JPH01309460A - カラー原稿読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー原稿を読み取るカラー原稿読取装置に関
する。

〔従来の技術〕

電子通信学会技術研究報告ＩＥ８７−２５、第７３頁乃
至第７８頁には、「光源切換による高速カラー密着セン
サ」と題する論文が掲載されている。第２図及び第３図
は同論文に記載されている読取装置とそのタイミングチ
ャー１−を表わしている。

第２図において１は原稿であり、その表面にはカラー印
刷が施されている。２．３は各々赤色と青色の光を発生
する冷陰極蛍光管（ＣＦＬ）よりなる光源であり、４は
緑色の光を発生する蛍光パネルからなる光源である。光
源２．３．４より出力された光は原稿１に照射され、そ
の反射光がレンズアレイ５により集光され、ラインセン
サ６に入力される。

原稿読取動作時において、先ず光源２が期間ＴＲの間点
灯される（第３図（ａ））。期間Ｔ８が経過したときラ
インセンサ６の読出スキャンが開始され（第３図（ｂ）
）、期間Ｔｓの間ラインセンサ６から信号が読み出され
る（第３図（Ｃ））。この期間Ｔｓの間に読み出される
信号が原稿１の赤色の信号として出力される（第３図（
ｄ））。

光源２の駆動を停止したとき、しばらくの間蛍光体によ
る残光が存在する。残光によるラインセンサ６の出力を
破棄するため１期間Ｔｓが経過したときダミースキャン
が実行される（第３図（ｂ）、（Ｃ））。

このダミースキャンと同時に次の光源４が期間ＴＧの開
駆動され（第３図（ａ））、続く期間Ｔｓの間に緑色の
信号が読み出され、出力される（第３図（ｂ）、（ｃ）
、（ｄ））。さらに同様に光源３が駆動され、青色の信
号が読み出され、出力される。

このようにして期間Ｔ、の間に原稿１の１ライン分のデ
ータが読み取られると、原稿１が読取装置に対して相対
的に１ライン分移動され、次のラインが読み取られる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の読取装置はこのように光源として蛍光パネルや冷
陰極蛍光管等の蛍光ランプを使用しているため装置が大
きくなるばかりでなく、蛍光体による残光があり、光源
を点滅する際立」ニリ及び立下がり（アタック、リカバ
リ）時間を考慮してタイミングを調整しなければならな
かった。その結果読取速度（点滅速度）の高速化にも限
界があった。

そこで本発明は装置の小型化と読取の高速化を可能にす
るものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のカラー原稿読取装置はカラー原稿に照射する赤
色の光を発生する第１のＬＥＤと、カラー原稿に照射す
る緑色の光を発生する第２のＬ　ＥＤと、カラー原稿に
照射する青色の光を発生する蛍光ランプと、第１及び第
２のＬＥＤと蛍光ランプとを制御し、第１の期間青色の
光を、第２の期間青色の光と赤色の光を、第３の期間青
色の光と緑色の光を、各々カラー原稿に線順次に照射さ
せる制御回路と、カラーｒＭｍｉからの光を検知し、光
電変換して出力するラインセンサと、ラインセンサの出
力を記憶するメモリと、ラインセンサの出力とメモリの
出力とを減算する減算回路とを備える。

〔作用〕

第１の期間蛍光ランプからの青色の光が、第２の期間蛍
光ランプの青色の光と第１のＬＥＤの赤色の光が同時に
、また第３の期間蛍光ランプの青色の光と第２のＬＥＤ
の緑色の光が同時に、各々カラー原稿に線順次に照射さ
れる。カラー原稿からの反射光はラインセンサに入力さ
れ、光電変換される。第１の期間に対応するラインセン
サの出力から青色の信号が出力される。またこのときの
信号はメモリに記憶される。第２の期間及び第３の期間
に対応するラインセンサの出力からメモリに記憶された
データが減算され、赤色及び緑色の信号が出力される。

従って装置の小型化と読取の高速化が可能になる。

〔実施例〕

第４図は本発明の読取装置の構成を表゛わしている。同
図において１１は表面にカラー印刷が施されている原稿
である。１２は赤色の光を発生するＬＥＤ、１３は緑色
の光を発生するＬＥＤである。

青色の大きなレベルの光を発生するＬＥＤは未だ実現が
困難であるので、青色の光を発生する光源として蛍光灯
、蛍光パネル、冷陰極蛍光管等の蛍光ランプ１４が用い
られる。

これらＬＥＤ１２．１３．蛍光ランプ１４より出力され
た光は原稿１１に照射される。その反射光がレンズアレ
イ１５により集光され、ラインセンサ１６に入力される
。１７は制御回路であり、ＬＥＤ１２．１３、蛍光ラン
プ１４を制御する。

