JPH0133196Y2 - - Google Patents
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- JPH0133196Y2 JPH0133196Y2 JP3175484U JP3175484U JPH0133196Y2 JP H0133196 Y2 JPH0133196 Y2 JP H0133196Y2 JP 3175484 U JP3175484 U JP 3175484U JP 3175484 U JP3175484 U JP 3175484U JP H0133196 Y2 JPH0133196 Y2 JP H0133196Y2
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- water
- wastewater treatment
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、汚水、生活雑排水等の排水を土壌中
に浸潤、拡散させて、土壌中の微生物の作用によ
り、排水を浄化処理するための排水処理構造体に
関するものである。
に浸潤、拡散させて、土壌中の微生物の作用によ
り、排水を浄化処理するための排水処理構造体に
関するものである。
(従来技術)
上述のように、排水を土壌中に浸潤、拡散させ
て、浄化させる排水処理構造体としては、本考案
者が先に特公昭56−48230号公報で提案したもの
が知られている。即ち、不織布フイルターからな
る長尺の筒状体内部に、合成樹脂製の繊維剛毛体
(ヘチマ構造体)を充当させ、かつ、筒状体側面
に、不織布フイルターからなる翼片を突出形成せ
しめた汚水処理構造体である。
て、浄化させる排水処理構造体としては、本考案
者が先に特公昭56−48230号公報で提案したもの
が知られている。即ち、不織布フイルターからな
る長尺の筒状体内部に、合成樹脂製の繊維剛毛体
(ヘチマ構造体)を充当させ、かつ、筒状体側面
に、不織布フイルターからなる翼片を突出形成せ
しめた汚水処理構造体である。
この構造体は、汚水を効果的に土壌中へ蒸発
散、浸潤浸透させ、優れた汚水処理効果を奏し得
るが、不織布筒状体内にヘチマ状剛毛繊維を充填
させた構造であるため、排水を送り込むと、比較
的短時間のうちにヘチマ状剛毛繊維の間隙にヘド
ロ状のスカムが詰まり、構造体への排水の供給が
困難となり、排水を土壌中へ浸潤、拡散させるこ
とができなくなる。このようなヘチマ構造体の詰
まりが生じた場合は、きれいな水を長して、ヘド
ロを洗い流し、洗浄再生処理を施すが、それでも
ヘドロが十分に除去されず、次第に詰まりがひど
くなり、ついにはこ構造体への通水が困難となり
土壌中での排水処理ができなくなるという基本的
な問題がある。更に、この構造体は、外力によつ
て変形し易く、例えば、施工時に、該構造体を地
中に埋設し、ブルドーザーなどの重量機械で地な
らしなどの工事を行つたり、あるいは、構造体埋
設後、その上の土地をモータープールなどに利用
すると、それらの荷重によつて、構造体が潰れ、
排水処理効果が半減してしまうという問題が生ず
る。
散、浸潤浸透させ、優れた汚水処理効果を奏し得
るが、不織布筒状体内にヘチマ状剛毛繊維を充填
させた構造であるため、排水を送り込むと、比較
的短時間のうちにヘチマ状剛毛繊維の間隙にヘド
ロ状のスカムが詰まり、構造体への排水の供給が
困難となり、排水を土壌中へ浸潤、拡散させるこ
とができなくなる。このようなヘチマ構造体の詰
まりが生じた場合は、きれいな水を長して、ヘド
ロを洗い流し、洗浄再生処理を施すが、それでも
ヘドロが十分に除去されず、次第に詰まりがひど
くなり、ついにはこ構造体への通水が困難となり
土壌中での排水処理ができなくなるという基本的
な問題がある。更に、この構造体は、外力によつ
て変形し易く、例えば、施工時に、該構造体を地
中に埋設し、ブルドーザーなどの重量機械で地な
らしなどの工事を行つたり、あるいは、構造体埋
設後、その上の土地をモータープールなどに利用
すると、それらの荷重によつて、構造体が潰れ、
排水処理効果が半減してしまうという問題が生ず
る。
(考案の目的)
本考案の目的は、このような従来の排水処理構
造体の問題点を解消し、荷重がかかつても変形し
にくく、ヘツロ状スカムの詰まりが少なくて、使
用寿命の長い排水処理構造体を提供することにあ
る。
造体の問題点を解消し、荷重がかかつても変形し
にくく、ヘツロ状スカムの詰まりが少なくて、使
