JP2000140525A - オイルフィルタ及びそれに用いる弁体 - Google Patents

オイルフィルタ及びそれに用いる弁体

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JP2000140525A
JP2000140525A JP10317315A JP31731598A JP2000140525A JP 2000140525 A JP2000140525 A JP 2000140525A JP 10317315 A JP10317315 A JP 10317315A JP 31731598 A JP31731598 A JP 31731598A JP 2000140525 A JP2000140525 A JP 2000140525A
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oil
filter
casing
bracket
check valve
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JP10317315A
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Shogo Oda
尚吾 小田
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Denso Corp
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フルフロー用及びバイパスフロー用の2つの
油路を隔離するシール部材を逆止弁と一体化することで
部品点数を低減し組付コストを削減すること。 【解決手段】 オイルフィルタのケーシング内に配設さ
れる複合弁体30は逆止弁部31の基部32から延設さ
れた円筒状部33の先端近傍で内周側に向けてシール部
34がゴム製で一体成形され構成されており、逆止弁部
31が基部32にて固定されることでシール部34の位
置が一義的に決定される。これにより、複合弁体30の
組付作業としては円筒状部33をオイルフィルタに収容
されたフィルタエレメントの円筒端面に挿嵌するだけで
あり極めて容易であるため組付コストが削減される。ま
た、シール部34の位置が油圧変化等により移動するこ
とがないため作動の安定性が補償される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルに混入する
異物等を濾過するオイルフィルタ及びそれに用いる弁体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルフィルタ及びそれに用いる
弁体に関連する先行技術文献としては、特公平7−22
655号公報にて開示されたものが知られている。この
ものは、ディーゼル機関用オイルフィルタであって、フ
ルフロー用及びバイパスフロー用として個別に形成され
た両フィルタエレメントを共通の筒状プロテクタ部材を
用いて一体的に保持させ1つのケーシング内に同軸状に
収容し、内燃機関側のブラケットに着脱自在な所謂スピ
ンオン型の簡素な構造とし組付作業性を向上させる技術
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のオイ
ルフィルタでは機関停止時に内部のオイルを貯留してお
くための逆止弁(Check Valve)やフルフロー用油路とバ
イパスフロー用油路とを隔離するためのOリング等の複
数のシール部材を用いており、組付作業が未だ煩雑であ
り組付コストがかかるという不具合があった。また、シ
ール部材がOリングであるときには固定するための溝部
または相当する部位を形成する必要があるため部品形状
が複雑なものとなる要因となっていた。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、シール部材としてフルフロー
用油路とバイパスフロー用油路とを隔離するためにOリ
ングを用いることなくオイルフィルタに不可欠な逆止弁
と一体化することで部品点数を低減し組付コストを削減
可能なオイルフィルタ及びそれに用いる弁体の提供を課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のオイルフィル
タによれば、ケーシング内のオイル入口及びオイル出口
の近傍に配設される弁体は逆止弁部とシール部とが弾性
体で一体成形され構成されており、逆止弁部が基部にて
固定されることでシール部の位置が一義的に決定される
ため、弁体の組付作業が極めて容易であり組付コストが
削減されると共に、シール部の位置が油圧変化等により
移動することがないため作動の安定性が補償され、取付
構造の簡素化により部品コストも低減できる。
【0006】請求項2のオイルフィルタでは、弁体の円
