JPH0135030B2 - - Google Patents

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JPH0135030B2
JPH0135030B2 JP56029498A JP2949881A JPH0135030B2 JP H0135030 B2 JPH0135030 B2 JP H0135030B2 JP 56029498 A JP56029498 A JP 56029498A JP 2949881 A JP2949881 A JP 2949881A JP H0135030 B2 JPH0135030 B2 JP H0135030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
adhesive
cement concrete
cement
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56029498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57143369A (en
Inventor
Minoru Sawaide
Tatsuo Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2949881A priority Critical patent/JPS57143369A/ja
Publication of JPS57143369A publication Critical patent/JPS57143369A/ja
Publication of JPH0135030B2 publication Critical patent/JPH0135030B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコンクリート用接着剤に関する。
例えば、コンクリートを打ち継ぐ場合には、打
継がれるコンクリート表面層に存する微細な孔内
に接着剤を浸透させて打継ぎ部(接着界面)に接
着剤含浸層を形成することがあるが、その場合形
成する接着剤含浸層の厚さあるいは分布状態を把
握することは、コンクリートの打ち継ぎ部の接合
強度を論じる上で非常に重要になる。
ところで、この接着剤含浸層の厚さあるいは分
布状態を知る手段としては、例えば接着界面部を
切断し、この部分を顕微鏡等で観察する方法が考
えられる。しかし、コンクリート用接着剤は乾燥
後透明状になるものが多く、このような方法では
コンクリート内に接着剤が含まれているか否かを
判断することさえも困難である。そこで、前記観
察を容易にするため、接着剤を赤インクを用いて
着色させて観察する方法が試みられているが、こ
の方法では接着剤散布の管理に有効便利であるの
にとどまり、添加される赤インクの主成分が酸と
して作用するため、コンクリート中のアルカリと
反応して上記のような観察までには脱色されてし
まうという不都合が生じる。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
接着剤としてコンクリート層中に容易に浸透する
ポリマー分散剤を用い、この分散剤を母材とし、
この母材にこの母材の溶媒中に完全に溶解すると
ともにアルカリ雰囲気下においても安定した螢光
反応性を保つ水溶性螢光材料を添加することによ
つて、コンクリート中に形成する接着剤含浸層の
厚さあるいは分布状態を容易かつ正確に知ること
ができると同時に接着力の向上も図ることのでき
るコンクリート用接着剤を提供することを目的と
するものである。
以下、この発明の一実施例をセメントコンクリ
ートの打ち継ぎに適用した例について、図面に代
わる写真を参しながら説明する。
打設後2〜72時間程度経過した若材令セメント
コンクリート1(旧コンクリート)に新たなセメ
ントコンクリート(新コンクリート)2を打ち継
ぐ場合には、両者の打継部分3に、予め例えばア
クリル酸メチルエステル系のポリマーデイスパー
ジヨン等を液状の分散剤として散布する。これに
より、最初打設されたセメントコンクリート1の
表面部分に湧出したブリージング水がふたたびセ
メントコンクリート1内に吸収される際、これに
伴つて散布された接着剤がセメントコンクリート
1中の微細な孔内に浸透し、若材令セメントコン
クリート1の表層部に存在するレイタンス層を強
化することとなり、双方のセメントコンクリート
1,2の接合強度を高めるのである。従つて、接
着剤中に存しかつ接着に寄与する分散粒子はセメ
ントコンクリート1,2の内部に速やかに浸透す
る大きさ、すなわちセメント粒子(例えば最小の
もので約5μ〜10μ)よりも小径になされていなけ
ればならない。
また、この発明の接着剤では上記ポリマー分散
剤を母材とし螢光材料を添加している。この螢光
材料は溶媒である水に完全に溶解し、水の分子と
ほぼ同程度の大きさとなるように設定されてい
る。
このため、螢光材料を添加しても接着剤中の分
散粒子(ポリマーデイスパージヨン)がセメント
コンクリート1,2中にブラウン運動を示しなが
ら浸透するさまたげとはならない。
このようにして双方のセメントコンクリート
1,2は打ち継がれるが、接着剤含浸層1a,2
