JPH0133119B2 - - Google Patents

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JPH0133119B2
JPH0133119B2 JP58145418A JP14541883A JPH0133119B2 JP H0133119 B2 JPH0133119 B2 JP H0133119B2 JP 58145418 A JP58145418 A JP 58145418A JP 14541883 A JP14541883 A JP 14541883A JP H0133119 B2 JPH0133119 B2 JP H0133119B2
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JP
Japan
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residue
formula
neocarzinostatin
maleic acid
ncs
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JP58145418A
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JPS6075432A (ja
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Hiroshi Maeda
Ryunosuke Kanamaru
Nakao Ishida
Toshihiko Yoshitake
Minoru Ueda
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KAYAKU KK
KURARE KK
YAMANOCHI SEIYAKU KK
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KAYAKU KK
KURARE KK
YAMANOCHI SEIYAKU KK
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Priority to DE8484305413T priority patent/DE3477005D1/de
Priority to EP84305413A priority patent/EP0136791B1/en
Priority to AT84305413T priority patent/ATE41163T1/de
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Priority to US06/911,454 priority patent/US4782113A/en
Publication of JPH0133119B2 publication Critical patent/JPH0133119B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S260/00Chemistry of carbon compounds
    • Y10S260/47Poisons, foods, or pharmaceuticals

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、優れた制癌作用を有する下記式
() (〓S〓M〓A)−(〓N〓C〓S)−(〓S〓M〓
A)() 〔式中、(〓N〓C〓S)はネオカルチノスタチンの1
位のアラニン残基中の1級アミノ基および20位の
リジン残基中の1級アミノ基からそれぞれ1個の
水素原子を除いた2価のネオカルチノスタチン残
基を意味し、(〓S〓M〓A)はスチレン残基(a)
【式】半エステル化マレイン酸残 基(b)
【式】式中Rは炭素数が1な いし4のアルカノール、アルキル基の炭素数が1
または2のエチレングリコールモノアルキルエー
テル、もしくはアルキル基の炭素数が1または2
のグリセリンジアルキルエーテルから水酸基を除
いたアルコール残基である。);マレイン酸残基(c)
【式】および、マレイン酸残基中 の1個のカルボキシル基から水酸基が除かれた形
の、該ネオカルチノスタチン残基との結合手を有
している1個の残基(d)
〔式中、(〓N〓C〓S)は式()と同じNCS残基を意味し、(〓S〓M〓〓A′)は主鎖に懸垂しているカルボキシル基のうちの1個がNCS分子中の1級アミノ基との間で酸アミド結合を形成している分子量2500〜80000のスチレンマレイン酸共重合体残基を意味する。〕
で示されるNCS誘導体が上記目的に合致するこ
とを見出し特許出願した(特開昭53−117095号)。 しかしながら、上記のNCS誘導体は水性基剤
に溶解して静脈投与できるものの、親油性につい
ては不充分であつた。本発明者らは、親水性と親
油性を合せ持たせ、腫瘍親和性をいつそう向上さ
せることについてさらに検討を進めた結果、
NCSを部分半エステル化スチレン無水マレイン
酸共重合体(以下、E−SMAと略記する)と反
応させることによつて形成される下記式() (〓N〓C〓〓S′)−(〓S〓M〓〓A″)o
) 〔式中、(〓N〓C〓〓S′)はNCS残基を意味し、(
〓S
(〓M〓〓A″)は平均分子量が1000〜10000の部分半

ステル化スチレンマレイン酸共重合体残基を意味
し、nは1〜35の整数を意味する。〕 で示されるNCS複合体が前記式()で示され
るNCS誘導体よりも腫瘍親和性が高いためさら
に優れた抗癌作用を発揮でき、また親水性と同時
に親油性にも優れているため水性製剤を調製して
使用できる上に油性製剤としての適用にも即して
いることを認め、かかる複合体についても特許出
願を行つた(特願昭57−31555号および特願昭58
−15075号)。かかるNCS複合体は式()にお
けるnが1ないし35の範囲で種々の値をとりうる
のであるが、実施例として具体的に製造されてい
るものはnの値が5以上のものであつた。かかる
複合体について、抗腫瘍活性に平行であるとされ
ている〔N.Ishida、K.Miyazaki、K.Kumagai
and M.Rikimaru、J.Antibiot。(Tokyo)Ser.
