JPH01315523A - コンクリートパイルの埋設方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、コンクリートパイルを埋設する方法およびそ
の装置に関する。

（従来の技術） 基礎杭であるコンクリートパイルを埋設する場合、従来
は第４図に示すように、中空コンクリートバイルｌ内に
スクリューオーガ２を挿入したものを、補助クレーン（
図示せず）による杭打機のり−ダ３へ吊込み、コンクリ
ートパイル１をリーダ３に装着したチャック装置５に把
持させ、かつリーダ３に装着した駆動装置４の回転軸に
クガ２を連結し、スクリューオーガ２を駆動装置４によ
り回転させながらコンクリートパイルｌをスクリューオ
ーガ２と共に押込み、１本のコンクリートパイルｌを埋
設したら新たなコンクリートパイルｌを補助クレーンに
より吊込み、コンクリートパイルｌの端部間の溶接、ス
クリューオーガ２のピンによる連結を行ない、続いて前
記同様に掘削、埋設を行なうという作業を硬質地盤まで
順次繰返していた。なお、先端のスクリューオーガ２の
下端には、掘削方向にスクリューオーガ２を回転させる
ことにより掘削径か拡大される拡大翼６が取付けられ、
コンクリートパイル１を硬質地盤まで掘削した後は、ス
クリューオーガｌを逆転させて拡大ｗｔ６を縮小させて
１本ずつ抜きとる。

（発明が解決しようとする課題） このような従来工法を実施する場合、コンクリートパイ
ル１が数十トンにも及ぶ重量物である関係上、杭打機も
ｗ＆型重量数十トンにも及ぶ大型の杭打機を用いなけれ
ばならないという問題点があった。

また、コンクリートパイルｌをスクリューオーガ２によ
る掘削と同時に埋設しているのて、補助クレーンと杭打
機とが常時コンクリートバイルｌの埋設作業に拘束され
、コンクリートパイル１の埋設作業を行なっている間は
クレーンのオペレータおよびコンクリートパイル１の溶
接作業者は休み、コンクリートパイルｌの溶接を行なっ
ている間はクレーンのオペレータと杭打機のオペレータ
は休んでいるので、延遊び時間が長く、工期が長くなる
という問題点かあった。

本発明は、Ｅ記問題点に鑑み、比較的小型の機械により
コンクリートパイルの埋設が行なえる方法および装置を
提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明のコンクリートパイルの埋設方法は、上述の目的
を達成するため、オーガにより縦穴を掘削し、オーガを
引き抜いた後、前記縦穴の周辺に、地面に設置する基枠
と、該基枠上に設置した上下可動枠と、前記基枠と前記
上下可動枠との間に介装した複数本の油圧シリンダと、
前記基枠と上下可動枠にそれぞれ設けた第１、第２のチ
ャック装置とからなるコンクリートパイル埋設装置を設
置し、コンクリートパイルを前記第１、第２のチャック
装置内に吊込み、第２のチャック装置によりコンクリー
トパイルを把持して前記油圧シリンダを収縮させること
により、コンクリートパイルを前記油圧シリンダのスト
ローク長だけ入れ。

第１のチャック装置によりコンクリートパイルを把持し
、前記第２のチャック装置による把持を解き、前記油圧
シリンダを伸長させ、再び第２のチャック装置によりコ
ンクリートパイルを把持し、前記第１のチャック装置に
よる把持を解き、前記油圧シリンダを収縮させることに
より、コンクリートパイルを前記油圧シリンダのストロ
ーク長だけ入れるという動作を繰返してコンクリートパ
イルを縦穴内に埋設することを特徴とする。

また、ｍ削される縦穴の深さがコンクリートパイルの長
さより深い場合、前述の工程によりコンクリートパイル
の上部を残して第１、第２のチャック装置の少なくとも
一方により把持した状態で埋設した後、新たなコンクリ
ートパイルを前記コンクリートパイル上に溶接し、その
後、前述した第１、第２のチャック装置によるコンクリ
ートパイルの交互把持と前記油圧シリンダの伸縮による
コンクリートパイルの縦穴内への挿入を繰返しすことに
より、複数本のコンクリートパイルを縦穴内に埋設する
ことを特徴とする。