用寿命の長い排水処理構造体を提供することにあ
る。
(考案の構成)
本考案は、合成樹脂からなる透水性パイプの外
側を吸水性シートで被覆して管状体とし、該管状
体の側面に、吸水性シートからなる複数個の翼片
を突出形成せしめたことを特徴とする排水処理構
造体である。
側を吸水性シートで被覆して管状体とし、該管状
体の側面に、吸水性シートからなる複数個の翼片
を突出形成せしめたことを特徴とする排水処理構
造体である。
以下、本考案の排水処理構造体を図面により説
明する。
明する。
第1図は、本考案の排水処理構造体の一例を示
す斜視図、第2図は横断面図であり、合成樹脂製
透水性パイプ1の外側を吸水性シート2で被覆
し、管状体3を構成している。管状体3の側面に
は、吸水性シートからなる複数個の翼片4,4′
が突出形成されている。パイプ1には、多数の細
孔1aが穿設されている。吸水性シート2の外側
下面は、不透水性シート5で覆われている。この
不透水性シート5は、透水性パイプ1内に供給さ
れた汚水が、土壌中で浄化されることなく、直
接、地下水脈中に流入するのを防止するもので、
このような恐れがないときは、必ずしもこれを設
ける必要はない。
す斜視図、第2図は横断面図であり、合成樹脂製
透水性パイプ1の外側を吸水性シート2で被覆
し、管状体3を構成している。管状体3の側面に
は、吸水性シートからなる複数個の翼片4,4′
が突出形成されている。パイプ1には、多数の細
孔1aが穿設されている。吸水性シート2の外側
下面は、不透水性シート5で覆われている。この
不透水性シート5は、透水性パイプ1内に供給さ
れた汚水が、土壌中で浄化されることなく、直
接、地下水脈中に流入するのを防止するもので、
このような恐れがないときは、必ずしもこれを設
ける必要はない。
透水性パイプ1としては、第1図、第2図に示
した合成樹脂製のパイプに多数の細孔を穿設した
ものの他に、合成樹脂剛毛繊維を製紐機で筒状に
組み、組紐状壁面を有するパイプとしたもの、合
成樹脂を線状に溶融吐出して筒状に融着させ、多
孔壁面パイプとしたもの(タキロン パイプ:登
録商標)等、透水性を有するパイプであれば任意
のものを使用することができる。透水性パイプ1
の横断面形状は、耐荷重変形性を向上させるうえ
で、円形とするのが最も好ましいが、多角形、楕
円形等任意の形状とすることができる。また、第
3図に示すように透水性パイプ1の内部に透水性
支持板1bを設けて荷重によつて、透水性パイプ
1が変形するのを防止するようにしてもよい。更
に、第4図に示すように、主透水性パイプ1の内
部に多数の副透水性パイプ1′(例えば合成剛毛
繊維の組紐状パイプ)を充填した構造とすること
もできる。また、本考案における管状体3は、第
5図に示すように、複数の透水性パイプ1の外側
を吸水性シート2で被覆したものでもよい。尚、
第3図、第4図、第5図において、1a,2,
3,4,4′及び5は第2図と同様に、それぞれ、
細孔、吸水性シート、管状体、翼片、及び不透水
性シートを示す。
した合成樹脂製のパイプに多数の細孔を穿設した
ものの他に、合成樹脂剛毛繊維を製紐機で筒状に
組み、組紐状壁面を有するパイプとしたもの、合
成樹脂を線状に溶融吐出して筒状に融着させ、多
孔壁面パイプとしたもの(タキロン パイプ:登
録商標)等、透水性を有するパイプであれば任意
のものを使用することができる。透水性パイプ1
の横断面形状は、耐荷重変形性を向上させるうえ
で、円形とするのが最も好ましいが、多角形、楕
円形等任意の形状とすることができる。また、第
3図に示すように透水性パイプ1の内部に透水性
支持板1bを設けて荷重によつて、透水性パイプ
1が変形するのを防止するようにしてもよい。更
に、第4図に示すように、主透水性パイプ1の内
部に多数の副透水性パイプ1′(例えば合成剛毛
繊維の組紐状パイプ)を充填した構造とすること
もできる。また、本考案における管状体3は、第
5図に示すように、複数の透水性パイプ1の外側
を吸水性シート2で被覆したものでもよい。尚、
第3図、第4図、第5図において、1a,2,
3,4,4′及び5は第2図と同様に、それぞれ、
細孔、吸水性シート、管状体、翼片、及び不透水
性シートを示す。
透水性パイプ1の外側を被覆する吸水性シート
2としては、通常、厚さ1〜10mm程度の合成繊維
不織布が用いられる。特にポリエステル繊維不織
布が好適である。
2としては、通常、厚さ1〜10mm程度の合成繊維
不織布が用いられる。特にポリエステル繊維不織
布が好適である。
