JPH01309224A - 真空インタラプタの電極 - Google Patents
真空インタラプタの電極Info
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- JPH01309224A JPH01309224A JP13850688A JP13850688A JPH01309224A JP H01309224 A JPH01309224 A JP H01309224A JP 13850688 A JP13850688 A JP 13850688A JP 13850688 A JP13850688 A JP 13850688A JP H01309224 A JPH01309224 A JP H01309224A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/60—Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/66—Vacuum switches
- H01H33/664—Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings
- H01H33/6642—Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings having cup-shaped contacts, the cylindrical wall of which being provided with inclined slits to form a coil
Landscapes
- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
八 産業上の利用分野
本発明は、真空インタラプタの電極に関し、特にコント
レート形電極に用いて好適なものである。
レート形電極に用いて好適なものである。
B 発明の概要
筒部に傾斜溝を備えて構成したカップ状の磁界発生部と
、リング状の接点部とからなる真空インタラプタの電極
において、傾斜溝を備えて構成した磁界発生部を銅にク
ロムを0.5重量%から2重量%の範囲で添加した合金
で形成する一方、接点部を銅よりも融点の高い少な(と
も二種類の金属の多孔質焼結体に銅を溶浸してなる複合
金属で形成すると共に磁界発生部よりも熱膨張率を小さ
く設定し、これにより磁界発生部の傾斜溝をつぶれ難く
して耐久性の向上を図り、安定した遮断性能が得られろ
ようにしたものである。
、リング状の接点部とからなる真空インタラプタの電極
において、傾斜溝を備えて構成した磁界発生部を銅にク
ロムを0.5重量%から2重量%の範囲で添加した合金
で形成する一方、接点部を銅よりも融点の高い少な(と
も二種類の金属の多孔質焼結体に銅を溶浸してなる複合
金属で形成すると共に磁界発生部よりも熱膨張率を小さ
く設定し、これにより磁界発生部の傾斜溝をつぶれ難く
して耐久性の向上を図り、安定した遮断性能が得られろ
ようにしたものである。
C従来の技術
真空インタラプタの電極の一つとして、コントレート形
のri極が知られている。かかるコンI・レート形電極
の一例の平面形状を表す第1図及びそのI[−IF矢視
断面構造を表す第2図に示すように、コントレート形T
i1l。
のri極が知られている。かかるコンI・レート形電極
の一例の平面形状を表す第1図及びそのI[−IF矢視
断面構造を表す第2図に示すように、コントレート形T
i1l。
はリード棒20の先端に接合したカップ状の磁界発生部
30と、この磁界発生部30の開口端面31に接合した
リング状の接点部40とで構成される。前記磁界発生部
30は円板状の基部32の外周縁側に筒部33を一体に
形成してなる。そして、この筒部33には周方向に沿っ