A18、68(1965)〕サルシナ・ルテア菌(Sarcina
lutea)に対する抗菌活性(以下、ルテア活性と
略記する)を見ると、かかるNCS複合体はNCS
に比し活性が約1/10に著しく低下しており、1回
当りの投与量が制限される動脈投与において薬効
が不充分であつた。かかるようなルテア活性が低
い原因としては、部分半エステル化スチレンマレ
イン酸共重合体残基の含有率が高いためNCS残
基に由来する活性が希釈されたものと考えられ
た。 本発明者らは、E−SMAを原料として、部分
半エステル化スチレンマレイン酸共重合体残基の
含有率が低くてルテア活性が高いNCS誘動体を
得るべくさらに鋭意検討を重ねた結果、NCSと
E−SMAとを反応させた後、かかる反応生成物
の中から、NCS1分子に対して2分子のE−
SMAが酸アミド結合を形成することによつて結
合しているNCS誘導体を単離することに成功し、
本発明に至つた。すなわち本出願の第1の発明は
前記式()で示されるNCS誘導体である。 上記のNCS誘導体()は、NCSと特定のE
−SMAとを高い反応率で反応させ、しかる後に
反応生成物をゲル過することによつてはじめて
単離されるものである。すなわち、本出願の第2
の発明は、スチレン残基
【式】 半エステル化マレイン酸残基
【式】式中Rは炭素数が1ないし 4のアルカノール、アルキル基の炭素数が1また
は2のエチレングリコールモノアルキルエーテ
ル、もしくはアルキル基の炭素数が1または2の
グリセリンジアルキルエーテルから水酸基を除い
たアルコール残基である。)、および無水マレイン
酸残基
〔式中、(〓N〓C〓〓S″)はNCSの1位のアラニン残基または20位のリジン残基いずれか一方に含まれる1級アミノ基から1個の水素原子を除いた1価のNCS残基を意味する。(〓S〓M〓A)は、式()におけるものと同じ意味を有する。〕
で示される、NCS誘導体()に至る中間物質、
および下記式()、()、() (〓S〓M〓A)(−(〓N〓C〓S)−(〓S〓M〓
〓A)−)nNCS−
(〓S〓M〓A) () (〓S〓M〓A)(−(〓N〓C〓S)−(〓S〓M〓
〓A)−)n(〓N〓C
〓〓S″) () (〓N〓C〓〓S″)(−(〓S〓M〓〓A)−(〓
N〓C〓S)−)n-1
(〓S〓M〓〓A)−(〓N〓C〓〓S″) () 〔式中、NCSは式()におけるものと同じ意
味を有する。NCS″は式()におけるものと同
じ意味を有する。(〓S〓M〓A)は式()における
ものと同じ意味を有する。(〓S〓M〓〓A)は、ス

レン残基、半エステル化マレイン酸残基、マレイ
ン酸残基、およびマレイン酸残基中の1個のカル
ボキシル基から水酸基が除かれた形であつて
NCS残基との結合手を有している2個の残基を
構成単位とする2価の部分半エステル化スチレン
マレイン共重合体残基を意味する。mは1または
2を意味する。〕 で示される副生成物などが存在しうる。これらの
未反応物および副生成物のなかでも特に、未反応
NCS、E−SMAの加水分解開環物および式
()で示される中間生成物が、本発明のNCS誘
導体()を分離する上で問題となる。後述する
ように、本発明者らは、NCSに対して過剰のE
−SMAを用いて反応系中のNCSを高い反応率で
反応させることにより未反応のNCSおよび中間
生成物()の残存を避け、さらに、分子量と分
子量分布とを限定したE−SMAを原料として使
用することによつて生成するNCS誘導体()
とE−SMAの加水分解開環物とをゲル過する
ことによる分解を容易にしており、これらによつ
てNCS誘導体()の単離に成功したものであ
る。本発明のNCS誘導体は純粋に得られるため、
医薬として実用に供することが可能となつた。 本発明のNCS誘導体()は驚くべきことに
NCSに近い高いルテア活性を示した。かかる
