JPH0551409U - オイルフィルタのエスケープバルブ装置 - Google Patents

オイルフィルタのエスケープバルブ装置

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JPH0551409U
JPH0551409U JP106149U JP10614991U JPH0551409U JP H0551409 U JPH0551409 U JP H0551409U JP 106149 U JP106149 U JP 106149U JP 10614991 U JP10614991 U JP 10614991U JP H0551409 U JPH0551409 U JP H0551409U
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JP
Japan
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escape
oil
filter medium
filter
escape valve
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Pending
Application number
JP106149U
Other languages
English (en)
Inventor
和也 坂本
勝啓 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Filter Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Toyo Filter Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Filter Manufacturing Co Ltd filed Critical Toyo Filter Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH0551409U publication Critical patent/JPH0551409U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルフィルタのエスケープバルブ装置の部
品点数を低減する。 【構成】 オイルフィルタのケース8内に濾材9を固定
するための濾材固定用板バネ13にチェックスプリング
片23が残留するようにオイルのエスケープ穴24を穿
設する。チェックスプリング片にエスケープ穴を開閉す
るエスケープバルブ板25を取り付ける。濾材固定用板
バネにエスケープバルブ板が当接する弁座26を設け
る。エスケープバルブ板を弁座に押し付けるためのチェ
ックスプリング片を濾材固定用板バネと一体化できるの
で、部品点数が減る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関等に使用されるオイルフィルタのエスケープバルブ装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のオイルフィルタには、機関運転開始時等のごとくオイル粘度が高いた め、或いはフィルタの目詰まり等のためオイルが流れ難い場合に、オイルを機関 の方に流れ易くするため、濾材を迂回するようなオイルの流路が設けられ、そこ にオイルの逆流を防止する機能をも果たすエスケープバルブ装置が設けられてい る。
【0003】 このエスケープバルブ装置は、例えば、図8及び図9に示されるように、オイ ルフィルタのケース内に濾材を固定するための濾材固定用板バネ1と、該板バネ 1に形成されたオイルの迂回路となるエスケープ穴2を開閉するエスケープバル ブ板3と、該エスケープバルブ板3を前記板バネ1の弁座4に押し付けるための 圧縮コイルバネ5とを備えている。そして、これらエスケープバルブ板3等を前 記板バネ1下面に固着された弁箱6内に収納している。
【0004】 しかして、機関始動時等においては、オイルが矢印方向からエスケープバルブ 板3を強圧し、圧縮コイルバネ5に抗してエスケープバルブ板3を押し下げ、濾 材7を経ることなく機関の方に向かって流れる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のオイルフィルタのエスケープバルブ装置は、上述の ように、濾材固定用板バネ1,エスケープバルブ板3,圧縮コイルバネ5,弁箱 6を別々に製造して用意しなければならず、部品点数が多く、組み付け作業が繁 雑となっている。
【0006】 本考案は、係るエスケープバルブ装置の部品点数を低減すると共に装置構造の 簡素化を図ることをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、オイルフィルタのケース内に濾材を固定 するための濾材固定用板バネにチェックスプリング片が残留するようにオイルの エスケープ穴が穿設され、前記チェックスプリング片に前記エスケープ穴を開閉 するエスケープバルブ板が取り付けられ、前記濾材固定用板バネに前記エスケー プバルブ板が当接する弁座が設けられた構成を採用している。
【0008】
【作用】
チェックスプリング片が濾材固定用板バネに一体的に設けられており、このチ ェックスプリング片がエスケープバルブ板を弁座に押し付けている。従って、エ スケープバルブ板を弁座に押し付けるためのスプリングを別途設ける必要がない 。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係るオイルフィルタのエスケープバルブ装置の実施例について 説明する。
【0010】 図1に示されるように、このオイルフィルタは、筒状のケース8を有している 。 ケース8は、その円筒壁8aの上部が該ケース8と一体化成形された上端板8 bで閉じられ、下部は下端板8cで閉じられ、円筒壁8aの内部には濾材9が収 納されている。
【0011】 濾材9は、この実施例ではベローズ型に成形され、その円柱型空洞内には円筒 型の多孔筒10が挿入されている。多孔筒10はパンチングプレート等により作 られている。濾材9はこの多孔筒10の上下端に接着剤11により接着され、多 孔筒10と一体化されている。
【0012】 この濾材9は、多孔筒10の下部がシール部材12を介してケース8の下端板 8cに支持され、多孔筒10の上部が濾材固定用板バネ13を介してケース8の 上端板8bに支持されることにより、ケース8内の定位置に固定されている。
【0013】 前記ケース8の下端板8cの中心部には、前記多孔筒10にその下側から連通 するオイル吐出孔14が設けられている。オイル吐出孔14の内面には、機関側 の雄ネジ(図示せず)と螺合する雌ネジ15が形成されている。
【0014】 また、前記ケース8の下端板8cのオイル吐出孔14の回りには、複数個のオ イルの導入孔15が設けられている。導入孔15は、ケース8内側に取り付けら れた逆止め弁16により閉じられている。逆止め弁16は、シリコンゴム等で環 状に一体化成形されており、その内周部が前記シール部材12となっている。前 記多孔筒10により前記シール部材12が吐出孔14の回りに当接することによ って、逆止め弁16は下端板8cに固定されることとなっている。