また、最終工程において、コンクリートパイルを落下さ
るいは圧入させることにより、モンケンによるコンクリ
ートパイルの打込み作業が不要となる。

また、本発明によるコンクリートパイルの埋設装置は、
地面に設置する基枠と、該基枠上に立設した複数本のガ
イドポストと、該ガイドポストに沿って上下動自在に取
付けた上下可動枠と、前記基枠と前記上下可動枠との間
に介装した複数本の油圧シリンダと、前記基枠と上下Ｏ
ｆ動枠にそれぞれ設けた第１．第２のチャック装置とか
らなることを特徴とする。

（実施例） 以下本発明によるコンクリートパイルの埋設方法および
装置の一実施例を第１図ないし第３図により説明する。

まず、第１図（Ａ）に示すように、スクリューオーガ７
により、埋設するコンクリートパイルｌよりやや大きな
径を有する縦穴を掘削する。この縦穴の掘削は、単位長
のスクリューオーガ７より長い縦穴の掘削を行なう場合
は、スクリューオーガ７を継足しながら行なう。

また、このスクリューオーガ７による掘削は。

ケーシングをスクリューオーガ７に外嵌して行なう場合
もある。

第１図（Ｂ）に示すように、このような縦穴８の掘削を
硬質地盤９まで行なった後、スクリューオーガｌを引抜
き、次に縦穴８の開口部周辺に、コンクリートパイル埋
設装置ｌＯを設置してパイルｌの埋設を行なう。

第２図および第３図は該コンクリートパイル埋設装置１
０の構造を説明する図である。第２図および第３図にお
いて、１１は地面に設置する基枠、１２は該基枠上に複
数本（図示例は４本）立設されたガイドポスト、２１は
ガイドポスト１２の頂部間を結合した矩形の補強枠、１
３は該ガイドポスト１２に沿って上下動自在に取付けた
１下可動枠であり、各ガイドポスト１２に摺動自在に嵌
合された筒体１３ａと、各筒体１３ａに両端を溶接して
設けられたビーム１３ｂとからなる。１４は前記基枠１
１と前記上下可動枠１３との間に介装された可動枠１３
上下動用の複数本の油圧シリンダである。１５は前記基
枠１１に設けられたコンクリートバイル把持用第１のチ
ャック装置、１６は上下可動枠１３に設けられた第２の
チャック装置である。

これらのチャック装置１５．１６は基本的に同様の構造
を有するもので、基枠１１、可動枠１３にそれぞれ固定
された円形開口部を有する枠１７に、一端をビン１８に
より枠１７に枢着した一対の締付はバンド１９．１９を
有し、これらの締付はハンド１９．１９の先端間に油圧
シリンダ２０を介装してなる。

このようなコンクリートパイル埋設装置１０を縦穴８の
開口部周辺に設置した後、例えば図示ように補助クレー
ン２２あるいは杭打機のウィンチ（図示せず）によりコ
ンクリートパイルｌを前記第１、第２のチャック装置１
５．１６内に吊込み、第２のチャック装置１６の油圧シ
リンダ２０を収縮させてコンクリートパイルｌを把持し
、補助クレーン２２の吊りロープ２３に接続されていた
接続装置２４をコンクリートパイルｌから外し、前記油
圧シリンダ１４を収縮させることにより、ＯＴ動栓枠１
３共にコンクリートパイルｌを前記油圧シリンダ１４の
ストローク長だけ入れ、次に前記第１のチャック装置１
５の油圧シリンダ２０を収縮させてコンクリートパイル
１を把持し、第２のチャック装Ｎ１６の油圧シリンダ２
０を伸長させて第２のチャック装Ｎ１６によるチャック
を解き、前記油圧シリンダ１４を伸長させ、再び第２の
チャック装７１６によりコンクリートパイルを把持し、
第１の油圧シリンダ１５によるチャックを解き、前記油
圧シリンダ１４を収縮させることにより、第１図（Ｃ）
に示すように、コンクリートパイル１を前記油圧シリン
ダ１４のストローク長だけ入れるという動作を繰返して
コンクリートパイルを縦穴内に埋設する。