NCS誘導体は親水性であると同時に親油性でも
あるので、水性基剤に溶解することによつて水性
注射剤を調製することもまたリピオドール(仏国
ラボラトワール・ゲルベ社製リピオドールウルト
ラフルイドーヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステ
ル)等を油性基材として油性調剤を調製すること
もできるため、静脈内、動脈内、皮下、筋肉内、
腹腔内など種々の方法で投与することが可能であ
る。特に、動脈内投与法においては、一般に一回
当りの投与量が制限されるため高活性を有する本
発明のNCS誘導体()を用いることによつて
はじめて抗癌剤としての有効な使用が可能になつ
た。 以下、本発明について詳細に説明する。 まず、かかるNCS誘導体()の構造につい
て述べると、NCS誘導体()は1個のNCS残
基に2個の部分半エステル化スチレンマレイン酸
共重合体残基が酸アミド結合によつて結合したも
のである。NCS残基を構成するNCSは、1972年
発行のScience、178巻875〜876頁に明示されてい
るように1位のアラニン残基中および20位のリジ
ン残基中にのみ各々1個(合計2個)の1級アミ
ノ基を有するタンパク質である。NCS分子中に
は、この2個の1級アミノ基の他に、多数の水酸
基、2級アミノ基などの官能基が含まれている
が、本発明のNCS誘導体においては、かかる2
個の1級アミノ基以外の官能基は部分半エステル
化スチレンマレイン酸共重合体残基との結合に実
質的に関与しない。すなわち、本発明のNCS誘
導体()の構成単位の1つであるNCS残基は、
NCS中の上記の2個の1級アミノ基より1個ず
つ、合計2個の水素原子が除かれた形のものであ
り、2個の結合手を有している。 本発明のNCS誘導体におけるもう一つの構成
成分である部分半エステル化スチレンマレイン酸
共重合体残基は、スチレン残基(a)
【式】炭素数が1ないし4のアル カノール、アルキル基の炭素数が1または2のエ
チレングリコールモノアルキルエーテル、もしく
はアルキル基の炭素数が1または2のグリセリン
ジアルキルエーテルから水酸基を残いたものをア
ルコール残基(R)として有する半エステル化マ
レイン酸残基(b)
【式】マレイン酸 残基(c)
【式】およびマレイン酸残 基中の1個のカルボキシル基から水酸基が除かれ
た形の、NCS残基との結合手を有している1個
の残基(d)
【式】式中カルボニル 基の炭素原子の結合手はNCS残基のアミノ基の
窒素原子と結合するものであることを意味する)
を構成単位とする。かかる共重合体残基は原料の
E−SMAに由来するものである。上記の共重合
体残基において、残基(d)はE−SMA中の無水マ
レイン酸残基
〔式中、MdはNCS誘導体の平均分子量を表す。MNはNCSの分子量を表し、MN=10700とする。NNはNCSの元素分析による窒素含量を表し、NN=14.24重量%とする。NdはNCS誘導体の元素分析による窒素含量(重量%)を表す。〕
によつて算出した。一方、式()で示される
NCS誘導体の平均分子量は、GPCにより求めた
E−SMAの重量平均分子量1480に基づくと10700
+1480×2=13660であるが、前述の窒素含有率
に基づく平均分子量はこの値とよく一致している
ため、本実施例で得られたものは、式()で示
されるように1個のNCS残基に2個の部分半エ
ステル化スチレンマレイン酸共重合体残基が結合
していることがわかる。このようにして決定した
NCS誘導体の平均分子量(Md)より、NCS誘導
体中に含有される部分半エステル化スチレンマレ
イン酸共重合体残基部分の平均分子量(Mr)は
下記式(XI) Mr=(Md−MN)/2 (XI) 〔式中、MrはNCS誘導体中の部分半エステル化