透水性パイプ1の外側を吸水性シート2で被覆
して構成した管状体3の側面には、吸水性シート
からなる複数個の翼片4,4′を突出形成せしめ
る。翼片4,4′は、通常、管状体3の両側に1
個ずつ設けるのが効率的であるが、場合によつて
は、両側に2個以上ずつ設けてもよいし、一方の
側のみに2個以上、あるいは一方の側に1個、他
方の側に2個といつたように、異なる個数ずつ設
けることもできる。翼片4,4′が突出形成され
る位置は、管状体底部の上方、3〜20cm(即ち、
第2図に示した管状体底部から翼片突出形成位置
までの間隔dが3〜20cm)の範囲内にあることが
望ましい。翼片4,4′の突出形成位置が管状体
底部から離れすぎると、汚水の一部が排出されず
に透水性パイプ1の底部に溜まり腐敗して、ヘド
ロ化し、悪臭、詰まりの原因となる。一方、翼片
4,4′の突出形成位置が管状体底部に近づきす
ぎると、透水性パイプ1内へ供給された汚水が、
十分に土壌中へ蒸発散、浸潤浸透されず、排水処
理効率が低下する。また、翼片4,4′は、下方
に凹に湾曲していることが望ましい。翼片4,
4′を下方に凹に湾曲させることによつて、汚水
の地表層部への湿潤、拡散が促進され、土壌微生
物による分解浄化がより効果的に行われる。尚、
翼片4,4′の先端部を管状体底部よりも下方に
位置させると、透水性パイプ1の底部に汚水が溜
まりにくくなるので望ましい。翼片4,4′を構
成する吸水性シートは、通常透水性パイプ1の外
側を被覆している吸水性シート2と同じものが用
いられるが、場合によつては、吸水性シート2と
は別異の吸水性シートが用いられてもよい。
して構成した管状体3の側面には、吸水性シート
からなる複数個の翼片4,4′を突出形成せしめ
る。翼片4,4′は、通常、管状体3の両側に1
個ずつ設けるのが効率的であるが、場合によつて
は、両側に2個以上ずつ設けてもよいし、一方の
側のみに2個以上、あるいは一方の側に1個、他
方の側に2個といつたように、異なる個数ずつ設
けることもできる。翼片4,4′が突出形成され
る位置は、管状体底部の上方、3〜20cm(即ち、
第2図に示した管状体底部から翼片突出形成位置
までの間隔dが3〜20cm)の範囲内にあることが
望ましい。翼片4,4′の突出形成位置が管状体
底部から離れすぎると、汚水の一部が排出されず
に透水性パイプ1の底部に溜まり腐敗して、ヘド
ロ化し、悪臭、詰まりの原因となる。一方、翼片
4,4′の突出形成位置が管状体底部に近づきす
ぎると、透水性パイプ1内へ供給された汚水が、
十分に土壌中へ蒸発散、浸潤浸透されず、排水処
理効率が低下する。また、翼片4,4′は、下方
に凹に湾曲していることが望ましい。翼片4,
4′を下方に凹に湾曲させることによつて、汚水
の地表層部への湿潤、拡散が促進され、土壌微生
物による分解浄化がより効果的に行われる。尚、
翼片4,4′の先端部を管状体底部よりも下方に
位置させると、透水性パイプ1の底部に汚水が溜
まりにくくなるので望ましい。翼片4,4′を構
成する吸水性シートは、通常透水性パイプ1の外
側を被覆している吸水性シート2と同じものが用
いられるが、場合によつては、吸水性シート2と
は別異の吸水性シートが用いられてもよい。
翼片4,4′の突出長L(cm)の好適範囲は、透
水性パイプ1の中空横断面積S(cm2)によつて決
り、効率よく排水処理を行ううえで、0.07≦S/
L≦15.7を満足することが望ましい。特に好まし
い範囲は0.2≦S/L≦5.0である。通常、用いら
れる透水性パイプ1の中空横断面積S(cm2)は、
7〜320cm2であるが、特に20〜100cm2が好適であ
る。
水性パイプ1の中空横断面積S(cm2)によつて決
り、効率よく排水処理を行ううえで、0.07≦S/
L≦15.7を満足することが望ましい。特に好まし
い範囲は0.2≦S/L≦5.0である。通常、用いら
れる透水性パイプ1の中空横断面積S(cm2)は、
7〜320cm2であるが、特に20〜100cm2が好適であ
る。
(作用)
次に、本考案の排水処理構造体の作用について
説明する。
説明する。
まず、本考案の排水処理構造体を地下約50cmの
ところに埋設し、排水を透水性パイプ1内へ供給
する。透水性パイプ1内へ供給された排水は、透
水性パイプ1内を流れながら、パイプ外へ流出
し、吸水性シート2及び吸水性シートからなる翼
片4,4′を経て、吸水性シートの毛細管現象、
サイフオン現象により、均等に効率よく土壌中へ
浸潤、拡散する。排水は、空気を吸込みながら、
