JPH0132266Y2 - - Google Patents

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JPH0132266Y2
JPH0132266Y2 JP1979079429U JP7942979U JPH0132266Y2 JP H0132266 Y2 JPH0132266 Y2 JP H0132266Y2 JP 1979079429 U JP1979079429 U JP 1979079429U JP 7942979 U JP7942979 U JP 7942979U JP H0132266 Y2 JPH0132266 Y2 JP H0132266Y2
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JP
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arc
extinguishing chamber
arc extinguishing
horn
magnetic pole
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  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高圧気中電磁接触器や磁気遮断器
など電磁開閉装置に設けられ、電流遮断時に発生
するアークを消弧させる消弧装置の改良に関する
ものである。
従来、この種の装置の遮断性能を向上させ、定
格使用電圧を格上げするためには、例えば消弧室
のアーク迷路を形成するグリツド板枚数を増やし
てアーク長を増加させたり、電源側アークホーン
と負荷側アークホーン間の沿面距離や消弧室の幅
寸法を増加させたり、あるいはブロウアウト吹付
機構において磁極板、磁極鉄心の断面積を増加さ
せるなどの手段があるが、これらはいずれも消弧
室又は消弧機構を大きくしなければならず、小形
軽量化の要請に逆行するものであるし、価格も高
価なものとなるので採るべき解決手段ではない。
この考案は、上記の点に鑑みなされたものであ
り、アークホーンを消弧室の側壁に設けた丸穴及
び角穴を利用してアークホーン支えと結合するよ
うにして組立容易とし組立時間を短縮し、また消
弧室下部に設けられるシールド部の間隔を広げる
ことにより接点間やアークホーン間で絶縁抵抗の
低下や再点弧の防止をはかり、更に消弧室の側板
部に凹部を形成して磁極板をはめ込み遮断能力を
向上し、かつ小形化された消弧室を提供すること
を目的としている。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図〜第6図はそれぞれこの考案による消
弧室を示したもので、第1図はその正面を、第2
図は右側面を、第3図は下面を、第4図は第1図
の−線による断面を、第5図は第1図の−
線による断面を、第6図は第2図の−線に
よる断面を示している。また、第7図は消弧機構
を示したものである。これらの図において、1は
消弧室で、ジルコン・アルミナ磁器あるいはアス
ベスト系材料などの耐アーク材料によつて一体成
形されている。2はこの消弧室内に設けられたグ
リツドで、下方から片側に片寄つて切込まれたV
溝を交互に反転させて並列に配設することによ
り、電流遮断時に接点(第7図参照)から発生す
るアークがこのV溝を通りアーク迷路となるよう
構成されている。3は上記消弧室1の上部に形成
されたアーク分割板で、このアーク分割板3の中
央部に形成された分離板3aとによつて噴出アー
クを前後左右の4方向に分割する役目を果してい
る。4は消弧室下部に形成され、上記アークを消
弧室外部に放出させないように覆つたシールド部
で消弧室内部の幅より左右方向に広げられてお
り、あたかもスカートをはかせたように構成され
ている(第2図参照)。5は消弧室1の短部側両
側を外部と密閉するよう構成された側壁で、上記
シールド部4の破損に対する補強作用をするとと
もに、後述するアークホーンを取付ける丸穴5a
及び角穴5bが設けられている。6は消弧室1の
他の両側(長手側両側)を外部と密閉するよう構
成された側板で、上記グリツド2、アーク分割板
3を支えるとともに、中央部には後述する磁極板
がはめ込まれる凹部6aが設けられ、下方部は上
記シールド部4に接続している。次いで第7図に
ついて消弧機構部分を説明する。7は消弧室内部
に設けられ、可動接点20と固定接点21とで発
生されたアーク22を速やかに消弧室内に導くた
めの一対のアークホーンで、ねじ8によつて消弧
室1の丸穴5a部に取付けられるとともに角穴5
bに挿入固定されたアークホーン支え9とねじ1
0によつて締付け固定されている。11は上記ア
ークホーン支え9に螺着されたクリツプ、12は
一対のアークホーン7間に転移したアークを消弧
室1の上方へ移動するための駆動力を与えるブロ
ウアウトコイルで、コイルスプール13に数回巻
回され、さらにこのコイル12の一端はアークホ
ーン支え9と、また他端は主回路端子(図示せ
ず)と接続されている。14は上記コイルスプー
ル13の内部に設けられ、けい素鋼板を積重ねた
ブロウアウト鉄心、15は一対の磁極板で、ブロ
ウアウト鉄心14をはさみ込むようにして接続固
定されるとともに、上記消弧室1の凹部6aには
め込まれている。
次に、上記消弧装置においてアークの発生から
消弧に至るまでの動作について説明する。可動接
