JP2860129B2 - 耐衝撃性の優れた成型物の製造法 - Google Patents
耐衝撃性の優れた成型物の製造法Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L29/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical; Compositions of hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L29/02—Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
- C08L29/04—Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に
エチレン−プロピレン共重合体エラストマーを配合して
溶融成型することにより、優れた品質を有する成型物を
製造する方法に関する。
エチレン−プロピレン共重合体エラストマーを配合して
溶融成型することにより、優れた品質を有する成型物を
製造する方法に関する。
[従来の技術] エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物は剛性、硬
度、耐摩耗性、帯電防止性などの点での他の成型用樹脂
に比し顕著に優れているが、耐衝撃性についは充分では
ないという難点がある。
度、耐摩耗性、帯電防止性などの点での他の成型用樹脂
に比し顕著に優れているが、耐衝撃性についは充分では
ないという難点がある。
かかる対策としてスチレン−ブタジエン共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体等の合成ゴムやポ
リエステルエラストマー、熱可塑性ウレタン樹脂、エチ
レン共重合体を配合することが知られている。
クリロニトリル−ブタジエン共重合体等の合成ゴムやポ
リエステルエラストマー、熱可塑性ウレタン樹脂、エチ
レン共重合体を配合することが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし合成ゴムの使用では成型時に熱分解がおこった
り、成型物の耐候性が不足し、ポリエステルエラストマ
ーの場合は成型物の耐薬品性が問題となったり耐衝撃性
改善効果を必ずしも充分でない。
り、成型物の耐候性が不足し、ポリエステルエラストマ
ーの場合は成型物の耐薬品性が問題となったり耐衝撃性
改善効果を必ずしも充分でない。
更に、熱可塑性ウレタンの場合は成型時の増粘が著し
い等の欠点があり、又、エチレン共重合体の場合はロン
グラン成型性が不足し、従来方法では充分なる耐衝撃性
の改善は不充分であるのが実情である。
い等の欠点があり、又、エチレン共重合体の場合はロン
グラン成型性が不足し、従来方法では充分なる耐衝撃性
の改善は不充分であるのが実情である。
[課題を解決するための手段] 本発明者等はかかる課題を解決すべく鋭意研究を重ね
た結果、 (A)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物50〜9
9.5重量%に、(B)エチレン−プロピレン共重合体エ
ラストマー0.4〜50重量%及び(C)ポリオレフィン系
樹脂にエチレン性不飽和カルボン酸又はその誘導体をグ
ラフト反応させ、更にポリアミドオリゴマーを反応させ
てなるグラフト重合体0.1〜15重量%を配合した組成物
を溶融成型する場合、目的が達成出来ることを見出し本
発明を完成した。
た結果、 (A)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物50〜9
9.5重量%に、(B)エチレン−プロピレン共重合体エ
ラストマー0.4〜50重量%及び(C)ポリオレフィン系
樹脂にエチレン性不飽和カルボン酸又はその誘導体をグ
ラフト反応させ、更にポリアミドオリゴマーを反応させ
てなるグラフト重合体0.1〜15重量%を配合した組成物
を溶融成型する場合、目的が達成出来ることを見出し本
発明を完成した。
本発明で対象とする(A)エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物はエチレン含量20〜60モル%、好ましくは