筒状部の先端近傍で内周側に突出されたシール部の根元
にその剛性を高めるための複数のリブが形成されている
ことで、オイルフィルタを内燃機関側のブラケットの必
要部位に確実に取付けることができ、取付後の油圧変化
によるシール部の根元への応力集中による損傷が回避さ
れ信頼性が向上される。
【0007】請求項3のオイルフィルタ用の弁体によれ
ば、ケーシング内のオイル入口及びオイル出口の近傍に
配設される弁体は逆止弁部とシール部とが弾性体で一体
成形され構成されており、逆止弁部が基部にて固定され
ることでシール部の位置が一義的に決定されるため、オ
イルフィルタ用の弁体の組付作業が極めて容易であり組
付コストが削減されると共に、シール部の位置が油圧変
化等により移動することがないため作動の安定性が補償
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かるオイルフィルタ及びそれに用いる弁体が適用された
スピンオン型オイルフィルタであって、内燃機関(ディ
ーゼル機関)側のブラケットに固設された中空貫通ボル
トを介した取付状態を示す断面図である。
【0010】図1において、図示しない内燃機関側には
中空貫通ボルト2が螺合されたブラケット1が固設され
ている。このブラケット1と一体化された中空貫通ボル
ト2の先端側の雄ねじ部2aを利用し、スピンオン型オ
イルフィルタ(以下、単に『オイルフィルタ』と記
す』)100がガスケット13を介して液密に取付けら
れている。また、中空貫通ボルト2の内周面には、中央
側周面が小径とされた円筒状部材3が嵌合されており、
この円筒状部材3の内外にて後述のフルフロー用油路及
びバイパスフロー用油路からなる2つの油路が形成され
ている。ブラケット1には、内燃機関を潤滑する潤滑油
としての汚オイルをオイルフィルタ100側に送出する
オイル入口側通路1a、この汚オイルがオイルフィルタ
100にて濾過されたのちの浄オイルを内燃機関側に戻
すオイル出口側通路1b、オイルバイパス側通路1cが
形成されている。
【0011】オイルフィルタ100は有底円筒状で、そ
の外周を覆う金属製のフィルタケース10と、このフィ
ルタケース10の開口端縁に外周縁が巻締めされて一体
化された金属製の底板11と、その底板11の内面に溶
接等により固定された金属製の補強板12とでケーシン
グが構成されている。フィルタケース10内には、プラ
スチック樹脂成形による鳥かご状のプロテクタ部材22
の周囲に繊維が周知の吸引成形により形成され大粒子の
異物等の捕捉機能を有するフルフロー用フィルタエレメ
ント21と金属製のプロテクタ部材26の周囲に濾紙を
巻付け形成され微細なカーボン粒子の捕捉機能を有する
バイパスフロー用フィルタエレメント25とがそれらプ
ロテクタ部材22,26を介して同軸状に結合されたエ
レメント組立体20が収容されている。なお、以下で
は、エレメント組立体20を『エレメントS/A(Sub-
Assembly: サブアッセンブリ)20』と記す。
【0012】エレメントS/A20はフィルタケース1
0底部に配設された逃がし弁(リリーフバルブ)28を
有するエレメントサポートスプリング29にて底板11
側に付勢されている。そして、エレメントS/A20の
うちのバイパスフロー用フィルタエレメント25のプロ
テクタ部材26の円筒内端面には後述のゴム製の複合弁
体30が挿嵌されている。そして、補強板12の周囲に
は複数のオイル入口12aが穿設され、中央にはバーリ
ング加工により内側に突形状のオイル出口12bが形成
されている。この補強板12のオイル出口12bの内周
面はねじ加工されスピンオン式の固定用雌ねじ部を兼ね
ており、ブラケット1の中空貫通ボルト2の雄ねじ部2
aと螺合されオイルフィルタ100が内燃機関側に取付
けられている。また、底板11に形成された複数箇所の
爪部11aを利用してゴム製のガスケット13が保持さ
れている。
【0013】次に、図1のオイルフィルタ100で用い
られている複合弁体30の詳細な形状を示す図2につい
て説明する。なお、図2(a)は複合弁体30の下面
図、図2(b)は図2(a)のA−A線に沿う断面図で
ある。
【0014】複合弁体30は、中央が開口された傘状で
オイル入口12aを覆って内部から外部へのオイルの通
過を阻止する逆止弁部31、逆止弁部31に続く中央側
の基部32からオイル出口側への経路に沿って延設され
た円筒状部33、その円筒状部33のオイル出口側に臨
む先端近傍で内周側に突出されたシール部34、円筒状
部33の途中側面に形成された穿孔部35を有してい
る。また、円筒状部33の内周面にはシール部34を補
強するため複数のリブ36を有している。
【0015】このため、複合弁体30の基部32から傘
状に広がる逆止弁部31は、オイルフィルタ100内で
エレメントS/A20を介してエレメントサポートスプ