しかも地表に近い土壌中に、浸潤、浸透するか
ら、好気性微生物が繁殖し、排水中の有機物が分
解され、浄化される。嫌気性微生物の繁殖による
目詰り、悪臭の発生はない。かくして、浄化処理
された排水は、オープンシステムでそのまま地中
に浸透させてもよいし、クローズシステムとして
集水管で集水し、再使用するようにしてもよい。
ところに埋設し、排水を透水性パイプ1内へ供給
する。透水性パイプ1内へ供給された排水は、透
水性パイプ1内を流れながら、パイプ外へ流出
し、吸水性シート2及び吸水性シートからなる翼
片4,4′を経て、吸水性シートの毛細管現象、
サイフオン現象により、均等に効率よく土壌中へ
浸潤、拡散する。排水は、空気を吸込みながら、
しかも地表に近い土壌中に、浸潤、浸透するか
ら、好気性微生物が繁殖し、排水中の有機物が分
解され、浄化される。嫌気性微生物の繁殖による
目詰り、悪臭の発生はない。かくして、浄化処理
された排水は、オープンシステムでそのまま地中
に浸透させてもよいし、クローズシステムとして
集水管で集水し、再使用するようにしてもよい。
(実施例)
直径2mmのポリエステル剛毛繊維を製紐機で筒
状に組んだ直径8cmの透水性パイプの外側を、厚
さ5mmのポリエステル繊維不織布で被覆して管状
体とし、その両側に同じポリエステル繊維不織布
からなる翼片を第1,2図に示すように下方に凹
に湾曲して突出形成せしめた。翼片の突出形成位
置は、管状体底部から6cm上方のところであり、
翼片の突出長さは18cmであつた。この排水処理構
造体を地表から50cmのところに埋設し、ブルドー
ザーを使つて地ならし工事を行つた。その後、排
水処理構造体を埋設した地面をモータープールと
して使用した。
状に組んだ直径8cmの透水性パイプの外側を、厚
さ5mmのポリエステル繊維不織布で被覆して管状
体とし、その両側に同じポリエステル繊維不織布
からなる翼片を第1,2図に示すように下方に凹
に湾曲して突出形成せしめた。翼片の突出形成位
置は、管状体底部から6cm上方のところであり、
翼片の突出長さは18cmであつた。この排水処理構
造体を地表から50cmのところに埋設し、ブルドー
ザーを使つて地ならし工事を行つた。その後、排
水処理構造体を埋設した地面をモータープールと
して使用した。
また、排水処理構造体の透水性パイプ中へは、
透水性パイプ長さ1m当り、毎時10の屎尿排水
を間欠的に供給し、浄化処理を行つた。
透水性パイプ長さ1m当り、毎時10の屎尿排水
を間欠的に供給し、浄化処理を行つた。
この排水処理構造体を使用した場合、使用開始
後、2年を経過しても構造体の変形はほとんど認
められず、また、透水性パイプ内でのヘドロ状ス
カムの詰まりも発生しなかつた。
後、2年を経過しても構造体の変形はほとんど認
められず、また、透水性パイプ内でのヘドロ状ス
カムの詰まりも発生しなかつた。
一方、比較のため、特公昭56−48230号公報に
示されているヘチマ構造体(直径2mmのポリエス
テル剛毛繊維をヘチマ状にしたもの)を直径8cm
のポリエステル不織布筒状体内部に充当させた排
水処理構造体(ポリエステル不織布の厚さ、翼片
の突出形成位置、翼片の突出長さは、前記透水性
パイプを用いた構造体の場合に同じ)を使用し
て、同様の実験を行つた。
示されているヘチマ構造体(直径2mmのポリエス
テル剛毛繊維をヘチマ状にしたもの)を直径8cm
のポリエステル不織布筒状体内部に充当させた排
水処理構造体(ポリエステル不織布の厚さ、翼片
の突出形成位置、翼片の突出長さは、前記透水性
パイプを用いた構造体の場合に同じ)を使用し
て、同様の実験を行つた。
その結果、使用開始後、2日目に早くも構造体
の一部に変形が認められ、3ケ月目には、ヘチマ
構造体へのヘドロ状スカムの詰まりが発生し、4
ケ月目には、透水性パイプへの排水供給が不可能
になつてしまつた。
の一部に変形が認められ、3ケ月目には、ヘチマ
構造体へのヘドロ状スカムの詰まりが発生し、4
ケ月目には、透水性パイプへの排水供給が不可能
になつてしまつた。
(効果)
本考案の排水処理構造体は、合成樹脂製透水性
パイプを用いているので、構造体埋設後、ブルド
ーザーなどの重量機械を用いたり、その上の土地
をモータープールなどに利用しても、構造体が潰
れて、排水処理効果が低下するようなことがな
い。
パイプを用いているので、構造体埋設後、ブルド
ーザーなどの重量機械を用いたり、その上の土地
をモータープールなどに利用しても、構造体が潰
れて、排水処理効果が低下するようなことがな
