JP3184481B2 - 伸縮管継手の組立方法並びに伸縮管継手 - Google Patents

伸縮管継手の組立方法並びに伸縮管継手

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JP3184481B2
JP3184481B2 JP15075197A JP15075197A JP3184481B2 JP 3184481 B2 JP3184481 B2 JP 3184481B2 JP 15075197 A JP15075197 A JP 15075197A JP 15075197 A JP15075197 A JP 15075197A JP 3184481 B2 JP3184481 B2 JP 3184481B2
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intermediate sleeve
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群平 横山
太一 佐藤
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外側スリーブ材に
形成された球面状内周面と中間スリーブ材に形成された
球面状外周面とが相対揺動自在に嵌合されているととも
に、前記中間スリーブ材には、内側スリーブ材が軸芯方
向に相対摺動自在に内嵌され、この内側スリーブ材と中
間スリーブ材との軸芯方向での摺動移動範囲が、前記中
間スリーブ材の内周面に形成されている環状周溝の溝周
面と、前記内側スリーブ材の外周面に装着固定されてい
るリング部材との接当で規制されている伸縮管継手の組
立方法、並びに、その組立方法で組立られる伸縮管継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伸縮管継手では、下記の(イ)〜
(ニ)の工程を備えた組立方法が採られていた(例え
ば、実開昭60−8591号公報参照)。
【0003】(イ)前記リング部材の周方向一箇所を切
断して該リング部材を径方向に弾性変形可能に構成する
とともに、前記リング部材を中間スリーブ材の最小内径
よりも小となる外径にまで弾性変形させ、その状態で中
間スリーブ材内に挿入したのち、この挿入されたリング
部材を中間スリーブ材の内周面に沿って軸芯方向に摺接
移動させながら環状周溝内に嵌め込む工程、
【0004】(ロ)前記外側スリーブ材の内周面に、そ
れの球面状内周面に臨む内部空間と外側スリーブ材の
周面とに亘って軸芯方向で連通し、かつ、前記中間スリ
ーブ材の径方向が外側スリーブ材の軸芯方向に沿う姿勢
にあるとき、外側スリーブ材の外側から内部空間への中
間スリーブ材の通過を許容する切欠部を形成し、前記中
間スリーブ材を、前記切欠部を通して内部空間内に挿入
したのち、この挿入された中間スリーブ材を球面状内周
面内において外側スリーブ材の軸芯と同芯状の姿勢に向
き変更する工程、
【0005】(ハ)次に、前記中間スリーブ材及びそれ
の環状周溝内に嵌め込まれたリング部材に対して軸芯方
向から内側スリーブ材を挿入し、該内側スリーブ材の外
周面の先端に形成した環状傾斜面でリング部材を拡径側
に弾性変形させる工程、
【0006】(ニ)拡径されたリング部材を内側スリー
ブ材の外周面に沿って軸芯方向に相対移動させ、該リン
グ部材を内側スリーブ材の外周面に形成した凹入溝に嵌
着固定する工程、
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の伸縮管継手の組
立方法では、外側スリーブ材の内周面に形成されている
切欠部を通して、中間スリーブ材をそれの径方向が外側
スリーブ材の軸芯方向に沿う姿勢で内部空間内に挿入す
ると、外側スリーブ材の球面状内周面と中間スリーブ材
の球面状外周面とが相対揺動自在に嵌合するから、挿入
された中間スリーブ材を、外側スリーブ材と中間スリー
ブ材とを三次元方向に揺動自在に摺動案内するための球
面状の内外周面を利用して自由に向き変更操作すること
ができ、中間スリーブ材の軸芯と外側スリーブ材の軸芯
とを迅速、容易に合致させることができる。
【0008】しかも、前記中間スリーブ材の軸芯長さが
直径に比して小さいくなるほど、外側スリーブ材の内周
面に形成される切欠部の円周方向での幅が小さくなるか
ら、外側スリーブ材の球面状内周面と中間スリーブ材の
