JPH0556205U - オイルフィルタ - Google Patents

オイルフィルタ

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JPH0556205U
JPH0556205U JP10792691U JP10792691U JPH0556205U JP H0556205 U JPH0556205 U JP H0556205U JP 10792691 U JP10792691 U JP 10792691U JP 10792691 U JP10792691 U JP 10792691U JP H0556205 U JPH0556205 U JP H0556205U
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和也 坂本
直実 村松
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東洋▲ろ▼機製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースの端板の固定に用いられているスポッ
ト溶接を廃止する。 【構成】 濾過されたオイルの吐出孔14を有するオイ
ルフィルタのケース8の端板8cをケースの筒壁8aに
シール板17を介して連結する。端板及びシール板のい
ずれか一方に突起19を設け、他方に突起と係合する小
孔29を設ける。これにより、従来のスポット溶接を廃
止し、スパッタが吐出孔の雌ネジ14a等に付着するの
を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関等に使用されるオイルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のオイルフィルタは円筒形のケースを備えており、該ケース内に濾材が 挿入されている。ケースの上下は夫々端板で閉じられており、一方の端板はケー スの円筒壁の一端にシール板を介して接続されている。
【0003】 従来、このシール板と端板との接合は、スポット溶接によりなされている。 また、シール板はケースの円筒壁と端板の双方に接するが、各接触箇所にはオ イル漏れのためのシール材が充填されている。シール材は、シール板におけるケ ースの円筒壁及び端板との各接触箇所に該当する部分に夫々円形に塗布されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のオイルフィルタのように、ケースの円筒壁とシール 板との接合をスポット溶接により行うと、チップの交換を必要とすること等から 生産性が悪く、また溶接により発生するスパッタが端板に形成されたオイルフィ ルタ取付け用のネジに付着し、オイルフィルタを不良品にしてしまうおそれがあ る。
【0005】 また、上記従来のオイルフィルタは、ケースの円筒壁及び端板との各接触箇所 に該当するシール板の各部分に夫々シール材を円形に塗布する方式であるから、 均一な塗布が難しく、塗布工程が繁雑化する。また、シール材は、シール板の2 か所に夫々塗布しなければならないので、塗布工程がさらに繁雑化する。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本第1の考案は、濾過されたオイルの吐出孔を有す るオイルフィルタのケースの端板がケースの筒壁にシール板を介して連結された オイルフィルタにおいて、前記端板及び前記シール板のいずれか一方に突起が設 けられ、他方に前記突起と係合する小孔が設けられているオイルフィルタの構成 を採用し、本第2の考案は、前記シール板は、前記シール板の基板の全表面にシ ール材が塗布された素材板を打ち抜くことにより形成されており、前記シール材 が前記ケースの筒壁と前記シール板との間及び前記端板と前記シール板との間を 夫々密封しているオイルフィルタの構成を採用している。
【0007】
【作用】
本第1の考案において、オイルフィルタのケースの端板とシール板とは突起と 小孔との係合により連結される。従って、溶接工程をなくし、スパッタの飛散に よる弊害を解消することができる。
【0008】 本第2の考案において、シール板は、当初よりその表面にシール材が付着した ものとして成形されるので、シール材を円形に塗布したりする等の工程が不要と なる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係るオイルフィルタの実施例について説明する。 図1に示されるように、このオイルフィルタは、筒状のケース8を有している 。
【0010】 ケース8は、その円筒壁8aの上部が該ケース8と一体化成形された上端板8 bで閉じられ、下部は下端板8cで閉じられ、円筒壁8aの内部には濾材9が収 納されている。
