JPH0133848Y2 - - Google Patents

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JPH0133848Y2
JPH0133848Y2 JP18357485U JP18357485U JPH0133848Y2 JP H0133848 Y2 JPH0133848 Y2 JP H0133848Y2 JP 18357485 U JP18357485 U JP 18357485U JP 18357485 U JP18357485 U JP 18357485U JP H0133848 Y2 JPH0133848 Y2 JP H0133848Y2
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rivet
expansion sleeve
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tightening
shaped
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はリベツトに関し、その目的はリベツ
トの緊締で接続しようとする被連結部の内方が外
方から遮蔽された状態にあつてもリベツト接続が
可能となり、また被連結部の外方に僅かの間隙し
かなく、その他被連結部の外方に僅かのスペース
しかない状態であつてもリベツトを被連結部のリ
ベツト孔に確実に差込めるとともに、ハンマの使
用を必要とせず確実なリベツト接続が可能となる
リベツトを提供することにある。
(従来技術及びその問題点) 従来第5図に示す様にリベツトaは、丸棒形状
の胴b基端にこの胴bの直径より径大の皿状の頭
cを形成して成り、第6図に示すようにこのリベ
ツトaを用いて例えば2枚の板材d,eを接続す
るには、この2枚の板材d,eを相互に所定幅重
ね合わせ、この重ね合わせた被連結部fにリベツ
ト孔gを透光し、このリベツト孔gにリベツトa
を挿貫させ、頭cを当て盤hで支持しつつ、胴b
の先端をハンマiで叩き潰し、このリベツトaの
緊締力で被連結部fを結合する。
ところが、例えば被連結部fが密閉空間の外壁
一部である場合等、被連結部fの内方が被連結部
f外方から遮蔽された状態にある場合には、被連
結部f内方に当て盤hを持込むことができないた
めこのリベツトaの使用ができなかつた。
また、例えば被連結部fの外方に同被連結部f
に近接して他の部材がある場合等、被連結部f外
方にスペースが無い状態ではハンマiを使用でき
ず、リベツトaで被連結部fの緊締をすることが
できない。
更に、第7図に示すように例えば建築分野にお
いては、1対のコ字フレームjを相互に相対状態
で板材kに取付ける場合があり、この場合、この
フレームjをリベツトaで板材kに取付けるに
は、1対のコ字フレームjの離隔幅を少なくとも
頭cの径より小として、頭cをコ字フレームjの
相対縁部lに重なるようにしなければならない
が、このようにコ字フレームjを近接すると、リ
ベツトaを差込む際に頭cがコ字フレームjと干
渉して差込みが出来ず、結局この様な場合、リベ
ツトaは使用出来なかつた。
(問題を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するためになされ
たもので、リベツト材と、このリベツト材に挿貫
された緊締ピンとから構成され、前記リベツト材
は拡開スリーブとこの拡開スリーブの基端周面か
ら直角に突設された1本又は相互に反対方向に突
設された2本の係止アームとから成り、前記緊締
ピンは前記リベツト材の拡開スリーブに挿貫され
るピン軸とこのピン軸基端に形成された膨径状の
軸頭とから成り、しかも前記リベツト材の係止ア
ームは前記拡開スリーブの外周の直径と略同一長
さの幅員に形成され、更に前記緊締ピンは軸頭が
拡開スリーブ内径より径大に形成され、この軸頭
にピン軸方向に向けた楔形状の分割刃が連続形成
され、更にピン軸の基端部周面にリング状のロー
レツトが刻設されるとともに、そのローレツトよ
りも先端位置周面に切断用切欠溝が周設されて成
るリベツトを提供することにより上記問題点を悉
く解決する。
(実施例) この考案の実施例に係るリベツトを図面に基づ
いて説明する。
第1図は一実施例を、第2図は変更例を、第3
図は一実施例の使用状態をそれぞれ示す。
この考案に係る一実施例に係るリベツトを第1
図で説明する。図中1はリベツトを示し、このリ
ベツト1は、リベツト材2と、このリベツト材2
に挿貫された緊締ピン3とから成る。
この実施例において、リベツト材2は円筒状の
拡開スリーブ4と、この拡開スリーブ4の基端か
ら直角に相互に反対方向に突設された2本の係止
アーム5とから成る。
この係止アーム5は拡開スリーブ4の軸長方向
に円弧面6を向けるとともに、その反対方向に平
坦面7を向けた断面半円形状に形成され、その各
端部8はいずれも拡開スリーブ4の方向に向けて
僅かに弯曲されている。
