JPH01310361A

JPH01310361A - 電子写真用トナー

Info

Publication number: JPH01310361A
Application number: JP63140875A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Asahina; 安雄朝比奈; Nobuhiro Nakayama; 中山　信広; Mitsuo Aoki; 三夫青木; Hiroyuki Fushimi; 寛之伏見; Takayo Makita; 牧田　香世
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1988-06-08
Filing date: 1988-06-08
Publication date: 1989-12-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、電子写真用トナーに関し、より詳しくは、摩
擦帯電性の優れた負荷電性シアン・トナーに関する。

［従来の技術］従来、静電荷像を現像するためのトナーとしては、ポリ
エステル等の結着樹脂中に染料、顔料を分散させたもの
を１〜３０μｍ程度に微粉砕した粒子が用いられており
、このようなトナーはガラスピーズ、鉄粉、またはファ
ーなどのキャリア物質と混合して用いられている。

これらのトナーは種々の物理的および化学的特性を要求
されるが、以下に述べるような問題点があって、鮮明な
画像が得られない場合があり、また、繰り返し現像によ
る画像劣化が避けられなかった。

１）キャリアと混合しても所望の極性に帯電しない。

２）所望の極性と帯電量が得られるが、湿度変化によっ
てそれらの摩擦帯電特性が悪影響を受ける。

３）連続使用により繰り返し現像の際にキャリア粒子を
劣化させ、所望の極性とは反対の極性に帯電したトナー
が発生する。

［発明が解決しようとする課題］本発明は、上記の問題点を解決し、鮮明な画像が得られ
、繰り返し現像によっても画像劣化しない電子写真用シ
アン・トナーを提供することを課題とするものである。

［課題を解決するための手段］本発明によれば、ビスフェノール型ジオールと多価カル
ボン酸より合成される軟化点５０〜１５０℃のポリエス
テル樹脂と、これに更にＣ．Ｉ．ピグメント・ブルー１
５に分類される化合物とＣ．Ｉ．ピグメント・グリーン
７に分類される化合物からなる２種類の着色剤とを含有
することを特徴とする電子写真用シアン・トナーが提供
されるものである。

Ｃ．Ｉ．ピグメント・ブルー１５に分類される化合物と
しては、Ｄａｉｎｉｃｈｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　
（大日精化製）Ｐｈｔｈａｌｏｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕ
ｅ　　（日本ピグメント製）Ｓｕｍｉｔｏｍｏ　Ｃｙａ
ｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　ＨＢ　（住友化学製）Ｍｏｎａｓ
ｔｒａｌ　Ｆａｓｔ　Ｂｌｕｅ　ＢＣ（Ｄｕｐ製）Ｐｈ
ｔｈａｌｏｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　（東京イ
ンキ製）等がある。これらのＣ．Ｉ．ピグメント・ブル
ー１５に分類される染料は結着樹脂重量に対して０．１
〜３０重量％、より好ましくは０．５〜１０重母％含有
させるのがよい。

Ｃ．Ｉ．ピグメント・グリーン７　（Ｃ．Ｉ．７４２６
０）に分類される化合物としては、Ｌｉｏｎｏｌ　Ｇｒｅｅｎ　８２０１　　（東洋インキ
類）Ｌｉｏｎｏｌ　Ｇｒｅｅｎ　Ｙ２Ｏ２（東洋インキ
類）Ｄａｉｎｉｃｈｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　Ｇｒｅｅｎ　
５３７　（大日精化製）Ｐｈｔｈａｌｏｃｙａｎｉｎｅ
　Ｇｒｅｅｎ　（日本ピグメント製）Ｆａｓｔｏｇｅｎ
　Ｇｒｅｅｎ　Ｂ　　（大日本インキ製）Ｐｈｔｈａｌ
ｏｃｙａｎｉｎｅ　Ｇｒｅｅｎ　（東京インキ製）Ｈａ
ｌｉｏｇｅｎＧｒｅｅｎＧ　　（ＢＡＳＦ製））ｉｏｎ
ａｓｔｒａｌ　Ｆａｓｔ　Ｇｒｅｅｎ　Ｇ　　（Ｄｕｐ
製）Ｓａｎｙｏ　ｐｈｔｈａ＋ｏｃｙａｎｒｎｅ　Ｇｒ
ｅｅｎ　ＦＢ　　（山陽色素製）Ｓｕｍｉｔｏｎｅ　Ｃ
ｙａｎｉｎｅ　Ｇｒｅｅｎ　Ｇ　（住友化学製）等があ
る。これらのＣ．Ｉ．ピグメント・グリーン７に分類さ
れる染料は結着樹脂重量に対して０．１〜３０重間％、
より好ましくは０．５〜１０重量％含有させるのがよい
。