スチレンマレイン酸共重合体残基部分の平均分子
量を表す。MdはNCS誘導体の平均分子量を表
す。MNはNCSの分子量を表し、MN=10700とす
る。〕 に基づいて求められる。かかる方法によるとMr
=1300であつた。この値は、GPCにより求めた
原料のE−SMAの重量平均分子量1480に比して
大差ない。 融点測定を試みたが明瞭な融点を示さなかつ
た。 KBr錠剤法による赤外部吸収スペクトル(以
下、IRスペクトルと略記する)を第4図aに、
0.5M重炭酸水溶液中での紫外可視部吸収スペク
トル(以下、UVスペクトルと略記する)を第5
図aに示す。これらのスペクトルは式()で示
される本発明のNCS誘導体の構造を支持する。 実施例 2 実施例1(1)で得たSMAを分別する際、第3の
アセトン−n−ヘキサン混合液として38:62のも
のを用い、他は実施例1(2)と同様にして分別し
Mw1480、Mn1230(Mw/Mn1.20)の分別SMA
を得た。かかる分別SMAのうち4.0gをエタノー
ル0.80g、ジオキサン12ml、酢酸リチウム40mgを
用い、他は実施例1(3)と同一条件でエステル化
し、無水環含有率24.0モル%(1分子当りの無水
環は平均1.6個)の部分半エチルエステル化スチ
レン無水マレイン酸共重合体(以下、Et−SMA
と略記する)4.9gを得た。Mwは1580、Mnは
1340、Mw/Mn=1.18であつた。 実施例1(4)と同様に、0.2gのNCSを0.8Mの重
炭酸ナトリウム水溶液5.0mlに溶解した後、1.2g
のEt−SMAを数回に分けて添加した。かかる反
応中、溶液のPHは8.5前後に維持した。添加開始
より27時間後、1級アミノ基の反応率は97.5モル
%であつた。反応液を直ちに透析して得られた透
析液38mlをゲル過した後、凍結乾燥し148mgの
精製NCS誘導体()を得た。 かかるNCS誘導体は電気泳動法で単一スポツ
トを示した。GPCは第3図bに示す。元素分析
値は、N:10.74重量%、C:52.90重量%、H:
6.18重量%であつた。これに基づく平均分子量は
14200であり、部分半エチルエステル化スチレン
マレイン酸共重合体残基部分の平均分子量は1750
であつた。IRスペクトルおよびUVスペクトルは
第4図bおよび第5図bに示す。これらのデータ
から、式()で示される本発明のNCS誘導体
の構造は確認された。 実施例 3 実施例1(1)で作成したSMAを、アセトン−n
−ヘキサン混合液の第2液、第3液におけるアセ
トン容積がそれぞれ23%、37%であるものを用い
て実施例1(2)と同様にして分別し、Mw1480、
Mn1250(VPO法ではMn1230)、Mw/Mn=1.18
の分別SMAを9.1g得た。かかる分別SMAのう
ち4.0gを、アルコールとしてエチルセロソルブ
1.60g、酢酸リチウム0.04gとを用いて、実施例
1(3)と同様にして反応し、無水環含有率25.4モル
%(1分子当りの無水環は平均1.6個)、
Mw1700、Mn1440(Mw/Mn=1.19)の部分半
2−エトキシエチルエステル化スチレン無水マレ
イン酸共重合体(以下、Et−Cell−SMAと略記
する)を4.9g得た。 実施例1(4)と同様にして、NCS0.2gを溶解し
た0.8M重炭酸ナトリウム水溶液5.0mlに、Et−
Cell−SMA計1.3gを数回に分けて添加溶解し
た。溶液のPHを8.5前後に維持しながら反応させ、
Et−Cell−SMA添加開始より98時間経過した時、
アミノ基反応率は97.6モル%となつた。かかる反
応液を透析、ゲル過、凍結乾燥することによつ
て189mgの精製NCS誘導体()を得た。 かかるNCS誘導体は電気泳動法で単一スポツ
トを示した。GPCは第3図cに示す。元素分析