この場合、縦穴８の硬質地盤９までの深さかコンクリー
トパイルｌの１本の長さ以下に相当するものてあれば、
１本のコンクリートパイルｌの埋設で埋設作業を終了す
ることができるが、縦穴８の深さかコンクリートパイル
ｌの複数本の深さに相当する場合には、第１図（Ｄ）に
示すように、コンクリートパイルｌを第１のチャック装
置１５により把持しておき、さらに新たなコンクリート
パイルＩＡを前記補助クレーン２２等により吊込み、第
２のチャック装置１６により新たなコンクリートパイル
ＩＡを把持しておき、両コンクリートパイル１、ｌＡの
突合わせ端面どうじを溶接する。なお、補助クレーン２
２により新たなコンクリートパイルＩＡを支持しておき
、第１および第２のチャック装置１５．１６の少なくと
もいずれかによりコンクリートパイルｌを把持しておい
て溶接を行なっても良い。

その後、前記チャック装置１５．１６によるコンクリー
トパイル１．ＩＡの把持、油圧シリンダ１４の伸縮によ
り、コンクリートパイル１．ＩＡを油圧シリンダ１４の
ストローク長ずつ縦穴８内に挿入する。このような作業
の繰返しにより、必要本数のコンクリートパイルｌを硬
質地盤９まで埋設する。埋設後は、コンクリートパイル
ｌ内あるいはコンクリートパイルｌと縦穴８の間よりコ
ンクリートミルクを注入する。

また、最終工程において、コンクリートパイルを落下さ
るいは圧入させることにより、モンケンによるコンクリ
ートパイルの打込み作業か不要となる。

また、最終工程において、縦穴８の底部に対してコンク
リートパイルｌの底面が適宜間隔を有する状態から、前
記第１のチャック装置１５あるいは第２のチャック装置
１６によるコンクリートパイルの把持を解いて落下させ
ることにより、コンクリートパイルを縦穴底部に打込め
ば、騒音発生を伴なうモンケンによるコンクリートパイ
ルの打込み作業か不要となる。なお、縦穴８の深さは、
スクリューオーガ７のトータルの長さから既知であり、
また、縦穴８内に埋没しているコンクリートパイルｌの
トータルの長さも既知であるから、両者の差から縦穴８
の底部とこれに対向しているコンクリートパイル底面と
の高低差を知ることができる。この落下の高低差は、コ
ンクリートパイルの重量等により適宜選択される。

また、最終工程において、コンクリートパイル（複数本
のコンクリートパイルを結合している場合は最上部のコ
ンクリートパイル）を第２のチャック装置１６により把
持するか、あるいは適宜の押さえ具を把持してコンクリ
ートパイルの頭部をその押さえ具に押し当て、前記油圧
シリンダ１４を収縮させることにより、コンクリートパ
イルｌを圧入することもできる。この場合、埋設装置ｉ
０の基枠１１にウェイトを載置する等の手段により、埋
設装置ｌＯの圧入力を大とすることかできる。

（発明の効果） 請求項１または２のコンクリートパイル埋設方法によれ
ば、コンクリートパイルの埋設を、スクリューオーガに
よる掘削された縦穴に対し、枠体にチャック装置および
可動枠上下動用油圧シリンダを取付けた埋設装置を用い
て行なうので１重量のあるコンクリートパイルを支持す
る大型の杭打機は不要となり、また、スクリューオーガ
自身は大型のものといえども数トン程度のものであり、
スクリューオーガを支持する掘削機（あるいは杭打ｍ）
もそれほど大型のものを必要とせず、コンクリートパイ
ル埋設装置もコンクリートパイルを中心部°Ｃ支持し、
かつ油圧シリンダの伸縮を繰返してコンクリートパイル
を埋設するので、コンクリートパイル埋設装置も小型に
構成できるので、比較的小規模の機械を用いて長大なコ
ンクリートパイルを経済的に施工することができる。