て等間隔で複数の傾斜溝34が当該筒部33の開口端面
31及び内周面35及び外周面36にそれぞれ開口する
と共に該筒部33の長手方向に対し傾斜させて設けであ
る。この磁界発生部30は無酸素鋼で製造され、一方、
接点部40はモリブデン粉末とクロム粉末との多孔質焼
結体に銅を溶浸した重量比で例えばCu: Mo: C
r=4: 3: 1の割合の複合金属で作られろ。
30と、この磁界発生部30の開口端面31に接合した
リング状の接点部40とで構成される。前記磁界発生部
30は円板状の基部32の外周縁側に筒部33を一体に
形成してなる。そして、この筒部33には周方向に沿っ
て等間隔で複数の傾斜溝34が当該筒部33の開口端面
31及び内周面35及び外周面36にそれぞれ開口する
と共に該筒部33の長手方向に対し傾斜させて設けであ
る。この磁界発生部30は無酸素鋼で製造され、一方、
接点部40はモリブデン粉末とクロム粉末との多孔質焼
結体に銅を溶浸した重量比で例えばCu: Mo: C
r=4: 3: 1の割合の複合金属で作られろ。
この接点部6に要求される特性としては、導電率が高い
こと(つまり、接触抵抗が低いこと)、エロージョンが
少ないこと、耐電圧特性が優れていること、電流遮断能
力が高いこと等が挙げられる。
こと(つまり、接触抵抗が低いこと)、エロージョンが
少ないこと、耐電圧特性が優れていること、電流遮断能
力が高いこと等が挙げられる。
このようなコントレート形電極は、接点部の表面の反対
側に磁界発生部が存在していることから、電極全体をコ
ンパクトにすることができる。又、相互に対向する一対
の電極間での各磁界発生部に形成された傾斜溝の傾斜方
向の組合せによす、縦磁界方式及び横磁界方式の何れに
も容易に対応することができる等の利点を有する。
側に磁界発生部が存在していることから、電極全体をコ
ンパクトにすることができる。又、相互に対向する一対
の電極間での各磁界発生部に形成された傾斜溝の傾斜方
向の組合せによす、縦磁界方式及び横磁界方式の何れに
も容易に対応することができる等の利点を有する。
D、 発明が解決しようとする課題
第1図及び第2図に示したコントレー1・形電極10を
組込んだ従来の真空インタラプタにおいては、コントレ
ート形電極10を構成する磁界発生部30が多数回の開
閉操作の際の衝撃力により塑性変形を起こして筒部33
に形成された傾斜溝34がつぶれてしまい、磁界発生の
効果が低減する欠点がある。
組込んだ従来の真空インタラプタにおいては、コントレ
ート形電極10を構成する磁界発生部30が多数回の開
閉操作の際の衝撃力により塑性変形を起こして筒部33
に形成された傾斜溝34がつぶれてしまい、磁界発生の
効果が低減する欠点がある。
例えば、Cu: Mo: Cr=4: 3: 1の
重量比で形成され且つ外径75鴫、内径45.。
重量比で形成され且つ外径75鴫、内径45.。
厚さ3關のリング状をなす接点部と、無酸素銅で形成さ
れて外径75m5.内径45+m、この内径部の高さ9
.5鵬、全高17.5nnのカップ状をなし且つその筒
部に溝幅がIIIIilの傾斜溝を筒部の開口端直に対
して35度の角度で第1図及び第2図に示す如く円周方
向に沿って等間隔に十六個刻設した磁界発生部とを有す
るコントレート形電極10を用い、電極間隙を121.
開閉速度を1.4 m / seCに設定して開閉試験
を行った結果、初期の遮断性能は良好であったが、30
回程度の開閉操作以降では遮断性能が急激に低下し、溝
部34がつぶれてしまっていることが判明した。
れて外径75m5.内径45+m、この内径部の高さ9
.5鵬、全高17.5nnのカップ状をなし且つその筒
部に溝幅がIIIIilの傾斜溝を筒部の開口端直に対
して35度の角度で第1図及び第2図に示す如く円周方
向に沿って等間隔に十六個刻設した磁界発生部とを有す
るコントレート形電極10を用い、電極間隙を121.