aの厚さあるいは分布状態を調べる場合には、セ
メントコンクリート1,2が十分硬化した後、セ
メントコンクリート1,2を切断し、その断面に
例えばブラツクライト(Black Light)−長波長
の紫外線−等を照射してセメントコンクリート
1,2中の螢光材料のみを螢光反応させ、独特の
螢光色を識別し、これらの層1a,2aの分布状
態を観察することにより、非常に簡単にしかも正
確に知ることができる。なお、上記実施例で用い
られる螢光材料は例えばピラニン、チオフラビン
のようにセメントコンクリートのアルカリに対し
て螢光性を失わないものであることは言うまでも
ない。
なお、この実施例では、接着剤が浸透する対象
母材として、打設後2〜72時間程度経過した若材
令セメントコンクリート1および新たに打設する
セメントコンクリート2の場合について説明して
きたが、これらに限られることなく、硬化した後
のセメントコンクリートに対しても、適用するこ
とができる。また、接着剤中の分散粒子および添
加物である螢光材料の種類を適宜選択することに
より、他のコンクリート例えばアスフアルトや合
成樹脂を結合剤としたアスフアルトコンクリート
あるいはレジンコンクリート等にも適用すること
ができる。
また、このような接着剤はコンクリートの打ち
継ぎ用としてのみならず、例えばコンクリートの
表面部分に浸透し、接着を介して表面部分を補
強、強化させることによつて、コンクリート自体
の耐候性や耐水性等を向上させる場合にも用いら
れる。その場合にも、この発明によるコンクリー
ト用接着剤によれば、上記した方法によつて接着
剤含浸層の厚さあるいは分布状態を容易に知るこ
とができ、従つて耐候性や耐水性等の優劣の判断
基準の一つとして利用することができる。
以上説明したように、この発明に係るコンクリ
ート用接着剤は、ポリマー分散剤を母材とし、コ
ンクリートのアルカリ雰囲気中においても安定し
て螢光反応性を保ち、かつ水溶性である螢光材料
を添加したものであるので、接着力が高く、接着
後の接着剤含浸層の厚さあるいは分布状態、ひい
てはコンクリートの接合、強化の状態をコンクリ
ートを切断してその断面にブラツクライト等を照
射することにより簡単にしかも正確に知ることが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図として添付した写真は、この発明による
コンクリート用接着剤の一実施例を用いてセメン
トコンクリートを打ち継いだ場合の接合部の断面
にブラツクライトを照射させて撮影した若材令コ
ンクリート打継ぎ部の接着界面の拡大写真であ
り、第2図はその概略図である。 1,2……セメントコンクリート、1a,2a
……接着剤含浸層、3……打継部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメントコンクリートの表面から内部層にか
    けて含浸してコンクリートの表面強化や打ち継ぎ
    等の作用を発揮するポリマー分散剤を母材とし、
    この母材にこの母材に担持されてコンクリート中
    に含浸してアルカリ雰囲気中に晒されても安定し
    た螢光反応性を保つ水溶性螢光材料を添加したこ
    とを特徴とするコンクリート用接着剤。
JP2949881A 1981-03-02 1981-03-02 Adhesive for concrete Granted JPS57143369A (en)

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JP2949881A JPS57143369A (en) 1981-03-02 1981-03-02 Adhesive for concrete

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JPS57143369A JPS57143369A (en) 1982-09-04
JPH0135030B2 true JPH0135030B2 (ja) 1989-07-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5391414A (en) * 1992-09-21 1995-02-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Diskettes having crosslinked adhesive bond to hub
AT410118B (de) * 2000-10-19 2003-02-25 Blum Gmbh Julius Scharnier
CN107210348B (zh) * 2015-02-06 2019-05-14 株式会社Lg化学 光转换膜及包括其的光转换元件和显示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53147731A (en) * 1977-05-30 1978-12-22 Dainichi Seika Kogyo Kk Adhesive capable of discoloration

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