しかして制御回路１７は第１図に示すように各光源を制
御する。蛍光ランプ１４は読取動作中常時点灯される（
第１図（ａ））。ＬＥＤ１２と１３は所定の期間（ｔｚ
、ｔ３）のみ間欠的に点灯される（第１図（ｂ）、（Ｃ
））。その結果期間上□の間青色の光のみが、続く期間
ｔ２の間青色と赤色の光が、続く期間ｔ３の間青色と緑
色の光が、各々点灯される。以下同様にこれらの光が線
順次に点灯される。

ラインセンサ１６は各光源の切り換えタイミングにおい
て読み出しが開始される（第１図（ｅ））。

従って期間ｔ□において青色の光を照射していたときの
続出信号が期間し、において、期間ｔ２において青色と
赤色の光を照射していたときの続出信号が期間ｔ３にお
いて、期間ｔ３において青色と緑色の光を照射していた
ときの読出信号が期間ｔ４において、各々出力される（
第１図（ｄ））。

ラインセンサ１６の出力は第５図に示す如き読取回路に
供給される。同図において２１はメモリ、２２．２３は
減算回路である。青色の光が照射されていたときのうイ
ンセンサ１６の出力はメモリ２１に、青色と赤色の光が
照射されていたときの出力は減算回路２２に、青色と緑
色の光が照射されていたときの出力は減算回路２３に、
各々供給され、減算回路２２．２３はラインセンサ１６
の出力とメモリ２１の出力とを減算して出力するように
なっている。

第６図のタイミングチャー１−を参照して以下にこの読
取回路の動作を説明する。ラインセンサ１６の出力（第
６図（ａ））は図示せぬスイッチ、ゲート等により期間
に対応してメモリ２１、減算回路２２又は２３に分配さ
れる。青色の光のみが照射されていたときのラインセン
サ１６の読出出力はメモリ２］に入力され、記憶される
。またそのスルー出力が青色の信号（第６図（ｂ））と
して図示せぬ処理回路゛に供給される。

青色の光と赤色の光が照射されていたときの出力は減算
回路２２に入力される。減算回路２２はこのデータから
メモリ２１に記憶されているデータ（青色光照射時のデ
ータ）を減算し、赤色のデータを分離、抽出し、出力す
る（第６図（Ｃ））。

青色の光と緑色の光が照射されていたときの出力は減算
回路２３に入力される。減算回路２３はこのデータから
メモリ２１に記憶されているデータを減算し、緑色のデ
ータとして出力する（第６図（ｄ））。

このようにして１ライン分の読取が終了したとき原稿１
１は１ライン分移送され、同様の動作により次のライン
が読み取られる。

〔発明の効果〕

以」二の如く本発明によれば、赤色及び緑色の光源とし
てＬＥＤを用いるようにしているため装置の小型化が可
能になるはかりでなく、残光がないので読取の高速化が
可能になる。また青色の光源として蛍光ランプを用いる
が、これを常時点灯状態とし、他の色のＬＥＤ点灯時に
は蛍光ランプの成分を減算回路により電気的に相殺する
ようにしたので、蛍光ランプの残光により読取速度が影
響を受けることが防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の読取装置のタイミングチャート、 第２図は従来の読取装置の側面図、 第３図は従来の読取装置のタイミングチャート、第４図
は本発明の読取装置の側面図、 第５図は本発明の読取回路のブロック図、第６図は本発
明の読取回路のタイミングチャー１−である。 １・・・原稿 ２・・・赤色光源 ３・・・青色光源 ４・・・緑色光源 ５・・・レンズアレイ ６・・・ラインセンサ １１・・・原稿 １２・・・赤Ｔ、、　Ｆ　Ｄ １３・・・緑ＬＥＤ １４・・・蛍光ランプ １５・・・レンズアレイ １６・・・ラインセンサ １７・・・制御回路 ２１・・・メモリ ２２．２３・・・減算回路 特許出願人　沖電気工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 カラー原稿に照射する赤色の光を発生する第１のＬＥＤ
   と、 カラー原稿に照射する緑色の光を発生する第２のＬＥＤ
   と、 カラー原稿に照射する青色の光を発生する蛍光ランプと
   、 第１及び第２のＬＥＤと蛍光ランプとを制御し、第１の
   期間青色の光を、第２の期間青色の光と赤色の光を、第
   ３の期間青色の光と緑色の光を、各々カラー原稿に線順
   次に照射させる制御回路と、カラー原稿からの光を検知
   し、光電変換して出力するラインセンサと、 ラインセンサの出力を記憶するメモリと、 ラインセンサの出力とメモリの出力とを減算する減算回
   路とを備えるカラー原稿読取装置。