開閉速度を1.4 m / seCに設定して開閉試験
を行った結果、初期の遮断性能は良好であったが、30
回程度の開閉操作以降では遮断性能が急激に低下し、溝
部34がつぶれてしまっていることが判明した。
E 課題を解決するだめの手段
接点部と磁界発生部とをろう付けする場合、950℃〜
1000℃程度の熱負荷がこれらに作用する。このため
、無酸素銅からなる磁界発生部はろう付は作業後には焼
なまし状態となり、その機械的強度が大幅に低下してい
るものと予想される。
1000℃程度の熱負荷がこれらに作用する。このため
、無酸素銅からなる磁界発生部はろう付は作業後には焼
なまし状態となり、その機械的強度が大幅に低下してい
るものと予想される。
そこで、機械的強度や導電率が1比較的優れている耐熱
銅合金の−っであるCu−Cr系銅合金に着目し、この
Cu−Cr系銅合金と無酸素銅とでそれぞれ磁界発生部
を作成し、この磁界発生部単体及びこれに接点部を接合
してなる電極の機械的強度を調査した。実験は■:無酸
素銅製の磁界発生部のみ ■:■の試料に接点部をろう付けしたもの■ニクロムを
1.17重量%含むCu−Cr系銅合金製の磁界発生部
のみ ■二〇の試料に接点部をろう付けしたもの■:■の試料
に接点部をろう付けせずに■の試料と同一の熱処理を施
したもの の五種類について行った。なお、磁界発生部は外径75
IIIm、内径45 m 、この内径部の高さ9.5+
+u++、全高17.5m−のカップ状をなし且つその
筒部に溝幅がIIIIIRの傾斜溝を筒部の開口端向に
対して35度の角度で第1図及び第2図に示す如く円周
方向に沿って等間隔に十六個刻設したものであり、又、
接点部;よCu;Mo: Cr=4: 3: 1の
重量比のものを外径75mm、内径45閂、厚さ3mm
のリング状に加工したものである。
銅合金の−っであるCu−Cr系銅合金に着目し、この
Cu−Cr系銅合金と無酸素銅とでそれぞれ磁界発生部
を作成し、この磁界発生部単体及びこれに接点部を接合
してなる電極の機械的強度を調査した。実験は■:無酸
素銅製の磁界発生部のみ ■:■の試料に接点部をろう付けしたもの■ニクロムを
1.17重量%含むCu−Cr系銅合金製の磁界発生部
のみ ■二〇の試料に接点部をろう付けしたもの■:■の試料
に接点部をろう付けせずに■の試料と同一の熱処理を施
したもの の五種類について行った。なお、磁界発生部は外径75
IIIm、内径45 m 、この内径部の高さ9.5+
+u++、全高17.5m−のカップ状をなし且つその
筒部に溝幅がIIIIIRの傾斜溝を筒部の開口端向に
対して35度の角度で第1図及び第2図に示す如く円周
方向に沿って等間隔に十六個刻設したものであり、又、
接点部;よCu;Mo: Cr=4: 3: 1の
重量比のものを外径75mm、内径45閂、厚さ3mm
のリング状に加工したものである。
これら二種類の試料の評価は、■の試料を上下から圧縮
してその溝部がつぶれた時の圧縮力を100%と設定し
た。
してその溝部がつぶれた時の圧縮力を100%と設定し
た。
その結果、■の試料では80%の圧縮力で溝部がつぶれ
、■の試料では60%の圧縮力で溝部がつぶれ、■の試
料では120%の圧縮力で溝部がつぶれ、■の試料では
90%の圧縮力で溝部がつぶれてしまうことが判明した
。
、■の試料では60%の圧縮力で溝部がつぶれ、■の試
料では120%の圧縮力で溝部がつぶれ、■の試料では
90%の圧縮力で溝部がつぶれてしまうことが判明した
。
この事実に基づき検討し、た結果、
の:Cu−Cr系銅合金及びCu −Mo −Cr系複
合金属の熱膨張率はそれぞれ1?X10 /dt4.1
3.2 X 10−’/degであり、Cu−Cr系鋼
合金は、熱膨張率が接点部を構成するCu −Mo −
Cr系複合金属よりも大きい。
合金属の熱膨張率はそれぞれ1?X10 /dt4.1
3.2 X 10−’/degであり、Cu−Cr系鋼
合金は、熱膨張率が接点部を構成するCu −Mo −
Cr系複合金属よりも大きい。
@:Cu−Cr系銅合金は、950℃〜1000℃程度
のろう付は加熱処理後の強度低下が少ない。
のろう付は加熱処理後の強度低下が少ない。
θ:磁界発生部の筒部は多数の傾斜溝で分割されている
ことから、熱膨張率のちがいによる熱応力の残存は分散
している。
ことから、熱膨張率のちがいによる熱応力の残存は分散
している。
e:このため、■の試料では接点部をろう付けしている
ことから筒部に熱応力が残存し、これが磁界発生部の機
械的強度を増加させる要因となり、結果として接点部を
ろう付けしていない未熱処理の■の試料よりも大きな機
械的強度を持つことができたものと推察される。なお、
クロムの割合が2重量%を越えると導電率の低下が著し
くなって好ましくない。又、0.5重量%未満の場合に
は機械的強度の向上が望めない。
ことから筒部に熱応力が残存し、これが磁界発生部の機
械的強度を増加させる要因となり、結果として接点部を
ろう付けしていない未熱処理の■の試料よりも大きな機
械的強度を持つことができたものと推察される。なお、
クロムの割合が2重量%を越えると導電率の低下が著し
