JPS6246408Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6246408Y2
JPS6246408Y2 JP8950079U JP8950079U JPS6246408Y2 JP S6246408 Y2 JPS6246408 Y2 JP S6246408Y2 JP 8950079 U JP8950079 U JP 8950079U JP 8950079 U JP8950079 U JP 8950079U JP S6246408 Y2 JPS6246408 Y2 JP S6246408Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cover
check valve
cylindrical wall
overbody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8950079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS567507U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8950079U priority Critical patent/JPS6246408Y2/ja
Publication of JPS567507U publication Critical patent/JPS567507U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6246408Y2 publication Critical patent/JPS6246408Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関に用いられる油過器に関す
る。
油過器は潤滑油中に含まれるスラツヂや金属
粉等をとり除くために取り付けられている。そし
て、取付場所の制限から油の入出口を下側とした
油過器が使用されることがある。この場合、油
過器内に充填された油が油流入口からオイルパ
ンに戻り、油過器内を空とし、始動時に油過
器に油が充填される間内燃機関のピストンにおい
て油が不足したり、又過器内の油量不足の警告
ランプが運転席で点燈し運転者に不安を与えるこ
とがないように、第1図に示すような逆止弁12
が油過器の流入口と過体の間に配設されてい
る。この逆止弁12には、過体の油出口側端板
に挿嵌された壁体13の中央から傘型を成した先
端の周縁14に向つて漸時その肉厚が薄くなつた
弾発部15を有する構造となつている。そして油
が流入口から過器内に流入した場合、接してい
たカバーから逆止弁12の周縁14が離れて流路
を作るが、壁体13個所の弾発部15は壁体13
に向つて次第に部厚となつているので流体圧力の
作用を弾発部15全体で受け得難く、薄厚の周縁
14のみ動くのでカバーとの隙間は小さく、流路
抵抗が高くなる欠点がある。又潤滑油は高温とな
るので弾発部15の周縁14は熱劣化して膨張、
収縮して永久変形し波打つてしまい、カバーとの
間に常時隙間を生じ内燃機関が停止している間に
油過器内の油がオイルパンに戻つてしまう欠点
がある。
また実開昭51−134273号にオイルフイルタにお
いてスカート状の逆止弁が開示されているが、こ
のものはスカート状の逆止弁部の内方に円筒状の
壁体を有し、これがエレメント2とプレートアタ
ツチメント5の間で圧縮されているのでこの円筒
状の壁体が挫屈して曲がる傾向があり、ダステイ
側とクリン側の間に洩れを生ずるおそれがある。
本考案はこのような欠点を解消した逆止弁を有
する油過器を提供するもので、カツプ状ケーシ
ングと油流入口と流出口を有するカバーとで形成
されたハウジング内に過体を配設し、該過体
と前記カバーとの間に油出口側の端板に挿嵌した
逆止弁の壁体から傘型に形成した弾発部一端の壁
体部分に、第1環状溝と第2環状溝を設けて薄厚
とした頚部を形成し、又他端の周縁に部厚くした
隆条部を形成した逆止弁を有する油過器であつ
て、油流入口から流入した油の圧力によつて弾発
部の頚部から動いてカバーの周縁との間隙を大き
くし、油路抵抗を下げると共に、周縁に設けた隆
条部によつて耐熱性を附与し周縁の変形を防止さ
せ油の逆流を防止するのである。以下実施例によ
り説明する。
第2図の油過器1は、ケーシング2とカバー
23とで形成されたハウジング内に過体3と逆
止弁11を配設して成る。ケーシング2は一端が
開口し他端が閉塞したカツプ状で、開口端はカバ
ー23で閉塞されている。カバー23は、中央に
ネジ溝を設けた油出口26を備え、その周りに油
流入口25を有する部厚な平面状底板と、その外
側に薄い囲い板24を密着固定してあり、この囲
い板24とケーシング1開口端とは加締てある。
過体3は多孔を有する内筒4の周りにひだ折り
し菊花状とした材を配設し、その上下端に端板
5,6を固着して成る。上方端板5は全面が閉鎖
されており、下方端板6は中央に開口を有し、該
開口の周りに環状壁8が設けられている。この環
状壁8の外周に円筒壁体13aの内壁を挿嵌させ
た逆止弁11が配設している。
逆止弁11は第3図に示すように内径が端板6
の環状壁8外径と同径の円筒壁体13aと、該壁
体13aの上部から傘型に形成した弾発部20と
から成る。円筒壁体13aの一端は、端板6と接
し、他端は端板6の円筒状壁8に押圧されカバー
23の油流出口の周りに密着する舌片17を有す
る。尚16は通孔である。弾発部20は壁体13
a外周と係合しているつけ根の両側に第1環状溝
18、第2環状溝19を設け、薄厚にした頚部2
3を形成し周縁部に向つて漸次厚さが薄くなつて
いる。そして周縁部分は、断面半円球の形状に厚
くした隆条部21を形成している。尚、過体3
はケーシング2の閉塞端9と端板5の間に配設し
たスプリング10によつてカバー23側へ付勢さ
れている。
このような構成から成る油過器1は、内燃機
関が作動ることによつて潤滑油がカバー23の油
流入口25から逆止弁11の弾発部20を押し上
げてケーシング2内に入り、過体3を通過する
際にスラツヂや金属粉を除去し、清掃化した油を
油流出口26から図示しないエンジンへ送る。油
流入口25から流入した際、油は弾発部20に衝
突し、その圧力は第2環状溝19にかかつて薄厚
とした頚部22を容易に第1環状溝18へ押し上
げるとともに、弾発部26を動かして傘型を拡張
させてカバー23と接していた周縁の隆条部21
をカバー23から離し、そつくり返すようにして
カバー23との間隙を大きくし流路抵抗を小さく
する。そして内燃機関が停止すると油過器1の