球面状外周面との接触面積を充分確保することができ
る。
【0009】それ故に、前記外側スリーブ材に切欠部を
形成して、中間スリーブ材の挿入作業を少ない労力で迅
速、容易に行うことができるようにしながらも、地震や
不同沈下等に起因して嵌合接合された外側スリーブ材と
中間スリーブ材とに管軸芯方向の外力(引張力等)が作
用したときには、この外力を前記外側スリーブ材と中間
スリーブ材との広い球面状の接触面積で分散支持するこ
とができ、外側スリーブ材と中間スリーブ材との接合強
度を充分確保することができる利点がある。
【0010】しかしながら、前記リング部材を中間スリ
ーブ材内に挿入する場合では、リング部材の持つ径変化
機能、つまり、内側スリーブ材の外径よりも弾性復元力
に抗して拡径させたのち、内側スリーブ材の外周面に形
成された凹入溝に嵌着させる径変化機能を利用するた
め、構造面では有利である反面、前記リング部材の軸芯
と中間スリーブ材の軸芯とを合致させた状態で、リング
部材を中間スリーブ材の最小内径よりも小なる外径にま
で弾性変形させ、その状態で中間スリーブ材の内周面に
沿って軸芯方向に摺接移動させながら環状周溝内に嵌め
込むため、その嵌め込み作業に多大の手数と労力を要す
る。
【0011】しかも、前記中間スリーブ材及びそれの環
状周溝内に嵌め込まれたリング部材に対して軸芯方向か
ら内側スリーブ材を挿入する場合、この内側スリーブ材
の先端の環状傾斜面でリング部材を拡径側に弾性変形さ
せなければならないため、内側スリーブ材の挿入作業に
多大の労力を要する問題があった。
【0012】本発明は、上記実情に鑑みて為されたもの
であって、第1目的は、前記中間スリーブ材の環状周溝
が、中間スリーブ材と内側スリーブ材との伸縮を許容す
る比較的大きな長さに構成されており、しかも、リング
部材の径方向厚みよりも深い深さに形成されている点に
着目し、この構成を利用した一部の簡単かつ経済的な改
造をもって、前記環状周溝に対するリング部材の挿入作
業及び内側スリーブ材の挿入作業を少ない労力で迅速、
容易に行うことのできる伸縮管継手の組立方法を提供す
る点にあり、第2目的は、リング部材の挿入作業及び内
側スリーブ材の挿入作業の迅速化、容易化を促進しなが
らも、内側スリーブ材と中間スリーブ材との接合強度を
充分に確保することのできる伸縮管継手を提供する点に
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1目的を達成する
為の本発明の請求項1による特徴構成は、冒記伸縮管継
手の組立方法において、
【0014】(イ)前記中間スリーブ材の内周面に、前
記環状周溝と中間スリーブ材の外周面とに亘って軸芯方
向で連通し、かつ、前記リング部材の径方向が中間スリ
ーブ材の軸芯方向に沿う姿勢にあるとき、前記中間スリ
ーブ材の外面側から環状周溝へのリング部材の通過を許
容する切欠部を形成し、周方向一箇所が切断されて径方
向に弾性変形可能な前記リング部材を、前記切欠部を通
してリング部材の径方向厚みよりも深い深さに形成され
ている前記環状周溝に挿入したのち、この挿入されたリ
ング部材を環状周溝内において中間スリーブ材の軸芯と
同芯状の姿勢に向き変更する工程、
【0015】(ロ)前記外側スリーブ材の内周面に、前
記球面状内周面に臨む内部空間と外側スリーブ材の外周
とに亘って軸芯方向で連通し、かつ、前記中間スリー
ブ材の径方向が外側スリーブ材の軸芯方向に沿う姿勢に
あるとき、外側スリーブ材の外面側から内部空間への中
間スリーブ材の通過を許容する切欠部を形成し、前記中
間スリーブ材を、前記切欠部を通して内部空間内に挿入
したのち、この挿入された中間スリーブ材を球面状内周
面内において外側スリーブ材の軸芯と同芯状の姿勢に向
き変更する工程、
【0016】(ハ)前記中間スリーブ材に対して内側ス
リーブ材を挿入するとともに、中間スリーブ材の環状周
溝内に位置するリング部材を、それの両端部に形成され
た被 係止部を介して、内側スリーブ材の挿入側とは反対
側から挿入した治具で拡径側に弾性変形操作する工程、
【0017】(ニ)拡径側に弾性変形操作されたリング
部材を内側スリーブ材の外周面に沿って軸芯方向に相対
移動させ、該リング部材を内側スリーブ材の外周面に形
成した凹入溝に嵌着固定する工程、上記(イ)〜(ニ)
の工程を備えている点にある。
【0018】前記特徴構成によれば、外側スリーブ材の
内周面に形成されている切欠部を通して、中間スリーブ