値は、N:10.72重量%、C:53.49重量%、H:
6.38重量%であつた。これに基づく平均分子量は
14200であり、部分半2−エトキシエチルエステ
ル化スチレンマレイン酸共重合体残基部分の平均
分子量は1750であつた。IRスペクトルおよびUV
スペクトルは第4図cおよび第5図cに示す。こ
れらのデータから、式()で示される本発明の
NCS誘導体の構造は確認された。 実施例 4 実施例2で得た分別SMA6.0gにn−ブチルア
ルコール1.60g、ジオキサン16mlおよび酢酸リチ
ウム0.06gを用いて部分半エステル化し、無水環
含有率44.4モル%(1分子当りの無水環は平均
2.8個)のBu−SMA6.3gを得た。Mwは1660、
Mnは1390(Mw/Mn=1.18)であつた。かかる
Bu−SMAを実施例1(4)と同様にして70時間反応
させたところNCSの1級アミノ基の反応率は99.3
モル%であつた。以下、生成物を透析、ゲル
過、凍結乾燥し、182mgの精製NCS誘導体()
を得た。元素分析値は、N:10.67重量%、C:
52.06重量%、H:6.22重量%であつた。平均分
子量は14300であり、部分半n−ブチルエステル
化スチレンマレイン酸共重合体残基部分の平均分
子量は1800である。 実施例 5 分別したSMAをメタノールにより、部分半メ
チルエステル化して無水環含有率25.0モル%(1
分子当りの無水環は平均1.7個)、
Mw1510Mn1280(Mw/Mn=1.18)の部分半メ
チルエステル化スチレン無水マレイン酸共重合体
(以下、Me−SMAと略記する)を得た。かかる
Me−SMAを実施例2と同様にしてNCSと反応
させた後に精製し、対応するNCS誘導体()
を単離した。元素分析値は、N:10.87重量%、
C:52.81重量%、H:6.11重量%であつた。平
均分子量は14000であり、部分半メチルエステル
化スチレンマレイン酸共重合体残基部分の平均分
子量は1650である。 実施例 6 分別したSMAを1,3−ジエトキシ−2−プ
ロパノールにより部分半エステル化して無水環含
有率25.3モル%(1分子当りの無水環は平均1.6
個)、Mw1960、Mn1650(Mw/Mn=1.19)の部
分半1−(エトキシメチル)−2−エトキシエチル
エステル化スチレン無水マレイン酸共重合体を得
た。かかる共重合体を実施例3と同様にして
NCSと反応させた後に精製し、対応するNCS誘
導体()を単離した。元素分析値は、N:
10.25重量%、C:53.58重量%、H:6.51重量%
であつた。平均分子量は14900であり、部分半1
−(エトキシメチル)−2−エトキシエチルエステ
ル化スチレンマレイン酸共重合体残基部分の平均
分子量は2100である。 実施例 7 重合触媒として過酸化ベンゾイルのかわりに過
酸化ジクミルを用い、その他の条件は実施例1(1)
〜(3)と同様にして作成したBu−SMA(Mw1620、
Mw/Mn1.10)を用いて次のようにしてNCS誘
導体()を製造した。 NCS0.67gを0.8M重炭酸ナトリウム水溶液20
mlに氷冷・遮光下で溶解し、撹拌しつつBu−
SMAを数回にわけて計8.00gを添加し、PHを8.3
以上に維持しつつ、50時間反応を行つた。NCS
の1級アミノ基の反応率は97.8モル%であつた。 得られた反応水を水で希釈して90mlとし、セフ
アデツクスG−75(フアーマシア社、スウエーデ
ン国)を充填した内径50mmのカラム(充填長さ90
cm)に注入し、5℃遮光下で5mM重炭酸アンモ
ニウム水溶液をキヤリヤーとし、流速4.0ml/
minで溶出した。実施例1と同様に溶出液につい
て波長254nmにおける吸収を測定しながら、試
料注入後1時間40分〜6時間40分の間での溶出液
を分取した。分取液量は1050mlであつた。これを
