JP3448189B2 - 汚水処理装置および汚水処理方法 - Google Patents

汚水処理装置および汚水処理方法

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JP3448189B2
JP3448189B2 JP19870397A JP19870397A JP3448189B2 JP 3448189 B2 JP3448189 B2 JP 3448189B2 JP 19870397 A JP19870397 A JP 19870397A JP 19870397 A JP19870397 A JP 19870397A JP 3448189 B2 JP3448189 B2 JP 3448189B2
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智六 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚水処理装置および
汚水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、山小屋や国定公園内の宿泊所等
では、水の不足や放流による自然環境破壊の恐れから水
洗トイレは未だに使えず、汲取便所を使用している所が
多いのが現状である。又、登山者の増加により、その汲
取便所の汚物の処理も益々困難になっている。このよう
な場所に相応しいものとして土壌浄化タイプがある。こ
の種のタイプのものは、汚水処理槽内の土壌中に水平状
に配設されている多孔管内から汚水が土壌中へ毛細管移
動して浄化されて、浄水として槽外へ出水するように構
成してあり、大小便の水分すなわち汚水の浄化を、土壌
を不透水膜で囲った自然環境の中で行い、蒸発散、降雨
等の要素を取り入れた自然現象による処理システムであ
って、汚水を浄化して無害透明な浄水に変えることがで
き、しかも衛生的で且つ汚水が外に出ず、環境保全の面
からも有用である。
【0003】ところで、汚水を多孔管内へ常時チョロチ
ョロと流し続けているために、多孔管下側の樋状受皿の
周辺のみに何時も汚水が溜まり、そして、同部分からの
み土壌への毛細管浸透を繰り返すために、土壌が嫌気化
し、目詰まりが始まる。又、多孔管の勾配に多少の歪が
出た場合には、低くなった管部分に汚水が集中すること
になるし、さらに、多孔管から分岐管が分岐している態
様のものでは、分岐管まで汚水が到達せずに入口付近の
みに溜まり、その結果として、早く嫌気化して目詰まり
を起こし易くなる。このように、汚水を多孔管へ常時少
量流し続けていたのでは、多孔管の上部の浄化機能は全
く働かないのに等しい問題がある。特に、平坦なスペー
スすなわち土壌面積を大きく望めない場所では、無理を
して単位面積当りの浸透水量を多くすると、浸透土壌の
目詰まりや処理水の水質不良を招くことになり、大きな
問題である。すなわち、土壌による浄化では、汚水を多
孔管へ常時少量流し続けることによる弊害が大きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、第1には、汚水を少い浸透面積で効率よく永久的に
処理可能である汚水処理装置を、第2には、さらに、多
孔管内の汚水の水位変動に確実に応答して汚水を送水お
よび停止可能である汚水処理装置を、第3には、さら
に、土壌中における多孔管内の汚水量を視認可能である
汚水処理装置または汚水を多孔管の長手方向の各部から
土壌中へ均一に毛細管移動させて効率よく浄化可能であ
る汚水処理装置を、第4には、土壌による汚水の浄化を
効率よく継続して永久的に処理可能である汚水処理方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
達成するため、汚水処理装置では、汚水処理槽内の土壌
中に水平状に配設されている多孔管内から汚水が土壌中
へ毛細管移動して浄化されて、浄水として槽外へ出水す
るようにしてある汚水処理装置において、前記多孔管と
水位が同レベルになるように連通している上流側の汚水
供給槽内に水位検出要素を備えると共に、この水位検出
要素と短絡して、同水位検出要素により多孔管内の水位
がゼロ確認される度に汚水供給槽を経て多孔管へ汚水を
送水運転する一方で、同水位検出要素により多孔管内の
水位が満水または満水近くまで達したことが確認された
