JPH01312574A - トナー像定着装置の定着ローラ - Google Patents

トナー像定着装置の定着ローラ

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JPH01312574A
JPH01312574A JP14523688A JP14523688A JPH01312574A JP H01312574 A JPH01312574 A JP H01312574A JP 14523688 A JP14523688 A JP 14523688A JP 14523688 A JP14523688 A JP 14523688A JP H01312574 A JPH01312574 A JP H01312574A
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roller
fixing roller
fixing
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toner image
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JP14523688A
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Tatae Imoto
井本 湛
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A9発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、例えば電子写真複写機に用いられるトナー像
定着装置の定着ローラ、特に、シート状基体に形成され
たトナー像を加熱定着するために、加圧ローンに摺接し
て回転する定着ローラに関する。
(2)従来の技術 従来、この種定着ローラは、心ローラの外周面にフルオ
ロカーボン樹脂、例えばポリテトラフルオロエチレンよ
りなる熱収縮チューブを被着して構成される(特開昭5
1−40138号公報参照)。
(3)発明が解決しようとする課題 前記定着ローラにおいては、その熱伝導性を良好にして
トナー像の定着速度を向上させるために薄肉、例えば厚
さ0.03〜0.5 trmO熱収縮チューブが用いら
れており、一方、加圧ローラは、それを定着ローラに押
圧したとき凹状ニップが形成されるように比較的厚いゴ
ム層を有する。
しかしながら前記のように加圧ローラ側に凹状ニップを
形成すると、定着および加圧ローラ間からシート状基体
の先端側が搬出される際に、その先端側が定着ローラ外
周面に沿って移動し易く、その結果、基体が定着ローラ
に巻付いて祇詰りを発生するという問題がある。
また、前記定着ローラにおいては、心ローラに熱収縮チ
二−プを被着する際に、心ローラにエツチング等の前処
理を施し、その上熱処理を必要とするので、製造工数が
多くなるといった問題もある。
本発明は前記問題を解決することのできる前記定着ロー
ラを提供することを目的とする。
B0発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明は、シート状基体に形成されたトナー像を加熱定
着するために、加圧ローラに摺接して回転する定着コー
ラにおいて、心ローラ外周面に、順次中間層と表皮層と
を積層して構成され、前記°中間層は、前記加圧ローラ
により押圧されて凹状ニップを形成し得る厚さを持つと
共に高熱伝導性を有する耐熱ゴムよりなり、また前記表
皮層は耐トナー剥離剤性を有する薄い耐熱ゴムよりなる
ことを特徴とする。
(2)作 用 前記構成によれば、定着ローラに凹状ニップが形成され
るので、定着ローラおよび加圧ローラ間からシート状基
体の先端側が搬出される際に、その先端側が加圧ローラ
外周面に洛って移動する傾向となり、その結果、基体は
加圧ローラ外周面に接近する搬出台上へ移行するので、
定着ローラに巻付くことがない。
また中間層は前記凹状ニップを形成するために比較的厚
くなるが、その中間層は高熱伝導性を有し、その上表皮
層は薄く形成されているので、定着ローラの表面温度を