限外過膜SM14539(ザルトリウス社製、西ドイ
ツ国、分画分子量1万)を用いて60mlに濃縮し
た。 濃縮した分取液のうちの1/2、30mlをバイオゲ
ルP−60(バイオラツド社、米国)を充填した内
径50mmのカラム(充填長さ60cm)に注入し、5℃
遮光下で5mM重炭酸アンモニウムをキヤリヤー
とし、流速1.2ml/minで溶出した。上述と同様
にして試料注入後12時間45分〜16時間5分の間で
の溶出液を分取し、ついで、上記と同じ限外過
膜を用いて濃縮し、しかる後凍結乾燥して266.5
mgの精製NCS誘導体()を得た。 得られた誘導体の元素分析値はN:11.31重量
%、C:52.97重量%、H:6.40重量%であつた。
平均分子量は13470であり、部分半ブチルエステ
ル化スチレンマレイン酸共重合体残基部分の平均
分子量は1385であつた。 実施例 8 実施例1〜3で得られたNCS誘導体について
サルシナ・ルテア菌に対する抗菌活性(ルテア活
性)を測定した。サルシナ・ルテアPCI1001株を
接種した寒天培地上に各種濃度のNCS誘導体の
希釈液を直径8mmの円状に広げ、これを37℃で12
時間培養することによつて阻止円直径が13mmにな
る希釈液濃度を求め、それをNCSにおけるかか
る有効濃度を1とする相対値で示すことによつて
ルテア活性の指標とした。マウスに対する急性毒
性として、生後5〜6週令の雄性のICR系マウス
(1群6匹)に対し尾静脈内1回投与し、この後
14日間観察することによつてLD50を測定した。
これらのルテア活性および急性毒性のデータは第
1表に示す。本発明のNCS誘導体はNCSに近い
ルテア活性を有していながら、急性毒性は大幅に
低減されていることがわかる。 また、ヒトの新鮮血中100μg/mlとして37℃
でインキユベートしながら残留ルテア活性を測定
することによつて得た不活化曲線を第6図に示
す。この図から全血中でのルテア活性の半減期
は、実施例1のNCS誘導体が32分、実施例3の
NCS誘導体が8分である。対照のNCSはかかる
半減期が2〜3分であり、これに比して本発明の
NCS誘導体は全血中での活性の持続性がはるか
に優れていることがわかる。 さらに、実施例1のNCS誘導体を用いて、エ
ールリツヒ固型癌に対する抗腫瘍活性を検定し
た。その結果を第2表に示す。本発明のNCS誘
導体はNCSと同程度の腫瘍阻止性を有している
ことがわかる。
【表】 を基準とする相対値で示した。
【表】 比較例 1 試験管中にMw3520、Mn1830、Mw/Mn=
1.92のスチレン無水マレイン酸共重合体10g、酢
酸リチウム0.1g、n−ブチルアルコール2.8gお
よびジオキサン25mlを仕込み、上部を溶封したの
ち24時間室温で振とうして均一に溶解した。つい
で得られた溶液を15時間加熱し、しかる後室温に
冷却してから反応液を取り出し、ジオキサンにて
約2倍に希釈してから凍結乾燥し、ついでさらに
真空乾燥して淡黄色フレーク状のBu−SMAを得
た。かかるBu−SMAはMw4490、Mn2280
(Mw/Mn=1.96)であり、残存する無水マレイ
ン酸残基の含有率は28モル%(1分子当りの無水
環は平均2.8個)であつた。 NCS0.5gを0.5M重炭酸ナトリウム水溶液50ml
に氷冷、遮光下で溶解し、撹拌しつつ粉末状の
Bu−SMAを加えた。3.0gのBu−SMAを数回に
わけて添加し、完全に溶解するまで十分に撹拌し
た。溶解後4〜6℃にて16時間静置し、NCSの
1級アミノ基の反応率は71.7モル%に達した。な
お撹拌中反応系のPHは8.3より8.7の間に維持され
ていた。ついで反応液をセロフアンチユーブ中に
移し、10mM重炭酸アンモニウム水溶液1に対
して加圧下に4〜6℃で3日間透析液を度々とり
