JPH0134106B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0134106B2 JPH0134106B2 JP60221141A JP22114185A JPH0134106B2 JP H0134106 B2 JPH0134106 B2 JP H0134106B2 JP 60221141 A JP60221141 A JP 60221141A JP 22114185 A JP22114185 A JP 22114185A JP H0134106 B2 JPH0134106 B2 JP H0134106B2
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- JP
- Japan
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- basket
- hoist
- treatment
- hanging means
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- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 31
- 238000007654 immersion Methods 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 6
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 5
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000005416 organic matter Substances 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、洗浄液、表面処理液などの処理液で
物品を浸漬処理するための新規な方法、およびそ
れを実施するための装置に関する。
物品を浸漬処理するための新規な方法、およびそ
れを実施するための装置に関する。
[従来の技術および問題点]
従来、比較的小さい金属部品を有機溶剤等の処
理液を用いて洗浄を行う場合、該金属部品を複数
個単位で処理用の篭に入れ、この篭をホイストで
洗浄液に浸漬して内部の金属部品を洗浄する方法
が採用されていた。
理液を用いて洗浄を行う場合、該金属部品を複数
個単位で処理用の篭に入れ、この篭をホイストで
洗浄液に浸漬して内部の金属部品を洗浄する方法
が採用されていた。
しかしながら、上記の洗浄方法においては、洗
浄液から篭を引き上げる際に被処理物品である金
属部品の形状、あるいは篭の中で装填された金属
部品の向きによつて、該被処理物品に大量の有機
溶剤が同伴されるため、該有機溶剤の損失を招く
ばかりでなく、同伴した有機溶剤を回収する装置
も大型化するという問題を有する。
浄液から篭を引き上げる際に被処理物品である金
属部品の形状、あるいは篭の中で装填された金属
部品の向きによつて、該被処理物品に大量の有機
溶剤が同伴されるため、該有機溶剤の損失を招く
ばかりでなく、同伴した有機溶剤を回収する装置
も大型化するという問題を有する。
このような問題は、前記した金属部品の洗浄処
理に限らず、有機溶剤等の処理液による水切り処
理、表面処理等を浸漬処理によつて行う場合にも
共通した問題である。
理に限らず、有機溶剤等の処理液による水切り処
理、表面処理等を浸漬処理によつて行う場合にも
共通した問題である。
[問題を解決するための手段]
本発明は、物品の浸漬処理における上記問題に
鑑み成されたものであり、被処理物品に同伴して
持ち出される処理液の量を著しく減少させること
が可能な浸漬処理方法および該方法を実施するた
めの装置を提供する。
鑑み成されたものであり、被処理物品に同伴して
持ち出される処理液の量を著しく減少させること
が可能な浸漬処理方法および該方法を実施するた
めの装置を提供する。
即ち、本発明は、被処理物品を装填した篭を処
理液に浸漬して該被処理物品を処理した後、該篭
を浸漬液の液面より上部に引き上げ、該処理液面
上で縦方向に回転させることを特徴とする物品の
浸漬処理方法である。
理液に浸漬して該被処理物品を処理した後、該篭
を浸漬液の液面より上部に引き上げ、該処理液面
上で縦方向に回転させることを特徴とする物品の
浸漬処理方法である。
本発明は、被処理物品を篭に装填して浸漬液に
浸漬する処理方法であれば特に制限なく適用する
ことが可能である。上記した処理方法の種類とし
ては、例えば、有機溶剤による金属部品等の洗浄
処理、水切に処理、他の処理液による各種物品の
表面処理等が挙げられる。
浸漬する処理方法であれば特に制限なく適用する
ことが可能である。上記した処理方法の種類とし
ては、例えば、有機溶剤による金属部品等の洗浄
処理、水切に処理、他の処理液による各種物品の
表面処理等が挙げられる。
本発明において、被処理物品を装填する篭は、
回転によつて内部の被処理物品が脱落しない且つ
処理液が出入り可能な通液性を有す多孔性の容器
が使用される。例えば、金網等の網状体で構成さ
れた容器が最も一般的である。
回転によつて内部の被処理物品が脱落しない且つ
処理液が出入り可能な通液性を有す多孔性の容器
が使用される。例えば、金網等の網状体で構成さ
れた容器が最も一般的である。
本発明の特徴は、上記した篭に被洗浄物品を装
填して処理液に浸漬した後、該篭を処理液の液面
より上部に引き上げ、縦方向に回転させる点にあ
る。即ち、回転により、篭内に装填された被処理