くなって好ましくない。又、0.5重量%未満の場合に
は機械的強度の向上が望めない。
@ニ一方、■の試料では磁界発生部がろう付は作業に伴
う熱で軟化し、この状態でろう付けされろことから磁界
発生部自体の機械的強度が低下するばかりでなく、筒部
には熱応力が残存せず、結果として傾斜溝がつぶれ易く
なっていると思われる。
う熱で軟化し、この状態でろう付けされろことから磁界
発生部自体の機械的強度が低下するばかりでなく、筒部
には熱応力が残存せず、結果として傾斜溝がつぶれ易く
なっていると思われる。
以上のようなことが判明した。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであり、
リード棒の先端に接合される筒部に傾斜溝を備えて構成
したカップ状の磁界発生部と、この磁界発生部の開口端
部に設けたリング状の接点部とを有する真空インタラプ
タの電極において、前記磁界発生部を銅にクロムを0.
5重量パーセントから2重量パーセントの範囲で添加し
た合金で形成し、前記接点部を銅よりも融点の高い少な
くとも二種類の金属粉末の多孔質焼結体に銅を溶浸して
なる複合金属で形成すると共に前記磁界発生部よりも熱
膨張率を小さく設定したことを特徴とするものである。
リード棒の先端に接合される筒部に傾斜溝を備えて構成
したカップ状の磁界発生部と、この磁界発生部の開口端
部に設けたリング状の接点部とを有する真空インタラプ
タの電極において、前記磁界発生部を銅にクロムを0.
5重量パーセントから2重量パーセントの範囲で添加し
た合金で形成し、前記接点部を銅よりも融点の高い少な
くとも二種類の金属粉末の多孔質焼結体に銅を溶浸して
なる複合金属で形成すると共に前記磁界発生部よりも熱
膨張率を小さく設定したことを特徴とするものである。
ここで、多孔質焼結体を構成する金属としては、モリブ
デン、タングステン、ニオブ。
デン、タングステン、ニオブ。
タンタル、チタンのうちの少なくとも一種類とクロム、
鉄、コバルトのうちの少なくとも一種類との組合せが採
用でき、接点部全体に占める割合はそれぞれ5重量%か
ら70重量%の範囲に収めることが望ましい。これらの
金属は何れも鋼よりも融点が高く、粉末状のものを混合
して非酸化性雰囲気にて加熱し、多孔質の焼結体とする
。
鉄、コバルトのうちの少なくとも一種類との組合せが採
用でき、接点部全体に占める割合はそれぞれ5重量%か
ら70重量%の範囲に収めることが望ましい。これらの
金属は何れも鋼よりも融点が高く、粉末状のものを混合
して非酸化性雰囲気にて加熱し、多孔質の焼結体とする
。
F 作 用
磁界発生部を銅にクロムを0.5重量%から2重量%の
範囲で添加した合金で形成したものは、高温ろう付は後
の機械的強度の低下が少ない上に導電率も比較的高く、
接点部を構成する複合金属と比較して熱膨張率が大きい
。
範囲で添加した合金で形成したものは、高温ろう付は後
の機械的強度の低下が少ない上に導電率も比較的高く、
接点部を構成する複合金属と比較して熱膨張率が大きい
。
この熱膨張率の差によって、ろう付換の傾斜溝が形成さ
れた筒部には熱応力が残存し、電極としての機械的強度
がろう付は前と同じか或いはそれ以上になる。
れた筒部には熱応力が残存し、電極としての機械的強度
がろう付は前と同じか或いはそれ以上になる。
G実施例
′R極自体の構造は第1図及び第2図に示したものと同
様で良いので、必要に応じこれら第1図及び第2図を参
照しつつ説明する。
様で良いので、必要に応じこれら第1図及び第2図を参
照しつつ説明する。
まず、−100メツシユのモリブデン及びクロムの粉末
を重量比でMo: Cr=3: 1となるように用意
し、これを機械的に混合する。
を重量比でMo: Cr=3: 1となるように用意
し、これを機械的に混合する。
そして、この混合粉末を600 kg/cd以上の加圧
力で円盤状に圧縮加圧成形したのち、この仮成形体に円
盤状をなす銅塊を載置し、これらを真空炉内に装入して
銅の融点以下の温度(例えば1000℃)で仮成形体の
脱ガス処理を行うと共にモリブデン粒子とクロム粒子と
を拡散結合させ、銅塊が載置された多孔質焼結体を得る
。しかるのち、銅の融点以上で多孔質焼結体の融点以下
の1度(例えば1100℃)で銅塊を多孔質焼結体の空
隙部分に溶浸させる。
力で円盤状に圧縮加圧成形したのち、この仮成形体に円
盤状をなす銅塊を載置し、これらを真空炉内に装入して
銅の融点以下の温度(例えば1000℃)で仮成形体の
脱ガス処理を行うと共にモリブデン粒子とクロム粒子と
を拡散結合させ、銅塊が載置された多孔質焼結体を得る
。しかるのち、銅の融点以上で多孔質焼結体の融点以下
の1度(例えば1100℃)で銅塊を多孔質焼結体の空
隙部分に溶浸させる。
このようにして得た接点材料を外径75mm。
内径45mm、厚さ3聞の環状に加工し、全体としてC
u: Mo: Cr=4: 3: 1の重量比の接
点部40を得た。この接点部40の引張り強さは35
kg / mm2.ブリネル硬さは100゜熱膨張率は
13.2 X 10−’ / deg、導電率(IAC
3%)は55であった。