い。
更に、ヘドロ状スカムの詰まりが生じにくく、
長時間にわたつて、排水処理が可能となる。
長時間にわたつて、排水処理が可能となる。
また、本考案の排水処理構造体は、透水性パイ
プの外側を被覆する吸水性シートおよび吸水性シ
ートからなる翼片の毛細管現象、サイフオン現象
によつて、排水を均等かつ効率よく、土壌表層部
に浸潤、浸透させ、土壌中の好気性微生物によ
り、排水中の有機物を自然に分解浄化させること
ができ、極めて有効かつ経済的である。
プの外側を被覆する吸水性シートおよび吸水性シ
ートからなる翼片の毛細管現象、サイフオン現象
によつて、排水を均等かつ効率よく、土壌表層部
に浸潤、浸透させ、土壌中の好気性微生物によ
り、排水中の有機物を自然に分解浄化させること
ができ、極めて有効かつ経済的である。
第1図は本考案の排水処理構造体の一例を示す
斜視図、第2図は第1図の構造体の横断面図、第
3図〜第5図は、本考案の排水処理構造体の他の
例を示す横断面図である。 1……透水性パイプ、2……吸水性シート、3
……管状体、4,4′……翼片。
斜視図、第2図は第1図の構造体の横断面図、第
3図〜第5図は、本考案の排水処理構造体の他の
例を示す横断面図である。 1……透水性パイプ、2……吸水性シート、3
……管状体、4,4′……翼片。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂からなる透水性パイプの外側を吸水
性シートで被覆して管状体とし、該管状体の側
面に、吸水性シートからなる複数個の翼片を突
出形成せしめたことを特徴とする排水処理構造
体。 (2) 翼片が、管状体底部の上方3〜20cmの位置に
突出形成されている実用新案登録請求の範囲第
1項記載の排水処理構造体。 (3) 透水性パイプの中空横断面積S(cm2)と翼片
の突出長さL(cm)とが、下記の式を満足して
いる実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
記載の排水処理構造体。 0.07≦S/L≦15.7
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3175484U JPS60144994U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 排水処理構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3175484U JPS60144994U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 排水処理構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60144994U JPS60144994U (ja) | 1985-09-26 |
JPH0133196Y2 true JPH0133196Y2 (ja) | 1989-10-09 |
Family
ID=30532641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3175484U Granted JPS60144994U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 排水処理構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60144994U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4587401B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2010-11-24 | 有限会社藤島建設 | 排水濾過システム |
JP2012081396A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Ooike Co Ltd | 処理装置 |
-
1984
- 1984-03-05 JP JP3175484U patent/JPS60144994U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60144994U (ja) | 1985-09-26 |
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