時点で送水運転を停止するポンプを備えたことを特徴と
する。また本発明の汚水処理装置では、前記水位検出要
素が、フロート部と、このフロート部の上下動に応答し
て切り入れするスイッチ部とからなることを特徴とす
る。また本発明の汚水処理装置では、前記多孔管の一端
側および/または他端側に、水位の変動に応答して上下
動するフロートと、このフロートと一体連動状で且つ地
上で視認可能な態様の表示部とからなる水位表示部を、
それぞれ備えていることを特徴とする。
【0006】そして、本発明の汚水処理方法では、汚水
処理槽内の土壌中に水平状に配設されている多孔管内か
ら汚水を土壌中へ毛細管移動させて浄化する浄化工程
と、多孔管内から汚水が空になって多孔管周囲の土壌が
好気性状態になり、この多孔管内が空になったことを水
位検出要素で検知して、前記水位検出要素と短絡してい
るポンプの送水運転により、多孔管内に汚水を送水する
と共に、多孔管内の汚水が満水または満水近くまで達し
たことを前記水位検出要素で検知してポンプを停止させ
る送水工程とを交互に繰り返すことで、多孔管周囲の土
壌を好気性状態に繰り返し回復させながら、汚水を浄化
して、浄水として槽外へ出水するようにしたことを特徴
とする。
【0007】本発明における汚水処理システムの基本例
としては、汲取便槽と、汲取便槽から流入した汚水を多
孔管から土壌へ毛細管浸透させて土壌中の微生物(バク
テリヤ等)により浄化する汚水処理槽と、水位検出要素
からの指令を受けて、多孔管内が空になると送水運転す
る一方で、多孔管内が満水または満水近くまでになると
送水運転を停止するポンプとからなる態様になる。この
態様における便器は、非水洗便器、水洗便器、簡易水洗
便器のいずれであっても良い。また代表例としては、汲
取便槽と、汲取便槽から流入した固形分が沈殿して汚水
と分離する沈殿分離槽と、沈殿分離槽から流入した汚水
を礫間の微生物(バクテリヤ等)により予備浄化する接
触消化槽と、接触消化槽から流入した汚水を多孔管から
土壌へ毛細管浸透させて土壌中の微生物(バクテリヤ
等)により浄化する汚水処理槽と、水位検出要素からの
指令を受けて、汚水処理槽の多孔管内が空になると送水
運転する一方で、多孔管内が満水または満水近くまでに
なると送水運転を停止するポンプとからなる態様にな
る。この態様における便器は、非水洗便器、水洗便器、
簡易水洗便器のいずれであっても良い。また、他の代表
例としては、簡易水洗便器と、汲取便槽と、汲取便槽か
ら流入した固形分が沈殿して汚水と分離する沈殿分離槽
と、沈殿分離槽から流入した汚水を礫間の微生物(バク
テリヤ等)により予備浄化する接触消化槽と、接触消化
槽から流入した汚水を多孔管から土壌へ毛細管浸透させ
て土壌中の微生物(バクテリヤ等)により浄化する汚水
処理槽と、水位検出要素からの指令を受けて、汚水処理
槽の多孔管内が空になると送水運転する一方で、多孔管
内が満水または満水近くまでになると送水運転を停止す
るポンプと、汚水処理槽から流入した浄水を前記簡易水
洗便器へ洗浄水として還流可能な浄水槽からなる態様に
なる。この態様における簡易水洗便器は、1人1回の洗
浄水量が200 〜300cc ですむタイプのものである。
【0008】次に前記した他の代表例について詳述す
る。衛生工業会の調査によると成人男子1日当り大便13
5g、小便1350ccで、屎尿ともに女性や子供は成人男子よ
り少いデーターがある。{「屎尿処理施設の機能と管
理」(大野茂監修、産業用水調査会発行昭和50年版)参
照} 従って、大便150g、小便及び大便の水分を1500ccで計算
すれば、一人当りの量として十分と思われる。又、簡易
水洗便器の使用水量を屎尿水分の1.5 リットルの2倍に
当る3リットルとして計算すると、1日4.5 〜5リット
ルの全汚水量になる。屎尿のBOD値は日本環境衛生協
会によれば、汲取便所のそのままの汚物のBODは8000
〜15000ppmであるという。本例では、便器における洗浄
水によって3倍に稀釈され、更に接触消化槽で処理され
るため、汚水処理槽に達する時にはBODは2000〜3000
ppm になっている。土壌処理にとっては、浮遊物の混在
しない2000〜3000ppm の汚水は処理に好適な濃度で浸透
速度を少し落して供給すれば土中微生物が最も繁殖し易
い、いわば餌の豊富な汚水になるのである。毛管土壌浸
透法の各説に於いても、前記程度の濃度の汚水の浸透は
