JPS63162009A - カ−トリツジ式オイルフイルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は内燃機関や油圧竹動機器に供給する加圧油を濾
過覆るためのカートリッジ式オイルフィルタに関する。

［従来の技術］ 第８図〜第１０図は車両搭載エンジン用の従来のカート
リッジ式オイルフィルタの一例を示した、それぞれ側断
面図、第８図の部分拡大図、および底面図である。

円筒形のフィルタケースＡは、一方の筒端が開放状態に
あるケース本体１の開口部に、Ｐａ１ｍ状の端面板２を
当てがって巻締め接合して作成されており、端面板２の
上面にはオイルの入口穴１１と出口穴１２を設けた円盤
状の補強プレート３がかしめ接合されている。

端面板２の内周縁部には、適宜の間隔をへだてて切込み
を設けたうえ、図示のように外周方向に折り曲げ加工を
施すことによって、リング状ガスケット４を支持するた
めの複数個の係止用つめ状部２Ａを形成させている。図
中の他の符号は、２Ｃが補強プレート３のかしめ接合部
、６はオイル入口穴１１を覆うゴム製の逆止弁、Ｉは円
筒状の濾過エレメント、８は濾過エレメントの取付は部
材となる補強筒、９は濾過エレメントの圧定用押えばね
、そして２１はオイルフィルタの取付用ベース部として
のコニンジンブ［１ツクであり、２２と２３はこのエン
ジンブロックに設けられたオイルの送出ボートと帰還ボ
ートである。

このオイルフィルタの取付は方法は、補強プレート３の
オイル出口穴１２の内周面に切られているオイルフィル
タの取付は用ねじ部としての雌ねじ３Ａを、エンジンブ
［Ｉツクのオイル帰還ボート２３の［ｌ縁部を繞るよう
に形成させた筒状突起部２３Ａの外周に設は雄ねじにか
み合わせたうえ、フィルタケースＡを回転させることに
よって、端面板２をリング状ガスケット４を介してエン
ジンブロック２１に液密的に圧接固定させる。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記の如き構造を備えたオイルフィルタでは、ゴム製の
リング状ガスケット４は、係止用つめ状部２Ａによって
その全周を一様に支持されてはおらず、補強プレート３
のかしめ接合部２Ｃの部分では、第１０図に符号（イ）
で示したようにつめ状部２Ａが欠如している。

従ってフィルタケースＡを回転させることによって、端
面板２を取付は用ベース部２１の取付は面に向けて接近
させ、ガスケット４を圧迫して行くと、つめ状部２Ａが
欠けている個所は圧縮変形力を受けつつあるガスケット
４の逃げ場となって、この個所においてガスケットの肉
薄部４Ａが膨出する現象が生じる。

ガスケット４は単につめ状部２Ａによって支承されてい
るだけで端面板２に固着されてはいないので、オイルフ
ィルタ八を回転させる際に、ガスケット４と端面板２と
は相対移動が可能であり、より表面摩擦係数の大ぎいガ
スケットは静止していようとするために、ガスケット４
の膨出個所は、回転しつつあるつめ状部２Ａのエツジ部
分によってせん断作用力を受けることになり、極端な場
合にはガスケットが破断する恐れも生じる。

本発明は、オイルフィルタの取付は作業の過程にＪ３い
て、上述の如くリング状ガスケットが傷付けられること
のない構造を備えたカートリッジ式オイルフィルタを提
供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上述の目的を達成するために本発明によるカートリッジ
式オイルフィルタは、筒状ケースの一方の１ｉＩｔｌｉ
筒端に、オイルフィルタの取付は用ねじ部を設けた補強
プレートを組付けた端面板を取付けて作成されるフィル
タケースを備え、この端面板の底面を、その円周方向に
任意の間隔を隔てて設けた係止用つめ状部によって支持
されるリング状ガスケットを介して、オイルフィルタの
取イ」け用ベース部に螺着により圧接固定さける形式の
カートリッジ式オイルフィルタにおいて、前記リング状
ガスケットと前記係止用つめ状部との間に、円環状のガ
スケツ１〜保護プレートを介在させる構成を採用した。

