JPH01316662A - 抗核抗体測定用器具の製法 - Google Patents

抗核抗体測定用器具の製法

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JPH01316662A
JPH01316662A JP7662089A JP7662089A JPH01316662A JP H01316662 A JPH01316662 A JP H01316662A JP 7662089 A JP7662089 A JP 7662089A JP 7662089 A JP7662089 A JP 7662089A JP H01316662 A JPH01316662 A JP H01316662A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抗核抗体/1Ill定用器具の製法およびそ
れによって製造された器具を提供する。本発明のflF
J定用器具用器具ば血液や体液中の抗核抗体を簡便に高
精度でiH定できるので自己免疫疾患の診断に利用でき
、特に、−次スクリーニングに広く利用できる。また、
本発明は、コストの安い測定法を提供することができる
ので、その操作の簡便さも併せて、これまで特殊なケー
スでなければn1定されることのなかった、抗核抗体が
、一般の健康診断でも広く診断できることになり、自己
免疫疾患を比較的早期のうちに診断し、治療することを
可能にする。
[従来の技術] 自己免疫性疾患として知られる、全身性エリテマトーデ
ス(systemic Iupus crythca+
atosus ;5LE)や全身性強皮症(progr
essive systemIcsclcrosos 
; P S S ) 、慢性関節リウマチ(rhcuI
Iatold arthrltis :RA) 、Sj
ocgren症候群(SjS)、皮膚筋炎(dcrma
toBositls ;DM) 、多発性筋炎(pol
y+gyosHIs ; PM)、混合性結合組織病(
mlxcd connective tissuedl
seasc;M CT D )等の患者では、血液中に
抗核抗体がしばしば高い濃度で検出される。抗核抗体に
は、抗ds−又は5s−DNA抗体や抗ヒストン抗体、
抗非ヒストン核蛋白質抗体、抗セントロメア抗体、抗U
l−RNP抗体、抗S+s抗体等、細胞核に存在する種
々の抗原に対する20種類以上の抗体が知られている。
例えば、血液中の抗ds−又は5S−DNA抗体の存在
がSLHの診断の根拠に用いられるごとく、それぞれの
抗核抗体について、種々の自己免疫性疾患との関連が知
られており、血液中のこれらの抗体を検出することが自
己免疫性疾患の診断に役立っている。
これまで、抗核抗体を検出するために最も用いられてい
る標準的なn1定方法は、蛍光抗体法であり(総説; 
「臨床検査J 、 vol、30. No、7.198
8゜p684−728) 、他に、二重免疫拡散法やR
IA。
ELISA、赤血球凝集反応等がある。蛍光抗体法は、
ガラススライド上に組織切片又は、株化細胞を固定した
ものを抗原材料とし、血液等の検体中の抗核抗体の有無
及び、細胞の蛍光染色パターンを蛍光顕微鏡下で観察し
、抗核抗体の種類を判定する。このt−1定法は、蛍光
染色パターンと抗核抗体の関連がよく調べられており、
自己免疫性疾患の診断において、その有効性は広く認め
られている。しかし、この蛍光法には、正確な判定は熟
練者の肉眼によってのみ可能であることや、蛍光色素が
比較的不安定であり扱いにくいこと、さらに蛍光顕微鏡
の感度や検鏡条件が判定に影響を与えることなどの欠点
を有している。
このために、より個人差が少なく、かつ、操作が簡便で
定量性のある測定法としてELISA(cnzya+e
 11nked imIIunosorbent as
say)法の開発が行なわれてきた。抗核抗体のELI
SA法は、大きく二種類に分けられる。ひとつは、細胞
核より分離精製した、種々のDNAやRNA、ヒストン
蛋白質、非ヒストン蛋白質等の精製抗原をプラスチック
支持体に担持させたELISA法で、抗核抗体の同定が
可能であるが、全ての核抗原についてそれぞれELIS
