JPH0135215Y2 - - Google Patents

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JPH0135215Y2
JPH0135215Y2 JP226185U JP226185U JPH0135215Y2 JP H0135215 Y2 JPH0135215 Y2 JP H0135215Y2 JP 226185 U JP226185 U JP 226185U JP 226185 U JP226185 U JP 226185U JP H0135215 Y2 JPH0135215 Y2 JP H0135215Y2
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oil
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filter
end plate
hole
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JP226185U
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ この考案は、オイルフイルタに関し、特に逃し
弁機構の改良に関する。
≪考案の概要≫ この考案は、フイルタエレメントの下部エンド
プレートの周囲に透孔を設けるとともに、シール
部の延長端を前記透孔の内側に密着させた逃し弁
機構である。フイルタエレメントの外周部の圧力
が内周部の圧力より所定以上高くなると、延長端
は弾性変形して透孔を開き、オイルを透孔を介し
て流通させる。
≪従来の技術≫ オイルフイルタに設けられる従来の逃し弁機構
としては、第2図に示すように、フイルタエレメ
ント1の上部エンドプレート2の開口部2a内
に、弁ハウジング3を組付け、その内部にスプリ
ング4およびスプリング4に付勢されて開口部2
aを閉じる弁5を配置したものが一般的である。
≪問題が解決しようとする問題点≫ 以上の構造は複雑であり、また、組立や組付も
面倒であつた。さらに、粘性の高いオイルがフイ
ルタケースの下部より、フイルタエレメント1の
外周部を上昇し、弁5を開けて流れるようになる
ため、流路が複雑であり、圧力差によりフイルタ
エレメントに加わる負担も大きく、流路抵抗が高
いものとなつていた。
≪問題を解決するための手段≫ この考案は、フイルタエレメントと、ケースの
下部端板との間に介在され、かつフイルタエレメ
ントの内・外周を油密に仕切るシール部におい
て、前記フイルタエレメントの下部エンドプレー
トの周囲に透孔を設けるとともに、シール部の延
長端を前記透孔の内側に密着させて逃し弁機構を
構成したことを特徴とする。
≪作用≫ オイルの粘性が高くなり、フイルタエレメント
の内外周の圧力差が一定値以上になると弾性変形
して透孔を開き、オイルは透孔を介してフイルタ
エレメントの内周部に流通するので、フイルタエ
レメントに負担を掛けることがなく、また流路抵
抗も小さい。さらに、構造組立が簡単で軽量化で
きる。
≪実施例≫ 以下、この考案の好適な実施例について添付図
面に基づいて説明する。
第2図はこの考案に係るオイルフイルタの要部
を示すものである。
図において、10は下面が開口した円筒形のフ
イルタケース、12はフイルタケース10の下面
の開口部に取付板14を介して固定された端板、
16はフイルタケース10内に収装されたフイル
タエレメントである。
端板12の周縁にはオイル取入口121が、ま
た、中心には立上げ部122が形成され、立上げ
部122の内周をオイル取出口としている。
また、フイルタエレメント16の下部には前記
立上げ部122の周縁にシール部材18を介して
当接する下部側エンドプレート20が配置されて
いる。
エンドプレート20は、フイルタエレメント1
6の下面を支持する皿状部201と、この皿状部
201の内側に連続して形成されたテーパー状に
縮径する取付筒部202とからなつており、取付
筒部202には適宜間隔で透孔203が開口形成
されている。
前記シール部材18は、前記取付筒部202の
下部を支持する凹溝181を形成した本体部18
2と、本体部182の下部外周に延長された下部
スカート部183と、本体部182の上部外周に
延長された上部スカート部184とからなつてい
る。
下部スカート部183は、前記端板12の内底
面に先端を当接し、オイル取入口121を塞いで
おり、また、上部スカート部184は取付筒部2
02の内周部に密接し、透孔203を油密に閉塞
している。
下部スカート部183は逆止弁を構成し、上部
スカート部184は逃し弁を構成するものであ
る。
即ち、オイル取入口121からケース10の内
部に取り入れられるオイルは、その油圧により想
像線に示すようにスカート部183を開いてフイ
ルタエレメント16の外周に供給される。
また、オイル粘度が高く、フイルタエレメント
16の内・外周間の圧力差が極めて高い場合に
は、ケース10内に取入れられたオイルはフイル
タエレメント16を通過せず、上部スカート部1
84のゴム弾性に抗してこれを想像線で示すよう
に弾性変形させて透孔203を開口して通過し、
取出口より排出される。
≪効果≫ 以上説明したように、この考案では従来の逃し
弁機構に比して、弁ハウジングやスプリングおよ
び弁体などの機構部品を必要としないので、構造
が簡単で組立も容易であり、また軽量化できる。
さらにこの考案では、フイルタケースの下部か
ら直接取出口へとバイパスされるので、フイルタ
エレメントに負担をかけず、しかも流路抵抗も小
さくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るオイルフイルタの要部
拡大断面図、第2図は従来のオイルフイルタにお
ける逃し弁機構を示す部分断面図である。 10…フイルタケース、12…端板、14…取
付板、16…フイルタエレメント、18…シール
部材、20…エンドプレート、121…オイル取
入口、122…立上げ部、181…凹溝、182
…本体部、183…下部スカート部、184…上
部スカート部、201…皿状部、202…取付筒
部、203…透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルタエレメントと、ケースの下部端板との
    間に介在され、かつフイルタエレメントの内・外
    周を油密に仕切るシール部において、前記フイル
    タエレメントの下部エンドプレートの周囲に透孔
    を設けるとともに、シール部の延長端を前記透孔
    の内側に密着させて逃し弁機構を構成したことを
    特徴とするオイルフイルタ。
JP226185U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0135215Y2 (ja)

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JP226185U JPH0135215Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JP226185U JPH0135215Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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JPS61121911U JPS61121911U (ja) 1986-08-01
JPH0135215Y2 true JPH0135215Y2 (ja) 1989-10-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8177967B2 (en) * 2004-02-16 2012-05-15 Cummins Filtration Ip, Inc. Spin-on filter with performance enhancement features
WO2014107412A1 (en) * 2013-01-04 2014-07-10 Baldwin Filters, Inc. Three-part end cap and filter element including same

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Publication number Publication date
JPS61121911U (ja) 1986-08-01

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