高速定着に必要な温度に保つ二きができ、これにより定
着速度を向上させることができる。
さらに表皮層外周面には、そこへのトナーの付着を防止
するためにトナー剥離剤が付与されるが、その表皮層は
トナー剥離剤に対して優れた耐久性を示すので、定着ロ
ーラの使用寿命を延ばすことができる。
さらにまた、定着ローラの製造に当っては、心ローラ外
周面に、順次耐熱ゴムよりなる中間層と表皮層とを積層
すればよいので、中間層の形成をゴム押出機、プレス成
形機等を用いて行い、また表皮層の形成をスプレー塗布
等の手段を用いて行なうことができる等、製造工数の低
減を図ることができる。
(3)実施例 図面は、電子写真複写機に用いられるトナー像定着装置
を示し、その装置は、上側に在って所定の温度に加熱さ
れる定着ローラ1と、下側の加圧ローラ2とを備えてお
り、両ローラ1,2は相互に摺接して、定着ローラ1は
時計方向に、また加圧ローラ2は反時計方向にそれぞれ
回転する。
加圧ローラ2の右側にシート状基体用搬入台3が、また
左側にシート状基体用搬出台4がそれぞれ加圧ローラ2
外周面に近接させて配設される。
定着ローラ1側にトナー剥離剤付与機構5が配設される
。その付与機構5は、トナー剥離剤りを入れた容器6と
、トナー剥離剤りに外周部の一部を漬けたメータリング
ローラ7と、メータリングローラ7外周面に近接するメ
ータリングブレード8と、メータリングローラ7および
定着ローラ1にそれぞれ摺接回転するドナーローラ9と
を備えている。
トナー像の定着に当っては、そのトナー像Tを形成され
たシート状基体、例えば転写紙Pが、その転写面を上向
きにして搬入台3上を搬送され、定着ローラ1および加
圧ローラ2間に挿入されて、そこでトナー像Tが転写紙
Pに融着される。その後転写紙Pは搬出台4上を搬送さ
れて機外に排出される。
トナー剥離剤りは、メータリングローラ7外周面に付着
した後メータリングブレード8により付着量を調節され
、次いでドナーローラ9に移行した後定着ローラ1外周
面に付与される。このトナー剥離剤りによって、定着ロ
ーラ1外周面へのトナー像Tの転写が防止される。
次に定着ローラ1について詳述する。
定着ローラ1は、内部にヒータ10を有する中空の金属
製心ローラ11の外周面に、順次中間層12と表皮層1
3とを積層して構成され、心ローラ11および中間層1
2間ならびに中間層12および表皮層13間には、それ
ぞれ必要に応じて接着剤または下地処理剤を介在させる
中間層12は、加圧ローラ2により押圧されて凹状ニッ
プnを形成し得る厚さを持つと共に高熱伝導性を有する
耐熱ゴムよりなる。
この種耐熱ゴムとしては、例えばシリコーンゴムに高熱
伝導性物質を均一に分散させたものが用いられる。
高熱伝導性物質としては、アルミナ、シリカ、ベンガラ
、亜鉛華、酸化マグネシウム等の金属酸化物、銅、鉄等
の金属および窒化ホウ素、窒化アルミニウム等のセラミ
ックスが、粉末状、フレーク状等の形態にて単独で、ま
たは混合して用いられる。
中間層12は、その硬さが30〜90″で、且つ熱伝導
率が1.0×lO−”can/ctm−s−deg以上
であることを要する。このような物性を得るためには、
シリコーンゴム100部に対して高熱伝導性物質を10
〜500部添加する。この場合、硬さが30°を下回る
と、中間層12が軟らかくなり過ぎてその強度が低下し
、その結果中間層12の耐久性が損なわれる。一方、9
0″を上回ると、中間層12が硬くなり過ぎるため凹状
ニップnの形成が困難となり、またトナー像Tが潰され
て画質が劣化する。熱伝導率は、定着速度向上の観点よ
り前記値に限定される。
中間層12の厚さ1.は、電子写真複写機の要求性能に
よって異なるが、実用上、0.1〜6IIImに設定さ
れる。この場合、厚さtlが0.1 mを下回ると、そ
のクンジョン性が低下するためトナー像Tが潰されて画
質が劣化し、一方、6mを上回ると、熱伝導性が損なわ
れて定着速度が低下する。
前記緒特性を有することを条件として、耐熱ゴムとして
は市販の高熱伝導性シリコーンゴムを用0ることも可能
である。
表皮層13は耐トナー剥離剤性の優れた耐熱ゴムよりな
り、この種耐熱ゴムとしては、例えばフッ素ゴムが用い
られ、その表皮層13の厚さL2は0.15rm以下、