Aを行なうことは繁雑であるので、主に、二次的スクリ
ーニングにて蛍光法と共にあるいは別々に用いる。
これに対して、抽出核抗原(exLracLablen
uclear anLIgen ; ENA)をプラス
チック支持体に担持させたELISA法が、多くの種類
の抗核抗体の存在を迅速に検出する、主として一次スク
リーニングを目的として開発されてきた(R,Varl
ovら、  ’Diagnostic 1mmunol
ogy。
vol、2. p154−180.1984)。この方
法は、肝臓等の組織や株化細胞の核抗原を可溶化又は、
酸抽出して使用しているが、核抗原のうち、不溶性の抗
原や酸で抽出できない抗原に対する抗核抗体は見落して
しまう欠点があって、標準法の蛍光法による判定と必ず
しも一致しないことがあった。
さらに、1987年、V、L、 リップ等による「抗核
抗体の検出方法及び装置」が特許出願公開となった(特
開昭62−32383)。このal定法では、乾燥法に
より核を固体支持体に担持させており、不溶性の核抗原
をも検出可能である。
しかしこの方法は核単独ではなく、界面活性剤処理の後
、超音波処理して得た核抗原(N S)や、ENAt+
調製して、三者を併せて固体支持体に担持させるという
繁雑な操作を必要としており、検体として未希釈血清を
用いる感度の低い方法である。また、未希釈血清を直接
用いるために、検体中に夾雑する大量の非特異的抗体に
よるバックグラウンドの反応が検出されやすい。さらに
上記特許出願公開明細書では、実際の自己免疫性疾患患
者の血液等の検体をn1定した実施例を欠き、その実用
化のためには更に改良が必要と思われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、抗核抗体を測定する EL I SA用の器具を簡単な操作で製造することが
できる方法を提供することにある。更には、抗核抗体を
精度よくスクリーニングできるδ11定器具を提供する
ことである。
〔発明の構成〕
本発明によれば、細胞核の懸濁液を直接支持体と接触さ
せて細胞核を支持体に吸着させ、前記懸濁液と分離した
後、50〜90%アセトン溶液で処理することにより細
胞核を支持体に固定させることによって、細胞核を支持
体に担持させる。
ここにおいて細胞核とは、細胞内での正常な構造を保持
した状態(Intaet)の核又はその機械的破壊によ
る断片(tragIIlcnt)を意味する。
本発明において、細胞核は高等動物特にヒトの細胞株由
来のものを用いる。特に好適な細胞株としては、HEp
−2,Wi+−2,A−549。
PC−13,ZR−751等が挙げられる。細胞核の懸
濁液は、以下のようにして作成できる。
細胞を常法により、培養し、集めたあと等張緩衝液で洗
い、次に、塩濃度を減じた低張緩衝液に懸濁して破れな
い程度に細胞を膨満させる。膨満した細胞は、簡単なホ
モジナイズ操作により緩和にこわされるので、細胞核は
比較的無傷で得られる。
ここにおいて用いられる等張緩衝液としてはトリス緩衝
液、リン酸緩衝液等が挙げられる。
また低張緩衝液とは、塩濃度が等張液に比してl/2か
ら1/15の範囲のものが適当である。
ホモジナイズ操作により細胞を90%以上破壊すること
が望ましい。ホモジナイズ操作のほか、超音波処理によ
って細胞を破壊することも可能である。
このようにして得られた細胞破砕液を遠心分離すること
によって核画分が採取される。採取された核画分は上記
低張液中に再び懸濁して核画分の懸濁液を作成する。こ
の際の核画分の濃度は細胞核に換算して2xlO5/m
1以上とするのが望ましい。
この核画分懸濁液を直接支持体、好ましくはプラスチッ
ク支持体と接触させることにより核画分を支持体に吸着
させる。プラスチック支持体としてはポリスチレン、表
面処理をほどこしたポリスチレン、ポリビニール製のも
の等が用いられる。
96穴のウェルを持つポリスチレン製のELISA法の
プレートが市販されており、これをそのまま用いるのが
便利である。しかし、その形状は、試験管状、板状等の
任意の形をとることができる。
核画分懸濁液をプラスチック支持体と接触させるのは室
温で30〜120分間f9置すれば良い。温度と時間は
適当な範囲内で変化させることができる。
