JPH0133451Y2 - - Google Patents

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JPH0133451Y2
JPH0133451Y2 JP1982165968U JP16596882U JPH0133451Y2 JP H0133451 Y2 JPH0133451 Y2 JP H0133451Y2 JP 1982165968 U JP1982165968 U JP 1982165968U JP 16596882 U JP16596882 U JP 16596882U JP H0133451 Y2 JPH0133451 Y2 JP H0133451Y2
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JP1982165968U
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Description

【考案の詳細な説明】 ○ 産業上の利用分野 本考案は、野菜、切花、その他棒状物質の束等
(以下野菜等という)にテープを巻回して結束す
るためのテープ用結束機に関するものである。
より詳しくは、この種のテープ用結束機におい
て、結束スイングアームの駆動を電動式とすると
ともに、始動スイツチの操作ののち結束アームの
一周期だけモータを回転支持するためモータ保持
回路に関するものである。
○ 従来技術およびその問題点 この種のテープ用結束機の公知技術として、特
開昭57−77408号公報「野菜結束機」および特開
昭57−125107号公報「結束機」が存在する。
上記の従来技術はモータにより結束スイングア
ームを駆動するものであるが、、連続運転と一周
期毎の結束スイングアーム停止の間欠運転との作
業態様の選択が困難であり、また、一周期毎停止
の間欠運転の作業態様において慣性によるオーバ
ーランにより連続運転となる問題点がある。
○ 上記問題点を解決するための手段 本考案は、モータにより駆動されるカム機構を
介して結束スイングアームを駆動し、前記カム機
構に連動し作動タイミングの異なる2個のカム連
動スイツチを設け、連続運転用の手動スイツチと
一方のカム連動スイツチとの並列回路をリレーと
直列接続して電源に接続し、前記リレーの2個の
接点の一方をモータ回路に接続し、他方の接点を
他方のカム連動スイツチと直列接続して一方の連
動スイツチと並列接続してモータ保持回路を構成
する。
以下図面に示す実施例にもとづいて本考案を詳
細に説明する。
台板1の一側に駆動ケース2を他側に結束ケー
ス3が載置され両ケース2,3間に受台4が配置
され受台4には手動スイツチ板5が取付けらてい
る。
駆動ケース2に結束テーブル6が軸架されると
ともに結束スイングアーム7の基部7aが駆動ケ
ース2に横架した軸8で枢支されている。
駆動ケース2内には、モータ9が内装され、ギ
ヤ10,11を介してモータ9により駆動される
駆動軸12が軸架され、駆動軸12に固定された
第1カム13および第2カム14を含むカム機構
Aをモータ9により駆動するように構成する。
駆動ケース2に円弧状長孔のガイド孔15を形
成し、該ガイド孔15を通過させた軸16の突出
端部に結束スイングアーム7の延長片7bの先端
部を枢着し、軸16の駆動ケース2内の端部にロ
ーラ18を軸架し、該ローラ18を第1カム13
の周縁のカム面13aに接当させ、モータ9の回
転による第1カム13の回転により結束スイング
アーム7の先端部7cを上下動させるようにしス
プリング17で上方へ付勢して結束アーム駆動機
構Bを構成する。
前記結束テープリール6をその外端部に固定し
た軸19を駆動ケース2に軸架し、前記軸19の
駆動ケース2内の内端部にテープ駆動ロール20
を固定し該テープ駆動ロール20を第2カム14
と対向させ、第2カム14のカム面14aとテー
プ駆動ロール20とが接当する状態では第2カム
の回転に伴つてテープTを巻き込み方向に結束テ
ープロール6を回転させ、カム面14aとテープ
駆動リール20とが非接当状態では結束テープリ
ール6の回転を自在とし結束スイングアーム7の
上昇に伴つて結束テープTを送り出し、結束テー
プを結束作用時〔結束スイングアーム7の降下
時〕に強制的に巻込むようにしたテープ駆動機構
Cを形成する。
前記結束スイングアーム7の先端部7cに取付
けた接着ユニツト21と、結束ケース3内に横架
された止板22およびプレス台22aと、結束ケ
ース3内の横軸26で枢支しスプリング27で先
端作用部23aが止板22へ付勢されている押圧
板23と、結束スイングアーム7の先端に垂下す
る押圧ローラ24と、誘導片25とで、結束テー
プに対する接着切断機構Dを構成する。
接着切断機構Dの接着ユニツト21は、第5図
及び第6図に示すごとく、結束スイングアーム7
の先端部に固定されるプレス板ホルダ28と、該
プレス板ホルダ28内に挿入固定されている内ホ
ルダ29の上板29aと下板29bを貫通しスト
ツパー30とスプリング31により通常位置が設
定されているテープ排除棒32と、該テープ排除
棒が貫通する孔33を有するガイド板34が固定
され両側がプレス板ホルダ28と接当しているプ
レス板35と、プレス板ホルダ28に固定された
ナイフ37とより構成されている。
第7図はモータ電気回路を示し、SW1は手動