Ｃ，Ｉ。ピグメント・グリーン７に分類される化合物は
色調等に優れ、鮮明な画像が得られるが、繰り返し現像
を行なっていくとカブリが発生し、かつプラスドナーが
増加してくる欠点がある。しかし、該Ｃ．Ｉ．ピグメン
ト・ブルー１５に分類される化合物にＣ．Ｉ．ピグメン
ト・グリーンに分類される化合物を含有させると、帯電
性が安定しカブリがなくなるとともにプラスドナーも減
少する。そのため前述した従来の欠点を大幅に改善する
ことができ、しかも色調の良好なカラートナーが得られ
る。

以下、本発明で用いる材料の成分について説明する。

本発明に用いられるポリエステル樹脂は、ビスフェノー
ル型ジオールと多価カルボン酸より合成される軟化点５
０℃〜１５０のポリエステル樹脂である。以下、これら
の成分について説明する。

ビスツブエノール型ジオールの例としては、ポリオキシ
プロピレン（２，２）−２，２−ビス（４−ヒドロキシ
フェニル）プロパン、ポリオキシスチレンン（２）−２，２−ビス（４−ヒド
ロキシフェニル）プロパン、ポリオキシスチレン（６）−２，２−ビス（４−ヒドロ
キシフェニル）プロパン、ポリヒドロキシブチレン（２）−２，２−ビス（４−ヒ
ドロキシフェニル）プロパン、ポリオキシプロピレン（３）−ビス（４−ヒドロキシフ
ェニル）チオエーテルポリオキシプロピレン（２）−２，２−ビス（４−シク
ロヘキサノール）プロパン、ポリオキシプロピレン（２）−２，６−ジクロロ−４−
ヒドロキシフェニル、ポリオキシエチレン（２，５）−Ｐ、Ｐ−ビスフェノー
ル、ポリオキシブチレン（４）ビス（４−ヒドロキシフ
ェニル）ケトン、オキシエチレン−２，２−ビス（４−ヒドロキシフェニ
ル）プロパン、オキシプロピレン−２，２−ビス（４−ヒドロキシフェ
ニル）プロパン等が挙げられる。

多価カルボン酸の例としては、マレイン酸、フマル酸、
グルタル酸、フタル酸、無水マレイン酸、無水フマル酸
、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメ
リット酸、１，２．４−ベンゼントリカルボン酸等が挙
げられる。

ポリスチル樹脂の例としては以下のものが挙げられる。

樹脂例１ポリオキシプロピレン（２，２）−２，２−ビス（４−
ヒドロキシフェニル）プロパン、フマル酸による軟化点
１００℃のポリエステル。

樹脂例２ポリオキシエチレン（２）−２，２−ビス（４−ヒドロ
キシフェニル）プロパン、テレフタル酸による軟化点９
０℃のポリエステル。

樹脂例３ポリオキシプロピレン（３）−ビス（４−ヒドロキシフ
ェニル）チオエーテル、イソフタル酸による軟化点１１
０℃のポリエステル。

樹脂例４ポリオキシプロピレン（２，２）−２，２−ビス（４−
ヒドロキシフェニル）プロパン、フマル酸、トリメリッ
ト酸による軟化点１３０℃のポリエステル。

樹脂例５オキシエチレン−２，２−ビス（４−ヒドロキシフェニ
ル）プロパン、フマル酸による軟化点１００℃のポリエ
ステル。

［実施例］次に、実施例を挙げて本発明をより詳しく説明する。な
お、１部」および１％」は重量基準である。

実施例１トナーの組成ポリエステル樹脂（前記樹脂例１）　　　ｉｏｏ部Ｄａ
ｉｎｉｃｈｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　　　
　　　　　２．５部Ｐｈｔｈａｌｏｃｙａｎｉｎｅ　Ｇ
ｒｅｅｎ　（東京インキ製）２．０部この組成の材料を
加熱混練して、冷却後、粉砕、分級して５〜２０μｍの
トナー粒子を作った。