材をそれの径方向が外側スリーブ材の軸芯方向に沿う姿
勢で内部空間内に挿入すると、外側スリーブ材の球面状
内周面と中間スリーブ材の球面状外周面とが相対揺動自
在に嵌合するから、挿入された中間スリーブ材を、外側
スリーブ材と中間スリーブ材とを三次元方向に揺動自在
に摺動案内するための球面状の内外周面を利用して自由
に向き変更操作することができ、中間スリーブ材の軸芯
と外側スリーブ材の軸芯とを迅速、容易に合致させるこ
とができる。
【0019】そして、前記リング部材を中間スリーブ材
内に挿入する場合には、中間スリーブ材の内周面に形成
されている切欠部を通して、リング部材をそれの径方向
が中間スリーブ材の軸芯方向に沿う姿勢で環状周溝内に
挿入する。この環状周溝は、中間スリーブ材と内側スリ
ーブ材との伸縮を許容する比較的大きな長さに構成され
ており、しかも、リング部材の径方向厚みよりも深い深
さに形成されているから、外側スリーブ材と中間スリー
ブ材とのような球面状嵌合構造を有していなくても、挿
入されたリング部材の向き姿勢を、環状周溝内での軸芯
方向及び径方向での融通を利用して自由に変更操作する
ことができ、中間スリーブ材の軸芯とリング部材の軸芯
とを迅速、容易に合致させることができる。
【0020】しかも、前記中間スリーブ材及びそれの環
状周溝内に嵌め込まれたリング部材に対して軸芯方向か
ら内側スリーブ材を挿入する場合には、内側スリーブ材
の挿入側とは反対側に位置する中間スリーブ材内の空間
を通して挿入した治具により 、リング部材の両端部に形
成された被係止部を介して該リング部材を拡径側に弾性
変形操作し、その拡径側に弾性変形操作されたリング部
材を、中間スリーブ材に挿入された内側スリーブ材に装
着するから、内側スリーブ材の挿入操作に要する労力が
少なくて済む。
【0021】従って、中間スリーブ材の一部に前述のよ
うな切欠部を形成し、かつ、リング部材の両端部に被係
止部を形成するだけの簡単かつ経済的な改造をもって、
中間スリーブ材の環状周溝に対するリング部材の挿入作
業及び内側スリーブ材の挿入作業を少ない労力で迅速、
容易に行うことができる。
【0022】上記第2目的を達成する為の本発明の請求
項2記載の特徴構成は、請求項1の組立方法で組立られ
る伸縮管継手であって、前記中間スリーブ材の切欠部
が、前記リング部材の径方向が中間スリーブの軸芯方向
に沿う姿勢にあるときのみ、該リング部材の環状周溝へ
の通過を許容する幅に構成されているとともに、前記リ
ング部材の両端部には、治具で拡径方向に弾性変形させ
るための操作孔が形成されている点にある。
【0023】前記特徴構成によれば、中間スリーブ材の
切欠部を通して、前記リング部材をそれの径方向が中間
スリーブ材の軸芯方向に沿う姿勢で環状周溝内に挿入し
たのち、このリング部材を向き変更操作するだけで、該
リング部材の軸芯と中間スリーブ材の軸芯とを合致させ
ることができる。
【0024】しかも、前記リング部材の軸芯長さが直径
に比して小さいくなるほど、中間スリーブ材の内周面に
形成される切欠部の円周方向での幅が小さくなるから、
該切欠部が形成されている側の環状周溝の溝周面とリン
グ部材との接触面積を充分確保することができる。
【0025】更に、前記リング部材の両端部には、治具
で拡径方向に弾性変形させるための操作孔が形成されて
いるから、中間スリーブ材の環状周溝内でのリング部材
の拡 径操作を確実、容易に行なうことができる。
【0026】従って、中間スリーブ材に対するリング部
材の挿入作業及び内側スリーブ材の挿入作業を少ない労
力で迅速、容易に行うことができるようにしながらも、
地震や不同沈下等に起因して嵌合接合された両スリーブ
材に管軸芯方向の外力(圧縮力等)が作用したときに
は、この外力を前記環状周溝の溝周面とリング部材との
広い接触面積で分散支持することができ、両スリーブ材
の接合強度を充分確保することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕 図5に、伸縮管継手の一例を示す。この伸縮管継手は、
内側スリーブ材の一例としてのスリーブ管1と中間スリ
ーブ材の一例としての中間スリーブ2とがゴム輪3aを
挟んで軸芯方向に摺動自在に嵌合されているとともに、
中間スリーブ2にはゴム輪3bを挟んで外側スリーブ材
としてのケーシング管4が外嵌され、中間スリーブ2に
形成した球面状外周面2aとケーシング管4に形成した
