JPH01322068A - 墜落防止用ネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、特に木造建築物の建方時に使用する墜落防止
用ネットに関するものである。

［従来の技術］ 木造建築物は、柱や梁等の構造物の下小屋作業と地業基
礎工事が完了すると、軸組・小屋組を一気に建て込むの
が、一般的である。

この建方は、通常−日で終わり、その後、構造体の垂直
・水平度等を出しながら筋かいの取り付けを行ない、屋
根葺きや外壁を施工してから、床に板を張るようになっ
ている。

以上のように、建方をしてから、床に板を張るまでの間
には相当の日数があり、その間、屋根葺き、間柱や筋か
いの取り付は作業等の各種の作業をしなければならず、
作業中に２階の床や天井部分の開口部から作業具が墜落
したり、資材が落下する等の事故が生ずる。

近年、湿気防止等の理由により、建物の基礎部分全体に
コンクリートが打設されることが多く、このような場合
には、墜落事故は大怪我や時には死亡事故につながりが
ねない重大な問題となっている。

このような墜落事故を防止するために、従来がら、床を
張る前の床開口部等に墜落防止用のネットを張って、第
６図に示すように、落下した作業員を受は止めて人身事
故を未然に防止するようになってる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、特に、在米の住宅用木造建築物は、柱に
よって囲まれた部屋等の広さが、３畳、４．５畳、６畳
、８畳、１０畳、１２畳等、各種に亙るため、上記従来
の墜落防止用ネットでは、各部屋の広さ毎にネットを取
り揃えて用意しなければならず、取り揃えの煩わしさや
張設作業の繁雑さ等の不都合があった。

本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、建物間取りの各種形
状と大きさに簡単かつ迅速に対応せしめることかで鰺、
確実かつ容易に張設することができる墜落防止用ネット
を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の墜落防止用ネットはく所定の広さを有する矩形
状のネット部材と、該ネット部材に縦横に設けて建物間
取りの単位面積に区切る親網がら構成されていることを
特徴とするものであり、上記ネット部材に彩色を施して
ネット部材の大きさを区別して表示するようにしたり、
上記親網に彩色を施して、長方形のネット部材の長辺お
よび／または短辺を区別して表示するようにしたことを
特徴とするものである。

また、上記ネット部材の周囲に縁網を設け、これに彩色
を施してネット部材の大きさや長辺・短辺を区別して表
示するようにしたことを特徴とするものである。

一４＝ さらに、上記親網同士の交差部および親網と縁網との交
差部に吊網を設けたことを特徴とするものである。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図においで、１は例えば６畳用の大きさを有するネ
ット部材であって、麻等の天然繊維やナイロン等の合成
繊維を素材とした引張強度の高い鋼糸を、網目の大きさ
を、例えば約１０ｃｍに編成したものである。

２は親綱であって、上記ネット部材１の糸より多少太め
の鋼糸が好ましく、該ネット部材１を建物間取りの単位
面積に区切るように縦横に取り付けられている。この親
綱２のネット部材１への取り付は方法としては、ネット
部材１に直接編成したり、また、ネット部材１の一側に
括り付ける等、要するにネット部材１に一体化できれば
よい。

上記建物間取りの単位面積とは、例えば日本の住宅用木
造建築物に於いては、半間×半間（約９０　Ｘ　９０　
ｃａｎ）の広さである。

３は縁網であって、上記ネット部材１の周囲に取り付け
られており、その鋼糸としては上記親綱２と同じもので
よい。

上記ネット部材１には赤や緑等の彩色を施して、６畳用
、１０畳用等のネットの大きさによって区別し、使用に
際して容易に見分けられるようにするとよい。

また、ネット部材１が長方形の場合には、上記親網にも
彩色を施して、長辺方向の親網と短辺方向の親網とを色
分けして方向が区別できるようにしておけば、建物開口
部の方向に合わせ易く、迅速に対処することができる。

尚、縁網３にも同様の彩色を施してもよい。

さらにまた、上記親網２同士の交差部および親＃！１２
と縁ｗ４３との交差部に、結束用ローブ等の吊網４を取
付けておくとよい。

以上のように構成された墜落防止用ネットを、６畳の広
さの開口部に張設するには、従来のように、上記縁網３
を吊綱４により柱や横架材（梁等）に結び付ければよい
が、例えば４．５畳の広さの開口部に張設するには、第
２図に示すように、短辺に平行な親綱２のうち、縁網３
に近い親綱２′に沿ってネット部材１を折り畳んで、全
体として４．５畳の広さのネットに形成して使用する。

このように、使用するネットにより狭い開口部には親網
２の部分で折畳んで大きさを合わせてから使用する。

また、使用するネットより広い開口部には、例えば６畳
用のネットをシ枚使用して１２畳用にする場合には、第
３図（Ａ）（Ｂ）に順次示すように、長辺の縁網３′同
士を一致させて適宜連結共５により一体的に継ぎ合わせ
て使用する。この連結共５としては、例えば第４図に示
すように、螺旋状の金属線を縁網３′の回りに回転させ
ながら連結するものがあるが、本発明はこれに限定する
ものではなく、要するに２本の綱を一体的に連結できる
ものであればいずれでもよい。

以上のように、複数のネット部材１を継ぎ合わせる場合
に、例えば６畳用のネット部材１と１０青用のネット部
祠１とを組み合わせるように、大きさの異なるネット部
材１を組み合わせて且つそれぞれのネットを適宜折り畳
むことにより、各種の形状と広さのネットを構成するこ
とかできる。

第５図は２階床間口部に本発明によるネットを張設した
状態を示すものである。

［発明の効果］ （１）１種類または数種類の大きさのネット部材を折り
畳んだり又は継ぎ合わせ、あらゆる形状と大きさのネッ
トを構成することができるので、用意しておくべきネッ
ト部材の種類が僅かで、取り揃え管理が簡単になり、経
費節減となるばかりでなく、張設作業も容易となる。

（２）ネット部材や親網等に彩色を施して、大きさや方
向性を色分けして区別するようにしたので、張設作業を
容易かつ迅速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のネットの一実施例を示す斜視図、第２
図はその折り畳みの一例を示す斜視図、第３図は２枚の
ネンＦ部材を継ぎ合わせる方法の説明図、第４図は連結
共の一例を示す拡大斜視図、第５図は建築中の建物開口
部にネットを張設した斜視図、第６図は墜落時のネット
による受は止め状態を示す斜視図である。 １・・・ネット部材、２・・・親綱、３・・・縁網、４
・・・吊網、５・・・連結共。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定の広さを有する矩形状のネット部材と、該ネッ
   ト部材に縦横に設けて建物間取りの単位面積に区切る親
   網から構成されていることを特徴とする墜落防止用ネッ
   ト。 ２、上記ネット部材に彩色を施してネット部材の大きさ
   を区別して表示するようにしたことを特徴とする請求項
   １に記載の墜落防止用ネット。 ３、上記親網に彩色を施して、長方形のネット部材の長
   辺および／または短辺を区別して表示するようにしたこ
   とを特徴とする請求項１または２に記載の墜落防止用ネ
   ット。 ４、上記ネット部材の周囲に縁網を設けたことを特徴と
   する請求項１、２または３に記載の墜落防止用ネット。 ５、上記縁網に彩色を施してネット部材の大きさや長辺
   ・短辺を区別して表示するようにしたことを特徴とする
   請求項４に記載の墜落防止用ネット。 ６、上記親網同士の交差部および親網と縁網との交差部
   に吊網を設けたことを特徴とする請求項１、２、３、４
   または５に記載の墜落防止用ネット。