1日当り30〜50リットル/m2 も可能とされている。
【0009】本例では、汚水を洗浄水として再利用する
ので、それよりも更におそい浸透速度で浄化することを
想定して、1日当り10〜15リットル/m2 とし、10リッ
トル/m2 とすれば5cm/日程度の浸透速度となり、
地表から1mの地中までの汚水の滞留日数も20日以上に
なり、土壌微生物による十分な殺菌、分解作業を得られ
る。多孔管の直径を16cmとすると、管長さ1m当り20リ
ットル/日となり、多孔管から左右1mずつ浸透すると
すればm2 当り10リットルの浸透量となるので、浄水を
得るのに十分に安全な条件を満している。又、本例で
は、前述のように多孔管内満水給水方式のために処理量
も計算でき、2m×10mの槽を作り、10m長さの多孔管
1本で200 リットルの汚水が入り、約40人の成人男子換
算の汚水量に対応できる。因みに、直径20cmの多孔管を
使用し、m2 当り15リットルの給水をして、2m×10m
槽で60人というのが気候条件の良い場所での限度になる
ものと推測される。
【0010】多孔管の配設形式は、用地の形状に対応し
て最適な形式のものが設定される。具体的には、一段単
列形式、一段複列方式、多段単列方式、多段複列方式、
さらにこれらの段段畑方式のいずれであっても良く、安
全のためには、例えば多孔管を約20cm間隔で2本並べ
て、緊急時および異常現象が起きた場合の備えにするの
が良い。蒸発散と雨水については、本例では屋外無蓋タ
イプであるため、蒸発と雨水の影響を受ける日本での蒸
発量は季節、地域での違いはあるも0〜5リットル/日
という程度である。夏季晴天続きの場合等における水分
の不足も考えられるので、浄水の余剰分を排水調整して
働く排水フロートの位置は、常時汚水処理槽内に十分な
浄水が確保されるような位置に設定するのが良い。ま
た、使用開始に当っては、便槽、沈澱槽、接触消化槽を
満水させ、汚水処理槽の浄水集水部にも所定位置まで水
を注入する。又、雨水の浸透は各槽上面の地表を山形に
しておけば、必要以上の雨水は入らず水分過多になるこ
とはない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図6には本発明の汚水処
理装置の実施の1形態を例示しており、1はトイレ室、
2は汲取便槽、3は沈殿分離槽、4は接触消化槽、5は
汚水貯溜槽、6は汚水供給槽、7は汚水処理槽、8は浄
水貯溜槽である。トイレ室1は汲取便槽2上に形成して
あり、床部1aには簡易水洗便器1bを配設すると共に、便
器の吐水口1cと床部1a下の浄水タンク部1dを手押しポン
プ1eを経て連通させていて、手押しポンプ1eを操作する
ことで、浄水タンク部1d内の浄水を洗浄水として吐水口
1cからボール面へ向けて吐出して洗浄可能にしてある。
汲取便槽2は、簡易水洗便器1bの便落ち口から落下した
屎尿および洗浄水を受ける。この汲取便槽2内には、上
面にトイレットペーパーや有機物が分解浮上したものが
空気に触れて固化してスカムと称する層を形成し、一
方、汲取便槽2の底面には分解有機物が沈澱して汚泥を
形成する。
【0012】そして、汲取便槽2における側壁には第1
取水口2aを形成して、汚泥層とスカム層の間の中間層に
おける汚水を取水して沈殿分離槽3へ送り可能にしてあ
る。そのため、第1取水口2aは、横向きT字管2bの垂直
管部2cから第1取水体2dを垂設してある。第1取水体2d
は、垂直管部2cの内径と等しいリング板状のプラスチッ
ク繊維体2fを上下に多数積層して、これらに多孔状芯管
2eを串刺すと共に上下の固定板2g,2h で挟持した状態
に、芯管2e内に貫挿されている螺子杆2iに螺着した上下
のナット2j,2k で保持固定してある。螺子杆2i上端は垂
直管部2c上端の蓋部2mに接続していて、蓋部2mを外すこ
とにより、第1取水体2d全体を垂直管部2cから抜き出し
て、点検、補修、さらにプラスチック繊維体2fの交換を
可能にしてある。プラスチック繊維体2fは、直径0.5 〜
1ミリ位のプラスチック製捲縮繊維を無作為に寄せ集め
てバインダーで固めたもので、仮に繊維体の一部に紙類
が巻きついても繊維体の全長(上下長さ)の外周面部分
から通水するので目詰まりすることがない。即ち、全管
の側壁から集水するパイプを下げているのと同じわけで
あり、しかも、繊維体の内部で異物を捕捉・濾過して、
