JPH0131869Y2 - - Google Patents

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JPH0131869Y2
JPH0131869Y2 JP1984195295U JP19529584U JPH0131869Y2 JP H0131869 Y2 JPH0131869 Y2 JP H0131869Y2 JP 1984195295 U JP1984195295 U JP 1984195295U JP 19529584 U JP19529584 U JP 19529584U JP H0131869 Y2 JPH0131869 Y2 JP H0131869Y2
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heat
floor
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board
heat insulating
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は床面から室内を暖房するフロアヒータ
ーに関するものである。
[従来の技術] 床板材に発熱体を組み込んだ従来の室内暖房用
フロアヒーターは、第2図のように発泡スチロー
ル、発泡ウレタン等の発泡プラスチツクの断熱板
10の上に、絶縁シート間に抵抗発熱素子を挾ん
だ面状発熱体11と、絶縁シート12、鉄板製等
の均熱板13を順次積層した構成のものが用いら
れ、また第3図示のように、硬質の木質繊維板の
ハードボードや合板等の断熱板14の上に、絶縁
シート間に抵抗発熱素子を挾んだ面状発熱体1
1、絶縁シート12、鉄板製の均熱板13を順次
積層した構成のものが用いられていた。
また実開昭54−158349号公報のように、面状発
熱体の上面に表面保護金属板を積層し、裏面に合
板やハードボード等の裏面保護板を積層し、底板
として発泡スチロール、ゴム、軟質繊維等の局部
変形可能な板材を用いて積層し、この底板を切欠
いて配線スペースを設け、敷設床面の凹凸に順応
して底板が変形するように構成した暖房パネルが
知られている。
[考案が解決しようとする課題] 前記のような従来のフロアヒーターは、第2図
示の発泡プラスチツク製の断熱板10は、断熱性
があり床下への熱損失は少いが、機械的強度、耐
圧縮荷重が低いので床上に置かれる物や人の重さ
で変形しやすく、発熱体11の熱によつても凹み
変形が生じやすいうえに、火災になると有毒ガス
を発生する欠点がある。
また第3図示の硬質の木質繊維板のハードボー
ドや合板製の断熱板14は、前記の発泡プラスチ
ツク製断熱板10よりは耐圧縮荷重が高く有毒ガ
スの発生も少いが、熱容量が大きいために温度の
立ち上りが遅く、断熱性が劣り熱伝導率が約0.11
と大きいために床下への熱損失が多くなつて暖房
効率が低いという欠点がある。
またこのような従来のハードボードや合板製の
断熱板は比重が0.9以上のものが使用されている
ために、フロアヒーターの重量が大となつて取り
扱いが容易でなく、かつ、裏面にリード線収納溝
の切削加工をすると板材が切削溝加工部で折れや
すくなるうえに、溝の切削加工時の切削粉が残り
接着作業の仕上りを損ない接着強度が低下する欠
点があつた。
また前記実開昭54−158349号公報のように合板
やハードボード等の裏面保護板の下に発泡スチロ
ール、ゴム、軟質繊維等の局部変形可能な柔軟な
板材の底板を設けて、敷設床面の凹凸に順応して
底板が積極的に変形するように構成したもので
は、底板の機械的強度、耐圧縮荷重が低いので、
敷設床面の凹凸に順応して床上に置かれた重量物
により圧縮変形が生ずるだけに止まらず、発熱体
の熱の蓄積により容易に凹み変形が生じて暖房パ
ネル面が均一な平面にならず凹凸のある床面にな
つてしまい、長期の使用に耐えず、しかも地震が
起ると床上に置かれた重量物が不安定で揺れやす
く倒れる危険があり、さらに火災になると底板の
発泡樹脂が有毒ガスを発生する危険があり、地
震、火災等の災害に対し安全が確保されないとい
う問題点がある。
そこで本考案は前記のような欠点のない、耐熱
性、耐圧縮荷重に優れ変形する危険がなく、軽量
で取扱いやすく、溝加工に切粉が生ぜず接着強度
の低下が生ぜず、火災、地震等の災害に対し安全
なフロアヒーターを提供することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するために本考案のフロアヒ
ーターは、比重0.33以下の低比重木質繊維板の上
面にアクリル樹脂等の硬化性、断熱性樹脂をコー
テイングして含浸層を形成した断熱板1の下面に
複数条の配線収納用圧縮成形溝2を設け、前記断
熱板1の上面に面状発熱体3、絶縁シート4、均
熱板5を順次積層したものである。
[作用] 前記のフロアヒーターは床面上に並べて敷設さ
れ、床面上にある配線は下面の配線収納用圧縮成
形溝2内に収納され、面状発熱体3に通電して発
熱させ室内を暖房する。
前記の断熱板1は、比重0.33以下の低比重木質
繊維板であるため、熱伝導率も従来のハードボー
ドの約2分の1と小さい。これにより断熱性が良
く床下への熱損失が少くなる。
また比重0.33以下の低比重のため密度も小さい
から、従来のハードボードよりも比較的軟質であ
り、これにより敷設床面に多少の凹凸があつても
断熱板1の下面がその凹凸に順応し安定して床面
上に敷設される。
また比重0.33以下の低比重のため軽量である。
これにより取り扱いが容易となる。
断熱板1の上面に形成された硬化性、断熱性樹
脂の含浸層は、断熱板1が前記のように低比重で
低密度、軟質であつてもその板材の上面層部の木