ウェルのあるELISAプレートを用いる場合は、核画
分懸濁液を分注し、そのまま必要な時間静置すれば良い
ついでプラスチック支持体と核画分懸濁液を分離し、5
0〜90%アセトン溶液で処理して核画分をプラスチッ
ク支持体に固定する。ウェルのあるELISAプレート
を用いたときは、核画分懸濁液を吸引等の適宜の手段で
除いた後、核画分懸濁液と等量の50〜90%アセトン
溶液を分注する。通常室温に10分以上静置すれば細胞
核はプラスチック支持体に固定され、洗浄によってもは
がれなくなる。ウェルから核画分懸濁液を除いた後、洗
浄を行なうと細胞核が洗い流されるので通常は洗浄しな
い方が望ましい。しかし、支持体に担持する細胞核の数
を調節するために洗浄を行なうことは可能である。アセ
トン溶液としては85%の水溶液を用いるのが望ましい
。90%より濃いアセトン溶液を用いるとプラスチック
支持体がアセトンによって侵されるので好ましくない。
アセトンは水溶液であることが望ましいが、水の一部を
例えばエチルアルコール等の極性溶媒でおきかえる等の
こともできる。処理温度と時間は適当な範囲内で変化さ
せることができる。本発明のアセトン処理は、細胞核を
支持体に固定する効果のほか、細胞核のリン脂質膜を溶
かし、核内部の核抗原に抗核抗体が近づき晶<シており
、このことが測定の精度の向上に大きく寄与している。
これらの処理により、本発明で作成された細胞核担持プ
ラスチックELISAプレートでは、100倍希釈の血
清で充分測定可能な、感度のよい、しかも検体中に共存
する非特異的抗体によるバックグラウンドの少ない抗核
抗体の測定が可能となる。すなわち、このプレートを用
いるときは、特開昭62−32383で行っているよう
に、核抗原(N S)やENAを塗布しなくても、自己
免疫疾患の患者の抗核抗体の有無を精度良くスクリーニ
ングすることができる。しかし、検出を更に容品にする
ためにENA等をこのプレートに更に担持させることも
できる。このためには、本方法によって得られたプレー
トをENAと接触させることによりENAをプレートに
吸着させる。
本発明で作成された細胞核担持プラスチック支持体を用
いる抗核抗体の検出は、抽出核抗原をプラスチック支持
体に担持させたELISA法と同様に行なうことができ
る。
すなわち、本発明によって細胞核を担持させたプラスチ
ックウェルに被検血清を加えて反応させ、未反応血清を
除去洗浄後、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRPO)
等で標識したウサギやヤギ等の抗ヒト免疫グロブリン抗
体あるいはプロティンG等を反応させて、細胞核と結合
した抗核抗体に結合させる。洗浄後HRPOをテトラメ
チルベンデシン(TMB)発色液により発色させる。
本発明によれば簡単な操作で、精度の高い抗核抗体の検
出のためのプラスチックプレートが得られる。このよう
にして得られたプラスチックプレートは低温低湿に保存
すれば1年以上効力の低下がなく保存することができる
以下に実施例および試験例によって本発明を具体的に説
明する。
実施例 (細胞の培養) 真核細胞の核画分調製の材料として、ATCC(Ame
rican Type Cu1ture Co11ec
tion)から、ヒト喉頭上皮細胞癌由来のHEp−2
細胞株(ATCCCCL23)を購入した。購入したH
Ep−2細胞は、速やかに10%F B S −RP 
M I lG40培地にて、培養し、凍結保存する。細
胞核の実際の調製は、この凍結保存細胞を解凍し、約1
週間細胞を成育させ、1×108個の細胞を集める。培
養フラスコから細 ′胞をはがす際に0.02%EDT
A−りん酸緩衝溶液(PBS)  (Na  HPO1
112H20;14.5sr。
B KH2PO4;1.or、 NaC,l? ;40.O
g、 KCN ;1、Ogを蒸留水に溶解し、pHを7
.2に調製し、全量を5リツトルとし、さらに、EDT
A・2Na −2H20を溶解し、オートクレーブ滅菌
をする。)を用いる。
(低張緩衝液による細胞核の抽出および固定)1×10
8個のHEp−2細胞を、トリス緩衝溶液(T B S
)  (0,OIM   Trls−HCj! 、0.