少しでも異物が少い汚水を沈殿分離槽3へ送れるように
してある。この第1取水体2dにおける上下積層状のプラ
スチック繊維体2fは、上側の一部が垂直管部2c内に収ま
っている一方で、下側の大部分が汲取便槽2内の中間層
位置に在って、中間層の汚水がプラスチック繊維体2fを
通過する過程で固形分を濾過されて多孔状芯管2e内に流
入した後、同芯管2e上部内からプラスチック繊維体2fを
通過して横向きT字管2bより沈殿分離槽3へ流入するよ
うにしてある。
【0013】沈澱分離槽3は、貯溜・分解の時間が長く
なる縦長のものに形成していて、汲取便槽2から流入し
た汚水の分解が進み且つ有機物が沈澱することにより、
浮遊物質の少い汚水を第2取水口3aから接触消化槽4へ
送れるようにしてある。第2取水口3aは、横向きT字管
3bの垂直管部3cから第2取水体3dを垂設してある。第2
取水体3dは、垂直管部3cの内径と等しいリング板状のプ
ラスチック繊維体3fを上下に多数積層して、これらに多
孔状芯管3eを串刺すと共に上下の固定板3g,3h で挟持し
た状態に、芯管3e内に貫挿されている螺子杆3iに螺着し
た上下のナット3j,3k で保持固定してある。螺子杆3i上
端は垂直管部3c上端の蓋部3mに接続していて、蓋部3mを
外すことにより、第2取水体3d全体を垂直管部3cから抜
き出して、点検、補修、さらにプラスチック繊維体3fの
交換を可能にしてある。プラスチック繊維体3fは、直径
0.5 〜1ミリ位のプラスチック製捲縮繊維を無作為に寄
せ集めてバインダーで固めたもので、繊維体の内部で異
物を捕捉・濾過して、少しでも異物が少い汚水を接触消
化槽4へ送れるようにしてある。この第2取水体3dにお
ける上下積層状のプラスチック繊維体3fは、上側の一部
が垂直管部3c内に収まっている一方で、下側の大部分が
沈殿分離槽3内の中間層位置に在って、中間層の汚水が
プラスチック繊維体3fを通過する過程で固形分を濾過さ
れて多孔状芯管3e内に流入した後、同芯管3e上部内から
プラスチック繊維体3fを通過して横向きT字管3bより接
触消化槽4へ流入するようにしてある。
【0014】接触消化槽4は、直列状の第1接触消化槽
4-1 と第2接触消化槽4-2 と第3接触消化槽4-3 とから
なり、各消化槽4-1,4-2,4-3 はそれぞれ槽内にポーラス
な火山岩、その他の石材からなる礫4a又は握り拳位のプ
ラスチック再生材塊を満たしてある。礫4aは中央が高い
山形状に盛り、表面には土壌落下防止のためにプラスチ
ック網4bを敷き、その上に土壌4cを地表より20〜30cmほ
ど高い山形状に盛っていて、雨の過剰な流入を防いで地
表よりの適量の蒸発散を促せるようにしてある。そし
て、土壌4c中のバクテリヤが雨水とともに槽内に入って
礫4aの間に棲み付いて、第2取水口3aから第1接触消化
槽4-1 へ流入した汚水が同槽4-1 から第2接触消化槽4-
2 さらに第3接触消化槽4-3 へと順次移動する過程で、
有機物が補足されて浄化されるようにしていて、浮遊物
の少くなくなった汚水を第3接触消化槽4-3 における第
3取水口4dより汚水貯溜槽5へ送れるようにしてある。
また第1〜第3の接触消化槽4-1,4-2,4-3 は、槽内にお
ける汚水の水位が普段は礫4aの範囲で上下するように十
分余裕をもって形成しているが、汚水の一時的な増量分
についても礫4aから土壌4cへ毛細管浸透させることで対
応可能にしてあり、汲取便槽2や沈澱分離槽3における
過剰水分を吸収して貯溜量の調節を可能にしてある。さ
らに、土地に余裕があれば、第4、第5の接触消化槽を
作ることが望ましく、この場合、各槽の次第に小さくな
る礫4aの大きさをさらに小さくすることが出来、汚水貯
溜槽5に対して、より質的負荷の少い汚水を送れる。
【0015】第3接触消化槽4-3 における第3取水口4d
は、横向きT字管4eの垂直管部4fから第3取水体4gを垂
設してある。第3取水体4gは、垂直管部4fの内径と等し
いリング板状のプラスチック繊維体4hを上下に多数積層
して、これらに多孔状芯管4iを串刺すと共に上下の固定
板4j,4k で挟持した状態に、芯管4i内に貫挿されている
螺子杆4mに螺着した上下のナット4n,4p で保持固定して
ある。螺子杆4m上端は垂直管部4f上端の蓋部4rに接続し
ていて、蓋部4rを外すことにより、第3取水体4g全体を
垂直管部4fから抜き出して、点検、補修、さらにプラス