油流入口25からの圧力がかからなくなるに従
い、第2環状溝19への圧力も無くなつて頚部2
2は元の位置に戻り傘型を小さくし、隆条部21
の重みによつて周縁はカバー23と密着させて油
過器1内の油をオイルパンへ戻すようにさせな
い。この場合第1、第2の環状溝は頚部22を形
成し弁の開閉をなさしめるものであつて油路抵抗
上の支障を与えない程度に復元力を持たせてあ
る。このことは例えば特開昭50−84969号に開示
された溝7,8およびウエブ6a、6bが弾性的
に変形するのみであるのとは異なるものである。
また舌片17がスプリング10の押圧力を受けた
端板6の環状壁8よつてカバー23に押圧されて
固定されているので、逆止弁11の円筒体13a
が圧縮を受けてもダステイ側とクリン側の間に洩
れを生じることはない。
以上のように本考案は油過器に配設した逆止
弁の円筒壁体に傘型に形成した弾発部の壁体側を
第1の環状溝と第2環状溝とによつて弾発部より
薄厚にした頚部とし、他端の周縁を肉厚にした隆
条部としたので、潤滑油が油過器に流入した際
弾発部にかかる圧力はそのまま第2環状溝にもか
かり頚部を第1環状溝へ押し上げ、周縁の隆条部
とカバーの隙間を広くして油過抵抗を下げるとと
もに、隆条部のみ肉厚として耐熱性を附与したの
で変形を防止することができ、逆止弁の耐久性を
向上できる。又隆条部が熱変形しないのでカバー
と密着性が良く油の逆流を防止でき、舌片が挟着
されることによりケーシング内の油の洩れが防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の逆止弁を示す縦断面図、第2図
は本考案の逆止弁を有する油過器の縦断面図、
第3図は逆止弁の拡大縦断面図である。 6……端板、8……円筒状壁、11……逆止
弁、13a……壁体、18……第1環状溝、19
……第2環状溝、20……弾発部、21……隆条
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツプ状ケーシングと、油流入口と流出口を有
    するカバーとで形成したハウジング内にスプリン
    グと過体と、弾性体で成り油流入口を閉塞する
    逆止弁とが配設された使い捨て型油過器におい
    て、過体の端板中央の油出口開口の周囲に形成
    した環状壁外面に嵌合させた円筒壁体と、該円筒
    壁体から外延する傘型の弾発部とから成り、弾発
    部が円筒壁体に接続する頚部には環状溝を、傘型
    の周縁には肉厚の隆条部を設け、さらに円筒壁体
    の一端は肉薄の舌片を形成せしめて該舌片部が前
    記環状壁の一端とカバーとの間に前記スプリング
    の押圧により挟着された逆止弁を有する油過
    器。
JP8950079U 1979-06-29 1979-06-29 Expired JPS6246408Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8950079U JPS6246408Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8950079U JPS6246408Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS567507U JPS567507U (ja) 1981-01-22
JPS6246408Y2 true JPS6246408Y2 (ja) 1987-12-15

Family

ID=29322656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8950079U Expired JPS6246408Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6246408Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583025Y2 (ja) * 1992-08-19 1998-10-15 株式会社テネックス 使い捨て型オイルフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS567507U (ja) 1981-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3000506A (en) Throwaway type filter
US3132097A (en) Filter
US3722683A (en) Fluid filter device
US3156259A (en) Relief valve
US8221619B2 (en) One piece combination anti-drain back and relief valve
US11530632B2 (en) Oil filter for a motor vehicle and filter cartridge for an oil filter
JPS6246408Y2 (ja)
US3094074A (en) Bladder fuel pump
US2337238A (en) Oil filter for internal combustion engines
CA2525921A1 (en) One-piece flow control valve for fluid filter assembly
JP2003510174A (ja) ドレン流出口を備えたフィルターアセンブリ
US6974539B1 (en) Combination filter element support and anti-prefill valve
US2485439A (en) Pump
US3243045A (en) Filter
JPS632085Y2 (ja)
JPH0135217Y2 (ja)
JP2505768Y2 (ja) 圧力逃し弁
JP2583025Y2 (ja) 使い捨て型オイルフィルタ
GB1592613A (en) Relief valve
JPH0437215Y2 (ja)
JPH0618017Y2 (ja) エンジンの潤滑油圧調整装置
JPH0810357Y2 (ja) 流体フィルタ
US3395804A (en) Filter assembly relief valves
WO2004076024A1 (en) Fluid filter assembly with center tube with integrated pressure-relief valve
JPH0332851Y2 (ja)