JPH0131463Y2 - - Google Patents

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JPH0131463Y2
JPH0131463Y2 JP1983173197U JP17319783U JPH0131463Y2 JP H0131463 Y2 JPH0131463 Y2 JP H0131463Y2 JP 1983173197 U JP1983173197 U JP 1983173197U JP 17319783 U JP17319783 U JP 17319783U JP H0131463 Y2 JPH0131463 Y2 JP H0131463Y2
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JP
Japan
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slide core
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core
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inclined slide
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JP1983173197U
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JPS6080908U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は合成樹脂等の射出成形金型に関する。
(ロ) 従来技術 射出成形品の側面にアンダーカツト部を形成す
る時、スライドコアを用いるが、そのアンダーカ
ツト部が、例えばあり溝のような入口のすぼまつ
た形状になつている時には、通常のスライドコア
に傾斜スライドコアを組込んだ複式スライドコア
が用いられる。このような複式スライドコアは特
公昭55−41173号公報に見受けられるが、ここで
は第1図乃至第5図に基き過去使用された一態様
を説明する。図において、1はキヤビテイ形状の
固定型、2はコア形状の移動型、3は成形品であ
る。第2図に見られるように、移動型2のコア部
4の周囲には計4個のスライドコア(図ではその
内の3個5,6,7のみを示す)が配置され、成
形品3の周囲4面を形成する。各スライドコア
は、固定型1から斜めに突出したフインガーピン
8により、型開き、型閉め時に移動型2の移動方
向と直角に移動する。スライドコア5は成形品3
の稜線部に第1のアンダーカツト部9を形成す
る。またこのスライドコア5には前後一対の傾斜
スライドコア10,11が装着される。傾斜スラ
イドコア10,11は各々先端が一点に集束する
ような角度に配置されており、スライドコア5の
突部12と一緒になつて、あり溝の形状の第2の
アンダーカツト部13を成形品3の側面に形成す
るものである。傾斜スライドコア10,11の基
端はスライドコア5を貫通する連結板14に連結
される。連結板14と傾斜スライドコア10,1
1とは第2図に見られるようにT字形の溝で連結
しており、移動型2の移動方向においてのみ相対
移動が可能である。連結板14を貫通させたスラ
イドコア5の透孔15は、このスライドコアのス
ライド方向(移動型2の移動方向と直角)におい
てゆとりを有し、連結板14はこのゆとりの分だ
け変位可能になつている。16は連結板14及び
傾斜スライドコア10,11をコア部4の方向へ
押出す圧縮コイルばね、17は型閉め時に連結板
14をばね16に抗して(相対的に)に押戻す固
定型1の当り壁である。この装置の作用は次のよ
うになる。第1図及び第2図の型閉め状態におい
て原料樹脂の射出を行つた後、第3図のように型
を開いて行くと、フインガーピン8によりスライ
ドコア5が成形品3から離れる方向にスライドし
て行くのに対し、連結板14はばね16で押され
つつ透孔15の中を移動して、傾斜スライドコア
10,11をスライドコア5から突出させる。こ
れにより傾斜スライドコア10,11の先端同士
が接近し、アンダーカツト部13の入口に干渉す
ることなく抜き出せるようになる。連結板14の
スライドコア5に対する相対移動はここまでで終
了し、以後傾斜スライドコア10,11は第4図
に示すようにスライドコア5と共に移動し、アン
ダーカツト部13から抜け出すものである。装置
は次に成形品3を突出し、型閉め行程に入る訳で
あるが、この時連結板14は、第5図に見られる
ように、当り壁17に当たつた後、ばね16の力
で当り壁17を強くこすりつけつつ前進して行く
ことになる。そのため両者の接触部分の摩耗が激
しく、短期間で寸法調整を行わねばならなかつ
た。
(ハ) 考案の目的 本考案は、傾斜スライドコアを組合せて複式に
したスライドコアを備えた射出成形金型におい
て、傾斜スライドコアのスライド機構を摩耗の少
ないものとすることを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案では、型開き時にスライドコアから傾斜
スライドコアを突出させるのを固定型に設けた第
1のガイドにより行う。また型閉め時に傾斜スラ
イドコアをスライドコアの中へ引つ込めるのは移
動型に設けた第2のガイドにより行う。
(ホ) 実施例 第6図以下の図に基き一実施例を説明する。な
お従来構造と本質的に変化のない構成要素には前
と同じ符号を付し、説明は略す。さて、スライド
コア5に装着された傾斜スライドコア20,21
は第7図に見られる如く対称的に張り出した腕2
2,23を基端に有し、各腕の先端を、スライド
コア5の透孔24の外側に突出させている。第8
図に見られるように、腕23の突出度は腕22の
それより大きい。固定型1及び移動型2からは第
1及び第2のガイド25,26が突出する。ガイ
ド25はコア部4に遠い側から、ガイド26はコ
ア部4の側から、腕22,23に接触する。ガイ
ド25,26の腕22,23に対する接触面は移
