JPH023767Y2 - - Google Patents

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JPH023767Y2
JPH023767Y2 JP1983135814U JP13581483U JPH023767Y2 JP H023767 Y2 JPH023767 Y2 JP H023767Y2 JP 1983135814 U JP1983135814 U JP 1983135814U JP 13581483 U JP13581483 U JP 13581483U JP H023767 Y2 JPH023767 Y2 JP H023767Y2
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JP
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oil
end plate
passage
thermovalve
dense
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JP1983135814U
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JPS6042321U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オイルフイルタエレメントに関する。
従来オイルフイルタ特にサクシヨン型のオイルフ
イルタに使用されるエレメントはオイルの過抵
抗の関係で材として例えばステンレス製の金網
等が多く用いられている。その例として金網を用
いたエレメントEを第5図に示し説明する。エレ
メントEは多孔内筒Dの外周にひだ折りした金網
Aを配設し、該金網Aの上下端を中央開口にパツ
キンPを嵌合したエンドプレートBと他方閉端の
エンドプレートCとの間に挾着してなるもので、
オイルは材Aの外側から流入し多孔内筒Dの小
孔dを通り白矢印で示すようにエンドプレートB
の流通路Fから流出するようになつている。金網
は細い線径で例えば150−200メツシユ程度のもの
が使用される。しかしながら金網のエレメントは
過精度が低く油路回路中のバルブ、シリンダ等
を摩耗させる欠点を有する。
また過精度を上げるため第5図に示すエレメ
ントの材に紙等を使用すると、オイル温度が
低くてオイル粘度が高いとき、過抵抗が高くて
オイル流量が不足し油路回路部品の潤滑不良を生
ずる欠点がある。
本考案はこれらの欠点を解消するためのもの
で、比較的低温時のオイルは主として粗材エレ
メントを通過し、オイル温度が高いときは密材
エレメントのみをオイルが通過するように、粗
材エレメントにサーモバルブを装着したものであ
り以下実施例を図面により説明する。
第1図は本考案によるエレメントの一部縦断面
図で、第2図〜第4図はサーモバルブの一例の説
明用図である。
第1図の二点鎖線で示す入口通路1と出口通路
2を有するハウジング3に収納されるオイルフイ
ルタエレメント20(以後エレメント20と略
称)は円筒状の密材エレメントと円筒状の粗
材エレメントを同軸にエンドプレートで固着した
もので、粗材エレメント内にオイル通路を開閉
するサーモバルブが装着されている。
このエレメント20をさらに詳しく説明する
と、密材エレメント10は多数の小孔4を穿設
した多孔内筒5の外周に例えばひだ折り紙の
材6を配設し、該材6は中央開口7を穿設した
装着用エンドプレート8と、中央開口9を穿設し
た開端エンドプレート11に接着されており、装
着用エンドプレート8には出口通路2との嵌合用
パツキン12が装着されている。粗材エレメン
ト13は多数の小孔4を穿設した多孔内筒14の
外周に例えばひだ折り金網の材15を配設し、
該材15は中央に通路16を形成する取付用エ
ンドプレート17と他方の閉端エンドプレート1
8に接着されている。そして前記開端エンドプレ
ート11と取付用エンドプレート17は固着さ
れ、前記両エンドプレートの接合外周はシール剤
19により液密が保たれている。さらに粗材エ
レメント13内には取付用エンドプレート17の
中央に形成される通路16と同軸になるように、
取付用エンドプレート17にサーモバルブ30が
取付けられている。
サーモバルブ30は公知のサーモスタツトにバ
ルブやホルダを装着したものでその概略を図面に
て説明する。第4図は第2図の下面図(第3図も
同じ)で、第2図は説明用として第4図の−
断面図を示す。熱膨張体21はカバー22とダイ
アフラム23間に封入され本体24で固定されて
おり、本体24内のダイアフラム23上には図示
の如く液体25と可動体26がシール部27を介
してピストン28と摺動自在に収納されている。
ピストン28の上端は凸形に成形され釣鐘状のバ
ルブ29が挿設被冠されている。そしてホルダ3
1は筒状で本体24を固定し、第4図に示すよう
に例えば4個の折曲した取付部32を設け、各取
付部32間の切欠窓は導通路33をなしている。
バルブ29の外径と前記通路16の内径は同径に
成形されており、バルブ29と通路16は同軸に
なるよう取付部32と取付用エンドプレート17
とが例えばリベツト34で締着されている。さら