u: Mo: Cr=4: 3: 1の重量比の接
点部40を得た。この接点部40の引張り強さは35
kg / mm2.ブリネル硬さは100゜熱膨張率は
13.2 X 10−’ / deg、導電率(IAC
3%)は55であった。
一方、基部32と筒部33とからなる磁界発生部30は
クロムを1.17重量%含み、引張り強さが49.7
kg / mm12.ブリネル硬さが138、熱膨張率
が17 X 10−’ / deg、導電率(IAC3
%)が85.1のCu−Cr系耐熱銅合金で形成した。
クロムを1.17重量%含み、引張り強さが49.7
kg / mm12.ブリネル硬さが138、熱膨張率
が17 X 10−’ / deg、導電率(IAC3
%)が85.1のCu−Cr系耐熱銅合金で形成した。
この磁界発生部30の寸法形状は、外径75鴫、内径4
5+m、この内径部の高さ9.5m+a、全高17.5
mmのカップ状で且つ筒部33に溝幅が1鴎の傾斜溝3
4を筒部33の開口端面31に対して35度の角度で第
1図及び第2図に示す如(円周方向に沿って等間隔に十
六個刻設したものである。
5+m、この内径部の高さ9.5m+a、全高17.5
mmのカップ状で且つ筒部33に溝幅が1鴎の傾斜溝3
4を筒部33の開口端面31に対して35度の角度で第
1図及び第2図に示す如(円周方向に沿って等間隔に十
六個刻設したものである。
そして、磁界発生部30の開口端面31に接点部40を
約1000℃の温度にてろう付は接合してコントレート
形電極を得た。
約1000℃の温度にてろう付は接合してコントレート
形電極を得た。
そして、このコントレート形電極を用い、電極間隔を1
2m、開閉速度を1.4 m / seeに設定して開
閉試験を10000回繰り返し行った結果、溝部34の
つぶれは全く認められなかった。
2m、開閉速度を1.4 m / seeに設定して開
閉試験を10000回繰り返し行った結果、溝部34の
つぶれは全く認められなかった。
H発明の効果
本発明の真空インタラプタの電極によると)基部と局部
とからなるカップ状の磁界発生部に、接点部を構成する
複合金属よりも熱膨張率が大きいCu−Cr系合金を用
い、ろう付けによって接点部と一体化するようにしたの
で、傾斜溝を備えた筒部に熱応力が残留する結果、ろう
付けの磁界発生部の強度と比較してろう付は後の電極強
度が大となり、このため傾斜溝のつぶれない耐久性の高
いコントレート形電極を得ることかでき、よって遮断性
能の安定した真空インタセプタを得られる0
とからなるカップ状の磁界発生部に、接点部を構成する
複合金属よりも熱膨張率が大きいCu−Cr系合金を用
い、ろう付けによって接点部と一体化するようにしたの
で、傾斜溝を備えた筒部に熱応力が残留する結果、ろう
付けの磁界発生部の強度と比較してろう付は後の電極強
度が大となり、このため傾斜溝のつぶれない耐久性の高
いコントレート形電極を得ることかでき、よって遮断性
能の安定した真空インタセプタを得られる0
第1図は本発明の対象となったコントレー1・形電極の
平面図、第2図はそのII−II矢視断面形状を表す破
断図である。 又、図中の符号で10はコントレート形電極、20はリ
ード捧、30は磁界発生部、31は開口端面、32は基
部、33は筒部、34は傾斜溝、35は内周面、36は
外周面、40は接点部である。
平面図、第2図はそのII−II矢視断面形状を表す破
断図である。 又、図中の符号で10はコントレート形電極、20はリ
ード捧、30は磁界発生部、31は開口端面、32は基
部、33は筒部、34は傾斜溝、35は内周面、36は
外周面、40は接点部である。
Claims (1)
- リード棒の先端に接合される筒部に傾斜溝を備えて構成
したカップ状の磁界発生部と、この磁界発生部の開口端
部に設けたリング状の接点部とを有する真空インタラプ
タの電極において、前記磁界発生部を銅にクロムを0.
5重量パーセントから2重量パーセントの範囲で添加し
た合金で形成し、前記接点部を銅よりも融点の高い少な
くとも二種類の金属粉末の多孔質焼結体に銅を溶浸して
なる複合金属で形成すると共に前記磁界発生部よりも熱
膨張率を小さく設定したことを特徴とする真空インタラ
プタの電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13850688A JPH01309224A (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 真空インタラプタの電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13850688A JPH01309224A (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 真空インタラプタの電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01309224A true JPH01309224A (ja) | 1989-12-13 |
Family