25〜55モル%、酢酸ビニル成分のケン化度95モル%以上
のものである。
合体ケン化物はエチレン含量20〜60モル%、好ましくは
25〜55モル%、酢酸ビニル成分のケン化度95モル%以上
のものである。
エチレン含量が20モル%以下では耐水性が低下し、一
方60モル%以上では剛性強度、耐摩耗性等の物性が低下
する。又、ケン化度が95モル%以下では剛性、硬度、耐
水性が低下する。
方60モル%以上では剛性強度、耐摩耗性等の物性が低下
する。又、ケン化度が95モル%以下では剛性、硬度、耐
水性が低下する。
又、該共重合体ケン化物は更に少量のプロピレン、イ
ソブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデ
セン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又はその
塩、部分アルキルエステル、完全アルキルエステル、ニ
トリル、アミド、無水物や不飽和スルホン酸又はその塩
等のコモノマーを共重合成分として含有して差支えな
い。
ソブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデ
セン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又はその
塩、部分アルキルエステル、完全アルキルエステル、ニ
トリル、アミド、無水物や不飽和スルホン酸又はその塩
等のコモノマーを共重合成分として含有して差支えな
い。
(B)エチレン−プロピレン共重合体エラストマーは
エチレン組成が30〜90重量%の共重合体エラストマーで
あり、密度は0.85〜0.87g/cm3程度、ガラス転移温度が
−50〜−60℃の範囲のものが多用される。
エチレン組成が30〜90重量%の共重合体エラストマーで
あり、密度は0.85〜0.87g/cm3程度、ガラス転移温度が
−50〜−60℃の範囲のものが多用される。
又、エチレン、プロピレン以外に第3成分としてジエ
ン系のモノマーを共重合させた三元共重合体の使用も可
能である。
ン系のモノマーを共重合させた三元共重合体の使用も可
能である。
本発明では(A)と(B)との相溶性を改善するため
(C)の配合が必要である。
(C)の配合が必要である。
(C)はポリオレフィン系樹脂にエチレン性不飽和カ
ルボン酸又はその誘導体をグラフト反応させ、更に該カ
ルボン酸又はその誘導体ポリアミドオリゴマーを反応さ
せてなるグラフト重合体である。
ルボン酸又はその誘導体をグラフト反応させ、更に該カ
ルボン酸又はその誘導体ポリアミドオリゴマーを反応さ
せてなるグラフト重合体である。
該グラフト重合体はポリオレフィン系樹脂を適当な溶
媒に溶解又は懸濁させ、あるいは溶融状態で過酸化物や
ジアゾ系の開始剤でポリオレフィン系樹脂鎖を活性化し
て、これにエチレン性不飽和カルボン酸又はその誘導体
をグラフト反応させて重合体を得、該重合体とポリアミ
ドオリゴマーを溶融状態で混合することによって製造さ
れる。
媒に溶解又は懸濁させ、あるいは溶融状態で過酸化物や
ジアゾ系の開始剤でポリオレフィン系樹脂鎖を活性化し
て、これにエチレン性不飽和カルボン酸又はその誘導体
をグラフト反応させて重合体を得、該重合体とポリアミ
ドオリゴマーを溶融状態で混合することによって製造さ
れる。
かかる。反応の際にはブラベンダー、バスブレンダ
ー、単軸スクリュー押出機、ウェーナー及びフライデラ
ー型2軸押出機等が使用される。
ー、単軸スクリュー押出機、ウェーナー及びフライデラ
ー型2軸押出機等が使用される。
使用するポリオレフィン系樹脂の重合度は350〜450
0、好ましくは500〜1000程度のものが選ばれる。メルト
フロレート(230℃、荷重2160g、以下同様)としては0.
1〜50g/10分程度が実用的である。
0、好ましくは500〜1000程度のものが選ばれる。メルト
フロレート(230℃、荷重2160g、以下同様)としては0.
1〜50g/10分程度が実用的である。
ポリオレフィン系樹脂とエチレン性不飽和カルボン酸
(又はその誘導体)との反応比率は重量比換算で100/0.
05〜100/10、好ましくは100/0.05〜100/3である。
(又はその誘導体)との反応比率は重量比換算で100/0.