このトナー粒子に対して、シリカ（Ｒ９７２、日本アエ
ロジル製）をヘンシェル・ミキサーで１％外添してシア
ントナーを作った。

次に、このトナー５部に対して、キャリア鉄粉（商品名
Ｅ　Ｆ　Ｖ　２００／３００　、日本鉄粉株式会社製）
９５部を混合し、現像剤とした。

この現像剤を用いて、乾式普通紙電子写真複写機（商品
名Ｆ　Ｔ　−６４００、株式会社リコー製）で複写した
ところ、カブリのない、鮮明な画像が得られた。また、
２０．０００枚の連続複写を行なったが、複写品質の低
下はみられなかった。

実施例２トナーの組成ポリエステル樹脂（樹脂例１）　　　　　１００部Ｄａ
ｉｎｉＣｈｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　ＢｌｔＪｅ　Ｂ　　　
　　　　２．５部Ｌｉ０ｎＯＩ　Ｇｒｅｅｎ　Ｙ２Ｏ２
２，０部上記組成の材料を加熱混練して、冷却後、粉砕
、分級して５〜２０μｍのトナー粒子にした。

このトナー粒子に対して、シリカ（Ｒ９７２、日本アエ
ロジル製）をヘンシェル・ミキサーで１％外添してシア
ントナーを得た。

次に、このトナー５部に対して、キャリア鉄粉（商品名
ＥＦ２００／３００　、日本鉄粉株式会社製）９５部を
混合して現像剤を作った。

この現像剤を用いて、乾式普通紙電子写真複写機く商品
名Ｆ　Ｔ　−６４００、株式会社リコー製）で複写した
ところ、カブリのない鮮明な画像が得られた。また、２
０．０００枚の連続複写を行なったが、画像品質の低下
はみられなかった。

実施例３トナーの組成ポリエステル樹脂（樹脂例２　＞　　　　　１００部Ｄ
ａｉｎｉｃｈｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　　
　　２．５部Ｌｉ０ｎＯＩ　Ｇｒｅｅｎ　８２０１　　
　　　　２．０部上記組成の材料を加熱混練して、冷却
後、粉砕、分級して５〜２０μｍのトナー粒子にした。

次に、このトナー５部に対して、キャリア鉄粉（商品名
Ｅ　Ｆ　Ｖ　２００／３００　、日本鉄粉株式会社製）
９５部を混合して現像剤を作った。

この現像剤を用いて、乾式普通紙電子写真複写機（商品
名ＦＴ　−６４００、株式会社リコー製）で複写したと
ころ、カブリのない、鮮明な画像が得られた。また、２
０．０００枚連続複写を行なったが、複写品質の低下は
みられなかった。

実施例４トナーの組成ポリエステル樹脂（樹脂例４）　　　　　１００部Ｄａ
ｉｎｉｃｈｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　　　
　　　　２．５部Ｆａｓｔｏｇｅｎ　Ｇｒｅｅｎ　Ｂ　
　　　　　　　２．０部上記組成の材料を加熱混練して
、冷却後、粉砕、分級して５〜２０μｍのトナー粒子に
した。

このトナーに対して、シリカ（Ｒ９７２、日本アエロジ
ル製）をヘンシェル・ミキサーで１％外添してシアント
ナーを得た。

次に、このトナー５部に対して、キャリア鉄粉（商品名
Ｅ　Ｆ　Ｖ　２００／３００　、日本鉄粉株式会社製）
９５部を混合して、現像剤を製造した。

この現像剤を用いて、乾式普通紙電子写真複写機（商品
名ｊ：　Ｔ　−６４００、株式会社リコー製）で複写し
たところ、カブリのない、鮮明な画像が得られた。また
、２０．０００枚の連続複写を行なったが、複写品質の
低下はみられなかった。

実施例５］・ナーの組成ポリエステル樹脂（樹脂例３）　　　　　１００部Ｄａ
ｉｎｉｃｈｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　　　
　　　　３．０部Ｓｕｍｉｔｏｎｅ　ｃｙａｎｉｎｅ　
Ｇｒｅｅｎ　Ｇ　　　　　２．５部上記組成の材料を加
熱混練して、冷却後、粉砕、分級して５〜２０μｍのト
ナー粒子にした。

この現像剤を用いて、乾式普通紙電子写真複写機（商品
名Ｆ　Ｔ　−６４００、株式会社リコー製）で複写した
ところ、カブリのない、鮮明な画像が得られた。また、
２０，０００枚の連続複写を行なったが、画像品質の低
下はみられなかった。