球面状内周面4aとを嵌合させて、スリーブ管1のフラ
ンジ1aに連結される管とケーシング管4のフランジ4
bに連結される管とを、スリーブ管1と中間スリーブ2
との摺動により伸縮自在に、かつ中間スリーブ2の球面
状外周面2aとケーシング管の球面状内周面4aとの
摺動により屈曲自在に連結するものである。
【0028】前記中間スリーブ2の内周面にはリング部
材5の径方向厚さよりも深い深さの環状周溝2bが形成
され、スリーブ管1の外周面には環状の凹入溝1bに嵌
着固定されるリング部材5が環状周溝2b内に臨む姿勢
で装着されて、リング部材5の凹入溝1bからの突出部
と環状周溝2bの溝周面との接当で、スリーブ管1と中
間スリーブ2との軸芯方向への相対摺動範囲が規制され
ている。
【0029】前記リング部材5は周方向の一箇所が切断
されて拡径方向に弾性変形可能なC型に形成され、スリ
ーブ管1の挿入方向前方側の端面1cからの距離が前記
環状周溝2bの溝巾Bよりも短い範囲内の外周面位置に
嵌着固定されているとともに、中間スリーブ2の内周面
の周壁端部には、図6に示すように、中間スリーブ2の
外周面と環状周溝2bの溝周面とに亘って軸芯方向で
通し、かつ、前記リング部材5の径方向が中間スリーブ
2の軸芯方向に沿う姿勢にあるとき、中間スリーブ2の
外面側から環状周溝2bへのリング部材5の通過を許容
する切欠部2cが、径方向に対向する2箇所の位置に形
成されており、又、ケーシング管4の内周面の周壁端部
にも、第4図に示すように、ケーシング管4の外周面
球面状内周面4aに臨む内部空間とに亘って軸芯方向で
連通し、かつ、中間スリーブ2の径方向がケーシング管
4の軸芯方向に沿う姿勢あるとき、ケーシング管4の外
面側から内部空間への中間スリーブ2の通過を許容する
切欠部4cが、径方向に対向する2箇所の位置に形成さ
れている。
【0030】次に、前記伸縮管継手の組立方法を図1〜
図5に基づいて説明する。図1に示すように、リング部
材5をその径方向が中間スリーブ2の管軸芯方向に沿う
姿勢で切欠部2cに通して、環状周溝2b内に挿入した
後、環状周溝2b内で旋回させ、管軸芯と同芯状の姿勢
に姿勢変更する。
【0031】次に、図2に示すように、ケーシング管4
にゴム輪3bを係入し、このゴム輪3bと前記リング部
材5が挿入されている中間スリーブ2との周面に滑剤を
適量塗布するとともに、この中間スリーブ2をその径方
向がケーシング管4の管軸芯方向に沿う姿勢で切欠部4
cに通して、球面状内周面4a部分に挿入した後、中間
スリーブ2の球面状外周面2aをこの球面状内周面4a
に摺接させながら旋回させて、ケーシング管4の管軸芯
と同芯状の姿勢に姿勢変更する。
【0032】そして、ゴム輪3aの係入溝2dを中間ス
リーブ2の挿入方向上手側に位置させて、ゴム輪3aを
係入する。
【0033】次に、図3に示すように、ゴム製ケーシン
グカバー1dを外嵌したスリーブ管1の凹入溝1bにゴ
ムバンド又は薄肉リング6を着脱自在に嵌めこんでおい
て、ゴム輪3aとスリーブ管1との周面に滑剤を適量塗
布する。
【0034】そして、レバーブロック又は引込みボルト
(図外)などを使って、スリーブ管1を中間スリーブ2
内周面に挿入し、その挿入方向前方側の端面1cを環状
周溝2bの溝巾B途中位置に位置させる。
【0035】この挿入時、スリーブ管1の凹入溝1bに
はゴムバンド又は薄肉リング6が嵌めこまれているの
で、ゴム輪3aが凹入溝1bに引掛るおそれはない。
【0036】次に、図4に示すように、凹入溝1bに嵌
めこまれているゴムバンド又は薄肉リング6をケーシン
グ管4のフランジ4b側開口からの操作で撤去した後、
スリーブ管1の挿入側とは反対側であるフランジ4b側
開口から治具7を挿入してリング部材5の両端部に形成
した被係止部である操作孔5aに引掛け、この治具7で
リング部材5を拡径方向に弾性変形させながら保持し
て、スリーブ管1外周面に沿って移動させ、凹入溝1b
に嵌着固定する。
【0037】尚、リング部材5が凹入溝1bに嵌着され
たことは、嵌着時のパチンという嵌着音によって確認で
きる。そして、ケーシングカバー1dをケーシング管4
に形成した鍔4dに外嵌して、図5に示す伸縮管継手の
組立てが完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の伸縮管継手の組立方法を示し、
中間スリーブにリング部材を挿入するときの説明図
【図2】伸縮管継手の組立方法を示し、ケーシング管に