かえつつ透析した。透析終了後の反応液を凍結乾
燥し、白色わた状の固形物として式()で示さ
れるNCS複合体を得た。元素分析値はN:3.42重
量%、C:60.51重量%、H:6.36重量%であつ
た。この窒素含有率に基づき式()を適用して
得られた平均分子量は約44600であり、NCS残基
1モルに対して複合体を形成している部分半n−
ブチルエステル化スチレンマレイン酸共重合体残
基は平均約7モルである。また、かかるNCS複
合体のルテア活性を実施例7の方法によつて有効
濃度の相対値で求めたところ、NCSが1である
のに対し、本比較例のNCS複合体は18.0であり、
本発明のNCS誘導体()に比して活性がかな
り低いことがわかる。 比較例 2 比較例1で用いたSMAを分別することなく部
分半n−ブチルエステル化して無水環含有率29.8
モル%(1分子当りの無水環平均含有数2.9個)、
Mw4470、Mn2280(Mw/Mn=1.96)のBu−
SMAを得た。かかるBu−SMAを実施例1(4)と
同様にしてNCSと反応させNCS中の1級アミノ
基反応率が99.6モル%に至つた。この反応液を透
析して得た粗精製溶液のGPCを第7図に示す。
かかる溶液のGPCは実施例1におけるGPC(第1
図)に比べて幅の広い曲線であり、かつ280μm
における光吸度(h280)と254nmにおける吸光度
(h254)との比がh280/h254=0.36と低い(実施例
1における第1図ではh280/h254=0.90)ことか
ら、NCS誘導体のピークとBu−SMAの加水分解
開環物のピークとは重複していることがわかる。
このGPCから明らかなように、重量平均分子量
が高く分子量分布の広いBu−SMAを用いた場
合、生成したNCS誘導体をかかる溶液中からゲ
ル過によつて単離することは不可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はNCSとE−SMAとの反応生成物の透
析後のGPCの例である。第2図は、かかる反応
生成物のゲル過におけるクロマトグラムの例で
ある。第3図a,bおよびcは本発明のNCS誘
導体のGPCの例である。第3図dは、本発明の
NCS誘導体の原料であるNCSのGPCの例である。
第4図a,bおよびcは本発明のNCS誘導体の
IRスペクトルの例である。第4図dは本発明の
NCS誘導体の原料であるNCSのIRスペクトルの
例である。第5図a,bおよびcは本発明の
NCS誘導体のUVスペクトルの例である。第5図
dは本発明のNCS誘導体の原料であるNCSのUV
スペクトルの例である。第6図は本発明のNCS
誘導体および原料であるNCSのルテア活性の不
活化を示すグラフの例である。第7図は分子量分
布の広いE−SMAをNCSと反応させた後、透析
して得た溶液のGPCの例である。第8図は本発
明のNCS誘導体製造に用いるスチレン無水マレ
イン酸共重合体の分別前の核磁気共鳴スペクトル
の例である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(A) (〓S〓M〓A)−(〓N〓C〓S)−(〓S〓M〓
    A)(A) [式中、(〓N〓C〓S)はネオカルチノスタチンの1
    位のアラニン残基中の1級アミノ基および20位の
    リジン残基中の1級アミノ基からそれぞれ1個の
    水素原子を除いた2価のネオカルチノスタチン残
    基を意味し、(〓S〓M〓A)はスチレン残基(a)
    【式】半エステル化マレイン酸残 基(b)【式】式中Rは炭素数が1な いし4のアルカノール、アルキル基の炭素数が1
    または2のエチレングリコールモノアルキルエー
    テル、もしくはアルキル基の炭素数が1または2
    のグリセリンジアルキルエーテルから水酸基を除