チック繊維体4hの交換を可能にしてある。プラスチック
繊維体4hは、直径0.5 〜1ミリ位のプラスチック製捲縮
繊維を無作為に寄せ集めてバインダーで固めたもので、
繊維体の内部で異物を捕捉・濾過して、少しでも異物が
少い汚水を汚水貯溜槽5へ送れるようにしてある。この
第3取水体4gにおける上下積層状のプラスチック繊維体
4hは、上側の一部が垂直管部4f内に収まっている一方
で、下側の大部分が第3接触消化槽4-3 内に在って、汚
水がプラスチック繊維体4hを通過する過程で固形分を濾
過されて多孔状芯管4i内に流入した後、同芯管4i上部内
からプラスチック繊維体4hを通過して横向きT字管4eよ
り汚水貯溜槽5へ流入するようにしてある。この接触消
化槽4は、槽本体を軟質性の合成樹脂シートで形成して
も良く、軽量であるために現場での槽作り作業がし易
い。
【0016】汚水貯溜槽5は、送水ポンプ5aを備えてお
り、第3取水口4dから槽内に流入した汚水を送水ポンプ
5aで汚水供給槽6へ送水可能にしてある。汚水供給槽6
は、汚水処理槽7における多孔管7aと水位が同レベルに
なるように連通している槽内に水位検出要素6aを備えて
おり、この水位検出要素6aは、フロート部6bと、このフ
ロート部6bの上下動に応答して切り入れするスイッチ部
6cとからなる。スイッチ部6cは送水ポンプ5aと短絡して
いて、多孔管7a内の水位がフロート部6bを通じてゼロ確
認される度に送水ポンプ5aに送水運転の開始を指令する
一方で、多孔管7a内の水位が満水または満水近くまで達
したことがフロート部6bを通じて確認された時点で送水
ポンプ5aに送水運転の停止を指令するようにしてある。
また、汚水供給槽6内にはガイド管6dを垂設してあり、
このガイド管6d内には槽内の水位の変動に応答して上下
動するフロート6fと、このフロート6fと一体連動状で且
つ地上に露呈しているガイド管6d上端の透明カバー6h越
しに視認可能な態様のボール状表示部6gとからなる第1
水位表示部6eを備えていて、このボール状表示部6gが下
がっていれば多孔管7a内は空の状態であることを、ボー
ル状表示部6gが上っていれば多孔管7a内に汚水が入って
いることを、それぞれ視認して、本来視認不可能な多孔
管7aから土壌7eへの汚水の浸透状況を目視確認し得るよ
うにしてある。
【0017】汚水処理槽7は、不透水性の槽内に多孔状
集水管7bを配設して、槽下側の浄水集水槽7cと連通せし
めると共に、大形の礫7dを敷き、且つ、礫7d上に土壌7e
を充填してある。土壌7eは中央が高い山形状に盛り、表
面には土壌落下防止のためにプラスチック網7fを敷き、
その上に土壌7gを地表より20cmほど高い山形状に盛って
いて、雨の過剰な流入を防いで地表よりの適量の蒸発散
を促せるようにしてある。そして、土壌7e中には、土壌
7g表面から20〜30cm位の深さに樋状受皿部7hを左右に
平行させて水平状に配設して、この左右の樋状受皿部7h
上にそれぞれ多孔管7aを水平に配して埋設してある。
尚、槽体が軟質プラスチック製のものであれば、作業性
および建設費用の面からも有利である。左右平行状の多
孔管7aはそれぞれ樋状受皿部7hに受支された水平状態に
固定具7iで固定されていて、汚水貯溜槽5から汚水供給
槽6を経て供給される汚水を管内から土壌7e中へ毛細管
移動させて土壌微生物により浄化し、土壌7g表面から蒸
発する一部の浄水を除いて、大半の浄水を多孔状集水管
7bより浄水集水槽7c内に集水し得るようにしてある。ま
た、多孔管7aの左右側面には枝管7sをそれぞれ分岐して
形成しても良く(図7参照)、この場合、土壌7e面積を
有効に活用して浄化できる。
【0018】多孔管7a末端には立管7jを立設してあり、
この立管7j内には多孔管7a内の水位の変動に応答して上
下動するフロート7mと、このフロート7mと一体連動状で
且つ地上に露呈している立管7j上端の透明カバー7p越し
に視認可能な態様のボール状表示部7nとからなる第2水
位表示部7kを備えていて、汚水貯溜槽5内における第1
水位表示部6eと同様に、ボール状表示部7nが下がってい
れば多孔管7a内は空の状態であることを、ボール状表示
部7nが上っていれば多孔管7a内に汚水が入っていること
を、それぞれ視認して、本来視認不可能な多孔管7aから
土壌7eへの汚水の浸透状況を目視確認し得るようにして
ある。さらに、この水位表示部7kと汚水貯溜槽5内の第