中間スリーブを挿入するときの説明図
【図3】伸縮管継手の組立方法を示し、中間スリーブに
スリーブ管を挿入するときの説明図
【図4】伸縮管継手の組立方法を示し、スリーブ管の凹
入溝にリング部材を装着するときの説明図
【図5】組立られた伸縮管継手の断面図
【図6】中間スリーブの拡大正面図
【図7】ケーシング管の拡大正面図
【符号の説明】
1 内側スリーブ材(スリーブ管) 1b 凹入溝 2 中間スリーブ材(中間スリーブ) 2a 球面状外周面 2b 環状周溝 2c 切欠部 4 外側スリーブ材(ケーシング管) 4a 球面状内周面 4c 切欠部 5 リング部材5a 被係止部(操作孔) 治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−8591(JP,U) 実開 昭59−166086(JP,U) 実開 昭58−74685(JP,U) 実開 昭56−23786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 27/00 - 27/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側スリーブ材に形成された球面状内周
    面と中間スリーブ材に形成された球面状外周面とが相対
    揺動自在に嵌合されているとともに、前記中間スリーブ
    材には、内側スリーブ材が軸芯方向に相対摺動自在に内
    嵌され、この内側スリーブ材と中間スリーブ材との軸芯
    方向での摺動移動範囲が、前記中間スリーブ材の内周面
    に形成されている環状周溝の溝周面と、前記内側スリー
    ブ材の外周面に装着固定されているリング部材との接当
    で規制されている伸縮管継手の組立方法において、 (イ)前記中間スリーブ材の内周面に、前記環状周溝と
    中間スリーブ材の外周面とに亘って軸芯方向で連通し、
    かつ、前記リング部材の径方向が中間スリーブ材の軸芯
    方向に沿う姿勢にあるとき、前記中間スリーブ材の外面
    側から環状周溝へのリング部材の通過を許容する切欠部
    を形成し、周方向一箇所が切断されて径方向に弾性変形
    可能な前記リング部材を、前記切欠部を通してリング部
    材の径方向厚みよりも深い深さに形成されている前記環
    状周溝に挿入したのち、この挿入されたリング部材を環
    状周溝内において中間スリーブ材の軸芯と同芯状の姿勢
    に向き変更する工程、 (ロ)前記外側スリーブ材の内周面に、前記球面状内周
    面に臨む内部空間と外側スリーブ材の外周面とに亘って
    軸芯方向で連通し、かつ、前記中間スリーブ材の径方向
    が外側スリーブ材の軸芯方向に沿う姿勢にあるとき、外
    側スリーブ材の外面側から内部空間への中間スリーブ材
    の通過を許容する切欠部を形成し、前記中間スリーブ材
    を、前記切欠部を通して内部空間内に挿入したのち、こ
    の挿入された中間スリーブ材を球面状内周面内において
    外側スリーブ材の軸芯と同芯状の姿勢に向き変更する工
    程、 (ハ)前記中間スリーブ材に対して内側スリーブ材を挿
    入するとともに、中間スリーブ材の環状周溝内に位置す
    るリング部材を、それの両端部に形成された被係止部を
    介して、内側スリーブ材の挿入側とは反対側から挿入し
    た治具で拡径側に弾性変形操作する工程、 (ニ)拡径側に弾性変形操作されたリング部材を内側ス
    リーブ材の外周面に沿って軸芯方向に相対移動させ、該
    リング部材を内側スリーブ材の外周面に形成した凹入溝
    に嵌着固定する工程、 上記(イ)〜(ニ)の工程を備えていることを特徴とす
    る伸縮管継手の組立方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組立方法で組立られる伸
    縮管継手であって、前記中間スリーブ材の切欠部が、前
    記リング部材の径方向が中間スリーブの軸芯方向に沿う
    姿勢にあるときのみ、該リング部材の環状周溝への通過
    を許容する幅に構成されているとともに、前記リング部
    材の両端部には、治具で拡径方向に弾性変形させるため
    の操作孔が形成されている伸縮管継手
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