JPH11197411A - フィルタ装置及びエレメント交換用組立体 - Google Patents

フィルタ装置及びエレメント交換用組立体

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JPH11197411A
JPH11197411A JP10007402A JP740298A JPH11197411A JP H11197411 A JPH11197411 A JP H11197411A JP 10007402 A JP10007402 A JP 10007402A JP 740298 A JP740298 A JP 740298A JP H11197411 A JPH11197411 A JP H11197411A
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JP
Japan
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filter
cap
oil
case
filter cap
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JP10007402A
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English (en)
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Sadahito Fukumori
貞仁 福盛
Masahiro Tomita
正広 冨田
Shogo Oda
尚吾 小田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレメント本体を交換する際に手を汚すこと
なく廃棄可能であり、エレメント交換における信頼性も
確保すること。 【解決手段】 オイルフィルタ100は、オイルを濾過
するフィルタエレメント31を有するエレメント本体3
0が内部に固定されたフィルタキャップ10と内燃機関
側に固定されるフィルタケース20とからなる。そし
て、エレメント本体30を含むフィルタキャップ10が
全て濾紙やプラスチック樹脂等の可燃性材料からなるも
のである。したがって、フィルタエレメント31が劣化
してエレメント交換する際には、オイルフィルタ100
のハウジングを形成するフィルタキャップ10及びフィ
ルタケース20のうちフィルタキャップ10側を取外す
だけでよい。また、フィルタキャップ10側が全て可燃
性材料からなるため廃棄処分が容易であると共に、エレ
メント交換における信頼性も確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体として例え
ば、内燃機関を潤滑するオイルに混入する不純物を濾過
するフィルタエレメントを交換可能なフィルタ装置及び
エレメント交換用組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルタ装置及びエレメント交換
用組立体に関連する先行技術文献としては、特開平5−
261214号公報、実開平8−909号公報、特開平
7−60031号公報にて開示されたものが知られてい
る。これらのものでは、フィルタ装置の本体またはその
一部であるエレメント本体(フィルタカートリッジ)を
交換可能で廃棄するための技術が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平5−
261214号公報では、エレメント本体(フィルタカ
ートリッジ)の一部に金属性材料が用いられているた
め、そのまま廃棄することができない。また、実開平8
−909号公報では、オイルフィルタにおける開口部も
硬化樹脂であるため取付ねじ部の強度が弱いという不具
合があった。そして、特開平7−60031号公報で
は、エレメント本体(流体濾過エレメント)が可燃性材
料からなるが、エレメント本体を廃棄するためケーシン
グ側から取外すときにオイル等が周囲に飛散するという
ような不具合があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、エレメント本体を交換する際
に手を汚すことなく廃棄可能であり、エレメント交換に
おける信頼性も確保することができるフィルタ装置及び
エレメント交換用組立体の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のフィルタ装置
によれば、フィルタエレメントが劣化した際には、フィ
ルタエレメントを有するエレメント本体を収容するキャ
ップ部材と、このキャップ部材に組付けられたケース部
材とから形成されるハウジングの一方のキャップ部材側
を取外すだけでよい。つまり、エレメント本体がキャッ
プ部材の内部に固定されているためキャップ部材側を取
外すことで、従来の内燃機関用スピンオン式フィルタ装
置のように簡単にエレメント交換に必要な部位が全て取