15MN a CD 、 pH7,4)に浮遊させた。
50m1のTBSで2回、洗浄し、5OOXgで5分間
、遠心分離により細胞を沈殿として集めた。この細胞を
、20m1の低張緩衝液(0,01M  Trls−H
Cg、 0.OIMNa CD 、  1 mM  M
gCN 2. pH7,4)に浮遊させ、氷上に15分
間静置した。ダウンスホモジナイザーで細胞を破壊し、
細胞膜が90%以上、好ましくは95%以上破壊されて
いることを顕微鏡下で確認した後、再び、2,0OOX
 f 、 10分で遠心分離した。残渣として得られる
核画分を、上記低張緩衝液に、細胞核に換算した時の濃
度が2X105/mlとなるように懸濁し、プラスチッ
クマイクロプレート(例えば、N unc社より市販さ
れている)の各ウェルに50μqづつ添加した。このプ
ラスチックプレートを室温にて、30分放置した。放置
後、添加液上清を、自動洗浄機等(例えば、ベーリング
社のモデルB E P −n)で充分に吸引除去した。
次に、各ウェルに85%アセトン水溶液を30μQづつ
添加し、室温にて10分間静置した。アセトン溶液を吸
引除去し、乾燥機中でこのプラスチックプレートを乾燥
させた。このようにして作成された、細胞核を担持させ
たプラスチックプレートは、サランラップ等で包んで、
4℃にて半年以上保存が可能であった。
(超音波処理による細胞核の抽出および固定)先に記し
た方法により培養したHEp−2細胞を1×I08個T
BSに浮遊させた。細胞は50m1のTBSで3回洗浄
をし、500X、で5分間遠心分離により細胞を沈殿と
して集めた。この細胞を10m1のTBSに浮遊させた
後、超音波処理により細胞を破壊した。超音波処理の条
件は、市販の超音波発振器(日本精器製作新製)により
、出力2.0、位相1.2で40秒問おこなった。超音
波処理後、2、OOOXgで10分間遠心分離し、細胞
核を含む沈殿を得た。この沈殿を80m1のTBSにて
再懸濁しく2.5X105細胞/ml)、プラスチック
プレートの各ウェルに50μρずつ添加した。これを先
の例と同様に固定した。すなわち、このプラスチックプ
レートを30分間放置し、添加液上清を吸引除去した。
次に、各ウェルに85%アセトン水溶液を50μρづつ
添加し、室温にて10分間静置し、アセトン水溶液を吸
引除去した後、プラスチックプレートを乾燥させた。
試験例 低張緩衝液により抽出した細胞核を担持させたプラスチ
ックプレートに、正常人(37例)又は、自己免疫性疾
患患者(71例)より得られたヒト血清を、それぞれ1
00倍に希釈した検体を、各ウェル当り、40μσづつ
加えた。この時、ヒト血清の希釈は、カゼインを0.0
1M  Tris−HC,Q 10.15MNaCj)
緩衝液(pH7,4,防腐剤0.1% N a N 3
を含む)に飽和するまで溶かして調整した希釈液を用い
た。検体の希釈血清の添加後、室温にてプレートを約1
時間放置した。放置後、各ウェルから未反応上清を吸引
除去し、洗浄液(1,3mg/m1Na  HPO3J
mg/m1KHPO10024°       2 4
゜ ag/m1Nacl)及び、20mg/mlモノラウリ
ン酸ポリオキシエチレンソルビタンを含む濃縮洗浄液を
用事20倍に希釈して使用)にて3回ウェルを洗う。
次に、各ウェルにHRPO標識プ標識プロティン口ティ
ンGは免疫グロブリンと特異的に反応する蛋白であり、
コスモ・バイオ■より市販されている。)をカゼイン溶
液(希釈液に同じ、ただし、防腐剤は0.2%フェノー
ル)に5111g/mlの濃度で溶かした標識溶液を4
0μgづつ加え、さらに室温にて約1時間放置する。再
放置後、各ウェルから未反応標識溶液を吸引除去し、再
び、洗浄液にて各ウェルを洗う。次に、各ウェルに50
μgのテトラメチルベンデシン(TMB)発色液(5m
g/mlテトラメチルベンデシン、  0.2mg/m
lフェノキシメチルペニシリンカリウム、3.2μm2
/ml塩酸を含むクロモゲン水溶液と0.27+++g
/ml尿素・過酸化水素。
H,1mg/ml水酸化ナトリウム、 1.64μ+!