好ましくは0.0 L〜0.15mmの範囲である。こ
の表皮層13は、凹状ニップnの形成および製造コスト
低減上、できる限り薄い方が良いが、厚さt2が0.0
1nmを下回ると、表皮層13の強度が低下して耐久性
が損なわれる。
次に加圧ローラ2について説明する。
加圧ローラ2は、中実の金属製心ローラ14の外周面に
、硬さ60〜80°で、且つ厚さ0.5〜6胴のシリコ
ーンゴム層15を積層したものである。この場合、心ロ
ーラ14としては中空のものを用いることもあり、また
シリコーンゴム層15の外周面に熱収縮チューブを被着
することもある。
この熱収縮チューブとしては、PFA樹脂製のものが用
いられる。PFA樹脂とは、パーフルオロアルコキシの
側鎖を有するフルオロカーボン樹脂である。さらに加圧
ローラ2としては、例えばフルオロカーボン樹脂または
フルオロカーボンゴ1、を心ローラ14外周面に塗布し
たもの、金属ローラ単体等が用いられる。
トナー剥離剤りとしては、シリコーンオイル、メルカプ
ト官能性シリコーンオイル、ポリジメチルシロキサンを
混合したメルカプト官能性シリコーンオイル等が用いら
れる。
前記構成によれば、定着ローラ1に凹状ニップnが形成
されるので、定着ローラlおよび加圧ローラ2間から転
写紙Pの先端側が搬出される際に、その先端側が加圧ロ
ーラ2外周面に沿って移動する傾向となり、その結果、
転写紙Pは加圧ローラ2外周面に接近する搬出台4上へ
移行するので、定着ローラ1に巻付くことがない。
この転写紙巻付き防止により、通常、転写紙Pの搬出側
において定着ローラ1に近接して配設されている分離爪
を廃止することが可能となり、これはカラー複写の場合
、分離爪がトナー像に接触して形成される爪跡がトナー
像の光沢差となって画質に悪影響を与えることを考慮す
ると重要であり、また定着装置の低廉化を図る上で意義
がある。
また中間層12は前記凹状ニップnを形成するために比
較的厚くなるが、その中間層12は高熱伝導性を有し、
その上表皮層13は薄く形成されているので、定着ロー
ラ1の表面温度を高速定着に必要な温度、例えば180
°C以上に保つことができ、これにより定着速度を向上
させることができる。
さらに表皮層13外周面には、トナー剥離剤りが付与さ
れるが、その表皮層13はトナー剥離剤りに対して優れ
た耐久性を示すので、定着ローラ1の使用寿命を延ばす
ことができる。
さらにまた、定着ローラ1の製造に当っては、心ローラ
11外周面に、順次耐熱ゴムよりなる中間層12と表皮
層13とを積層すればよいので、中間層12の形成をゴ
ム押出機、プレス成形機等を用いて行い、また表皮層I
3の形成のみをスプレー塗布等の手段を用いて行うこと
ができる等、製造工数および設備費の低減を図り、これ
により定着ローラlの製造コストを安価にすることがで
きる。
ところで、トナー剥離剤りを表皮層13に付与した場合
、その表皮層13外周面にトナー剥離剤Lの薄層を形成
保持させるようにすれば、その機能を有効に発揮させる
ことができる。
本発明においては、前記観点より表皮層13に、官能基
を持つトナー剥離剤、例えば前記メルカプト官能性シリ
コーンオイルに作用してその薄層を形成保持する機能を
持つ金属含有充填材を含ませである。その金属含有充填
材の含有量は、前記機能を十分に発揮させるために、耐
熱ゴムに対して約1.0〜10.0容量%に設定するの
がよい。
この種金属含有充填材としては、金属、合金、金属酸化
物および金属塩から選択される少な(とも一種が用いら
れ、その性状は粉末状、フレーク状、繊維状等である。
前記金属としては、銅、スズ、アルミニウム、鉛、鉄等
が該当し、また前記合金としては銅合金、スズ合金、マ
グネシウム合金、アルミニウム合金、鉛合金、鉄合金等
が該当し、さらに前記金属酸化物としては、酸化銅、酸
化スズ、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化鉛
、酸化鉄等が該当し、さらにまた金属塩としては、塩化
銅、炭酸鉛、塩化亜鉛、硝酸銀等が該当する。
次に本発明の実施例1〜3に係る定着ローラ1と、比較
例1〜3のものとの定着テスト結果について説明する。