リング29からの付勢力により補強板12の内面側に当
接され所定寸法だけ弾性変形されている。また、複合弁
体30のシール部34は、エレメントS/A20のうち
のバイパスフロー用フィルタエレメント25のプロテク
タ部材26の円筒内面と中空貫通ボルト2の外周囲面と
の間で所定寸法だけ弾性変形されている。
【0016】次に、オイルフィルタ100用の複合弁体
30の動作について、図1及び図2を参照して説明す
る。なお、上述のように、オイルフィルタ100は補強
板12のオイル出口12bの雄ねじ部を利用して内燃機
関側のブラケット1の中空貫通ボルト2の雄ねじ部2a
と螺合され、同時に、底板11に保持されたガスケット
13がブラケット1の取付座に押付けられ弾性変形さ
れ、オイルフィルタ100とブラケット1とのシール状
態が確保されている。
【0017】図1及び図2において、内燃機関停止時に
は、内燃機関側から補強板12のオイル入口12a側に
オイルの圧力がかかっていないため、複合弁体30の逆
止弁部31が補強板12の内面に付勢され密着されてお
り、オイルフィルタ100内に貯留されているオイルが
オイル入口12a側に戻ることが防止される。
【0018】一方、内燃機関運転時でオイルフィルタ1
00の通常使用時では、オイルの流れを図1に矢印にて
示すように、内燃機関側のブラケット1のオイル入口側
通路1aから送出された汚オイルは補強板12のオイル
入口12aを通り、その圧力により複合弁体30の逆止
弁部31の先端側を押上げる。そして、オイルフィルタ
100内に導入された汚オイルはエレメントS/A20
のフルフロー用フィルタエレメント21及びバイパスフ
ロー用フィルタエレメント25にて濾過される。
【0019】このとき、エレメントS/A20のフルフ
ロー用フィルタエレメント21にて汚オイル内に混入さ
れている異物等が濾過された浄オイルはオイルフィルタ
100の中央から中空貫通ボルト2に嵌挿された円筒状
部材3の内周面側にて形成されたフルフロー用油路を通
過しブラケット1のオイル出口側通路1bを通って内燃
機関側に戻される。また、エレメントS/A20のバイ
パスフロー用フィルタエレメント25にて汚オイル内に
混入されているカーボン粒子等が濾過された浄オイルは
複合弁体30の穿孔部35を通過し中空貫通ボルト2の
側面の穿孔2bから中空貫通ボルト2の内周面と円筒状
部材3の外周面との隙間にて形成されたバイパスフロー
用油路、中空貫通ボルト2の側面の穿孔2c、ブラケッ
ト1のオイルバイパス側通路1cを順次通過され内燃機
関側に戻される。
【0020】上述したように、従来のOリングに替えて
複合弁体30に一体成形されたシール部34によってエ
レメントS/A20のフルフロー用フィルタエレメント
21に連通するフルフロー用油路及びバイパスフロー用
フィルタエレメント25に連通するバイパスフロー用油
路とが隔離されている。
【0021】このように、本実施例のオイルフィルタ1
00は、オイルを濾過するフルフロー用フィルタエレメ
ント21及びバイパスフロー用フィルタエレメント25
を有するエレメントS/A20を収容し、その底面にオ
イル入口12a及びオイル出口12bを有し、内燃機関
側のブラケット1の中空貫通ボルト2に取付自在なフィ
ルタケース10、底板11及び補強板12からなるケー
シングと、前記ケーシング内のオイル入口12a及びオ
イル出口12bの近傍に配設される複合弁体30とを具
備し、複合弁体30は前記ケーシング内でオイル入口1
2aを覆って内部から外部へのオイルの通過を阻止する
傘状で中央が開口された逆止弁部31と、逆止弁部31
の中央の基部32からオイル出口12bへの経路に沿っ
て延設された円筒状部33と、円筒状部33のオイル出
口12bに臨む先端近傍で内周側に突出されブラケット
1に固定された中空貫通ボルト2と協動し両フィルタエ
レメント21,25に連通する2つの油路を隔離するシ
ール部34と、円筒状部33の途中側面に形成されシー
ル部34で隔離された前記2つの油路のうちバイパスフ
ロー用フィルタエレメント25で濾過されたオイルが通
過する穿孔部35とを有し、弾性体で一体成形されてい
るものである。
【0022】即ち、フィルタケース10、底板11及び
補強板12からなるオイルフィルタ100のケーシング
内のオイル入口12a及びオイル出口12bの近傍に配
設される複合弁体30は逆止弁部31の基部32から延
設された円筒状部33の先端近傍で内周側に向けてシー
ル部34がゴム製で一体成形され構成されている。つま
り、複合弁体30のシール部34が逆止弁部31と一体
成形されており、逆止弁部31が基部32にて固定され
ることでシール部34の位置が一義的に決定される。こ
れにより、オイルフィルタ100における複合弁体30
の組付作業としてはバイパスフロー用フィルタエレメン
ト25のプロテクタ部材26の内筒端面にその円筒状部
