JPH01311580A

JPH01311580A - 自動車用コネクター

Info

Publication number: JPH01311580A
Application number: JP63141680A
Authority: JP
Inventors: Akira Ito; 朗伊藤; Kenichi Higami; 樋上　健一
Original assignee: Asahi Chemical Industry Co Ltd
Current assignee: Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date: 1988-06-10
Filing date: 1988-06-10
Publication date: 1989-12-15
Anticipated expiration: 2012-04-09
Also published as: JP2597502B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、＃＃熱熱性１法法安定性優れ、ランスやレグ
の折れ割れが少なく、さらに、コネクターかん金時のロ
ックフィーリングに優れることにより、ズＩ≧ん合ミス
の少ない自動車用コネクターに関するものである。

（従来の技術）従来、自動車用のコネクターとしては、ポリアミド製や
ポリブチレンチンフタレート（ＰＢＴ）製のものが用い
られている。ポリアミドやＰＢＴを使用した自動車コネ
クターは、金属端子挿入時のランスやコネクターがん金
時のレグの折れ割れが問題となっている。さらに、特に
多用されているポリアミド製自動車用コネクターは、ポ
リアミドが吸水によシ弾性率が低下してしまうために。

コネクターがん今時のロックフィーリングが失なわれ、
これがコネクターのかん合ミスにつながってしまうため
に、自動車組立て時の大きな問題となっている。

（発明が解決しようとする課題）本発明は、耐熱性１寸法安定性に優れ、ランスやレグの
折れ割れが少なく、さらに、コネクターかん金時のロッ
クフィーリングに優れることによシ、がん合ミスの少な
い自動車用コネクターを提供することを目的とするもの
である。

（課題を解決するための手段および作用）本発明者らは
、前記従来技術の問題点を解決するため鋭意検討した結
果１本発明に到達したものである。

すなわち１本発明は、Ａ：ポリプロピレン。

Ｂ：ポリプロピレンおよび／またはビニル芳香族化合物
とオレフィンとの共重合体に酸無水基を導入し友変性重
合体、Ｃ：酸無水基を含有する液状のオレフィン系オリ
ゴマーまたはビニル芳香族化合物とオレフィンとの共重
合体オリゴマー、Ｄ：ボリアミド、とからなる組成物で
あって、　Ａ、　Ｂ。

ＣおよびＤの各成分割合をａ、ｂ、ｃおよび６重量％と
する時、ａ十り＋ｃ＋ｄ−１０００≦ｂ／（ａ＋ｂ）≦０．１７０．０１≦ｃ≦１０　１０≦ａ＋ｂ≦５０であるポリア
ミド組成物を成形した自動車用コネクターに関するもの
である。

不発明におけるＡ成分のポリプロピレンは、特に制限は
ないが、好ましくは密度が０．８９へ０．９３ｆｌａ畠
、ＭＦＲ（ＡＳＴＭ　　Ｄｔ２３Ｂ）０．Ｏｔ−３０ｆ
７１　Ｇ−のものであシ、プロピレンの単独重合体また
はプロピレンとｉ０モルチ以下のエチレン、１−ブテン
、４−メチル−１−ペンテン等との、いわゆるブロック
共重合体もしくはランダム共重合体、あるいはこれらの
混合物や配合物である。

本発明で云うビニル芳香族化合物とオレフィンとの共重
合体について説明する。ビニル芳香族化合物としては、
スチレン、α−メチルスチレン。

ビニルトルエン等が挙げられ、オレフィンとじてハウエ
チレン、プロピレン、ブテン−１，ペンテン−１，ヘキ
セン−１，４−７１チルペンテン−１゜オクテニレンー
１等のα−オレフィンが挙ケラレる。また、上記ビニル
芳香族化合物とブタジェン。

イソプレン、１，３−ペンタジェン等の共役ジエン化合
物との共重合体、特にブロック共重合体を水素添加した
ものも含まれる。この場合、水素添加の程度によル、不
飽和度が２０重量％を超えない程度に二重結合が残って
いてもよい。

Ｂ成分であるポリプロピレンおよび／ま喪はビニル芳香
族化合物とオレフィンとの共重合体（α）に酸無水基を
導入した変性重合体とは、αに示した重合体に、無水マ
レイン酸のような不飽和酸無水物を付加させる方法、α
に示した重合体を重合する時に、無水マレイン酸のよう
な不飽和酸無水物を共重合するか、本しくはアクリル酸
、フマル酸、−？レイン酸、イタコン酸等の不飽和カル
ボン酸を共重合し、しかる後、脱水して酸無水基を形成
する方法がある。好ましいのは、無水マレイン酸等を付
加する方法である。