スイツチ板5の操作で作動するモータ始動スイツ
チ、カム連動スイチSW2,SW3はカム機構A
の第2カム14のカム面に対向配置され、スイツ
チSW2はモータ始動スイツチSW1を押してモ
ータ9が回転したのち、0.1秒後にONし0.7秒後
にOFFし、スイツチSW3は0.5秒後にONし結束
スイングアーム7の先端部が上方の待機位置にも
どつたときOFFするよう設定されている。SW4
は連続運転用の手動スイツチである。36はスイ
ツチSW1およびSW2と直列接続されたリレー
で、その接点R1およびR2はモータ9および連
動スイツチSW3とそれぞれ直列接続され、手動
スイツチSW1をOFFしたのちもモータ9を電源
に接続するためのモータ保持回路Eを形成してい
る。
次に結束作用を説明する。
モータ9の停止状態では、第1カム13および
第2カム14は第8図aの待機位置で停止してい
る。このとき結束テープTはその接着剤塗布面t
を外側に位置させ切断端が押圧板23の先端作用
部23aに接着して上方位置の結束スイングアー
ム7の先端部7aと結束ケース3との間は直線状
に張られている〔第9図aに実線で示す〕。野菜
等Mの矢印方向に挿入すると、第9図a仮想線の
状態となる。
第9図a仮想線の状態で、作業者が手でスイツ
チ板5を押すことによりモータ始動スイツチSW
1がONし、モータ9は起動し、モータ保持回路
Eの作動でカム13,14が一回転してスイツチ
SW2,SW3の両方がOFF状態となるまでモー
タ9は回転する。
モータ9の回転により、カム13,14は第8
図b,c,d,eのごとく回転して結束スイング
アーム7を降下させるとともに第8図b→cの行
程で結束スイングアーム7の降下に際し結束テー
プリール6を回転させて結束テープを送り戻し
(巻き取り)、第9図bに示すごとく、野菜等Mに
結束テープTが巻回される。
第8図c→dの行程で、結束スイングアーム7
の降下により、第10図に示すごとく、接着切断
機構Dが作動する。即ち、第10図aに示すごと
く上方の結束テープ結束テープT2を下方の結束
テープT1へプレス台22aの上方でプレス板3
5とテープ排除棒32で軽く押圧しつつ降下し、
第10図bのごくと両テープT1,T2は押圧ロ
ーラ24とプレス板35との間にほぼ一直線とな
りプレス板35で接着されるとともにナイフ37
により切断される。更に結束スイングアーム7の
降下でテープ切除棒32が結束テープT1,T2
の切断端を押し下げるとともに上方の結束テープ
T2の切断端を押圧ローラ24の降下により押圧
板23へ接着する〔第10図c〕。第10図bの
工程の前後では結束スイングアーム7が下死点に
位置するように第1カム13の形状が設定されて
いるので、上述の接着、切断の工程はほぼ停止状
態で行なわれる。
そののち、第8図c−eの工程の結束スイング
アーム7の上昇により、押圧ローラ24は押圧板
23より離れ第10図dとなり、第9図aの実線
状態となり、モータ9は停止し結束スイングアー
ム7は上昇位置で待機となる。
結束終了により作業者は、結束された野菜等M
を手で受台4より除去するとともに結束テープT
の結束端部T′を互いに手で押圧接着するととも
に端縁T″を野菜等Mまたは結束テープTの適所
に接着して結束作業は終了する。
つぎに本考案のモータ保持回路の作用を説明す
る。
始動スイツチSW1のONによりリレー36を
電源に接続しその接点R1およびR2をONと
し、モータ9を電源に接続して起動させる。
モータ9の起動ののち0.1秒後に、カム機構A
のカム連動第1スイツチSW2をONとしてリレ
ー36の接点R2とでリレー36の保持回路を構
成して、始動スイツチSW1のOFFののちも接点
R1をON状態に維持する。モータ9の起動後0.5
秒でカム連動第2スイツチSW3がONし〔第1
1図b〕、スイツチSW2がモータ起動後0.7秒で
OFFするがスイツチSW3がON状態を継続し
〔第11図b〕リレー36の作動を維持し一行程
の終了〔カム14の一回転〕で第11図cの状態
にもどり両スイツチSW2,SW3はOFF状態と
なりモータ9は停止する。従つて、機械の慣性で
一周期以上連続回転(オーバーラン)することが
あつても、結束スイングアーム7の上昇位置(所
定の停止位置)ではカム連動スイツチSW2およ
びSW3は、いずれもOFFとなるのでモータは確
実に停止する。
第7図に仮想線で示すごとく手動スイツチSW
4を付加することにより、モータ9を連続運転
し、始動スイツチSW1の操作を不用とし、連続
して結束機作業を行なうことができる。
本考案は、上述したように電動式の野菜用結束
機において、始動スイツチに対する保持回路を、
一般的な電子回路に代えて、 モータにより駆動されるカム機構に連動する2
個のカム連動スイツチとリレーを用いてモータ保
持回路を構成したから、機械的作動状態の確認で
保守回路の作動を点検できて一般農業作業者によ
る保守回路の保守を可能とするとともに一周期毎
に結束スイングアームの所定の待機位置で確実に
モータを停止させ、機械の慣性によるオーバーラ
ン等による連続運転を防ぐことができる。
また、所望に応じ、連続運転用の手動スイツチ
を付設し、該手動スイツチを常時“入”とするこ
とにより、カム連動スイツチの作動と無関係に、
連続運転を選択することができ、必要に応じ作業
能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すテープ用結束機
