JPH01315124A - 薄膜コンデンサ - Google Patents

薄膜コンデンサ

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Publication number
JPH01315124A
JPH01315124A JP14744688A JP14744688A JPH01315124A JP H01315124 A JPH01315124 A JP H01315124A JP 14744688 A JP14744688 A JP 14744688A JP 14744688 A JP14744688 A JP 14744688A JP H01315124 A JPH01315124 A JP H01315124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
dielectric
electrode
amorphous
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP14744688A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Takada
祐助 高田
Zenichi Yoshida
善一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH01315124A publication Critical patent/JPH01315124A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、MIM型キャパシタ、特に小型、高性能で、
大きな静電容量をもつ薄膜コンデンサに関するものであ
る。
従来の技術 近年、表面実装技術の発達に伴い、電子部品が小型化さ
れ、さらには チップ化されている。そのため、コンデ
ンサの分野においても、■小型で大容量化、0回路の高
周波数化への対応(高性能化)、■耐環境性の強化(高
信頼性)などのニーズが高まっている。
従来の比較的小型のコンデンサとしては、セラミックコ
ンデンサがあり、近年になってフィルムコンデンサが実
用化されつつある。
これらコンデンサは相反した特徴をもっている。
すなわち、セラミックコンデンサは、比較的小型で大容
量のものが得られるという利点をもっているものの、そ
の電気特性が悪い。また、フィルムコンデンサは、電気
特性が優れてはいるが、小型大容量化が困難である。
一方、薄膜コンデンサは、セラミックコンデンサと同等
以上に小型で、フィルムコンデンサ、タンタル電解コン
デンサと同様に電気特性が優れているものである。その
誘電体としては、5in2ややTa205などの誘電体
が使用されている。ところが、比誘電率がSiOで4.
5.またT a 205で25と低いために、その大容
量化にはまだ改善すべき余地が残されていた。
大容量化の方法としては、誘電体にBaTiO3など強
誘電体を使用する方法や、SrTiO3とそれと同じ結
晶構造をもつ下部電極との組み合わせを利用する方法(
特開昭60−94716号公報)が提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、強誘電体を使用する方法については、(
1)薄膜形成過程で酸素を十分に供給しないと、それが
半導体化しやすい、(2)膜厚が約1u+a以下では、
比誘電率が大きくならない、(3)比誘電率の温度依存
性や電界依存性が大きいなどの課題を有していた。また
、SrTiO3とそれと同じ結晶構造をもつ下部電極と
の組み合わせを利用する方法については、S r T 
r 03が常誘電体であるため強誘電体薄膜のように膜
厚を厚くする必要がないが、あまり薄(すると、リーク
電流が多(なってしまう。また、比誘電率をバルクと同
程度の値とするには、結晶性の薄膜にしなければならず
、その場合には、リーク電流の増大に加えて絶縁破壊電
圧の低下が生じてしまう。さらに、下部電極に導電性酸
化物を使用することは、材料コストが高くなるばかりで
せなく、下部電極がもつ抵抗成分により周波数特性が低
下させてしまう。
本発明は、このような課題を解決した薄膜コンデンサを
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の薄膜コンデンサは、電極が形成されている基板
上に、結晶性薄膜と非晶質薄膜とを少なくとも一層づつ
積層して誘電体薄膜を構成し、さらにこの誘電体薄膜上
に電極を形成したものである。
作  用 このように、誘電体膜を結晶性膜と非晶質膜との積層構
造としているので、結晶性薄膜で高い比誘電率が得られ
、非晶質薄膜でリーク電流を抑制し、さらに絶縁破壊電
圧が高められる。
実施例 本発明の第1の実施例の薄膜コンデンサについて説明す
る。
第1図は本実施例の断面図である。
図において、1は絶縁物からなる支持基板で、厚さ0.
7閣のガラス基板を使用した。2は薄膜状の電極で、ア
ルミニウムからなり、支持基板1の一方の主面上に形成
されている。3は多結晶誘電体薄膜で、SrTiO3か
らなり、電極2の主要部分上と支持基板lの一部分上に
わたって形成されている。5は非晶質誘電体薄膜で、P
bTiO3からなり、多結晶誘電体薄膜4上および支持
基板1の一部分上にわたって形成されている。5は電極
で、アルミニウムからなり、非晶質誘電体薄膜5上およ
び支持基板1の一部分上にわたって形成されている。
上記電極2,5、多結晶誘電体薄膜4および非晶質誘電
体薄膜5は、通常店〈実施されているスパッタリング法
などの薄膜形成法で順次積層されて所定のパターンに形
成されている。
この薄膜コンデンサの比誘電率は115、複合誘電体膜
厚は0.5シm、絶縁破壊電圧は約105Vであり、誘
電体が単層構造の薄膜コンデンサに比べて絶縁破壊電圧
が約30V高かった。電気特性については、SrTiO
3が常誘電体であり、比誘電率の温度依存性と周波数分
数が小さいことから、フィルムコンデンサや温度補償用
セラミックコンデンサと同等レベルであった。
次に、本発明の第2の実施例の薄膜コンデンサについて
、第2図を参照しながら説明する。
この実施例は、第1図に示した実施例を積層した構造の
コンデンサであり、それと対応する構成要素には同じ符
号を付している。
なお、図において、6,7は外部電極で、素子両端面部
分上にメタリコンを施して形成され、複数の電極2,5
のそれぞれと接続されている。8は保護膜で、最上層の
電極2上に両性部電極6゜7にわたるようS r 02
をスパッタリング法で被着することによって形成されて
いる。
電極2、結晶誘電体薄膜3、非晶質誘電体薄膜4および
電極5は、この順序でスパッタリング法によりパターン
形成する。この実施例では、上記一連の過程を10回繰
り返して10層積層して薄膜コンデンサを得た。
なお、SrTiO3からなる多結晶誘電体薄膜3を形成
するときの基板温度は、PbTiO3非晶質誘電体薄膜
4の結晶化温度(490℃)よりも低く設定しなければ
ならない。また、多層構造にすると誘電体薄膜3,4の
エツジ部分で絶縁破壊が起こりやす(なるので、電極を
形成するときに平坦化技術を用いるとよい。電極2.5
をスパッタリング法で形成する場合、支持基板1にバイ
アス電圧をかけることにより、比較的簡単にこの問題は
解決できる。
このようにして得られた積層型の薄膜コンデンサにおい
て、その比誘電率は102、複合誘電体膜厚は0.5u
m、絶縁破壊電圧は約95Vであった。
また、電気特性については、第一の実施例で述べた薄膜
コンデンサの電気特性と同様に、良好であった。
上述の実施例から明らかなように、誘電体層の比誘電率
は、結晶性膜と非晶質膜との複合誘電率となり、比誘電
率の低い非晶質薄膜の影響が大きくなる。非晶質薄膜の
中でも、PbTiO3やB a T iOT iO2、
T a 205などの非晶質の薄膜は、S iO2,A
 I 203.Y2O3などのそれに比べて比較的大き
い比誘電率を示し、また同じ組成を持つ結晶性薄膜に比
べて、リーク電流、絶縁破壊電圧ともに優れている。し
たがって膜厚、誘電率を考慮して素子設計をすれば、大
容量のコンデンサを得ることは容易なことである。そし
て、誘電体膜を二層にすることで、簡単にピンホールを
少なくすることができるため、下部電極には結晶構造に
制限されることなく、低コストの電極材料を使用するこ
とができる。
発明の効果 以上のように、本発明のコンデンサによれば、電極を備
えた基板上に、結晶性誘電体薄膜および非晶質誘電体薄
膜を少なくとも一層づつ積層した誘電体薄膜と、それら
の誘電体膜上に設けた電極で構成することにより、小型
大容量で、特性的にも良好なものである。そして、製造
も容易な構造であるので、低コストで生産することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の薄膜コンデンサの断面
図、第2図は同じく第2の実施例の積層型薄膜コンデン
サの断面図である。 1・・・・・・支持基板、2,5・・・・・・電極、3
・・・・・・多結晶誘電体薄膜、4・・・・・・非晶質
誘電体薄膜。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 ほか1名/−−−支
持基板 Z、、S−! & 3−多名品誘覧伴薄裏 第 2 図 δ l   ど   J  4  .5