Ｃ成分である酸無水基を含有する液状のオレフィン系オ
リゴマー、ビニル芳香族化合物とオレフィンとの共重合
体オリゴマーとは、ポリオレフィンおよび／またはビニ
ル芳香族化合物とオレフィンとの共重合体の非常に低分
子のオリゴマーであって、常温で液状を示すもので、何
らかの手段により酸無水基を含有せしめたものである。

本発明で云うポリオレフィンとは、エチレン。

プロピレン、ブテン−１，ペンテン−１，ヘキセ７−１
．４−メｆルペンテンー１．オクテニレン−１等のα−
オレフィンの単独重合体もしくは共重合体、またはこれ
らの重合体のブレンド物を示し。

共重合体はランダムまたはブロックの何れでもよい。

具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン。

ポリブテン、ポリオクテニレン、エチレン・プロピレン
コポリマー、エチレン・ブテンコポリマーおよび仁れら
のブレンド物が挙けられる。エチレン・プロピレン拳ジ
ェンターポリマーの如く少量のジエン成分を含むことも
できる。

酸無水基の導入方法については、Ｂに関して述べた方法
がとれる他、水添共役ジエン系重合体の場合、共役ジエ
ン化合物をリビング重合する際、エチレンオキサイドを
添加し、末端が−ＯＨｆｉテあるポリブタジェンとし、
これを水添した後。

−ＯＨ基を利用して酸無水基を有する化合物を結合せし
める方法もとシ得る。

本発明におけるＤ成分であるポリアミドとは。

アミド結合を有する線状ポリマーであり、有機ジアミン
と有機ジカルボン酸とから重縮合して得られるもの、ア
ミノカプロン酸を重縮合して得られるもの、ラフ九を開
環重合して得られるものがある。有機ジアミ／の例とし
ては、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、メタキシリレンジアミン等が挙げられ、有機ジカル
ボン酸としては、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンニ
酸。

テレフタル酸、イソフタル酸等が挙げられる。アミノカ
プロン酸としては、１１−アミノウンデカン酸、ラクタ
ムとしてはＣ−カグロラクタム、ω−ラウロラクタム等
が挙げられる。ポリアミドはこれらの共重合体であって
もよいし、ポリマーブレンドであってもよい。

これらＡ−Ｄの成分の混合方法は、押出機を用いて溶融
混練する方法がとり得る。混線性を上げるため２軸押出
機を用いることは好ましい。

本発明の組成物は、成分Ａ、Ｂ、ＣおよびＤの各成分割
合をａ、ｂ、ｃおよびｄＮｆ％とする時。

ａ＋ｂ＋ｃ＋ｄ　−１０００≦ｂ／（ａ＋ｂ）≦０．１７０．０１≦ｃ≦１０　１０≦ａ＋ｂ≦５０を満足するこ
とが必要である。

ｂ／（ａ＋ｂ）が０．１７より大きいと、酸無水基を導
入する際に着色し九Ｂの色が組成物全体に及び。

商品価値が下がったり０組成物を押出加工する際。

ゲルが発生したりするので好ましくない、　　ｂ／（ａ
＋ｂ）はランスやレグの折れ割れの改良を考慮すれば。

０．０５以上が好ましい。

Ｃは０．０１以上であることが必要である。０．０１よ
シ小さいと、ランスやレグの折れ割れの改良が充分では
ない。また、Ｃは１０以下であることが好ましい。１０
工り多く添加しても、ランスやレグの折れ割れの改良効
果があまり認められないのに対して１機械的物性の低下
が大きくなるためである。

ａ＋ｂは１０以上５０以下である。１０より少しまう。

該組成物は、ポリアミドやポリオレフィンに用いる周知
の添加剤を含有してもよい。熱安定剤。

滑剤、離型剤１．可塑剤、耐候剤１着色剤、難燃剤等を
含み得る。

本発明の自動車用コネクターは、射出成形等によシ成形
することができる。

（実施例）以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが１
本発明は、これに限定されるものではない。

実施例１〜５．比較例１〜５第１表に示すような組成物を製造し、これから射出成形
により、試験片および第１図と第２図に示す自動車用コ
ネクターを成形し、得られた試験片を用いて、以下に示
すような物性測定を行なった。なお、図面において、１
はレグ、２はランスである。