ID=15223726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13850688A Pending JPH01309224A (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 真空インタラプタの電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01309224A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2261940A1 (fr) * | 2009-06-10 | 2010-12-15 | Areva T&D Sas | Enroulement pour contact d'ampoule a vide a moyenne tension a endurance amelioree, ampoule a vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associes |
US8164019B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-04-24 | Areva T&D Sas | Contact for a medium-voltage vacuum circuit-breaker with improved arc extinction, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
US8168910B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-05-01 | Areva T&D Sas | Contact for a medium-voltage vacuum circuit-breaker with reinforced structure, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP13850688A patent/JPH01309224A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2261940A1 (fr) * | 2009-06-10 | 2010-12-15 | Areva T&D Sas | Enroulement pour contact d'ampoule a vide a moyenne tension a endurance amelioree, ampoule a vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associes |
FR2946792A1 (fr) * | 2009-06-10 | 2010-12-17 | Areva T & D Sa | Enroulement pour contact d'ampoule a vide a moyenne tension a endurance amelioree, ampoule a vide et disjoncteur, tel qu'un disjoncteur sectionneur d'alternateur associes. |
US8164019B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-04-24 | Areva T&D Sas | Contact for a medium-voltage vacuum circuit-breaker with improved arc extinction, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
US8168910B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-05-01 | Areva T&D Sas | Contact for a medium-voltage vacuum circuit-breaker with reinforced structure, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
US8288674B2 (en) | 2009-06-10 | 2012-10-16 | Areva T&D Sas | Winding for a contact of a medium-voltage vacuum circuit-breaker with improved endurance, and an associated circuit-breaker or vacuum circuit-breaker, such as an AC generator disconnector circuit-breaker |
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