また、掘削機や杭打機により縦穴を掘削後、別装置であ
るコンクリートパイル埋設装置により縦穴の埋設作業を
行なうので、予め、縦穴掘削とコンクリートパイル埋設
を別々に進行させることかでき、作業者やオペレータの
遊び時間が少なくなり、工期の短縮に寄与する。

請求項３または４の方法によれば、騒音発生源となるモ
ンケンによる打込みか不要になるという効果がある。

請求項５によれば、簡単な構成のコンクリートパイル埋
設装置か提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）〜（Ｄ）は本発明のコンクリートパイル埋
設方法の一実施例の工程を示す図、第２図は本発明のコ
ンクリートパイル埋設装置の一実施例を示す側面図、第
３図はその平面図、第４図は従来のコンクリートパイル
埋設方法を示す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、オーガにより縦穴を掘削し、オーガを引き抜いた後
   、前記縦穴の周辺に、地面に設置する基枠と、該基枠上
   に設置した上下可動枠と、前記基枠と前記上下可動枠と
   の間に介装した複数本の油圧シリンダと、前記基枠と上
   下可動枠にそれぞれ設けた第１、第２のチャック装置と
   からなるコンクリートパイル埋設装置を設置し、コンク
   リートパイルを前記第１、第２のチャック装置内に吊込
   み、第２のチャック装置によりコンクリートパイルを把
   持して前記油圧シリンダを収縮させることにより、コン
   クリートパイルを前記油圧シリンダのストローク長だけ
   入れ、第１のチャック装置によりコンクリートパイルを
   把持し、前記第２のチャック装置による把持を解き、前
   記油圧シリンダを伸長させ、再び第２のチャック装置に
   よりコンクリートパイルを把持し、前記第１のチャック
   装置による把持を解き、前記油圧シリンダを収縮させる
   ことにより、コンクリートパイルを前記油圧シリンダの
   ストローク長だけ入れるという動作を繰返してコンクリ
   ートパイルを縦穴内に埋設することを特徴とするコンク
   リートパイルの埋設方法。 ２、掘削される縦穴の深さがコンクリートパイルの長さ
   より深い場合、請求項１によりコンクリートパイルの上
   部を残して第１、第２のチャック装置の少なくとも一方
   により把持した状態で埋設した後、新たなコンクリート
   パイルを前記コンクリートパイル上に溶接し、その後、
   請求項１に記載した第１、第２のチャック装置によるコ
   ンクリートパイルの交互把持と前記油圧シリンダの伸縮
   によるコンクリートパイルの縦穴内への挿入を繰返しす
   ことにより、複数本のコンクリートパイルを縦穴内に埋
   設することを特徴とするコンクリートパイルの埋設方法
   。 ３、縦穴底部に対してコンクリートパイル底面が適宜間
   隔を有する状態から、前記第１あるいは第２のチャック
   装置によるコンクリートパイルの把持を解いて落下させ
   ることにより、コンクリートパイルを縦穴底部に打込む
   ことを特徴とする請求項１または２記載のコンクリート
   パイルの埋設方法。 ４、縦穴底部に対してコンクリートパイル底面を着地し
   た状態から、前記油圧シリンダを収縮させることにより
   、コンクリートパイルを圧入することを特徴とする請求
   項１または２記載のコンクリートパイルの埋設方法。 ５、地面に設置する基枠と、該基枠上に立設した複数本
   のガイドポストと、該ガイドポストに沿って上下動自在
   に取付けた上下可動枠と、前記基枠と前記上下可動枠と
   の間に介装した複数本の油圧シリンダと、前記基枠と上
   下可動枠にそれぞれ設けた第１、第２のチャック装置と
   からなることを特徴とするコンクリートパイルの埋設装
   置。