    いたアルコール残基である。);マレイン酸残基(c)
    【式】および、マレイン酸残基中 の1個のカルボキシル基から水酸基が除かれた形
    の、該ネオカルチノスタチン残基との結合手を有
    している1個の残基(d)【式】式 中カルボニル基の炭素原子の結合手はネオカルチ
    ノスタチン残基のアミノ基の窒素原子と結合する
    ものであることを意味する)を構成単位とし、か
    つ平均分子量が800以上2500以下である、半エス
    テル化率が35モル%以上85モル%以下の、残基(a)
    と、残基(b)、(c)および(d)のいずれか一つの残基と
    が実質的に交互に配列されている1価の部分半エ
    ステル化スチレンマレイン酸線状共重合体残基を
    意味する。]で示されるネオカルチノスタチン誘
    導体。 2 スチレン残基【式】半エス テル化マレイン酸残基【式】式中 Rは炭素数が1ないし4のアルカノール、アルキ
    ル基の炭素数が1または2のエチレングリコール
    モノアルキルエーテル、もしくはアルキル基の炭
    素数が1または2のグリセリンジアルキルエーテ
    ルから水酸基を除いたアルコール残基である)、
    および無水マレイン酸残基【式】 を構成単位とする部分半エステル化スチレン無水
    マレイン酸線状共重合体であつて、下記式(B)およ
    び(C) 800Mw2500 (B) Mw/Mn1.5−1.1×10-4Mw (C) [式中、Mwは該共重合体の重量平均分子量を意
    味し、Mnは該共重合体の数平均分子量を意味す
    る。]を満足する半エステル化率が35モル%以上
    85モル%以下の部分半エステル化スチレン無水マ
    レイン酸線状共重合体を、ネオカルチノスタチン
    に対して過剰量使用して水性溶媒中でネオカルチ
    ノスタチンと反応させ、しかる後に反応生成物を
    ゲル過して、下記式(A) (〓S〓M〓A)−(〓N〓C〓S)−(〓S〓M〓
    A)(A) [式中、NCSはネオカルチノスタチンの1位の
    アラニン残基中の1級アミノ基および20位のリジ
    ン残基中の1級アミノ基からそれぞれ1個の水素
    原子を除いた2価のネオカルチノスタチン残基を
    意味し、(〓S〓M〓A)はスチレン残基(a)
    【式】半エステル化マレイン酸残 基(b)【式】式中Rは炭素数が1な いし4のアルカノール、アルキル基の炭素数が1
    または2のエチレングリコールモノアルキルエー
    テル、もしくはアルキル基の炭素数が1または2
    のグリセリンジアルキルエーテルから水酸基を除
    いたアルコール残基である。);マレイン酸残基(c)
    【式】および、マレイン酸残基中 の1個のカルボキシル基から水酸基が除かれた形
    の、該ネオカルチノスタチン残基との結合手を有
    している1個の残基(d)【式】式 中カルボニル基の炭素原子の結合手はネオカルチ
    ノスタチン残基のアミノ基の窒素原子と結合する
    ものであることを意味する)を構成単位とし、か
    つ平均分子量が800以上2500以下である半エステ
    ル化率が35モル%以上85モル%以下の、残基(a)
    と、残基(b)、(c)および(d)のいずれか一つの残基と
    が実質的に交互に配列されている1価の部分半エ
    ステル化スチレンマレイン酸線状共重合体残基を
    意味する。]で示されるネオカルチノスタチン誘
    導体を単離することを特徴とするネオカルチノス
    タチン誘導体の製造方法。
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