口10から逆止弁23の環状部25を押し上げてケ
ーシング2内に流入し、濾材を通って圧力逃し弁11の中
央開口から蓋体4の立上り部9を経由して図示しない内
燃機関に向う。フィルタエレメント3が潤滑油中の金属
粉や塵埃を捕捉して目詰まりしてくると濾材を通過しに
くくなってエレメント内外の圧力差が大きくなる。する
と圧力逃し弁11のチャンバーケース12の周壁に設けた開
口17からバルブ体13を内方に押しやる力が加わり、バル
ブ体13の押圧力に抗して開口17を開き潤滑油を流す。バ
ルブ体13の開放端の開度は圧力によって変わり、それに
伴って潤滑油の流路面積も変化し、エレメントの内外を
短絡する。
他の実施例として第4図に示すように、チャンバーケ
ース31の周壁に設けた開口32に対する面であるバルブ体
33の外周面にゴムシート34を接着し、開口31とのシール
を確保し液漏れを防ぐようにした圧力逃し弁30がある。
なお、チャンバーケースとバルブ体の固着手段として溶
接したり、リベットを用いて固定してもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案は、上下端に開放した円筒状のチ
ャンバーケースの周壁に開口を設けるとともに、チャン
バーケース内周壁に開口をおおう一部が切れているリン
グ状のバルブ体を配設し、そのほぼ中央を固定して圧力
逃がし弁自体が小さくてすみ、容器に配設する際広い場
所を要しない。またチャンバーケース周壁に固定された
一部が切れているうリング状のバルブ体で開塞されるの
で、流体が流れる開口を大きくすることができかつ部品
点数が少なくて済みコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を用いた一実施例の一部断面図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図は圧力逃し弁の構成
図、第4図は他の実施例、そして第5図は従来の圧力逃
し弁を用いたオイルフィルタの一部断面図である。 11……圧力逃し弁、12……チャンバーケース 13……バルブ体、15……段部 17……開口、18……突起部 20……凹み部、34……ゴムシート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下端が開放した円筒状のチャンバーケー
    スの周壁に開口を設けるとともに、チャンバーケースの
    内周壁に前記開口をおおう一部が切れたリング状のバル
    ブ体を配設し、該バルブ体の略中央を固定した圧力逃し
    弁。
JP5125189U 1989-04-29 1989-04-29 圧力逃し弁 Expired - Lifetime JP2505768Y2 (ja)

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JP5125189U JP2505768Y2 (ja) 1989-04-29 1989-04-29 圧力逃し弁

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JPH02141774U JPH02141774U (ja) 1990-11-29
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