05〜100/10、好ましくは100/0.05〜100/3である。
100/0.05以下では相溶性改善効果が不充分となり100/
10以上では成型時の増粘が大きくなり実用性に乏しい。
10以上では成型時の増粘が大きくなり実用性に乏しい。
又、ポリアミドオリゴマーの重合度は5〜80、好まし
くは15〜55程度が実用的であり、その反応比率はカルボ
キシル基当たり0.01〜1モル、好ましくは0.5〜0.9モル
が望ましい。
くは15〜55程度が実用的であり、その反応比率はカルボ
キシル基当たり0.01〜1モル、好ましくは0.5〜0.9モル
が望ましい。
上記におけるポリオレフィン系樹脂としては直鎖状低
密度ポリエチレン・中密度・高密度ポリエチレン、アイ
オノマー、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体などがあげられる。特に直鎖状低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合が実用的に重要であ
る。
密度ポリエチレン・中密度・高密度ポリエチレン、アイ
オノマー、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体などがあげられる。特に直鎖状低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合が実用的に重要であ
る。
かかる幹ポリマーにグラフトさせるエチレン性不飽和
カルボン酸又はその誘導体とはアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸な
どの不飽和カルボン酸或はこれらの無水物、半エステル
等をいう。
カルボン酸又はその誘導体とはアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸な
どの不飽和カルボン酸或はこれらの無水物、半エステル
等をいう。
又、ポリアミドオリゴマーはラクタムの重付加やアミ
ノカルボン酸の重縮合、ジアミンとジカルボン酸の重縮
合等、周知の方法で製造される。
ノカルボン酸の重縮合、ジアミンとジカルボン酸の重縮
合等、周知の方法で製造される。
上記ポリアミド原料としては具体的に、ε−カプロラ
クタム、エナントラクタム、カプリルラクタム、ラウリ
ルラクタム、α−ピロリドン、α−ピペリドンのような
ラクタム類、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタ
ン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸の
ようなω−アミノ酸類、アジピン酸、グルタル酸、ピメ
リン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウン
デカンジオン酸、ドデカジオン酸、ヘキサデカジオン
酸、ヘキサデセンジオン酸、エイコサンジオン酸、エイ
コサジエンジオン酸、ジグリコール酸、2,2,4−トリメ
チルアジピン酸、キシリレンジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸
のような二塩基酸類、ヘキサメチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメ
チレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4(又
は2,4,4)−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ビス
−(4,4′−アミノシクロヘキシル)メタン、メタキシ
リレンジアミンのようなジアミン類などが挙げられる。
又、分子量の調節の目的でラウリルアミン、オレイルア
ミン等のモノアミンも適宜使用し得る。
クタム、エナントラクタム、カプリルラクタム、ラウリ
ルラクタム、α−ピロリドン、α−ピペリドンのような
ラクタム類、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタ
ン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸の
ようなω−アミノ酸類、アジピン酸、グルタル酸、ピメ
リン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウン
デカンジオン酸、ドデカジオン酸、ヘキサデカジオン
酸、ヘキサデセンジオン酸、エイコサンジオン酸、エイ
コサジエンジオン酸、ジグリコール酸、2,2,4−トリメ
チルアジピン酸、キシリレンジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸
のような二塩基酸類、ヘキサメチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメ
チレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4(又
は2,4,4)−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ビス
−(4,4′−アミノシクロヘキシル)メタン、メタキシ
リレンジアミンのようなジアミン類などが挙げられる。
又、分子量の調節の目的でラウリルアミン、オレイルア
ミン等のモノアミンも適宜使用し得る。
本発明の組成物において(A),(B),(C)の配
合割合は(A)が50〜99.5重量%、好ましくは60〜95重
量%、(B)が0.4〜50重量%好ましくは4.5〜35重量
%、(C)が0.1〜15重量%好ましくは0.5〜10重量%で
なければならない。
合割合は(A)が50〜99.5重量%、好ましくは60〜95重
量%、(B)が0.4〜50重量%好ましくは4.5〜35重量
%、(C)が0.1〜15重量%好ましくは0.5〜10重量%で
なければならない。
(A)が50重量%以下、或は(B)が50重量%以下で
は剛性、硬度、耐摩耗性が低くなり、一方(A)が99.5