外される。そして、キャップ部材側が全て可燃性材料か
らなるため廃棄処分が容易であると共に、エレメント交
換における信頼性も確保される。
【0006】請求項2のフィルタ装置では、ハウジング
を形成する一方のケース部材が金属性材料からなる。こ
れにより、フィルタエレメントが劣化してエレメント交
換される際、ケース部材が例え、内燃機関側に結合され
たままで取外されることがなくても耐久信頼性が確保さ
れる。
【0007】請求項3のフィルタ装置のエレメント交換
用組立体によれば、フィルタエレメントが劣化した際に
は、フィルタ装置のエレメント交換用組立体としてのハ
ウジングの一部であるフィルタエレメントを有するエレ
メント本体を収容するキャップ部材側を取外すだけでよ
い。つまり、エレメント本体がハウジングの一部である
キャップ部材の内部に固定されているためキャップ部材
側を取外すことで、従来の内燃機関用スピンオン式フィ
ルタ装置のように簡単にエレメント交換に必要な部位が
全て取外される。そして、キャップ部材側が全て可燃性
材料からなるため廃棄処分が容易であると共に、エレメ
ント交換における信頼性も確保される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0009】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかるフィルタ装置及びエレメント交換用
組立体を適用したオイルフィルタの構成を示す断面図で
あり、図2は図1におけるフィルタケースとフィルタキ
ャップとの分割状態を示す断面図である。
【0010】図1及び図2において、100はフィルタ
装置としての内燃機関用スピンオン式オイルフィルタで
あり、オイルフィルタ100はプラスチック樹脂製から
なる有底円筒状のフィルタキャップ10とアルミニウム
製からなるフィルタケース20とでハウジングが構成さ
れ、これらフィルタキャップ10とフィルタケース20
との間にはシール部材19が介装され、隙間がシールさ
れている。フィルタキャップ10には、その開口近傍の
円筒外周面に複数の溝部11が設けられている。また、
フィルタケース20には、その開口近傍の円筒内周面に
フィルタキャップ10の溝部11と結合される複数の突
起部21が設けられている。更に、フィルタケース20
の底面部には複数のオイル入口22、その中央にオイル
フィルタ固定用の雌ねじ部を兼ねたオイル出口23が設
けられている。そして、フィルタケース20の底面側で
オイル入口22及びオイル出口23の外周面に形成され
た溝部24には内燃機関側と液密に結合するためのゴム
製でリング状のガスケット25が取付けられている。
【0011】フィルタキャップ10内には、その頭頂側
の内底部12から一体的に円筒状に突出されたプロテク
タ部13が設けられている。このプロテクタ部13に
は、オイルが通過できるように縦方向にスリット状の通
路孔14が穿たれている。このプロテクタ部13に対
し、その周囲面に濾紙を折曲げて形成されたフィルタエ
レメント31、その下端面が支持板32で接合された円
筒状のエレメント本体30が挿入されている。そして、
このエレメント本体30は、その上端面がフィルタキャ
ップ10の内底部12に接着剤33によって接合されフ
ィルタキャップ10と一体化されている。
【0012】また、フィルタキャップ10の内底部12
からエレメント本体30のフィルタエレメント31の下
側まで突出されているプロテクタ部13の円筒端部15
の先端部分には、内周面側をテーパ面とした挿入部16
が形成されている。このテーパ面の挿入部16を利用し
て後述の逃がし弁部一体型逆止弁部を備えたゴム製の複
合弁体40の環状の溝部44に挿嵌されている。なお、
挿入部16のテーパ面はR面であってもよい。また、プ
ロテクタ部13の円筒端部15の全周には櫛歯形状のス
リット部分を利用してオイル逃がし用の通路17が形成
されている。なお、通路17はプロテクタ部13の円筒
端部15の壁面に穿たれた孔形状であってもよい。
【0013】そして、フィルタキャップ10とフィルタ
ケース20との組付状態では、複合弁体40の逆止弁部
41の先端がフィルタケース20内側からオイル入口2
2より外周面に当接され弾性変形されることでオイル入
口22が閉じられ、逃がし弁部42がフィルタキャップ
10のプロテクタ部13の円筒端部15の内周面に当接
され弾性変形されることで通路17が閉じられる。この
とき複合弁体40の内周面に形成された突出部43がオ
イル出口23の突形状の外周面に当接され弾性変形され
ることでフィルタケース20のオイル入口22内側とオ
イル出口23側とが閉塞状態とされる。このため、フィ
ルタケース20のオイル入口22から内部に流入された
オイルは必然的に複合弁体40の逆止弁部41を通過さ
れることとなる。
【0014】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかるオイルフィルタ100における複合弁体40の作
動について図3を参照して説明する。なお、図3は図1