点20と固定接点21との開離時に発生されたア
ーク23はアーク23のようにアークホーン7に
転移される。このとき、ブロウアウトコイルに電
流が通電され、ブロウアウト鉄心に磁束が誘起さ
れる。この磁束を磁極板からアークと直角に交差
させると、磁束と電流との相互作用により、アー
クは上方に駆動され、アーク迷路が形成されたグ
リツド2で冷却されながらアーク分割板3に達
し、前後左右に分割されて消弧される。このと
き、アークホーン7,7近傍のシールド部4,4
は広がつているのでアークにより分解した金属粉
末、カーボンなどがシールド部に付着しにくくな
り、それによりシールド部との間での再点弧が起
ることを防止できる。
以上のように、この考案は、アークホーンを消
弧室の側壁に設けた丸穴及び角穴を利用してアー
クホーン支えと結合するようにしたので、組立て
容易で組立て時間を短縮できる。また、消弧室の
下部に設けられるシールド部の間隔が広げられて
いるので接点間やアークホーン間のアークによつ
て分解された金属粉末やカーボンなどがシールド
部に付着することを抑制でき、絶縁低下や再点弧
を防止することができる。さらに消弧室の側板を
薄くして凹部を設け、この凹部に磁極板をはめ込
むようにしたので、アークと交差する磁束の量が
多くなり、それだけ上方へアークを駆動する力を
大きくすることができる。これにより消弧装置の
遮断能力の向上ができるとともに消弧機構の小形
化をはかることができ安価な消弧装置にすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はそれぞれこの考案の一実施例
による消弧室を示したもので、第1図は正面図、
第2図は側面図、第3図は下面図、第4図は第1
図の−線による断面図、第5図は第1図の
−線による断面図、第6図は第2図の−線
による断面図、第7図はこの考案の一実施例によ
る消弧装置を示す一部切欠き正面図である。 図において1は消弧室、2はグリツド、4はシ
ールド部、6は側板、6aは凹部、7はアークホ
ーン、12はブロウアウトコイル、14はブロウ
アウト鉄心、15は磁極板、20,21は接点で
ある。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を
示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐アーク材料によつて一体に成形された消弧室
    と、上記消弧室内に装着された一対のアークホー
    ンと、電流遮断時に発生するアークを磁極板から
    誘起される磁束によつて上記アークホーンを介し
    て上記消弧室内の上方に駆動させる消弧機構とに
    より磁気吹付け消弧する消弧装置において、上記
    消弧室の側壁に上記アークホーンをアークが走行
    しない部分にてねじ止めする締付ねじを挿入する
    丸穴と、アークホーン支えを嵌め込む角穴とを形
    成し、上記アークホーンと上記角穴に嵌め込まれ
    るアークホーン支えとを結合するねじ及び上記丸
    穴に挿入され上記アークホーンに螺合するねじに
    より上記アークホーンを固着し、上記消弧室側板
    の下方部に設けられ、アークを消弧室から外部に
    放出させないように覆つたシールド部の間隔を上
    記消弧室の幅より広げたものとし、更に消弧室の
    側板部に磁極板に適合させて厚さを薄くした凹部
    を形成し、この凹部に磁極板を配設したことを特
    徴とする消弧装置。
JP1979079429U 1979-06-11 1979-06-11 Expired JPH0132266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979079429U JPH0132266Y2 (ja) 1979-06-11 1979-06-11

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JP1979079429U JPH0132266Y2 (ja) 1979-06-11 1979-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55178938U JPS55178938U (ja) 1980-12-22
JPH0132266Y2 true JPH0132266Y2 (ja) 1989-10-03

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ID=29312832

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JP1979079429U Expired JPH0132266Y2 (ja) 1979-06-11 1979-06-11

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4953250U (ja) * 1972-08-18 1974-05-11
JPS49129049U (ja) * 1973-03-06 1974-11-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55178938U (ja) 1980-12-22

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