この係止アーム5の平坦面7には、後述する緊
締治具9の係止突条10と係合する係合溝11が
拡開スリーブ4の挿貫孔12を横断して係止アー
ム5の長手方向に沿つて凹設されている。
このように形成されたリベツト材2は、鉄で一
体に鍛造されている。
尚、このリベツト材2の素材は、アルミ、真
鍮、その他の金属及びジユラルミン等の合金であ
つてもよい。
この実施例において緊締ピン3は、前記リベツ
ト材2の拡開スリーブ4に挿貫されるピン軸13
と、このピン軸13基端に形成された膨径状の軸
頭14とから成る。
このピン軸13は、基端から先端方向に少なく
とも前記係止アーム5の厚みより長い距離に亙つ
て複数のリング状のローレツト15が複数刻設さ
れ、かつこのローレツト15より先端位置の中途
部周面に切断用のV字状の切欠溝16が周設さ
れ、更に先端部には前記基端部のローレツト15
とは別途に複数のリング状のローレツト17が刻
設されている。
一方、軸頭14は前記拡開スリーブ4内径より
径大に形成され、ピン軸13方向に向けた楔形状
の分割刃18が連続形成されている。
このように形成された緊締ピン3は鉄で一体に
鍛造されている。
尚、この緊締ピン3の素材は、前記リベツト材
2と同様、アルミ、真鍮、その他の金属及びジユ
ラルミン、その他の合金であつてもよい。
次に、この考案の変更例に係るリベツト1を説
明する(第2図参照)。
この変更例に係るリベツト1は、前記一実施例
のリベツト材2の係止アーム5を2本から1本に
変更したのみで、他は前記一実施例と同一構造と
されている。
この考案の実施例に係るリベツト1は以上のよ
うに構成されており、このリベツト1は第3図に
示すように、例えば、壁材20の表面に配設され
た相互に相対する2個のコ字材21,22を固定
するのに用いられる。
このリベツト1を使用して固定を行うには、2
個のコ字材21,22の間において壁材20に透
光させたリベツト孔23にリベツト1を挿貫し、
次いでこのリベツト1の緊締でコ字材21,22
を固定すればよい。
かかる場合において、リベツト孔23にリベツ
ト1を挿貫するには、第3図Aに示すように外筒
25と、この外筒25内に摺動自在に収容した内
筒26とから成る緊締部27をその先端に有する
治具9を用い、この治具9の内筒26内に緊締ピ
ン3の先端部を挿入して、この先端部をローレツ
ト17を介して内筒26に係止させ、他方、リベ
ツト材2の係止溝11に外筒25先端に形成した
係止突条28を係合させ、これによりリベツト1
を治具9先端に装着、次いで、その係止アーム5
をコ字材21,22間のスリツト24長手方向と
平行にした状態とし、リベツト1をスリツト24
を介して通過させて、リベツト孔23内に挿貫さ
せるとよく、係止アーム5の幅員が拡開スリーブ
4の外径と略同一であるから、コ字材21,22
間のスリツト24の幅が拡開スリーブ4が通過可
能な長さであれば、コ字材21,22間へのリベ
ツト1の差込みも可能となる。
一方、このリベツト1で壁材20にコ字材2
1,22を固定するには、第3図Bに示すよう
に、治具9先端の緊締部27をその軸線中心に回
転させ、これによりリベツト1の係止アーム5の
角度をスリツト24と直交させる。次いで、第3
図Cに示すように内筒26をその基端方向に摺動
移動させるとよく、これによりリベツト材2が外
筒25先端で係止されつつ緊締ピン3がその先端
方向に引張され、分割刃18の切断力でリベツト
材2の拡開スリーブ4がその先端から線状に分割
されるが、この分割刃18は楔形状で連続形成さ
れているので、この線状分割体29は隣接した各
分割刃18の間で押圧されてタコ足状に拡開され
る。
続いて、第3図Dに示すように、治具9の内筒
26を更に摺動移動させると、拡開スリーブ4の
分割拡開が壁材20の裏面で終了するまで行われ
るとともに、分割拡開終了の際に治具9の外筒2
5先端に設けられたかしめ突起31により挿貫孔
12の周囲が緊締ピン3のローレツト15に向け
てかしめられ、これにより軸頭14がリベツト材
2に固定され、この軸頭14の隣接され各分割刃
18の間で押圧支持された線状分割体29の拡開
基部30と、係止アーム5との間でコ字材21,
22と壁材20とが緊締され、これによりコ字材
21,22が壁材20に固定されるが、このよう
にコ字材21,22の固定が全てコ字材21,2
2のスリツト24を通した外方からの操作で行え
るので、僅かなスリツトしかないコ字材21,2
2の固定が可能となる。
第3図Eに示すように、引続き、治具9の内筒
26をその基端方向に摺動させると、その引張力
で緊締ピン3の先端部が同ピン3の中途部の切欠
溝16を境にして切断離脱され、リベツト材2か
ら突出する緊締ピン3残部の突出状態が小さくな
る。
尚、変更例に係るリベツト1の使用方法も上記
と同一であるが、このリベツト1は例えば第4図
に示すように、壁材20の表面に1個のコ字材2
2を固定する場合であつて、このコ字材22の開
口近傍に障害物32があつて、前記一実施例のリ