の要部構成におけるオイルの流れを示す部分断面図であ
り、図3(a)はエレメント本体30の前後差圧が所定
圧未満の状態、図3(b)はエレメント本体30の前後
差圧が所定圧以上の状態を示している。
【0015】エレメント本体30のフィルタエレメント
31をオイルが通過可能でエレメント本体30の前後差
圧が所定圧未満の状態においては、図3(a)に矢印に
て示すように、内燃機関側からの汚オイルはオイル入口
22から複合弁体40の逆止弁部41の通過が許容され
オイルフィルタ100内に導入される。そして、この汚
オイルはエレメント本体30のフィルタエレメント31
を通過し浄オイルとされオイル出口23側から内燃機関
側に戻される。
【0016】一方、例えば、エレメント本体30のフィ
ルタエレメント31が目詰まり等で劣化したり、オイル
の粘性が極端に高くなったときにも、図3(b)に矢印
にて示すように、内燃機関側からの汚オイルはオイル入
口22から複合弁体40の逆止弁部41の通過が許容さ
れオイルフィルタ100内に導入される。しかし、この
汚オイルはエレメント本体30のフィルタエレメント3
1を通過し難くいため、エレメント本体30の前後差圧
が上昇し所定圧以上となると、フィルタキャップ10の
プロテクタ部13の円筒端部15に形成された通路17
を通って複合弁体40の逃がし弁部42を内側に弾性変
形させる。このため、内燃機関側からの汚オイルはエレ
メント本体30を通過することなくオイル出口23側か
ら内燃機関側に戻される。
【0017】ここで、フィルタキャップ10とフィルタ
ケース20とからハウジングが構成されるオイルフィル
タ100は、内燃機関側にガスケット25を介して結合
され使用される。そして、エレメント本体30のフィル
タエレメント31が劣化したときには、図1に示すフィ
ルタキャップ10とフィルタケース20との結合状態か
らフィルタキャップ10側を回転させることで、図2に
示すように、溝部11と突起部21との結合が解除され
フィルタキャップ10がフィルタケース20側から取外
され分割状態となる。このとき、フィルタキャップ10
と共にエレメント本体30のみならず同時に交換が必要
なシール部材19や複合弁体40もフィルタケース20
側から取外される。このフィルタキャップ10側は全て
焼却可能な可燃性材料からなり手を汚すことなく廃棄す
ることができる。また、フィルタキャップ10と同時
に、交換が必要なシール部材19や複合弁体40もフィ
ルタケース20側から取外されるためエレメント交換の
際の信頼性も確保される。
【0018】このように、本実施例のフィルタ装置とし
てのオイルフィルタ100は、流体としてのオイルを濾
過するフィルタエレメント31を有するエレメント本体
30と、エレメント本体30を収容するキャップ部材と
してのフィルタキャップ10と、フィルタキャップ10
が組付けられることでハウジングを形成するケース部材
としてのフィルタケース20とを具備し、エレメント本
体30がフィルタキャップ10の内部に固定され、エレ
メント本体30を含むフィルタキャップ10が濾紙やプ
ラスチック樹脂等の全て可燃性材料からなるものであ
る。
【0019】したがって、フィルタエレメント31が劣
化してエレメント交換する際には、オイルフィルタ10
0のハウジングを形成するフィルタキャップ10及びフ
ィルタケース20のうちフィルタエレメント31を有す
るエレメント本体30を収容する一方のフィルタキャッ
プ10側を取外すだけでよい。また、フィルタキャップ
10側が全て可燃性材料からなるため廃棄処分が容易で
あると共に、エレメント交換における信頼性も確保され
る。
【0020】また、本実施例のフィルタ装置としてのオ
イルフィルタ100は、ケース部材としてのフィルタケ
ース20がアルミニウム等の金属性材料からなるもので
ある。ここで、オイルフィルタ100のハウジングを形
成する一方のフィルタケース20は、フィルタエレメン
ト31が劣化してエレメント交換される際にも内燃機関
側に結合されたままである。このフィルタケース20が
金属性材料からなることで耐久信頼性が確保される。
【0021】そして、本実施例のフィルタ装置のエレメ
ント交換用組立体は、流体としてのオイルを濾過するフ
ィルタエレメント31を有するエレメント本体30と、
ハウジングの一部を形成するキャップ部材としてのフィ
ルタキャップ10とを具備し、エレメント本体30はフ
ィルタキャップ10の内部に収容されて固定され、エレ
メント本体30を含むフィルタキャップ10が全て濾紙
やプラスチック樹脂等の可燃性材料からなるものであ
る。したがって、フィルタエレメント31が劣化してエ
レメント交換する際には、フィルタ装置のエレメント交
換用組立体としてのハウジングにおけるフィルタキャッ
プ10側を取外すだけでよい。また、フィルタキャップ
10側が全て可燃性材料からなるため廃棄処分が容易で
あると共に、エレメント交換における信頼性も確保され
る。
【0022】〈実施例2〉図4は本発明の実施の形態の
第2実施例にかかるフィルタ装置及びエレメント交換用