33を挿嵌するだけであり極めて容易であるため組付コ
ストが削減され、この際、複合弁体30のシール部34
は逆止弁部31と一体成形されているため組付け忘れ等
の問題が発生することがない。また、シール部34の位
置が油圧変化等により移動することがないため作動の安
定性が補償され、従来のOリングのように、位置決め取
付用の溝や爪等を設ける必要もないため取付構造が簡素
化され部品コストも低減できる。
【0023】また、本実施例のオイルフィルタ100の
複合弁体30は、円筒状部33の内周面でシール部34
の根元に複数のリブ36が形成されているものである。
つまり、複合弁体30の円筒状部33の先端近傍で内周
側に突出されたシール部34の根元に複数のリブ36が
形成されていることで、オイルフィルタ100を内燃機
関側のブラケット1の中空貫通ボルト2を介して取付け
る際や取付後の油圧変化の際、シール部34の根元への
応力集中による損傷を回避することができる。即ち、複
合弁体30におけるシール部34の剛性がリブ36によ
り高められることでシール部34を必要部位に確実に挿
嵌でき、取付後におけるシール部34の信頼性を向上す
ることができる。
【0024】そして、本実施例のオイルフィルタ100
用の複合弁体30は、オイルを濾過するフルフロー用フ
ィルタエレメント21及びバイパスフロー用フィルタエ
レメント25を有するエレメントS/A20を収容し、
内燃機関側のブラケット1の中空貫通ボルト2に取付自
在なフィルタケース10、底板11及び補強板12から
なるケーシング内のオイル入口12a及びオイル出口1
2bの近傍に配設されるものであって、前記ケーシング
内でオイル入口12aを覆って内部から外部へのオイル
の通過を阻止する傘状で中央が開口された逆止弁部31
と、逆止弁部31の中央の基部32からオイル出口12
bへの経路に沿って延設された円筒状部33と、円筒状
部33のオイル出口12bに臨む先端近傍で内周側に突
出されブラケット1に固定された中空貫通ボルト2と協
動し両フィルタエレメント21,25に連通する2つの
油路を隔離するシール部34と、円筒状部33の途中側
面に形成されバイパスフロー用フィルタエレメント25
で濾過されたオイルが通過する穿孔部35とを有し、弾
性体で一体成形されているものである。
【0025】即ち、フィルタケース10、底板11及び
補強板12からなるケーシング内のオイル入口12a及
びオイル出口12bの近傍に配設されるオイルフィルタ
100用の複合弁体30は逆止弁部31の基部32から
延設された円筒状部33の先端近傍で内周側に向けてシ
ール部34がゴム製で一体成形され構成されている。つ
まり、オイルフィルタ100用の複合弁体30のシール
部34が逆止弁部31と一体成形されており、逆止弁部
31が基部32にて固定されることでシール部34の位
置が一義的に決定される。これにより、オイルフィルタ
100用の複合弁体30の組付作業としてはバイパスフ
ロー用フィルタエレメント25のプロテクタ部材26の
内筒端面にその円筒状部33を挿嵌するだけであり極め
て容易であるため組付コストが削減され、この際、複合
弁体30のシール部34は逆止弁部31と一体成形され
ているため組付け忘れ等の問題が発生することがない。
また、シール部34の位置が油圧変化等により移動する
ことがないため作動の安定性が補償される。
【0026】ところで、上記実施例では、複合弁体30
を一体成形するための型構成として、上下2面に加えて
円筒状部33の途中側面における穿孔部35をサイドコ
アを利用して形成する型構成が採用されているが、本発
明を実施する場合には、これに限定されるものではな
く、図3の変形例に示すような複合弁体30′とするこ
ともできる。なお、図中、上述の実施例と同様の構成ま
たは相当部分からなるものについては同一符号及び同一
記号を付し、また、複合弁体30′の作動は上述の実施
例と同様であり、その説明を省略する。
【0027】図3において、この複合弁体30′では、
円筒状部33の途中側面における穿孔部35′を円筒状
部33の側面からのサイドコアによる型構成によらず、
上下2面のみの型構成にて形成するものである。これに
より、逆止弁部31にシール部34を一体化することで
部品点数の削減による組付コストの削減に加えて型構成
も簡単となるため部品コストを更に低減させることが可
能となる。
【0028】また、上記実施例では、複合弁体30の逆
止弁部31が傘状で全周囲となるように形成されている
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、オイル入口12a等に対応して部分的に突出
された舌形状であってもよい。
【0029】そして、上記実施例では、ケーシングが一
体化されエレメントS/Aが交換できないカートリッジ
式のオイルフィルタに適用された複合弁体について説明