用いた原料、試験片および自動車用コネクターの作成方
法、試験方法を説明する。

（１１原料 ■ナイロン６６（Ｎｙ６６）ナイロン６６、数平均分子量　約１７０００■ポリプロ
ピレン（ｐｐ）旭化成ポリプロ、グレード名：Ｍ１６００゜ＭＦＲ：１
４（ＡＳＴＭ　　Ｄｔ２５８）、旭化成工業圏製 ■ＰＢＴ東しＰＢＴ、グレード名１４０１ＸＯ６，東し相製■Ｍ
’ＨＴＲ水添スチレン・ブタジエンブロックコボリマ−（分子量
５万、スチレン成分量３２重量％）に無水マレイン酸を
１．８重量％付加したもの■ＴＨＰＢ水素添加ポリブタジェン（１，２付加体／１，４付加体
−９／１．数平均分子量１０００）末端ＯＲ変性体（日
本ソーダ■製、Ｃｌ−１０００）１指量を。

４当量と酢酸エチルを溶媒として、ピリジン４当量の存
在下に、ＯＣで１時間、さらに、室温にて２４時間反応
させ、下記構造の変性重合体を得た。

このものはペースト状であった。

１雷（２）試料の調製方法比較例１．２以外は、第１表に示す組成割合でベレット
、ペーストをブレンドし、池貝鉄工社製ＰＣＭ３Ｇで溶
融混練して組成物ペレットを得た。

（３）試験片の作成組成物ペレットを射出成形機にて成形し、曲げ試験片（
１２，９ｍＸ　１．３ｃｍＸ　Ｑ、Ｓ傷短冊）を作成し
た。曲げ試験片を切削加工してアイゾツト衝撃試験片を
作成した。

（４）試験方法 ■アイゾツト衝撃試験（ノツチ付）Ａ　Ｓ　Ｔ　Ｍ　　Ｄ　２５６　ＶＣ準シテＫＭ　ｔ、
７’Ｃ０■曲げ弾性率（ＦＭ）ＡＳＴＭ　　Ｄ“７９ＱＩｆＣ準じて試験した。

なお、ＦＭ（ＷＥＴ）とは、８０Ｃ熱水中に８時間、さ
らに２３Ｃ水中に１６Ｆ！＃間浸漬した後に。

２３Ｃ１相対湿度５０幅の雰囲気中に４８時間放置した
状態で測定したＦＭである。

■熱変形温度（４−６ｋｊＬ７０１”　）　ＣＨＤ？　
）ＡＳＴＭ　　Ｄ７９０に″準じて試験した。

（４）結果第１表に示す。

第１表から明らかなよう罠１本発明の自動車用コネクタ
ーは、耐衝港性に優れる友め、ランスやレグの折シ割れ
が少ない。また、吸水による曲げ弾性率の低下が少ない
ため、コネクターがん金時のロックフィーリングに優れ
、これに工りがん合ミスが少ない、さらに、耐熱性にも
優れるため。

自動車のエンジンルーム内での使用に充分耐え得る。

（発明の効果）本発明の自動車用コネクターは、耐熱性、耐薬品性１寸
法安定性に優れる。’ｉｆｃ、金属端子挿入時のランス
やコネクターがん今時のレグの折れ割れが少ない、、省
らに、コネクターがん金時のロックフィーリングに優れ
るため、自動車組立て時のコネクターのかん合ミスが少
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図ａおよび第１図ｂｈ、本発明の自動車用コネクタ
ーの１例の１対を示す斜視図、第２図ａは、第１図ａの
Ａ　−Ａ’’面図、第２図ｂＦｉ、第１図すのＢ　−Ｂ
’所開面図ある。第２［Ｂ図（ｂ）４Ｑ１

Claims

【特許請求の範囲】Ａ：ポリプロピレンＢ：ポリプロピレンおよび／またはビニル芳香族化合物
とオレフィンとの共重合体に酸無水基を導入した変性重
合体Ｃ：酸無水基を含有する液状のオレフィン系オリゴマー
またはビニル芳香族化合物とオレフィンとの共重合オリ
ゴマーＤ：ポリアミドとからなる組成物であつて、Ａ、Ｂ、ＣおよびＤの各成
分割合をａ、ｂ、ｃおよびｄ重量％とする時、ａ＋ｂ＋ｃ＋ｄ＝１０００≦ｂ／（ａ＋ｂ）≦０．１７０．０１≦ｃ≦１０１０≦ａ＋ｂ≦５０であるポリアミド組成物を成形した自動車用コネクター
。