物品の向きが変わり、該被処理物品における処理
液の溜りがなくなり該処理液が離散するため、被
処理物品に同伴される処理液の量を著しく低減す
ることができる。
填して処理液に浸漬した後、該篭を処理液の液面
より上部に引き上げ、縦方向に回転させる点にあ
る。即ち、回転により、篭内に装填された被処理
物品の向きが変わり、該被処理物品における処理
液の溜りがなくなり該処理液が離散するため、被
処理物品に同伴される処理液の量を著しく低減す
ることができる。
前記篭の好適な回転角度は、被処理物品の形状
等によつて多少異なるが、一般に45゜以上、好ま
しくは90゜以上である。また、篭の回転は、処理
液槽から引き上げながら行つてもよいし、引き上
げた後に行つてもよい。
等によつて多少異なるが、一般に45゜以上、好ま
しくは90゜以上である。また、篭の回転は、処理
液槽から引き上げながら行つてもよいし、引き上
げた後に行つてもよい。
本発明は、さらに前記方法を実施するために好
適に使用される浸漬処理装置をも提供する。第1
図は、本発明の浸漬処理装置の代表的な態様を示
す斜視図である。
適に使用される浸漬処理装置をも提供する。第1
図は、本発明の浸漬処理装置の代表的な態様を示
す斜視図である。
即ち、本発明は、連続した溝3を外周に有する
支持部2を両側部に設けた篭1と、該溝3に咬合
するU部型の吊下手段4を有するホイスト5より
なり、該吊下手段4はホイスト5の巻上げによ
り、篭1の支持部2を一定方向に回転させる如く
ホイスト5に取り付けられてなる浸漬処理装置で
ある。
支持部2を両側部に設けた篭1と、該溝3に咬合
するU部型の吊下手段4を有するホイスト5より
なり、該吊下手段4はホイスト5の巻上げによ
り、篭1の支持部2を一定方向に回転させる如く
ホイスト5に取り付けられてなる浸漬処理装置で
ある。
本発明の装置において、篭1に設ける支持部2
は、後記する吊下手段4と咬合し、篭1を支持す
ると共にホイスト5の巻き上げによる吊下手段4
の動作を篭の回転に変えるための連続した溝3を
外周に有する。上記支持部2の位置は篭1を安定
して支持するために、できるだけ外側に設けるこ
とが好ましいが、場合によつては篭の1の外周に
直接溝部3を設けて支持部2を構成してもよい。
また、溝部3は吊下手段4に掛けて支持されたと
き、該吊下手段4の移動で、接触部分がスリツプ
しない程度に吊下手段4と咬合する形状が好まし
い。例えば、第1図のように、吊下手段4がチエ
ーンの場合には、該チエーンの穴が掛かる突起を
内部に配列した溝が好適である。
は、後記する吊下手段4と咬合し、篭1を支持す
ると共にホイスト5の巻き上げによる吊下手段4
の動作を篭の回転に変えるための連続した溝3を
外周に有する。上記支持部2の位置は篭1を安定
して支持するために、できるだけ外側に設けるこ
とが好ましいが、場合によつては篭の1の外周に
直接溝部3を設けて支持部2を構成してもよい。
また、溝部3は吊下手段4に掛けて支持されたと
き、該吊下手段4の移動で、接触部分がスリツプ
しない程度に吊下手段4と咬合する形状が好まし
い。例えば、第1図のように、吊下手段4がチエ
ーンの場合には、該チエーンの穴が掛かる突起を
内部に配列した溝が好適である。
尚、第1図において、篭1の形状は円筒形を示
したが、篭1の形状はこれに限定されるものでは
なく、角筒形、球形等あらゆる立体形を採り得
る。
したが、篭1の形状はこれに限定されるものでは
なく、角筒形、球形等あらゆる立体形を採り得
る。
また、本発明の装置において、吊下手段4はホ
イスト5によつて巻き上げ可能な紐状物をホイス
ト5からU字型に吊下して構成される。上記紐状
物としてはロープ、チエーン、ベルト等が一般に
使用される。また、吊下手段4をホイスト5から
吊下する際の取り付けは、ホイスト5の巻き上げ
により、U字型を成す一方の紐状物が他方の紐状
物に対して上昇し、該動作により篭1の支持部2
を一定方向に回転させる如く行われる。例えば第
1図の態様は、吊下手段4の一方の紐状物を固定
し、他方を巻き上げる如くホイスト5に吊下手段
を取り付けたものである。勿論、U字型を成す
夫々の紐状物を巻き上げ可能にホイスト5に取り
付け互いの巻き上げ速度を変えることによつても
同一の目的を達成することができる。
イスト5によつて巻き上げ可能な紐状物をホイス
ト5からU字型に吊下して構成される。上記紐状
物としてはロープ、チエーン、ベルト等が一般に
使用される。また、吊下手段4をホイスト5から
吊下する際の取り付けは、ホイスト5の巻き上げ
により、U字型を成す一方の紐状物が他方の紐状
物に対して上昇し、該動作により篭1の支持部2
を一定方向に回転させる如く行われる。例えば第
1図の態様は、吊下手段4の一方の紐状物を固定
し、他方を巻き上げる如くホイスト5に吊下手段
を取り付けたものである。勿論、U字型を成す
夫々の紐状物を巻き上げ可能にホイスト5に取り
付け互いの巻き上げ速度を変えることによつても
同一の目的を達成することができる。
第1図に示す態様において、処理液槽6に浸漬
された篭1は、ホイスト5により吊下手段の一方
を巻き上げることにより矢印の方向に回転しなが
ら、処理液槽6から引き上げられる。従つて、篭
1内の被処理物品上に溜つていた処理液はかかる
回転により速やかに除去される。また、上記篭1
は処理液槽6の液中においても回転するため、内
部の被処理物品を均一に処理することができる。
された篭1は、ホイスト5により吊下手段の一方
を巻き上げることにより矢印の方向に回転しなが
ら、処理液槽6から引き上げられる。従つて、篭
