JPH0131683B2 - - Google Patents
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- JPH0131683B2 JPH0131683B2 JP57070414A JP7041482A JPH0131683B2 JP H0131683 B2 JPH0131683 B2 JP H0131683B2 JP 57070414 A JP57070414 A JP 57070414A JP 7041482 A JP7041482 A JP 7041482A JP H0131683 B2 JPH0131683 B2 JP H0131683B2
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- manufacturing
- diameter
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明は酸化亜鉛を主成分とする非直線抵抗体
の製造方法に係り、特に均質な焼結体を得るため
に、原料粉末を分散、混合する工程を改良した非
直線抵抗体の製造方法に関するものである。 〔発明の技術的背景と問題点〕 従来、酸化亜鉛を主成分とする非直線抵抗体の
製造工程において、原料粉末を分散、混合する装
置は、主としてボールミル、振動ミル、乳化機等
であり、分散剤を添加して、分散、混合を行つて
いた。つまり、周知の粉砕機に、原料粉末と共に
粉砕メデイアとして直径10mm程度の多数の剛体を
入れ撹拌することで、分散、混合が行なわれてい
た。 上述の様な、原料粉末の分散、混合を行なつて
製造した非直線抵抗体はピンホールと呼ばれる
0.5mmφ以下の小さな空孔や、長径数mm、短径0.5
mm程度の大きな欠陥が発生することが多かつた。
これらのことは、放電耐量を低下させる最大の原
因となるばかりでなく、長期の信頼性をも低下さ
せる原因となつていた。 〔発明の目的〕 この発明は上記の欠点を除去する目的でなされ
たもので、原料粉末の分散、混合する工程で特別
の配慮を加え、分散、混合した原料粉末の粒度を
所定の条件に管理、制御して上述のような欠点の
発生を防止し、優れた放電耐量を有し、長期の信
頼性をも十分に満足した非直線抵抗体を得ること
ができるようにした非直線抵抗体の製造方法を提
供するものである。 〔発明の概要〕 かかる目的を達成するため、本発明は、酸化亜
鉛を主成分とする原料粉末を分散、混合する工程
において、原料粉末を直径の小さな多数の粉砕メ
デイアと共に粉砕機に入れ均質に分散させること
を特徴とする。 粉砕メデイアの直径は２mm〜８mmφでほぼ球状
であること。メデイアの主成分は酸化ジルコニウ
ム（ZrO2）、ステアタイト、二酸化ケイ素
（SiO2）のいずれかであること。又原料粉末を分
散、混合する工程は湿式で行なわれることが好適
である。 〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例を説明する。 酸化亜鉛を主成分とする非直線抵抗体組成の全
成分を所定の量に秤量し、分散、混合する。 この分散、混合の方法として、直径の小さな２
〜８mmφでほぼ球状の粉砕メデイアを多数個用
い、原料とともに湿式で強制的にアジテータで撹
拌する方法を用いる。粉砕メデイアの材質として
は、主成分が酸化ジルコニウム（ZrO2）である
ものを使用した。 このようにして、分散、混合した原料のスラリ
ーを噴霧乾燥処理して成形した後、焼成し、電極
付け（メタリコン）等の後処理をして素子を完成
する。 原料の分散、混合に直径の小さな粉砕メデイア
を用い、原料の分散に特別の配慮を加えた本実施
例の方法と従来式のボールミル等を利用して、比
較的大きな10mmφ以上の球状ボール及び 〓10mm×
t10mmのシリンダ状のボールを用いた方法とにつ
いて、分散、混合後の粒度分布の相違を図面に示
した。ａは本実施例の粒度分布、ｂは従来法によ
る粒度分布である。 第１表に本実施例の方法と従来方法を用いて完
成した非直線抵抗体の諸々特性の比較結果を示
す。
の製造方法に係り、特に均質な焼結体を得るため
に、原料粉末を分散、混合する工程を改良した非
直線抵抗体の製造方法に関するものである。 〔発明の技術的背景と問題点〕 従来、酸化亜鉛を主成分とする非直線抵抗体の
製造工程において、原料粉末を分散、混合する装
置は、主としてボールミル、振動ミル、乳化機等
であり、分散剤を添加して、分散、混合を行つて
いた。つまり、周知の粉砕機に、原料粉末と共に
粉砕メデイアとして直径10mm程度の多数の剛体を
入れ撹拌することで、分散、混合が行なわれてい
た。 上述の様な、原料粉末の分散、混合を行なつて
製造した非直線抵抗体はピンホールと呼ばれる
0.5mmφ以下の小さな空孔や、長径数mm、短径0.5
mm程度の大きな欠陥が発生することが多かつた。
これらのことは、放電耐量を低下させる最大の原
因となるばかりでなく、長期の信頼性をも低下さ
せる原因となつていた。 〔発明の目的〕 この発明は上記の欠点を除去する目的でなされ
たもので、原料粉末の分散、混合する工程で特別
の配慮を加え、分散、混合した原料粉末の粒度を
所定の条件に管理、制御して上述のような欠点の
発生を防止し、優れた放電耐量を有し、長期の信
頼性をも十分に満足した非直線抵抗体を得ること
ができるようにした非直線抵抗体の製造方法を提
供するものである。 〔発明の概要〕 かかる目的を達成するため、本発明は、酸化亜
鉛を主成分とする原料粉末を分散、混合する工程
において、原料粉末を直径の小さな多数の粉砕メ
デイアと共に粉砕機に入れ均質に分散させること