実施例６トナーの組成ポリエステル樹脂（樹脂例５）　　　　　１００部Ｄａ
ｉｎｉＣｈｉ　ｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　　　
　　　　３．０部５ａｎｙｏ　Ｐｈｔｈａｌｏｃｙａｎ
ｉｎｅ　Ｇｒｅｅｎ　Ｆ８　　２．５部上記組成の材料
を加熱混練して、冷却後、粉砕、分級して５〜２０μｍ
のトナー粒子にした。

この現像剤を用いて、乾式普通紙電子写真複写機（商品
名Ｆ　Ｔ　−６４００、株式会社リコー製）で複写した
ところ、カブリのない、鮮明な画像が得られた。また、
２０．０００枚の連続複写を行なったが、複写画像の品
質の低下はなかった。

上記実施例１〜６のトナーとイエロー、マゼンタトナー
を重ね合わせると黒の再現性が極めてよい。

比較例１実施例１のトナーの組成からＰｈｔｈａｌｏｃｙａｎｉ
ｎｅＧｒｅｅｎを除いた以外は実施例１と同様に現像剤
を製造した。

この現像剤を用いて乾式複写ｔ４　（ＦＴ−６４００）
で複写したところ、カブリのない鮮明な画像が得られた
。しかし、２０．０００枚連続複写をしたところ、カブ
リの多い不鮮明な画像になった。

また、現像剤中の逆帯電トナーを調べたところ、極めて
多量の逆帯電トナーの発生が認められた。

また、このトナーとイエロー、マゼンタトナーを重ね合
わせると、くすんだ黒になり、再現性に乏しかった。

以上の各実施例、比較例は結着樹脂としてポリエステル
樹脂１００％の場合を示したが、必要に応じて他の樹脂
を混合してもよく、その例を実施例７に示す。

実施例７トナーの組成ポリエステル樹脂（樹脂例５）　　　　　９０部スチレ
ン−ｎ・ブチルメタクリレート共重合体　　　　１０部Ｄａｉｎｉｃｈ
ｉ　Ｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌｕｅ　Ｂ　　　　　　　２．
５部し１ｏｎｏｌ　　Ｇｒｅｅｎ　　Ｙ２Ｏ２２，０部
上記組成の材料を加熱混練して、冷却後、粉砕、分級し
て５〜２０μｍのトナー粒子を得た。

次に、このトナー５部に対して、キャリア鉄粉（商品名
Ｅ　Ｆ　Ｖ　２００／３００　、日本鉄粉株式会？［）
９５部を混合して、現像剤を製造した。

この現像剤を用いて、乾式普通紙電子写真複写機（商品
名Ｆ　Ｔ　−６４００、株式会社リコー製）で複写した
ところ、カブリのない、鮮明な画像が得られた。また、
２０，０００枚の連続複写を行なったが、複写画像の品
質の低下はみられなかった。

比較例２実施例１のトナーの組成からＤａｉｎｉｃｈｉ　ｃｙａ
ｎ；ｎｅＢＩＩＪｅ　Ｂ　　を除いた以外は実施例１と
同様に現像剤を製造した。

この現像剤を用いて乾式複写機（ＦＴ−６４００）で複
写したところ、カブリのない鮮明な画像が得られた。し
かし、２０．０００枚連続複写をしたところ、カブリが
やや多い不鮮明な画像になった。

また、現像剤中の逆帯電トナーを調べたところ、ややそ
の発生が認められた。

そのほかこのトナーは実施例１のトナーのシアン色より
暗色になった。また、このトナーとイエローおよびマゼ
ンタトナーを重ね合わせると、くすんだ黒になり、再現
性が乏しかった。

［発明の効果］以上の説明で明らかなように本発明によれば、鮮明な画
像が得られ、繰り返し現像によっても画像劣化しない電
子写真用シアン・トナーが得られる。

Claims

【特許請求の範囲】

　ビスフェノール型ジオールと多価カルボン酸より合成
される軟化点５０〜１５０℃のポリエステル樹脂と、こ
れに更にＣ．Ｉ．ピグメント・ブルー１５に分類される
化合物とＣ．Ｉ．ピグメント・グリーン７に分類される
化合物からなる２種類の着色剤とを含有することを特徴
とする電子写真用シアン・トナー。