何れの定着ローラにおいても、その寸法は外径49薗、
有効長さ340[lll11に設定された。
先ず、各定着ローラの製造例について述べる。
(a)  実施例1の定着ローラ 心ローラ11の外周面に下地処理を施す。
中間層12の形成に当り、シリコーンゴム(信越化学社
製、商品名KE742U)100部に、アルミナ20部
および亜鉛華60部を混合して、硬さ63°、熱伝導率
2.05 X 10−3c a 127cm・s−de
gのコンパウンドを調製し、そのコンパウンドを用いて
心ローラ11外周面に厚さ4mmの中間層12をプレス
成形により形成した。
表皮層13の形成に当り、フッ素ゴム100部に酸化鉛
15部を混合したものを、固形分濃度lO%となるよう
にメチルエチルケトンに溶解して塗布液を調製し、その
塗布液を中間層12外周面にスプレー塗布して厚さ約0
.0511118の表皮層13を形成した。
(b)  実施例2の定着ローラ 心ローラ11の外周面に下地処理を施す。
中間層12の形成に当り、市販の高熱伝導性シリコーン
ゴム(東しシリコーン社製、商品名DX32−310U
、硬さ40°、熱伝導率1.2 X 10−”c a 
17cm−s −d e g)を用意し、そのシリコー
ンゴムを用いて心ローラ11外周面に厚さ2III11
の中間]1112を前記(a)と同様の方法で形成し、
次いで中間層12外周面を研摩した後その外周面にシラ
ン接着剤(フーソン・ケミカル社製、商品名ケムロック
607)を塗布した。
表皮層13の形成に当り、フッ素ゴム100部に酸化マ
グネシウム20部を混合したものを用いて、前記(a)
同様の方法で塗布液を調製し、その塗布液を中間層12
外周面にスプレー塗布して厚さ約0.1 rmの表皮層
13を形成した。
(C)  実施例3の定着ローラ 心ローラ11の外周面に下地処理を施す。
中間層12の形成に当り、シリコーンゴム(東しシリコ
ーン社製、商品名5E6721)100部に、シリカ5
0部、ベンガラ20部、窒化ホウ素30部および窒化ア
ルミニウム20部を混合して、硬さ84°、熱伝導率3
.10X10−cal!7cm−s−degのゴムコン
パウンドを調製し、そのゴムコンパウンドを用いて心ロ
ーラ11外周面に厚さ1.0 mの中間層12を前記(
a)と同様の方法で形成し、次いで中間層12外周面を
研摩した後その外周面にシラン接着剤(フーソン・ケミ
カル社製、商品名ケムロック607)を塗布した。
表皮N13の形成に当り、フッ素ゴム100部に酸化銅
30部を混合したものを用い、前記(a)同様の方法で
塗布液を調製し、この塗布液を中間層12外周面にスプ
レー塗布して厚さ0.02mmの表皮層13を形成した
(d)  比較例1の定着ローラ 心ローラ外周面を研摩し、その外周面にシラン接着剤(
フーソン・ケミカル社製、商品名ケムロック607)を
塗布した。
被覆層の形成に当り、フッ素ゴム100部に、金属含有
充填材として酸化銅30部を混合したものをメチルエチ
ルケトンに溶解して塗布液を調製し、この塗布液を心ロ
ーラ外周面にスプレー塗布して厚さ0.25mmの被覆
層を形成した。
その被覆層の硬さは80°、また熱伝導率は0゜15×
1O−3cai!、/cm−s−degであった。
(e)  比較例2の定着ローラ 心ローラ外周面を研摩し、その外周面にシラン接着剤(
フーソン・ケミカル社製、商品名ケムロンク607)を
塗布した。
被覆層の形成に当り、フッ素ゴム100部に、金属含有
充填材として酸化鉛15部を混合したゴムコンパウンド
をメチルエチルケトンに溶解して塗布液を調製し、この
塗布液を心ローラ外周面にスプレー塗布して厚さ1mm
の被覆層を形成した。
その被覆層の硬さは75°、また熱伝導率は0゜60X
IO弓caI!、/cn+−s−degであった。
げ)比較例3の定着ローラ 前記(e)と同様のゴムコンパウンドを用い、またプレ
ス成形により、心ローラ外周面に厚さ4 mmの被覆層
を形成した。被覆層の硬さおよび熱伝導率は比較例2の
ものと同じであるが、熱伝導性は、厚さの増加に伴ない
比較例2のものに比べて劣る。
加圧ローラ2としては、中実の心ローラ14外周面にシ
リコーンゴム層15を形成した二層構成のローラと、中