【0011】 濾材9は、図2に示されるように、この実施例ではベローズ型に成形されてい る。濾材9は、その抄紙段階でベローズ型に成形され、従来のような濾材のシー トをプリーツ加工、丸め加工、バインド加工等により作る方式のものに比べ、製 造工程が簡素であり、また加工端縁部分を接合したり閉じたりするエレメントプ レート等の部品が不要である。
【0012】 前記濾材9の円柱型空洞9a内には、図1に示されるように、円筒型の多孔筒 10が挿入されている。多孔筒10はパンチングプレート等により作られている 。濾材9の両端の開口縁9b,9cは、この多孔筒10の上下端に接着剤11に より接着され、多孔筒10と一体化されている。
【0013】 濾材9は、多孔筒10の下部がシール部材12を介してケース8の下端板8c に支持され、多孔筒10の上部が濾材固定用板バネ13を介してケース8の上端 板8bに支持されることにより、ケース8内の定位置に固定されている。
【0014】 前記ケース8の下端板8cの中心部には、前記多孔筒10にその下側から連通 するオイル吐出孔14が設けられている。オイル吐出孔14の内面には、機関側 の雄ネジ(図示せず)と螺合する雌ネジ14aが形成されている。
【0015】 また、前記ケース8の下端板8cのオイル吐出孔14の回りには、複数個のオ イルの導入孔15が設けられている。導入孔15は、ケース8内側に取り付けら れた逆止め弁16により閉じられている。逆止め弁16は、シリコンゴム等で環 状に一体化成形されており、その内周部が前記シール部材12となっている。前 記多孔筒10により前記シール部材12が吐出孔14の回りに当接することによ って、逆止め弁16は下端板8cに固定されることとなっている。
【0016】 前記ケース8の下端板8cと円筒壁8aとは、シール板17を介して連結され ている。 シール板17は略リング形であり、図3に示されるように、その外周部分17 aは円筒壁8aと共に巻き締められ、内周部分17bには機関側と接して前記吐 出孔14の回りをシールするためのパッキングリング18(図1参照)が取り付 けられる溝となっており、中央部分17cは下端板8cに密着している。
【0017】 シール板17の中央部分17cと下端板8cとの密着は、シール板17にプレ ス成形された突起19を下端板8cに穿設された小孔29に挿入して該突起19 を押し潰す等することによりなされている。
【0018】 なお、シール板17と下端板8cとの結合は、図4に示されるように、下端板 8cに形成された突起28を、シール板17の中央部分17cに穿設された小孔 30に挿入し、しかる後かしめるようにして行ってもよい。また、図5に示され るように、シール板17の内周部分17bに穿設された小孔31に下端板8cの 突起32を挿入するようにしてもよいし、図6のようにシール板17の内周部分 17bに成形された突起33を下端板8cに穿設された小孔34に挿入するよう にしてもよい なお、図3乃至図6の突起と小孔との係合によるシール板17と端板8c及び 筒壁8aとの接合箇所には、オイルの漏れや逆流を防止するため、シール材が充 填されている。シール材は、シール板17の外周部分17a及び内周部分17b に予め塗布されている。
【0019】 上記シール板に代えて、図7に示されるようなシール材35が全面塗布された シール板17を用いてもよい。 このシール板17は、その金属製基板の全表面にシール材が塗布された素材板 を打ち抜くことにより形成されており、シール材35の塗布層が前記ケース8の 筒壁8aとシール板17との間及び端板8cとシール板17との間を夫々密封し ている。
【0020】 しかして、機関運転時等において、オイルは逆止め弁16を押し上げつつ導入 孔15からケース8内側に流入し、ケース8の円筒壁8a内面と濾材9の回りと の間の通路20を通って濾材9の外面であるダストサイドに接する。そして、濾 材9で濾過されつつ濾材9の内面であるクリーンサイドに至り、多孔筒10の孔 21を通って吐出孔14から機関側に流れることとなる。
【0021】 機関始動時等におけるようなオイル粘度が高い場合、フィルタが劣化している 場合等には濾材9での圧力損失が過大になり、機関側でオイルが不足するので、 これを防止するため、前記多孔筒10の上側部分近傍には、図8及び図9に示さ れるようなエスケープバルブ装置22が設けられている。
【0022】 すなわち、前記濾材固定用板バネ13には、チェックスプリング片23が残留 するようにオイルのエスケープ穴24が穿設され、チェックスプリング片23に は、エスケープ穴24を開閉するエスケープバルブ板25が取り付けられている 。また、濾材固定用板バネ13にはエスケープバルブ板25が当接する弁座26 が設けられている。