重量%以上、或は(B)が0.4重量%以下では耐衝撃性
の改善効果が不充分となる。又、(C)が0.1重量%以
下では(A)と(B)との相溶性不良のため耐衝撃性の
改善効果が乏しく、15重量%以上ではロングラン成型性
が悪くなるので不利である。
は剛性、硬度、耐摩耗性が低くなり、一方(A)が99.5
重量%以上、或は(B)が0.4重量%以下では耐衝撃性
の改善効果が不充分となる。又、(C)が0.1重量%以
下では(A)と(B)との相溶性不良のため耐衝撃性の
改善効果が乏しく、15重量%以上ではロングラン成型性
が悪くなるので不利である。
該組成物はそのまま成型に供され、或は一旦混合ペレ
ットを作製した後成型に供される。
ットを作製した後成型に供される。
溶融成型法としては特に限定はなく、射出成型法、押
出成型法、圧縮成型法、回転成型法、ブロー成型法、流
動浸漬法などがいずれも採用される。
出成型法、圧縮成型法、回転成型法、ブロー成型法、流
動浸漬法などがいずれも採用される。
成型時の溶融樹脂の温度は、樹脂が適度の流動性を保
ち、かつ熱分解を避けるために170〜260℃程度とするの
が適当である。なお成型にあたっては上記樹脂混合物に
必要に応じて安定剤、可塑性、充填剤、着色剤、発泡
剤、骨剤などの公知の添加剤やガラス繊維、炭素繊維な
どの補強材を加えてもよい。
ち、かつ熱分解を避けるために170〜260℃程度とするの
が適当である。なお成型にあたっては上記樹脂混合物に
必要に応じて安定剤、可塑性、充填剤、着色剤、発泡
剤、骨剤などの公知の添加剤やガラス繊維、炭素繊維な
どの補強材を加えてもよい。
以上述べた方法によって得られた成型物は一般機械器
具部品、自動車・船舶・航空機部品、光学時計機器部
品、電気機器部品など種々の用途に使用しうる。
具部品、自動車・船舶・航空機部品、光学時計機器部
品、電気機器部品など種々の用途に使用しうる。
かかる用途以外に本発明の成型物はシート、フイル
ム、ボトル等の包装材料としても有用である。
ム、ボトル等の包装材料としても有用である。
該用途においてはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物の酸素遮断性が特徴ある性質として発揮される。
化物の酸素遮断性が特徴ある性質として発揮される。
かかる用途においては本発明の成型物を単層として使
用するのみならず、ポリオレフィン、ポリエステル、ナ
イロン等の各種の熱可塑性樹脂と積層されて用いられる
ことが多い。又該成型品は必要に応じて一軸又は二軸延
伸処理を施して実用に供される。
用するのみならず、ポリオレフィン、ポリエステル、ナ
イロン等の各種の熱可塑性樹脂と積層されて用いられる
ことが多い。又該成型品は必要に応じて一軸又は二軸延
伸処理を施して実用に供される。
[作用] 本発明では、(A)エチレン−酢酸ビニル共重体ケン
化物の耐衝撃性が(B)エチレン−プロピレン共重合体
エラストマー及び(C)特定のグラフト重合体の配合に
よって著しく向上する。
化物の耐衝撃性が(B)エチレン−プロピレン共重合体
エラストマー及び(C)特定のグラフト重合体の配合に
よって著しく向上する。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明の成型物を更に具体的に説
明する。以下、「部」又は「%」とあるのは特に断わり
のない限り重量基準で表わしたものである。
明する。以下、「部」又は「%」とあるのは特に断わり
のない限り重量基準で表わしたものである。
試料の調製 実施例1〜10、対象例1〜2 (A)、(B)、(C)の組成物をヘンシエルミキサ
ーにて粉末状でよく混合した後熱風乾燥器中で乾燥し、
ついでこの粉末を射出量3.5オンスの射出成型機に供給
し、ノズル温度220℃、前記温度200℃、後部温度220
℃、金属温度、射出圧力1200kg/cm2、サイクル35秒の成
型条件下に射出成型を行って、試験片を作成した。
ーにて粉末状でよく混合した後熱風乾燥器中で乾燥し、
ついでこの粉末を射出量3.5オンスの射出成型機に供給
し、ノズル温度220℃、前記温度200℃、後部温度220
℃、金属温度、射出圧力1200kg/cm2、サイクル35秒の成
型条件下に射出成型を行って、試験片を作成した。
かくして得られた試験片の物性を測定した。
結果を第1表に示す。
[効果] 本発明の(A)、(B)、(C)よりなる組成物から
製造される成型物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物のもつ成型加工性、成型物の外観等を何等損なう
ことなく、その耐衝撃性が大巾に向上する。
製造される成型物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物のもつ成型加工性、成型物の外観等を何等損なう
ことなく、その耐衝撃性が大巾に向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物50
〜99.5重量%に、(B)エチレン−プロピレン共重合体
エラストマー0.4〜50重量%及び(C)ポリオレフィン
系樹脂にエチレン性不飽和カルボン酸又はその誘導体を
グラフト反応させ、更にポリアミドオリゴマーを反応さ
せてなるグラフト重合体0.1〜15重量%を配合した組成
物を溶融成型することを特徴とする耐衝撃性の優れた成
型物の製造法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023020A JP2860129B2 (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | 耐衝撃性の優れた成型物の製造法 |
FI910466A FI910466A (fi) | 1990-02-01 | 1991-01-31 | Foerfarande foer framstaellning av formade foeremaol med utmaerkt slaghaollfasthet. |