1水位表示部6eにおける両ボール状表示部6g,7n の高さ
レベルを目視比較することで、多孔管7aの水平度をチェ
ックし得るようにしてある。
【0019】浄水貯溜槽8は連通管8aを経て浄水集水槽
7cと連通していて、汲上げポンプ8bで浄水集水槽7c内の
浄水を汲み上げて貯溜可能にしてあり、汲上げポンプ8b
の運転は、浄水貯溜槽8内における浄水の水位が一定以
下に下がると、これを検知したスイッチ付きフロート弁
8cからの指示を受けて汲み上げ運転し、一定水位まで汲
み上げられた時点でスイッチ付きフロート弁8cからの指
示を受けて運転を停止するようにしてある。そして、浄
水貯溜槽8は給水管8dを経て浄水タンク部1dと連通して
おり、浄水タンク部1d内の浄水の水位が下がると給水管
8d端のフロート弁8eが働いて、浄水を浄水貯溜槽8から
浄水タンク部1dへ送水可能にしてある。また、汲上げポ
ンプ8bは、浄水集水槽7cから立設されている管部7r下位
すなわち多孔状集水管7bとほぼ同じ高さレベルに位置す
るフロートスイッチ8fと短絡していて、浄水集水槽7c内
における浄水量が過剰になった際にフロートスイッチ8f
からの指令を受けて運転して、余剰分を汲み上げて排水
管8gから排水して、汚水処理槽7内の水位を汚水浄化が
効率的に行われる一定の水位に保てるようにしてある。
【0020】次に本発明の汚水処理方法の実施の1形態
について、前記した図1の汚水処理装置を用いて説明す
る。汚水処理槽7内の多孔管7a内から汚水を土壌7e中へ
毛細管移動させて浄化する浄化工程と、多孔管7a内から
汚水が空になって多孔管7a上方の土壌7eが好気性状態に
なり、この多孔管7a内が空になったことを水位検出要素
6aで検知して、前記水位検出要素6aと短絡している送水
ポンプ5aの送水運転により、多孔管7a内に汚水を送水す
ると共に、多孔管7a内の汚水が満水または満水近くまで
達したことを前記水位検出要素6aで検知して送水ポンプ
5aを停止させる送水工程とを交互に繰り返すことで、多
孔管7a上方の土壌7eを好気性状態に繰り返し回復させな
がら、汚水を浄化して、浄水として汚水処理槽7の外へ
出水するようにしてある。
【0021】次に本発明の汚水処理方法の実施の他の1
形態について、前記した図1の汚水処理装置を用いて具
体的に説明する。浄水タンク部1dから浄水を手押しポン
プ1eで汲上げて、洗浄水として吐水口1cから吐水させて
ボール面を洗浄する。簡易水洗便器1bから汲取便槽2へ
落下した屎尿および洗浄水における固形分が分離して沈
殿し、中間層の汚水が第1取水口2aから沈殿分離槽3へ
流入する。その際、汚水は第1取水体2dにおけるプラス
チック繊維体2fで濾過されて異物を除かれる。沈殿分離
槽3では、汚水の分解が進み且つ有機物が沈澱すること
により、浮遊物質の少い汚水が第2取水口3aから接触消
化槽4へ流入する。第2取水口3aでは汚水が第2取水体
3dのプラスチック繊維体3fにより濾過されて、異物をさ
らに少なく除かれる。接触消化槽4では、第2取水口3a
から第1接触消化槽4-1 へ流入した汚水が同槽4-1 から
第2接触消化槽4-2 さらに第3接触消化槽4-3 へと順次
移動する過程で、有機物が補足されて浄化されて、異物
の少くなくなった汚水が第3接触消化槽4-3 における第
3取水口4dから汚水貯溜槽5へ流入する。第3取水口4d
では汚水が第3取水体4gのプラスチック繊維体4hにより
濾過されて、異物をさらに少なく除かれる。
【0022】汚水貯溜槽5からは汚水が、汚水処理槽7
における多孔管7a内が空になったことを検知した水位検
出要素6aからの指令を受けて送水運転する送水ポンプ5a
の働きにより、汚水供給槽6を経て多孔管7a内に自動送
水される。この送水は、多孔管7a内に汚水が満水または
満水近くまで供給されたことを水位検出要素6aで確認し
た時点で、水位検出要素6aからの指令を受けた送水ポン
プ5aが送水運転を止めることにより自動停止する。多孔
管7a内における汚水量は、第1水位表示部6eのボール状
表示部6gと第2水位表示部7kのボール状表示部7nの上下
位置を目視することで確認される。汚水処理槽7では、
汚水が多孔管7aから土壌へ毛細管浸透して、土壌微生物
により浄化され、土壌7g表面から蒸発する一部の浄水を
除いて、大半の浄水は多孔状集水管7bより浄水集水槽7c