1内の被処理物品上に溜つていた処理液はかかる
回転により速やかに除去される。また、上記篭1
は処理液槽6の液中においても回転するため、内
部の被処理物品を均一に処理することができる。
本発明の装置において、前記した構成を除く他
の態様は特に制限されない。例えば、ホイスト5
は、処理液槽6の上部に固定されていてもよい
し、図に示すように走行装置7によりレール8上
を移動するようにしてもよい。
の態様は特に制限されない。例えば、ホイスト5
は、処理液槽6の上部に固定されていてもよい
し、図に示すように走行装置7によりレール8上
を移動するようにしてもよい。
[効果]
以上の説明より理解される如く、本発明の方法
および装置によれば、浸漬処理後における被処理
物品への処理液の同伴量を著しく低減することが
可能であり、経済的に浸漬処理を行うことができ
る。また、本発明の浸漬処理装置にあつては、処
理液槽に浸漬あるいは引き上げる際、処理液中で
も篭が縦方向に回転するため、篭内の被処理物品
が重なり合つて処理が不均一となる現象を効果的
に防止することも可能である。
および装置によれば、浸漬処理後における被処理
物品への処理液の同伴量を著しく低減することが
可能であり、経済的に浸漬処理を行うことができ
る。また、本発明の浸漬処理装置にあつては、処
理液槽に浸漬あるいは引き上げる際、処理液中で
も篭が縦方向に回転するため、篭内の被処理物品
が重なり合つて処理が不均一となる現象を効果的
に防止することも可能である。
第1図は本発明の浸漬処理装置の代表的な態様
を示す斜視図である。また、図において1は篭、
2は支持部、3は溝、4は吊下手段、5はホイス
ト、6は処理液槽、7は走行装置、および8はレ
ールを夫々示す。
を示す斜視図である。また、図において1は篭、
2は支持部、3は溝、4は吊下手段、5はホイス
ト、6は処理液槽、7は走行装置、および8はレ
ールを夫々示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被処理物品を装填した篭を処理液に浸漬して
該被処理物品を処理した後、該篭を処理液面より
上部に引き上げ、該処理液面上で縦方向に回転さ
せることを特徴とする物品の浸漬処理方法。 2 連続した溝を外周に有する支持部を両側部に
設けた篭と、該溝に咬合するU字型の吊下手段を
有するホイストよりなり、該吊下手段はホイスト
の巻き上げにより篭が一定方向に回転する如くホ
イストに取り付けられている浸漬処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22114185A JPS6283080A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 物品の浸漬処理方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22114185A JPS6283080A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 物品の浸漬処理方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283080A JPS6283080A (ja) | 1987-04-16 |
JPH0134106B2 true JPH0134106B2 (ja) | 1989-07-18 |
Family
ID=16762105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22114185A Granted JPS6283080A (ja) | 1985-10-05 | 1985-10-05 | 物品の浸漬処理方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6283080A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0985194A (ja) * | 1995-09-28 | 1997-03-31 | Japan Field Kk | 洗浄籠 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731156U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-18 | ||
JPS57204274A (en) * | 1981-06-08 | 1982-12-14 | Murata Manufacturing Co | Washer for electronic part |
-
1985
- 1985-10-05 JP JP22114185A patent/JPS6283080A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731156U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-18 | ||
JPS57204274A (en) * | 1981-06-08 | 1982-12-14 | Murata Manufacturing Co | Washer for electronic part |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6283080A (ja) | 1987-04-16 |
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