したが、本発明を実施する場合には、これに限定される
ものではなく、ケーシングが分割できエレメントS/A
が交換自在なエレメント交換型オイルフィルタにも適用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るオイルフィルタ及びそれに用いる弁体が適用されたス
ピンオン型オイルフィルタの内燃機関側への取付状態を
示す断面図である。
【図2】 図2は図1のオイルフィルタにおける複合弁
体を示す詳細図である。
【図3】 図3は図2の複合弁体の変形例を示す詳細図
である。
【符号の説明】
10 フィルタケース(ケーシング) 11 底板(ケーシング) 12 補強板(ケーシング) 12a オイル入口 12b オイル出口 20 エレメントS/A(エレメント組立体) 21 フルフロー用フィルタエレメント 25 バイパスフロー用フィルタエレメント 30 複合弁体 31 逆止弁部 32 基部 33 円筒状部 34 シール部 35 穿孔部 36 リブ 100 オイルフィルタ
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月24日(1998.11.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に、オイルフィルタ100用の複合弁体
30の動作について、図1及び図2を参照して説明す
る。なお、上述のように、オイルフィルタ100は補強
板12のオイル出口12bの雌ねじ部を利用して内燃機
関側のブラケット1の中空貫通ボルト2の雄ねじ部2a
と螺合され、同時に、底板11に保持されたガスケット
13がブラケット1の取付座に押付けられ弾性変形さ
れ、オイルフィルタ100とブラケット1とのシール状
態が確保されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月6日(1999.8.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルを濾過するフルフロー用フィルタ
    エレメント及びバイパスフロー用フィルタエレメントを
    有するエレメント組立体を収容し、その底面にオイル入
    口及びオイル出口を有し、内燃機関側のブラケットに取
    付自在なケーシングと、 前記ケーシング内の前記オイル入口及び前記オイル出口
    の近傍に配設される弁体とを具備し、 前記弁体は、前記ケーシング内で前記オイル入口を覆っ
    て内部から外部へのオイルの通過を阻止する傘状で中央
    が開口された逆止弁部と、前記逆止弁部の中央の基部か
    ら前記オイル出口への経路に沿って延設された円筒状部
    と、前記円筒状部の前記オイル出口に臨む先端近傍で内
    周側に突出され前記ブラケットと協動し前記両フィルタ
    エレメントに連通する2つの油路を隔離するシール部
    と、前記円筒状部の途中側面に形成され前記シール部で
    隔離された前記2つの油路のうち前記パスフロー用フィ
    ルタエレメントで濾過されたオイルが通過する穿孔部と
    を有し、弾性体で一体成形されていることを特徴とする
    オイルフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記弁体は、前記円筒状部の内周面で前
    記シール部の根元に複数のリブが形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のオイルフィルタ。
  3. 【請求項3】 オイルを濾過するフルフロー用フィルタ
    エレメント及びバイパスフロー用フィルタエレメントを
    有するエレメント組立体を収容し、内燃機関側のブラケ
    ットに取付自在なケーシング内のオイル入口及びオイル
    出口の近傍に配設されるオイルフィルタ用の弁体であっ
    て、 前記ケーシング内で前記オイル入口を覆って内部から外
    部へのオイルの通過を阻止する傘状で中央が開口された
    逆止弁部と、前記逆止弁部の中央の基部から前記オイル
    出口への経路に沿って延設された円筒状部と、前記円筒
    状部の前記オイル出口に臨む先端近傍で内周側に突出さ
    れ前記ブラケットと協動し前記両フィルタエレメントに
    連通する2つの油路を隔離するシール部と、前記円筒状
    部の途中側面に形成され前記パスフロー用フィルタエレ
    メントで濾過されたオイルが通過する穿孔部とを有し、
    弾性体で一体成形されていることを特徴とするオイルフ
    ィルタ用の弁体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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