組立体を適用したオイルフィルタの構成を示す断面図で
あり、図5は図4におけるフィルタケースとフィルタキ
ャップとの分割状態を示す断面図である。なお、図中、
上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるもの
については同一符号及び同一記号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0023】図4及び図5において、上述の実施例との
相違点は、エレメント本体50の構成にある。つまり、
フィルタキャップ10の頭頂側の内底部12から一体的
に上下に櫛歯形状で略円筒状に突出されたプロテクタ部
13が設けられ、このプロテクタ部13を芯材とする成
形吸引型にて、この外周囲に所定厚さの不織布にて成形
されたフィルタエレメント51を有する成形濾過体とし
てのエレメント本体50が形成されている。なお、本実
施例においては、部品点数及びコスト低減が図られるこ
ととなる。
【0024】このように、本実施例のフィルタ装置とし
てのオイルフィルタ200は、流体としてのオイルを濾
過するフィルタエレメント51を有するエレメント本体
50と、エレメント本体50を収容するキャップ部材と
してのフィルタキャップ10と、フィルタキャップ10
が組付けられることでハウジングを形成するケース部材
としてのフィルタケース20とを具備し、エレメント本
体50がフィルタキャップ10の内部に固定され、エレ
メント本体50を含むフィルタキャップ10が不織布や
プラスチック樹脂等の全て可燃性材料からなるものであ
る。
【0025】したがって、フィルタエレメント51が劣
化してエレメント交換する際には、オイルフィルタ20
0のハウジングを形成するフィルタキャップ10及びフ
ィルタケース20のうちフィルタエレメント51を有す
るエレメント本体50を収容する一方のフィルタキャッ
プ10側を取外すだけでよい。また、フィルタキャップ
10側が全て可燃性材料からなるため廃棄処分が容易で
あると共に、エレメント交換における信頼性も確保され
る。
【0026】また、本実施例のフィルタ装置としてのオ
イルフィルタ200は、ケース部材としてのフィルタケ
ース20がアルミニウム等の金属性材料からなるもので
ある。ここで、オイルフィルタ200のハウジングを形
成する一方のフィルタケース20は、フィルタエレメン
ト51が劣化してエレメント交換される際にも内燃機関
側に結合されたままである。このフィルタケース20が
金属性材料からなることで耐久信頼性が確保される。
【0027】そして、本実施例のフィルタ装置のエレメ
ント交換用組立体は、流体としてのオイルを濾過するフ
ィルタエレメント51を有するエレメント本体50と、
ハウジングの一部を形成するキャップ部材としてのフィ
ルタキャップ10とを具備し、エレメント本体50はフ
ィルタキャップ10の内部に収容されて固定され、エレ
メント本体50を含むフィルタキャップ10が全て不織
布やプラスチック樹脂等の可燃性材料からなるものであ
る。したがって、フィルタエレメント51が劣化してエ
レメント交換する際には、フィルタ装置のエレメント交
換用組立体としてのハウジングにおけるフィルタキャッ
プ10側を取外すだけでよい。また、フィルタキャップ
10側が全て可燃性材料からなるため廃棄処分が容易で
あると共に、エレメント交換における信頼性も確保され
る。
【0028】〈実施例3〉図6は本発明の実施の形態の
第3実施例にかかるフィルタ装置及びエレメント交換用
組立体を適用したオイルフィルタの構成を示す断面図で
あり、図7は図6におけるフィルタケースとフィルタキ
ャップとの分割状態を示す断面図である。なお、図中、
上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるもの
については同一符号及び同一記号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0029】図6及び図7において、上述の実施例との
相違点は、エレメント本体60の構成にある。上述の実
施例では、フィルタキャップ10側からプロテクタ部1
3が一体的に突出され形成されていたが、本実施例で
は、上下に櫛歯形状で略円筒状に成形された独立的なプ
ロテクタ部62を芯材とする成形吸引型にて、この外周
囲に所定厚さの不織布にて成形されたフィルタエレメン
ト61を有する成形濾過体としてのエレメント本体60
が形成されている。そして、プロテクタ部62の外周上
端部には複数の爪部63が形成されている。この爪部6
3に対応してフィルタキャップ10の内周上端部にはV
字状の溝部18が形成されている。したがって、フィル
タエレメント61を有するエレメント本体60がフィル
タキャップ10内に挿入されることで、エレメント本体
60のプロテクタ部62の爪部63がフィルタキャップ
10の溝部18に係合される。これにより、エレメント
本体60とフィルタキャップ10とが一体化されるので
ある。