空の心ローラ外周面に順次シリコーンゴム層およびPF
A樹脂製熱収縮チューブよりなる表皮層を形成した三層
構成のローラを用意した。
前記定着ローラおよび加圧ローラを組合せて、図面に示
すトナー像定着装置を構成し、両ローラ間に、トナー像
を有する転写紙を所定の速度にて通過させる、いわゆる
通紙を行ったところ、下表の結果が得られた。なお、ト
ナー剥離剤としては、メルカプト官能性シリコーンオイ
ルを使用した。
前記表において、実施例1の定着ローラを用いた定着テ
ストと、比較例2の定着ローラを用いた定着テストは、
同一条件の下で行われているが、実施例1の定着ローラ
の場合は転写紙の巻付きが発生していないのに対し、比
較例2の場合は連紙枚数が少ないのにも拘らず転写紙の
巻付きが13回も発生している。これは、実施例1の定
着ローラではその中間層の厚さが4mmに設定され、適
正な凹状ニップが形成されることに起因する。
また実施例3の定着ローラを用いた定着テストと、比較
例1の定着ローラを用いた定着テストは同一条件の下で
行われているが、実施例3の定着ローラの場合は転写紙
の巻付きが3回と少ないのに対し、比較例1の定着ロー
ラの場合は通紙枚数が大幅に少ないのにも拘らず転写紙
の巻付きが28回も発生している。
これは実施例3の定着ローラでは、その中間層の厚さが
1.0 mmに設定され、三層構成の加圧ローラとの間
に適正な凹状ニップが形成されることに起因する。
実施例1〜3および比較例1.2の定着ローラの場合は
、前記定着速度にて良好な定着画像が得られる。
ところが、比較例3の定着ローラの場合は、その被覆層
が4胴と厚いので、定着ローラに凹状ニップが形成され
ても、被覆層の熱伝導性が悪いために前記定着速度では
十分な定着を行うことができない。
C6発明の効果 本発明によれば、シート状基体の巻付きを無くすか、ま
たはその巻付き回数を大幅に減少させ、その上定着速度
を向上させることのできる、安価で、使用寿命の長い定
着ローラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を適用したトナー像定着装置
の概略を示す断面図である。 L・・・トナー剥離剤、P・・・シート状基体としての
転写紙、T・・・トナー像、n・・・凹状ニップ、1+
。 L2・・・厚さ、■・・・定着ローラ、2・・・加圧ロ
ーラ、12・・・中間層、13・・・表皮層 時 許 出 願 人  富士ゼロックス株式会社代理人
弁理士 落 合    健

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート状基体に形成されたトナー像を加熱定着す
    るために、加圧ローラに摺接して回転する定着ローラに
    おいて、心ローラ外周面に、順次中間層と表皮層とを積
    層して構成され、前記中間層は、前記加圧ローラにより
    押圧されて凹状ニップを形成し得る厚さを持つと共に高
    熱伝導性を有する耐熱ゴムよりなり、また前記表皮層は
    耐トナー剥離剤性を有する薄い耐熱ゴムよりなることを
    特徴とするトナー像定着装置の定着ローラ。
  2. (2)前記表皮層は金属含有充填材を含むフッ素ゴムよ
    り構成され、該金属含有充填材は、官能基を持つトナー
    剥離剤に作用して前記表皮層外周面に前記トナー剥離剤
    の薄層を保持する機能を持つ、第(1)項記載のトナー
    像定着装置の定着ローラ。
  3. (3)前記中間層は、その硬さが30〜90゜で、且つ
    熱伝導率が1.0×10^−^3cal/cm・s・d
    eg以上である、第(1)または第(2)項記載のトナ
    ー像定着装置の定着ローラ。
  4. (4)前記中間層の厚さが0.1〜6mmであり、また
    前記表皮層の厚さが0.15mm以下である、第(1)
    、第(2)または第(3)項記載のトナー像定着装置の
    定着ローラ。
JP14523688A 1988-06-13 1988-06-13 トナー像定着装置の定着ローラ Pending JPH01312574A (ja)

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