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電極が形成された基板と、前記基板上に結晶性薄
    膜と非晶質薄膜とが少なくとも一層づつ積層されて形成
    されている誘電体薄膜と、前記誘電体薄膜上に形成され
    ている電極とを有することを特徴とする薄膜コンデンサ
  2. (2)誘電体薄膜の結晶性薄膜がSrTiO_3薄膜で
    あることを特徴とする請求項1記載の薄膜コンデンサ。
  3. (3)誘電体薄膜を構成する結晶性薄膜と非晶質薄膜と
    が同じ元素で構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の薄膜コンデンサ。
  4. (4)誘電体薄膜を構成する結晶性薄膜と非晶薄膜とが
    少なくとも一種類以上異なる元素から構成されることを
    特徴とする請求項1記載の薄膜コンデンサ。
  5. (5)電極が形成された基板と、前記基板上に結晶性薄
    膜と非晶質膜とが少なくとも一層づつ積層されて形成さ
    れている誘電体薄膜と、前記誘電体薄膜上に形成されて
    いる電極とを構成単位とし、前記構成単位が複数積層さ
    れていることを特徴とする薄膜コンデンサ。
JP14744688A 1988-06-15 1988-06-15 薄膜コンデンサ Pending JPH01315124A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100265846B1 (ko) * 1997-06-30 2000-10-02 김영환 반도체소자의강유전체캐패시터제조방법
JP2015025196A (ja) * 2013-06-20 2015-02-05 Tdk株式会社 アモルファス誘電体膜および電子部品
CN113493346A (zh) * 2021-06-17 2021-10-12 哈尔滨理工大学 一种高击穿场强的储能薄膜及其制备方法

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