【0030】このように、本実施例のフィルタ装置とし
てのオイルフィルタ300は、流体としてのオイルを濾
過するフィルタエレメント61を有するエレメント本体
60と、エレメント本体60を収容するキャップ部材と
してのフィルタキャップ10と、フィルタキャップ10
が組付けられることでハウジングを形成するケース部材
としてのフィルタケース20とを具備し、エレメント本
体60がフィルタキャップ10の内部に固定され、エレ
メント本体60を含むフィルタキャップ10が不織布や
プラスチック樹脂等の全て可燃性材料からなるものであ
る。
【0031】したがって、フィルタエレメント61が劣
化してエレメント交換する際には、オイルフィルタ30
0のハウジングを形成するフィルタキャップ10及びフ
ィルタケース20のうちフィルタエレメント61を有す
るエレメント本体60を収容する一方のフィルタキャッ
プ10側を取外すだけでよい。また、フィルタキャップ
10側が全て可燃性材料からなるため廃棄処分が容易で
あると共に、エレメント交換における信頼性も確保され
る。
【0032】また、本実施例のフィルタ装置としてのオ
イルフィルタ300は、ケース部材としてのフィルタケ
ース20がアルミニウム等の金属性材料からなるもので
ある。ここで、オイルフィルタ300のハウジングを形
成する一方のフィルタケース20は、フィルタエレメン
ト61が劣化してエレメント交換される際にも内燃機関
側に結合されたままである。このフィルタケース20が
金属性材料からなることで耐久信頼性が確保される。
【0033】そして、本実施例のフィルタ装置のエレメ
ント交換用組立体は、流体としてのオイルを濾過するフ
ィルタエレメント61を有するエレメント本体60と、
ハウジングの一部を形成するキャップ部材としてのフィ
ルタキャップ10とを具備し、エレメント本体60はフ
ィルタキャップ10の内部に収容されて固定され、エレ
メント本体60を含むフィルタキャップ10が全て不織
布やプラスチック樹脂等の可燃性材料からなるものであ
る。したがって、フィルタエレメント61が劣化してエ
レメント交換する際には、フィルタ装置のエレメント交
換用組立体としてのハウジングにおけるフィルタキャッ
プ10側を取外すだけでよい。また、フィルタキャップ
10側が全て可燃性材料からなるため廃棄処分が容易で
あると共に、エレメント交換における信頼性も確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるフィルタ装置及びエレメント交換用組立体を適用し
たオイルフィルタの構成を示す断面図である。
【図2】 図2は図1におけるフィルタケースとフィル
タキャップとの分割状態を示す断面図である。
【図3】 図3は図1の要部構成におけるオイルの流れ
を示す部分断面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かるフィルタ装置及びエレメント交換用組立体を適用し
たオイルフィルタの構成を示す断面図である。
【図5】 図5は図4におけるフィルタケースとフィル
タキャップとの分割状態を示す断面図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の第3実施例にか
かるフィルタ装置及びエレメント交換用組立体を適用し
たオイルフィルタの構成を示す断面図である。
【図7】 図7は図6におけるフィルタケースとフィル
タキャップとの分割状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 フィルタキャップ(キャップ部材) 20 フィルタケース(ケース部材) 30 エレメント本体 31 フィルタエレメント 40 複合弁体 100 オイルフィルタ(フィルタ装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を濾過するフィルタエレメントを有
    するエレメント本体と、 前記エレメント本体を収容するキャップ部材と、 前記キャップ部材が組付けられることでハウジングを形
    成するケース部材とを具備し、 前記エレメント本体が前記キャップ部材の内部に固定さ
    れ、前記エレメント本体を含む前記キャップ部材が全て
    可燃性材料からなることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース部材は、金属性材料からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 流体を濾過するフィルタエレメントを有
    するエレメント本体と、 ハウジングの一部を形成するキャップ部材とを具備し、 前記エレメント本体は前記キャップ部材の内部に収容さ
    れて固定され、前記エレメント本体を含む前記キャップ
    部材が全て可燃性材料からなることを特徴とするフィル
    タ装置のエレメント交換用組立体。
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