にホルダ31内のバルブ29下端のフランジ2
9′はホルダ31と摺動可能に成形され取付用エ
ンドプレート17との間にスプリング35が縮設
されている。
次に上記構成による考案品の作用について説明
する。説明の便宜上サーモバルブ30の熱膨張体
21の感応温度が30℃のときバルブ29が通路1
6に嵌合するものとする。入口通路1よりエレメ
ント20の外側に導入されたオイルの温度が30℃
以下のときは、オイルの粘度も高く例えば金網を
用いた粗材エレメント13から主として流入す
る。しかし熱膨張体21は第1図または第2図に
示したように収縮しており、バルブ29はスプリ
ング35の弾発荷重で押下げられているので、オ
イルは導通路33より通路16を経て密材エレ
メント10の中央開口9,7を通り出口通路2か
ら流出する。
エンジン回転によりオイルの温度が徐々に上昇
すると、熱膨張体21の体積も徐々に膨張し、ダ
イアフラム23を押上げ非圧縮性の液体25、可
動体26とともにピストン28は上方へ摺動す
る。ピストン28の上昇によりバルブ29はスプ
リング35を押上げ取付用エンドプレート17に
接近するので導通路33の通過面積が減少し通路
16より流入するオイル量は減少する。しかしオ
イルの温度上昇によりオイルの粘度も低くなるの
で密材エレメント10側からもオイル流入する
ようになる。そしてオイルの温度が30℃以上にな
ると、第3図に示すように熱膨張体21の体積膨
張でダイアフラム23はさらに上方へ変形し、ピ
ストン28の上昇とともにバルブ29は通路16
に嵌合し、通路16を閉鎖して粗材エレメント
13からオイル流入は停止する。そして低粘度の
オイルは例えばひだ折り紙の密材エレメント
10のみを通過するようになる。
またエンジン停止後はオイル温度の低下にとも
ない熱膨張体21体積が収縮しバルブ29、ピス
トン28等はスプリング35の弾発荷重で押下げ
られ、サーモバルブ30は第1図または第2図の
状態に復元する。
上記のように本考案は、エレメントの材が例
えば金網または紙だけからなる場合の欠点を解
消し、オイルの温度が指定温度以下のときは粗
材エレメントを、指定温度以上になると密材エ
レメントのみをオイルが通過するようにしたの
で、オイル流量の確保と過精度の向上が計れ油
路回路中の部品の寿命延長をもたらす効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一部縦断面図、第2図、第3
図はサーモバルブの低温時、高温時の状態の説明
用縦断面図、第4図はその下面図、第5図は従来
品例の斜視図を示す。 1……入口通路、2……出口通路、3……ケー
シング、7,9……中央開口、10……密材エ
レメント、13……粗材エレメント、16……
通路、20……オイルフイルタエレメント、30
……サーモバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央開口を設けた装着用エンドプレートと開端
    エンドプレートとの間に密濾材を配設して成る円
    筒状の密濾材エレメントと、通路を有するととも
    にサーモバルブを設けた取付用エンドプレートと
    閉端エンドプレートとの間に粗濾材を配設してな
    る円筒状の粗濾材エレメントとを固着し、密濾材
    エレメント内と粗濾材エレメント内とを上記サー
    モバルブを介して連通させたサーモバルブ内蔵の
    オイルフイルタエレメント。
JP13581483U 1983-08-31 1983-08-31 サ−モバルブ内蔵のオイルフィルタエレメント Granted JPS6042321U (ja)

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JPS6042321U JPS6042321U (ja) 1985-03-25
JPH023767Y2 true JPH023767Y2 (ja) 1990-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5394223B2 (ja) * 2009-12-24 2014-01-22 株式会社スペシャルパーツ武川 オイルクーラー用オイルライン取出し構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651939U (ja) * 1979-09-28 1981-05-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS527589Y2 (ja) * 1972-04-18 1977-02-17
JPS5620009Y2 (ja) * 1976-01-23 1981-05-13

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JPS5651939U (ja) * 1979-09-28 1981-05-08

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JPS6042321U (ja) 1985-03-25

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