/ml酢酸を含む基質液を用事1対lOで混合し使用)
を加え、室温にて30分間放置後、各ウェルに50μQ
の0.5N硫酸を加えて反応を停止させ、450n11
にて吸光度を測定した。
結果を図に示す。図において1個のOまたは・印は1つ
の検体を表わす。O印は対照とし 2て行った可溶化抗
原(ENA)を用いた従来のELISA法の場合、・印
は本発明の測定用器具を用いた場合の各検体の吸光度を
示す。またIは現在標準法とされるHEp−2細胞を固
定したスライドガラスを用いた蛍光抗体法で陽性の自己
免疫患者血清をΔ−1定した場合、■は正常人血清を測
定した場合、■は蛍光抗体法で陰性の自己免疫患者血清
を測定した場合を示す。■で吸光度の低いところにO印
がかたまっているのは、従来法の測定器具の感度が悪い
ことを示している。
本発明による核画分を担持させたプレートによるEL 
I SA法による陽性、陰性の判定と、蛍光抗体法によ
る判定の間には85〜95%の相関率が認められたのに
対して、従来のENAを用いた従来のELISA法と蛍
光抗体法による判定の間には80〜70%の相関率が認
められたにすぎなかった。
また、本発明のEL I SAによるn1定値と蛍光抗
体法の蛍光染色強度の間にも高い相関性が認められた。
【図面の簡単な説明】
図は本発明および従来の測定用器具を用いて検体血清中
の抗咳抗体を測定した結果を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)細胞核の懸濁液を支持体と接触させて細胞核を支持
    体に吸着させ、支持体を前記懸濁液から分離した後、そ
    の表面を50〜90%アセトン溶液で処理して細胞核を
    支持体に固定することを特徴とする抗核抗体測定用器具
    の製法。 2)細胞核の懸濁液をプラスチック支持体のウェルに添
    加し、室温にて30〜120分間静置して細胞核をプラ
    スチック支持体上に吸着させ、未吸着上清をウェルから
    除去後、50〜90%アセトン溶液を、ウェルに添加し
    、室温にて10分間以上静置して、細胞核をプラスチッ
    ク支持体上に固定させることを特徴とする請求項1の製
    法。 3)等張液にて洗浄した細胞を、塩濃度が等張液に比し
    て1/2から1/15の範囲に調製された、低張液中に
    浮遊させ、 ホモジナイザーにて細胞を90%以上破砕し、細胞破砕
    液を遠心分離して得られる核画分を、上記低張液中に再
    び懸濁し、 核画分懸濁液をプラスチック支持体のウェルに添加し、
    室温にて30〜120分間静置して核画分をプラスチッ
    ク支持体上に吸着させ、 未吸着上清をウェルから除去し、 50〜90%アセトン溶液を、ウェルに添加し、室温に
    て10分間以上静置して、核画分をプラスチック支持体
    上に固定させ、 アセトン溶液をウェルから除去し、 空気中でウェルを乾燥させる、 ことを特徴とする請求項2の製法。 4)請求項1〜3のいずれかによって製造された抗核抗
    体測定用器具。
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