質繊維部分を硬質化し、断熱板1の上層部の機械
的強度、耐圧縮荷重を高くする。これによりフロ
アヒーター上に種々の機器、家具等の重量物が載
せられても凹んだり圧縮変形したりせず長期間の
使用に耐える。
また断熱板1の上面の硬化性樹脂含浸層で断熱
板上層部の機械的強度、耐圧縮荷重が高くなるこ
とにより、断熱板の上面の凹みや圧縮変形が防止
されるので、断熱板上の面状発熱体3も凹曲変形
せず抵抗発熱体が折損する危険が防止される。
断熱板1の下面の配線収納用圧縮成形溝2は、
切削加工ではなく断熱板材下面を凹溝形に圧縮し
て形成することにより、板材が溝部で折れるよう
なことがなく、従来のように切削加工粉も生じな
いから接着作業時に接着強度を低下させるような
こともない。
[実施例] 以下本考案の実施例を第1図により説明する。
1は断熱板であり、比重が0.33以下の低比重の木
質繊維板たとえばインシユレーシヨンボード等軟
質木質繊維板を用いる。これは比重が従来のハー
ドボードの比重0.9の約3分の1の低比重であり、
熱伝導率も従来のハードボードの熱伝導率約0.11
の約2分の1の約0.047である。
2は前記断熱板1の下面に設けられた複数条の
配線収納用圧縮成形溝であり、この溝2は切削加
工により形成するのではなく、断熱板の下面をプ
レスにより凹溝形に圧縮して形成する。
前記の低比重木質繊維板の上面にはアクリル樹
脂、アスフアルト等の硬化性、断熱性樹脂をコー
テイングして板材の上層部に含浸した含浸層を形
成する。この木質繊維板は低比重で密度が低く断
熱性が良いが、板材の上層部は硬化性樹脂の含浸
層が形成されているので密度が高く硬質化し、こ
のため機械的強度、耐圧縮荷重が高くなつた上層
部を有する板材が形成される。
前記のように構成した本考案の断熱板1の上面
には面状発熱体3を積層して設ける。この面状発
熱体3は、抵抗発熱素子3cを絶縁シート3a,
3bの間に挾んで配設したもので、これを断熱板
1の上面に積層する。
4は前記面状発熱体3の上に積層して設けた絶
縁シートである。5は鉄板等の均熱板であり、前
記絶縁シート4の上に積層して設ける。
本考案のフロアヒーターは前記のように構成し
たものであり、これを床面上に並べ、床面上にあ
る配線は下面の配線収納用圧縮成形溝2内に収納
して床面上に敷設し、面状発熱体3の抵抗発熱素
子3cに通電し発熱させて室内を暖房する。
前記のように床面上に敷設された本考案のフロ
アヒーターは、断熱板1の上面の機械的強度が高
いので机、重量のある機器や器具、備品、家具類
等種々の重量物が置かれても凹んだり変形するこ
となく長期間安定して置くことができるのであ
る。
[考案の効果] 前述のように本考案は断熱板に比重が0.33以下
の低比重の木質繊維板を用い、断熱板の上面に硬
化性、断熱性樹脂の含浸層を形成し、断熱板の下
面に複数条の配線収納用圧縮成形溝を設けたこと
によりつぎのようなすぐれた効果を奏する。
(A) 断熱板は比重0.33以下の低比重木質繊維板で
あり、このような低比重の木質繊維板はその熱
伝導率が従来のハードボードの約2分の1と小
さく、断熱性が良く床下への熱損失を少くな
り、室内暖房効率が良い。
(B) 断熱板は比重0.33以下の低比重なので密度も
小さいから、従来のハードボードよりも比較的
軟質であり、このため敷設床面に多少の凹凸が
あつても断熱板の下面がその凹凸に順応するこ
とになり安定して床面上に敷設される。したが
つて地震が起つても床上に置かれた重量物が倒
れる危険が少くなる。
(C) 断熱板は比重0.33以下の軽量なので。取り扱
い容易で室内の敷設作業が容易となる。
(D) 断熱板の上面は硬化性、断熱性樹脂の含浸層
が形成されているので、断熱板が低比重で低密
度、軟質であつてもその板材の上面層部の木質
繊維部分を硬質化し、機械的強度、耐圧縮荷重
が高くなり、このためフロアヒーター上に種々
の機器、家具等の重量物が載せられても凹んだ
り圧縮変形したりせず長期間の使用に耐える。
(E) 断熱板の上面の硬化性樹脂含浸層で断熱板上
層部の機械的強度、耐圧縮荷重が高くなること
により、断熱板の上面の凹みや圧縮変形が防止
されるので、断熱板上の面状発熱体も凹曲変形
せず抵抗発熱体が折損する危険が防止される。
(F) 断熱板の下面の配線収納用圧縮成形溝は、切
削加工ではなく断熱板材下面を凹溝形に圧縮し
て形成するので、従来のように板材が溝部で折
れる危険がなく、従来のように切削加工粉も生
じないから接着作業の仕上りを損なうこともな
く接着強度を低下させることもない。
(G) 従来のように発泡プラスチツクを用いないか
ら火災で有毒ガスを発生する危険がない。した
がつて災害に対し安全である。
以上のように、本考案は従来品にないすぐれた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の断面図、第2図と
第3図は従来例の断面図である。 1:断熱板、2:配線収納用圧縮成形溝、3:
面状発熱体、4:絶縁シート、5:均熱板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比重0.33以下の低比重木質繊維板の上面にアク
    リル樹脂等の硬化性、断熱性樹脂をコーテイング
    して含浸層を形成した断熱板1の下面に複数条の
    配線収納用圧縮成形溝2を設け、前記断熱板1の
    上に面状発熱体3、絶縁シート4、均熱板5を順
    次積層したフロアヒーター。
JP1984195295U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0131869Y2 (ja)

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