を特徴とする。 粉砕メデイアの直径は２mm〜８mmφでほぼ球状
であること。メデイアの主成分は酸化ジルコニウ
ム（ZrO2）、ステアタイト、二酸化ケイ素
（SiO2）のいずれかであること。又原料粉末を分
散、混合する工程は湿式で行なわれることが好適
である。 〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例を説明する。 酸化亜鉛を主成分とする非直線抵抗体組成の全
成分を所定の量に秤量し、分散、混合する。 この分散、混合の方法として、直径の小さな２
〜８mmφでほぼ球状の粉砕メデイアを多数個用
い、原料とともに湿式で強制的にアジテータで撹
拌する方法を用いる。粉砕メデイアの材質として
は、主成分が酸化ジルコニウム（ZrO2）である
ものを使用した。 このようにして、分散、混合した原料のスラリ
ーを噴霧乾燥処理して成形した後、焼成し、電極
付け（メタリコン）等の後処理をして素子を完成
する。 原料の分散、混合に直径の小さな粉砕メデイア
を用い、原料の分散に特別の配慮を加えた本実施
例の方法と従来式のボールミル等を利用して、比
較的大きな10mmφ以上の球状ボール及び 〓10mm×
t10mmのシリンダ状のボールを用いた方法とにつ
いて、分散、混合後の粒度分布の相違を図面に示
した。ａは本実施例の粒度分布、ｂは従来法によ
る粒度分布である。 第１表に本実施例の方法と従来方法を用いて完
成した非直線抵抗体の諸々特性の比較結果を示
す。
以上説明したように、本発明によれば、原料粉
末の粒度を所定条件に管理、制御でき、優れた放
電耐量を有し、長期信頼性をも十分に満足した非
直線抵抗体を提供することができる。
末の粒度を所定条件に管理、制御でき、優れた放
電耐量を有し、長期信頼性をも十分に満足した非
直線抵抗体を提供することができる。
図面は本発明の一実施例の方法と従来方法によ
る原料粉末の粒度と粒度分布を比較した図であ
る。
る原料粉末の粒度と粒度分布を比較した図であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 酸化亜鉛を主成分とする原料粉末を粉砕メデ
イアと共に粉砕機に入れ分散、混合する非直線抵
抗体の製造方法において、前記粉砕メデイアを直
径が２mm〜８mmφのほぼ球状としてなる非直線抵
抗体の製造方法。 ２ 粉砕メデイアの主成分を酸化ジルコニウム
（ZrO2）、ステアタイト、二酸化ケイ素（SiO2）
のいずれかとした特許請求の範囲第１項記載の非
直線抵抗体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57070414A JPS58188102A (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57070414A JPS58188102A (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58188102A JPS58188102A (ja) | 1983-11-02 |
| JPH0131683B2 true JPH0131683B2 (ja) | 1989-06-27 |
Family
ID=13430783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57070414A Granted JPS58188102A (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 非直線抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58188102A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6182401A (ja) * | 1984-09-29 | 1986-04-26 | 株式会社東芝 | 電圧非直線抵抗体及びその製造方法 |
| JPS62149102A (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-03 | 株式会社東芝 | 非直線抵抗体の製造方法 |
| JP2836893B2 (ja) * | 1990-03-08 | 1998-12-14 | 日本碍子 株式会社 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56126902A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-05 | Marukon Denshi Kk | Ceramic varistor and method of producing same |
-
1982
- 1982-04-28 JP JP57070414A patent/JPS58188102A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56126902A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-05 | Marukon Denshi Kk | Ceramic varistor and method of producing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58188102A (ja) | 1983-11-02 |
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