内に集水される。そして、多孔管7a内への汚水の送水タ
イミングが、多孔管7a内の汚水が土壌7eへ毛細管浸透し
て空になって、多孔管7a上方の土壌7eが好気性状態にな
った状態で、その都度、多孔管7a内が満水または満水近
くに達するまで行われ、浄化工程と送水工程が交互に繰
り返されて、多孔管7a上方の土壌7eを好気性状態に繰り
返し回復させることで汚水を浄化する。
【0023】浄水集水槽7c内の浄水は、浄水貯溜槽8内
における浄水の水位が一定以下まで下がる度に、これを
スイッチ付きフロート弁8cが検知して汲上げポンプ8bへ
汲上げ運転を指令することにより、浄水貯溜槽8内へ自
動汲上げられる。また、浄水貯溜槽8内へ浄水が一定の
水位まで汲上げられた時点で、これを検知したスイッチ
付きフロート弁8cからの指令により汲上げ運転を自動停
止する。浄水貯溜槽8内からは浄水が、浄水タンク部1d
内の浄水の水位が一定以下まで下がる度にフロート弁8e
が開弁作動することにより、浄水タンク部1dへ自動補給
されて、浄水タンク部1d内における浄水が洗浄水として
消費された相当量について補給される。
【0024】かくして、簡易水洗便器で洗浄に使用した
洗浄水と屎尿における水分としての汚水を、汲取便槽
2、沈殿分離槽3、接触消化槽4、汚水貯溜槽5、汚水
供給槽6、汚水処理槽7、浄水集水槽7c、浄水貯溜槽8
を経て浄水タンク部1dへ浄水として還元して再使用し得
ると共に、汚水浄化を、多孔管7a内の汚水が土壌7eへ毛
細管浸透して空になって、多孔管7a上方の土壌7eが好気
性状態になった状態で、その都度、多孔管7a内が満水ま
たは満水近くに達するまで行い、浄化工程と送水工程が
交互に繰り返して、多孔管7a上方の土壌7eを好気性状態
に繰り返し回復させるながら汚水を浄化し得る。
【0025】
【発明の効果】
A.請求項1により、多孔管の中が空になり、汚水が土
壌へ完全に浸透した状態になってから送水を開始して、
満水または満水近くまで達した時点で送水を停止するの
で、多孔管の長手方向の全面から汚水が土壌中へ浸透作
動を始め、多孔管の水位は次第に下って空気が入り、土
壌が好気状態になって目詰まりは生じない。すなわち、
土壌へ毛細管浸透後に、空洞状態になって多孔管周囲の
土壌が好気的になった浸透効率が高い時点で汚水を繰り
返し送水するため、浄化効率が高い。用地面および経費
面での問題がなく、汚水を少い浸透面積で効率よく永久
的に処理することができる。 B.請求項2により、さらに、多孔管内の汚水の水位変
動を、フロート部と、このフロート部の上下動に応答し
て切り入れするスイッチ部とからなる水位検出要素で確
実にとらえることができて、多孔管への送水および送水
停止を確実に行うことができる。 C.請求項3により、さらに、土壌中における多孔管内
の汚水の水位変動を、フロートと、このフロート一体連
動状で且つ地上で視認可能な表示部とからなる水位表示
部により、目視確認することができる。そして、水位表
示部が多孔管の両端側に備えられている場合では、両水
位表示部の上下高さを比較して、多孔管の水平度をチェ
ックでき、確認して適時調整することにより、汚水を多
孔管の長手方向の各部から土壌中へ均一に毛細管移動さ
せて効率よく浄化することができる。 D.請求項4により、浄化工程と送水工程を交互に繰り
返すことで、多孔管上方の土壌を好気性状態に繰り返し
回復させながら、汚水を浄化するようにしたので、土壌
による汚水の浄化を効率よく継続して永久的に処理する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の汚水処理装置の実施の1形態を例示
している縦断面図。
【図2】 断面して示す拡大平面図。
【図3】 トイレ室、汲取便槽、沈殿分離槽、接触消化
槽の拡大縦断面図。
【図4】 汚水貯溜槽、汚水供給槽、汚水処理槽、浄水
貯溜槽の拡大縦断面図。
【図5】 多孔管の部分拡大斜視図。
【図6】 第1〜第3取水体の拡大縦断面図。
【図7】 多孔管の他の形態を示す拡大平面図。
【符号の説明】