の側面図。第2図は同じく平面図。第3図はカム
機構A、結束アーム駆動機構Bおよびテープ駆動
機構Cを示す、駆動ケースの縦断面図。第4図は
同じく平面図である。第5図は、接着切断機構D
の接着ユニツトの部分斜視図。第6図は同じく縦
断面図である。第7図は、モータ保持回路を含む
モータ電気回路図である。第8図は、カム機構A
の作動を示す説明図で、a図は待機位置、b図は
結束スイングアームの際下中および結束テープリ
ールの巻き戻し中、c図は結束スイングアームの
降下中でかつ接着切断機構の作動開始、d図に結
束スイングアームが下死点に位置し、接着切断機
構による接着作用の終了、e図はもとの待機位置
aに戻つた状態をそれぞれ示す。第9図は本考案
による野菜等の結束作用図で、a図は待機状態と
野菜等の挿入状態、b図は野菜等への結束テープ
の巻回をそれぞれ示す。第10図は、接着切断機
構の作動を示す説明図で、a図は接着作用開始、
b図は接着完了および切断作用、c図は結束テー
プの切断端を押し下げ、d図は待機状態をそれぞ
れ示す。第11図は、モータ保持回路のカム連動
スイツチSW2,SW3と第2カム14との作動
関係を示す説明図で、a図は待機状態、b図はカ
ム連動第1スイツチSW2のみのON,c図は両
連動スイツチSW2,SW3のON,d図はカム連
動第2スイツチSW3のみONをそれぞれ示す。 4……受台、6……結束テープリール、7……
結束スイングアーム、9……モータ、14……第
2カム、36……リレー、SW1……始動スイツ
チ、SW2……カム連動第1スイツチ、SW3…
…カム連動第2スイツチ、SW4……連続運転用
の手動スイツチ、A……カム機構、B……結束ア
ーム駆動機構、C……テープ駆動機構、D……接
着切断機構、E……モータ保持回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータ駆動により結束スイングアームを上下動
    させて野菜等に巻回したテープを接着切断して結
    束を行なう電動式のテープ用結束機において、モ
    ータにより駆動されるカム機構を介して結束スイ
    ングアームを駆動し、前記カム機構に連動し作動
    タイミングの異なる2個のカム連動スイツチを設
    け、連続運転用の手動スイツチと一方のカム連動
    スイツチとの並列回路をリレーと直列接続して電
    源に接続し、前記リレーの2個の接点の一方をモ
    ータ回路に接続し、他方の接点を他方のカム連動
    スイツチと直列接続して一方の連動スイツチと並
    列接続してモータ保持回路を構成したことを特徴
    とするテープ用結束機。
JP16596882U 1982-10-31 1982-10-31 テ−プ用結束機 Granted JPS5969104U (ja)

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JP16596882U JPS5969104U (ja) 1982-10-31 1982-10-31 テ−プ用結束機

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JP16596882U JPS5969104U (ja) 1982-10-31 1982-10-31 テ−プ用結束機

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Publication Number Publication Date
JPS5969104U JPS5969104U (ja) 1984-05-10
JPH0133451Y2 true JPH0133451Y2 (ja) 1989-10-11

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JP16596882U Granted JPS5969104U (ja) 1982-10-31 1982-10-31 テ−プ用結束機

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5777408A (en) * 1980-10-28 1982-05-14 Yanmar Agricult Equip Bundling machine for vegetable
JPS57125107A (en) * 1981-01-12 1982-08-04 Nichiban Kk Bundling machine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5777408A (en) * 1980-10-28 1982-05-14 Yanmar Agricult Equip Bundling machine for vegetable
JPS57125107A (en) * 1981-01-12 1982-08-04 Nichiban Kk Bundling machine

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JPS5969104U (ja) 1984-05-10

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