［作用Ｊ３よび発明の効果］ 上記の構成を備えたカートリッジ式オイルフィルタは、
フィルタケースの端面板に、その円周方向に任意の間隔
をへだでて設けられているリング状ガスケットを支持す
るための、係止用つめ状片とガスケットとの間に円環状
のガスケット保護プレートを介在させることによって、
ガスケツ１−がつめ状片に直接触れることがなくなるの
で、オイルフィルタの取付は作業の過程で、つめ状片と
ガスケットとが相対的にずれ動くことに基づく上述の如
きガスケットの損傷は起こり得なくなる。

上記の効果を得るためには、従来のカートリッジ式オイ
ルフィルタに形状単純で安価なガスケット保護プレート
を、単に挿し込むだけで足りる。

［実施例］ 第１図〜第５図はいずれも本発明の一実施例としてのカ
ートリッジ式オイルフィルタを示している。

オイルフィルタの概略の構造については寸でに）ホベて
いるので、単複説明は省く。

金属製の円環状端面板２は、オイルフィルタの組立に入
る前の段階では、その平面図としての第４図および側断
面図としての第５−（イ）図に示した形状に加工されて
いる。叩ら外周縁部には巻き締め加工のための折り曲げ
部２Ｂを設け、内周縁部には一定の間隔この場合は１７
４円弧の間隔をへだでて、オイル入口穴１１を兼ねて円
錐筒状に立ら上がるかしめ加工部を設けた舌片状部分２
Ｃを形成させている。

端面板２の内周縁部は、かしめ加ｊ［用舌片状部分２Ｃ
を除いて上向きに折り曲げると共に、一定間隔をへたて
てスリットａを設けることによって、リング状ガスケツ
］へ４を支持するための係止用つめ状部２Ａを形成させ
−Ｃいる。

このような組立開始前の端面板２に、補強プレート３を
接合させると共に、ガスケット４を端面板２の実測に支
持させるには、第１図に描かれている組付は状態が得ら
れるように、端面板２の上面に補強プレート３を重ねた
うえ、円１を筒状のオイル入口穴１１にポンチを圧入し
てかしめ加二［を施すと共に、（第５−（ロ）図参照）
、端面板２の底面の第１図に示した位買にリング状ガス
ケツ１〜４を添わせ、更にその底面に円１１状のガスケ
ツ１−保護プレー１へ５を当てがったうえ、係止用つめ
状部２Ａを外周側に折り曲げてガスケット４の肉薄部４
△に添わせればよい。

ガスケット保護プレート５はその平面と側断面を示した
第３図にみられるように、円周方向断面がほぼし字形を
した円環状をなしており、金属板のプレス加工によって
作成されている。

第６図および第７図に第２実施例としてのオイルフィル
タを示した、第１実施例と異なる点はガスケット保護プ
レート５の形状にあり、その全周に亘って円錐状斜面を
形成させた、より単純な形状を与えられている。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図はいｆれも本発明の一実施例としての自
動車エンジン用オイルフィルタを示しており、第１図は
部分拡大側断面図、第２図は底面図、第３図はガスケッ
ト保護プレートの平面図と側断面図、第４図は端面板の
平面図、そして第５図は端面板に補強プレートをかしめ
結合さける過程と、係止用つめ状部を形成させる過程と
を説明した図である。 第６図と第７図は第２実施例としてのオイルフィルタを
示した、それぞれ部分拡大側断面図と、ガスケット保護
プレートの平面図および側断面図である。 第８図〜第１０図は従来のカートリッジ式オイルフィル
タを示した、側断面図、部分拡大断面図、および底面図
である。 図中　Ａ・・・フィルタケース　１・・・ケース本体２
・・・端面板　２Ａ・・・係止用つめ状部　３・・・補
強プレート　３Ａ・・・ねじ部　４・・・リング状ガス
ケット５・・・ガスケット保護プレート　２１・・・取
付１ノ用ベ一ス部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）筒状ケースの一方の開放筒端に、オイルフィルタの
   取付け用ねじ部を設けた補強プレートを組付けた端面板
   を取付けて作成されるフィルタケースを備え、この端面
   板の底面を、その円周方向に任意の間隔を隔てて設けた
   係止用つめ状部によって支持されるリング状ガスケット
   を介して、オイルフィルタの取付け用ベース部に螺着に
   より圧接固定させる形式のカートリッジ式オイルフィル
   タにおいて、 前記リング状ガスケットと前記係止用つめ状部との間に
   、円環状のガスケット保護プレートを介在させたことを
   特徴とするカートリッジ式オイルフィルタ。