1 トイレ室 1a 床部 1b 簡易水洗便器 1c 簡易水洗便器の吐水口 1d 浄水タンク部 1e 手押しポンプ 2 汲取便槽 2a 第1取水口 2b 第1取水口の横向きT字管 2c 横向きT字管の垂直管部 2d 第1取水体 2e 第1取水体の多孔状芯管 2f 第1取水体のプラスチック繊維体 2g,2h 第1取水体の固定板 2i 第1取水体の螺子杆 2j,2k 第1取水体のナット 2m 蓋部 3 沈殿分離槽 3a 第2取水口 3b 第2取水口の横向きT字管 3c 横向きT字管の垂直管部 3d 第2取水体 3e 第2取水体の多孔状芯管 3f 第2取水体のプラスチック繊維体 3g,3h 第2取水体の固定板 3i 第2取水体の螺子杆 3j,3k 第2取水体のナット 3m 蓋部 4 接触消化槽 4-1 第1接触消化槽 4-2 第2接触消化槽 4-3 第3接触消化槽 4a 礫 4b プラスチック網 4c 土壌 4d 第3取水口 4e 第3取水口の横向きT字管 4f 横向きT字管の垂直管部 4g 第3取水体 4h 第3取水体のプラスチック繊維体 4i 第3取水体の多孔状芯管 4j,4k 第3取水体の固定板 4m 第3取水体の螺子杆 4n,4p 第3取水体のナット 4r 蓋部 5 汚水貯溜槽 5a 送水ポンプ(ポンプ) 6 汚水供給槽 6a 水位検出要素 6b 水位検出要素のフロート部 6c 水位検出要素のスイッチ部 6d ガイド管 6e 第1水位表示部 6f 第1水位表示部のフロート 6g 第1水位表示部のボール状表示部 6h 透明カバー 7 汚水処理槽 7a 多孔管 7b 多孔状集水管 7c 浄水集水槽 7d 礫 7e,7g 土壌 7f プラスチック網 7h 樋状受皿部 7i 固定具 7j 立管 7k 第2水位表示部 7m 第2水位表示部のフロート 7n 第2水位表示部のボール状表示部 7p 透明カバー 7r 管部 7s 枝管 8 浄水貯溜槽 8a 連通管 8b 汲上げポンプ 8c スイッチ付きフロート弁 8d 給水管 8e フロート弁 8f フロートスイッチ 8g 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/00 C02F 3/12 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水処理槽内の土壌中に水平状に配設さ
    れている多孔管内から汚水が土壌中へ毛細管移動して浄
    化されて、浄水として槽外へ出水するようにしてある汚
    水処理装置において、前記多孔管と水位が同レベルにな
    るように連通している上流側の汚水供給槽内に水位検出
    要素を備えると共に、この水位検出要素と短絡して、同
    水位検出要素により多孔管内の水位がゼロ確認される度
    に汚水供給槽を経て多孔管へ汚水を送水運転する一方
    で、同水位検出要素により多孔管内の水位が満水または
    満水近くまで達したことが確認された時点で送水運転を
    停止するポンプを備えたことを特徴とする汚水処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記水位検出要素が、フロート部と、こ
    のフロート部の上下動に応答して切り入れするスイッチ
    部とからなることを特徴とする請求項1記載の汚水処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記多孔管の一端側および/または他端
    側に、水位の変動に応答して上下動するフロートと、こ
    のフロートと一体連動状で且つ地上で視認可能な態様の
    表示部とからなる水位表示部を、それぞれ備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の汚水処理装置。
  4. 【請求項4】 汚水処理槽内の土壌中に水平状に配設さ
    れている多孔管内から汚水を土壌中へ毛細管移動させて
    浄化する浄化工程と、多孔管内から汚水が空になって多
    孔管周囲の土壌が好気性状態になり、この多孔管内が空
    になったことを水位検出要素で検知して、前記水位検出
    要素と短絡しているポンプの送水運転により、多孔管内
    に汚水を送水すると共に、多孔管内の汚水が満水または
    満水近くまで達したことを前記水位検出要素で検知して
    ポンプを停止させる送水工程とを交互に繰り返すこと
    で、多孔管周囲の土壌を好気性状態に繰り返し回復させ
    ながら、汚水を浄化して、浄水として槽外へ出水するよ
    うにしたことを特徴とする汚水処理方法。
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