動型2の移動方向に平行している。ガイド25に
は腕22に対する接触面27と腕23に対する接
触面28との二通りの接触面が設けられている。
接触面27と腕22との接触、及び接触面28と
腕23との接触は、型開き時及び型閉め時におい
てそれぞれ同時に終わり、同時に始まる。接触面
27,28の端部は腕22,23を誘導する斜面
29,30となつている。
次に作用を説明する。第6図乃至第8図の型閉
め状態において、傾斜スライドピン20,21は
ガイド25,26にスライドを規制された形で保
持されている。この状態で原料樹脂を射出し、第
9図のように型を開いて行くと、スライドコア5
の移動にもかかわらず傾斜スライドコア20,2
1はガイド25によつて押しとどめられているた
め傾斜スライドコア20,21は次第にスライド
コア5から突出して先端間隔を狭めて行く。傾斜
スライドコア20,21がアンダーカツト部13
の入口に干渉しなくなつたところで腕22,23
が接触面27,28から離れ、傾斜スライドコア
20,21は第10図に見られるようにスライド
コア5と共に移動してアンダーカツト部13から
抜け出す。成形品3を突落した後、第11図のよ
うに型閉め行程に入ると、スライドコア5の移動
により腕22,23はガイド26に当たり、スラ
イドコア5がなおも移動を続けることにより、傾
斜スライドコア20,21は第6図の状態へと相
対的に押戻される。この時の腕22,23の当た
り方であるが、移動型2と傾斜スライドコア2
0,21が共に型閉め方向へ移動しつつ傾斜スラ
イドコア20,21が横に変位して当たるのであ
るから、従来構造において存在した、圧力下での
すべりによる摩耗は生じない。
(ヘ) 考案の効果 本考案では、傾斜スライドコアの出し入れにば
ねを利用していないので、ばねの圧力下で部材が
スリツプするという事態が生じない。従つて摩耗
の度合が少なく、金型の使用可能期間が延長され
る。また固定型、移動型双方のガイドにより傾斜
スライドガイドを確実に移動させるため、スライ
ド不良を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は従来構造を示し、第1図は
型閉め時の部分断面図、第2図は第1図における
−断面図、第3図から第5図は型開きから型
閉めに到る一連の動作を示す部分断面図である。
第6図以下に本考案の一実施例を示し、第6図は
型閉め時の部分断面図、第7図は第6図における
−断面図、第8図は第6図及び第7図に直角
の方向から見た部分断面図、第9図から第11図
までは型開きから型閉めに到る一連の動作を示す
部分断面図である。 1……固定型、2……移動型、3……成形品、
5……スライドコア、8……フインガーピン、1
3……アンダーカツト部、20,21……傾斜ス
ライドコア、25……第1のガイド、26……第
2のガイド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定型及び移動型と、 成形品の側面を成形すべく前記移動型に装着さ
    れたスライドコアと、 前記スライドコアに装着され、入口の狭まつた
    アンダーカツト部を前記成形品側面に形成する傾
    斜スライドコアと、 前記固定型に設けられ、型開き時の一定期間前
    記傾斜スライドコアを支えることにより、固定型
    から突出したフインガーピンにて移動せしめられ
    るスライドコアと傾斜スライドコアとの間に相対
    移動を生ぜしめ、前記アンダーカツト部の入口と
    干渉を生じなくなつてから該傾斜スライドコアを
    釈放してスライドコアと共に移動させる第1のガ
    イドと、 移動型に設けられ、型閉め時に傾斜スライドコ
    アをスライドコアにおけるアンダーカツト成形位
    置へと押戻す第2のガイドとを備えた射出成形金
    型。
JP17319783U 1983-11-08 1983-11-08 射出成形金型 Granted JPS6080908U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17319783U JPS6080908U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17319783U JPS6080908U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 射出成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6080908U JPS6080908U (ja) 1985-06-05
JPH0131463Y2 true JPH0131463Y2 (ja) 1989-09-27

Family

ID=30377357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17319783U Granted JPS6080908U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 射出成形金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6080908U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4428140Y1 (ja) * 1965-06-29 1969-11-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4428140Y1 (ja) * 1965-06-29 1969-11-22

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Publication number Publication date
JPS6080908U (ja) 1985-06-05

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