【0015】 前記ケース8の下端板8cと円筒壁8aとは、シール板17を介して連結され ている。シール板17は略リング形であり、その中央部分は下端板8cに密着し 、外周部分は円筒壁8aと共に巻き締められ、内周部分には機関側と接して前記 吐出孔14の回りをシールするためのパッキングリング18が取り付けられてい る。
【0016】 シール板17の中央部分と下端板8cとの密着は、図4に示されるように、シ ール板17にプレス成形された突起19を下端板8cに穿設された小孔29に挿 入してかしめることによりなされている。かしめではなく、スポット溶接又は接 着剤により接合することもできる。
【0017】 なお、シール板17と下端板8cとの結合は、図5に示されるように、下端板 8cに形成された突起28を、シール板17に穿設された小孔30に挿入し、し かる後かしめるようにして行ってもよい。また、図6に示されるように、シール 板17のパッキングリング18よりも内周側に穿設された小孔31に下端板8c の突起32を挿入するようにしてもよいし、図7のようにシール板17のパッキ ングリング18よりも内周側に成形された突起33を下端板8cに穿設された小 孔34に挿入するようにしてもよい しかして、機関運転時において、オイルは逆止め弁16を押し上げつつ導入孔 15からケース8内側に流入し、ケース8の円筒壁8a内面と濾材9の回りとの 間の通路20を通って濾材9の外面であるダストサイドに接する。そして、濾材 9で濾過されつつ濾材9の内面であるクリーンサイドに至り、多孔筒10の孔2 1を通って吐出孔14から機関側に流れることとなる。
【0018】 上記機関始動時等におけるようなオイル粘度が高い場合、フィルタが劣化して いる場合等には濾材9での圧力損失が過大になり、機関側でオイルが不足するの で、これを防止するため、前記多孔筒10の上側部分近傍には、図1乃至図3に 示されるようなエスケープバルブ装置22が設けられている。
【0019】 すなわち、前記濾材固定用板バネ13には、チェックスプリング片23が残留 するようにオイルのエスケープ穴24が穿設され、チェックスプリング片23に は、エスケープ穴24を開閉するエスケープバルブ板25が取り付けられている 。また、濾材固定用板バネ13にはエスケープバルブ板25が当接する弁座26 が設けられている。
【0020】 濾材固定用板バネ13は、略長方形であり、その両側部分はケース8の上端板 8bの内面に当接して多孔筒10を下方に押圧し易くするため上方に翼状に跳ね 上がっている。また、中央部分は多孔筒10の円形の開口に対峙し、該開口を覆 っている。
【0021】 エスケープ穴24は、図3に示されるように、濾材固定用板バネ13の中央部 分に略巴型に複数個設けられている。これにより、チェックスプリング片23が 前記中央部分の中心部から外側に向って螺旋を描くように伸びることとなってい る。
【0022】 前記弁座26は、該中央部分のエスケープ穴24の周辺に環状突起として形成 され、多孔筒10内に入り込んでいる。 エスケープバルブ板25は、前記中央部にその下側からあてがわれ、その中心 にリベット27で固着されている。そして、多孔筒10内に隙間を介して入り込 んでいる。
【0023】 しかして、濾材9での圧力損失が過大となる場合は、オイルが前記円筒壁内面 に沿った通路20を上昇し、エスケープ穴24に至り、エスケープバルブ板25 を下方に押圧する。エスケープバルブ板25は、チェックスプリング片23の弾 性変形により多孔筒10中を少しばかり降下し、弁座26から離れる。これによ り、オイルは、多孔筒10中に流入し、吐出孔14から流出して機関に至ること となる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は以上のような構成を備えていることから、エスケープバルブ板を弁座 に押し付けるためのスプリングを別途設ける必要がなく、エスケープバルブ装置 の部品点数を低減すると共に装置構造の簡素化を図ることができる。
【0025】 また、スプリングやエスケープバルブ板を収納するべき弁箱を設ける必要もな いので、それだけエスケープ用のオイルの流れを円滑化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエスケープバルブ装置を備えたオ
イルフィルタの垂直断面図である。
【図2】エスケープバルブ装置の要部の垂直断面図であ
る。
【図3】エスケープバルブ装置の要部の平面図である。
【図4】フィルタのケース底部分の部分切欠断面図であ
る。
【図5】フィルタのケース底部分の他の態様を示す部分
切欠断面図である。
【図6】フィルタのケース底部分の更に他の態様を示す
部分切欠断面図である。
【図7】フィルタのケース底部分の更に他の態様を示す
部分切欠断面図である。
【図8】従来のエスケープバルブ装置の分解斜視図であ
る。
【図9】従来のエスケープバルブ装置の垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
8…オイルフィルタのケース 9…濾材 13…濾材固定用板バネ 22…エスケープバルブ装置 23…チェックスプリング片 24…エスケープ穴 25…エスケープバルブ板 26…弁座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルフィルタのケース内に濾材を固定
    するための濾材固定用板バネにチェックスプリング片が
    残留するようにオイルのエスケープ穴が穿設され、前記
    チェックスプリング片に前記エスケープ穴を開閉するエ
    スケープバルブ板が取り付けられ、前記濾材固定用板バ
    ネに前記エスケープバルブ板が当接する弁座が設けられ
    ていることを特徴とするオイルフィルタのエスケープバ
    ルブ装置。
JP106149U 1991-12-24 1991-12-24 オイルフィルタのエスケープバルブ装置 Pending JPH0551409U (ja)

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JP106149U JPH0551409U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 オイルフィルタのエスケープバルブ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018193914A1 (ja) * 2017-04-18 2018-10-25 ヤマシンフィルタ株式会社 タンク装置
US11511934B2 (en) 2017-04-18 2022-11-29 Yamashin-Filter Corp. Tank device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6256109B2 (ja) * 1978-01-24 1987-11-24 Tokyo Shibaura Electric Co

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