【0023】 濾材固定用板バネ13は、略長方形であり、その両側部分はケース8の上端板 8bの内面に当接して多孔筒10を下方に押圧し易くするため上方に翼状に跳ね 上がっている。また、中央部分は多孔筒10の円形の開口に対峙し、該開口を覆 っている。
【0024】 エスケープ穴24は、図8に示されるように、濾材固定用板バネ13の中央部 分に略巴型に複数個設けられている。これにより、チェックスプリング片23が 前記中央部分の中心部から外側に向って螺旋を描くように伸びることとなってい る。
【0025】 前記弁座26は、該中央部分のエスケープ穴24の周辺に環状突起として形成 され、多孔筒10内に入り込んでいる。 エスケープバルブ板25は、前記中央部にその下側からあてがわれ、その中心 にリベット27で固着されている。そして、多孔筒10内に隙間を介して入り込 んでいる。
【0026】 しかして、濾材9での圧力損失が過大となる場合は、オイルが前記円筒壁内面 に沿った通路20を上昇し、エスケープ穴24に至り、エスケープバルブ板25 を下方に押圧する。エスケープバルブ板25は、チェックスプリング片23の弾 性変形により多孔筒10中を少しばかり降下し、弁座26から離れる。これによ り、オイルは、多孔筒10中に流入し、吐出孔14から流出して機関に至ること となる。
【0027】
【考案の効果】
本第1の考案によれば、オイルフィルタのケースの端板とシール板とは突起と 小孔との係合により連結される。従って、溶接工程をなくして製造工程を簡略化 すると共にスパッタの飛散による弊害を解消することができる。
【0028】 本第2の考案によれば、シール板は、当初よりその表面にシール材が付着した ものとして成形されるので、シール材を円形に塗布したりする等の工程が不要と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るオイルフィルタの垂直断面図であ
る。
【図2】濾材の部分切欠正面図である。
【図3】フィルタのケース底部分の部分切欠断面図であ
る。
【図4】フィルタのケース底部分の他の態様を示す部分
切欠断面図である。
【図5】フィルタのケース底部分の更に他の態様を示す
部分切欠断面図である。
【図6】フィルタのケース底部分の更に他の態様を示す
部分切欠断面図である。
【図7】フィルタのケース底部分の更に他の態様を示す
部分切欠断面図である。
【図8】エスケープバルブ装置の要部の平面図である。
【図9】エスケープバルブ装置の要部の垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
8…オイルフィルタのケース 8c…端板 8a…筒壁 9…濾材 14…オイルの吐出孔 17…シール板 19,28,32,33…突起 29,30,31,34…小孔 35…シール材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過されたオイルの吐出孔を有するオイ
    ルフィルタのケースの端板がケースの筒壁にシール板を
    介して連結されたオイルフィルタにおいて、前記端板及
    び前記シール板のいずれか一方に突起が設けられ、他方
    に前記突起と係合する小孔が設けられていることを特徴
    とするオイルフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記シール板は、前記シール板の基板の
    全表面にシール材が塗布された素材板を打ち抜くことに
    より形成されており、前記シール材が前記ケースの筒壁
    と前記シール板との間及び前記端板と前記シール板との
    間を夫々密封していることを特徴とする請求項1のオイ
    ルフィルタ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029530A (ja) * 1983-07-27 1985-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の熱交換送風ユニツトにおける風速制御装置
JPS63162009A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 Nippon Denso Co Ltd カ−トリツジ式オイルフイルタ
JPH0243445U (ja) * 1988-09-20 1990-03-26
JP3119402U (ja) * 2005-12-07 2006-02-23 ゾンギュン リ 線香花火

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