EP19910400233 EP0440560A3 (en) | 1990-02-01 | 1991-01-31 | Method for the production of shaped articles with excellent impact resistance |
US07/648,699 US5160475A (en) | 1990-02-01 | 1991-01-31 | Method of producing shaped articles having excellent impact resistance |
CA 2035571 CA2035571A1 (en) | 1990-02-01 | 1991-02-01 | Method of production shaped articles having excellent impact resistance |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2023020A JP2860129B2 (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | 耐衝撃性の優れた成型物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03227348A JPH03227348A (ja) | 1991-10-08 |
JP2860129B2 true JP2860129B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=12098804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
EP0483695B1 (en) * | 1990-10-29 | 1996-10-02 | Nippon Gohsei Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Resin composition and use thereof |
EP1022309A1 (fr) | 1999-01-19 | 2000-07-26 | Elf Atochem S.A. | Composition à base d'un copolymère de l'éthylène et de l'alcool vinylique et son utilisation |
FR2918382B1 (fr) | 2007-07-02 | 2009-12-25 | Arkema France | Melange de copolymeres greffes a blocs polyamide et d'elastomeres formules avec un systeme de reticulation, procede de fabrication des compositions correspondantes et leurs utilisations |
FR2918380B1 (fr) * | 2007-07-02 | 2009-09-04 | Arkema France | Melanges et compositions elastomeres thermoplastiques a proprietes ameliorees, procede de fabrication des compositions et applications |
JP5337078B2 (ja) * | 2010-03-01 | 2013-11-06 | 共同印刷株式会社 | エチレン−ビニルアルコール系ポリマーアロイ組成物、該組成物からなるフィルム、該フィルムを備える包装材、及び、該組成物の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4608187A (en) * | 1984-04-02 | 1986-08-26 | The Clorox Company | Rubber toughened polyvinyl alcohol film compositions |
JPS6181448A (ja) * | 1984-09-06 | 1986-04-25 | Kuraray Co Ltd | 耐衝撃性を有する樹脂組成物 |
FR2629090B1 (fr) * | 1988-03-24 | 1990-11-23 | Atochem | Copolymere greffe a base d'alpha-mono-olefine, son procede de fabrication, son application a la fabrication d'alliages thermoplastiques, alliages thermoplastiques obtenus |
-
1990
- 1990-02-01 JP JP2023020A patent/JP2860129B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-01-31 EP EP19910400233 patent/EP0440560A3/fr not_active Withdrawn
- 1991-01-31 FI FI910466A patent/FI910466A/fi unknown
- 1991-02-01 CA CA 2035571 patent/CA2035571A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0440560A2 (fr) | 1991-08-07 |
FI910466A (fi) | 1991-08-02 |
EP0440560A3 (en) | 1991-12-04 |
JPH03227348A (ja) | 1991-10-08 |
FI910466A0 (fi) | 1991-01-31 |
CA2035571A1 (en) | 1991-08-02 |
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