ベツト1では回転に際して一方の係止アーム5が
障害物32に干渉して回転が行えない場合に使用
される。
即ち第4図Bに示すように、係止アーム5をコ
字材21方向に回転させて、これと重ね合わせ、
コ字材21を係止アーム5の先端で支持する。
(効果) 以上説明したように、この考案はリベツト材
と、このリベツト材に挿貫された緊締ピンとから
構成され、前記リベツト材は拡開スリーブとこの
拡開スリーブの基端周面から直角に突設された1
本又は相互に反対方向に突設された2本の係止ア
ームとから成り、前記緊締ピンは前記リベツト材
の拡開スリーブに挿貫されるピン軸とこのピン軸
基端に形成された膨径状の軸頭とから成り、しか
も前記リベツト材の係止アームは前記拡開スリー
ブの外周の直径と略同一長さの幅員に形成され、
更に前記緊締ピンは軸頭が拡開スリーブ内径より
径大に形成され、この軸頭にピン軸方向に向けた
楔形状の分割刃が連続形成され、更にピン軸の基
端部周面にリング状のローレツトが刻設されると
ともにそのローレツトよりも先端位置周面に切断
用切欠溝が周設されて成るリベツトであるから以
下の効果を奏する。
このリベツトは、壁材表面に配設された相互に
相対する2個のコ字材を固定するのに有効に用い
られ、このリベツトを用いて接合を行うには、2
個のコ字材の間において壁材に透光させたリベツ
ト孔にこのリベツトを挿貫し、次いでこのリベツ
トの緊締でコ字材を固定すればよい。
かかる場合において、リベツト孔にリベツトを
挿貫するにはその係止アームをスリツト長手方向
に平行にした状態とし、リベツトをコ字材間のス
リツトを介して通過させてリベツト孔内に挿貫さ
せるとよく、係止アームの幅員が拡開スリーブの
外径と略同一であるから、コ字材間のスリツトの
幅が拡開スリーブが通過可能な長さがあればよ
く、従来では不可能であつたコ字材間へのリベツ
トの差込みが可能となる。
一方、このリベツトで被連結部を接合するには
所望の治具でリベツト材を係止しつつ緊締ピンを
その先端方向に引張すればよく、これにより分割
刃の切断力で拡開スリーブがその先端から線状に
分割されるが、この分割刃は楔形状で連続形成さ
れているので、この分割線状体は隣接された各分
割刃の間で押圧されてタコ足状に拡開され、更に
板材表面で分割拡開を終了した分割線状体の基部
を押圧支持した軸頭がピン軸のローレツトを介し
てリベツト材に固定され、分割線状体の基部と係
止アームとの間で壁材とコ字材との緊締が行わ
れ、このようにコ字材間のスリツトを通した外方
からの操作でリベツト1の緊締が行えるので、従
来のリベツトでは不可能であつたコ字材の固定が
可能となる。
更に、緊締ピンのその先端方向への引張操作で
リベツトの緊締が行えるので、2枚の板材が重な
り合つた被連結部の内方又は、外方近傍に障害物
がある場合等、作業スペースのない個所であつて
も、或いは被連結部が閉塞箱体等の一部であつて
もハンマ及び当て盤が不要であるために、従来の
リベツトとは違つて接合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の一実施例に係るリベツト
の分解正面図、第1図Bは同リベツトのリベツト
材底面図、第1図Cは同平面図、第2図Aはこの
考案の変更例に係るリベツトの分解説明図、第2
図Bは同リベツトのリベツト材底面図、第2図C
は同平面図、第3図A乃至Eはこの考案の一実施
例に係るリベツトの使用状態説明図、第4図A乃
至Bはこの考案の変更例に係るリベツトの使用状
態説明図、第5図は従来のリベツト斜視図、第6
図A乃至Cは同使用状態説明図、第7図は同他の
使用状態説明図である。 1……リベツト、2……リベツト材、3……緊
締ピン、4……拡開スリーブ、5……係止アー
ム、12……挿貫孔、13……ピン軸、14……
軸頭、15……ローレツト、16……切欠溝、1
8……分割刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リベツト材と、このリベツト材に挿貫された緊
    締ピンとから構成され、前記リベツト材は拡開ス
    リーブとこの拡開スリーブの基端周面から直角に
    突設された1本又は相互に反対方向に突設された
    2本の係止アームとから成り、前記緊締ピンは前
    記リベツト材の拡開スリーブに挿貫されるピン軸
    とこのピン軸基端に形成された膨径状の軸頭とか
    ら成り、しかも前記リベツト材の係止アームは前
    記拡開スリーブの外周の直径と略同一長さの幅員
    に形成され、更に前記緊締ピンは軸頭が拡開スリ
    ーブ内径より径大に形成され、この軸頭にピン軸
    方向に向けた楔形状の分割刃が連続形成され、更
    にピン軸の基端部周面にリング状のローレツトが
    刻設されるとともに、そのローレツトよりも先端
    位置周面に切断用切込溝が周設されて成るリベツ
    ト。
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