JPH01307496A - 微生物増殖用多孔質担体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は例えば浄水用として下水処置に使う微生物、或
いはプランクトンの増殖効果を高める多孔質担体に関す
るものである。

〈従来の技術及び発明が解決しようとする課題）最近で
は下水処理に成る種の菌を殺す微生物、或いはプランク
トンを使用し、浄化作用を高める方法が研究実施されて
いる。そこで上記微生物、或いはプランクトンを増殖さ
せる方法として、培養液中に多孔質セラミックスを担体
として利用する様になって来た。この多孔質セラミック
スを成型するにあっては、珊瑚礁には多くのプランクト
ンが成育することに着目し、珊瑚自体が燐酸カルシウム
を主成分とする多孔質生体であり、プランクトン、或い
は微生物の増殖に好環境を付与することから、珊瑚等を
セラミックスに配合する方式があるが、珊瑚では特定の
地域での採集となりコスト高、或いは環境破壊につなが
る等の問題がある。　本発明では上記問題点を解消する
為に、多孔質であり、しかも燐酸カルシウムを主成分と
し、微生物、或いはプランクトンの増殖に非常に適する
骨灰配合の多孔質セラミックスの担体を提供することを
目的とするものである。

く課題を解決する為の手段〉 本発明の目的は次の如き成分配合した担体によって達成
できる。即ちその要旨は骨灰２５〜３５重四％、残部が
各種セラミック材料粉末から成る混合物を焼成したこと
を特徴とする微生物増殖用多孔質担体である。

なお骨灰２５〜３５重量％と限定した根拠は、骨灰が２
５重量％未満では気孔率が低すぎて、担体としての機能
を十分に発揮することができず、又骨灰が３５重量％を
越えれば焼成体としての強度が不足し、それを担体に用
いる時に運搬、或いは取扱い時に崩壊し易くなる等の問
題があるからである。

又上記各種セラミック材料としては、−Ｃ的に産出され
る粘土で充分であるが、Ａｌｘ０ｋ　Ｓ　ｉＯｘの単味
又は混合物等の材料でもよい。

〈作用〉 以下本発明を詳述すると、骨の主成分としての燐酸カル
シウムの他に、炭酸カルシウム及び少量のフシ化カルシ
ウム、゛塩化マグネシウム、クエン酸の塩類を含んでお
り、上記構成の骨を焼成しガスを放出させることによっ
て、気孔率の高い骨灰を形成するものである。この骨灰
を２５〜３５重揖％と、残部が各種セラミック材料粉末
との混合物を焼成した固形物を第１図に示す様に担体（
１）として、容器（２）内の培養液（３）中に浸し、微
生物、或いはプランクトンを増殖するものであり、上記
担体中には多量の小さい孔が形成されているので、微生
物、或いはプランクトンの増殖に最も適した環境となり
、又その主成分が燐酸カルシウムである為に、増殖、成
育に順応した状態を維持できるものである。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を詳述する。

下記第１表に示すのは本発明の担体の原料配合割合を示
すものである。

第１表 即ち上記割合に配合された混合物の成型体を、電気炉に
よって１，１００°Ｃの温度で３０分間保持焼成を行っ
た。

なおこの場合上記配合成分であるノコクズ及び紙繊維は
焼成中にその殆どが、ガス化消失又は炭化するものであ
るが、成型体を造る際の成型性を高めかつ又焼成体の気
孔率向上にも役立つので適量を混入したのである。

上記によって得られた焼成体の物理的特性を下記第２表
に示す。

第２表 上記第２表で示す結果より、この焼成体は、気孔率が非
常に高く、微生物増殖用担体として適しており、更に強
度面からも運搬、或いは培養液中に浸している状態であ
っても崩壊することがない。

〈発明の効果〉 以上述べて来た如く本発明によれば、気孔率の非常に高
い骨灰とセラミック材料粉末を混合焼成することによっ
て、微生物、或いはプランクトンの増殖に適した非常に
気孔率の高い担体を製造することが可能となる。又従来
の様に珊瑚を使用する替わりに、骨灰を使用する為にコ
スト低減となり、非常にコストの低い微生物、或いはプ
ランクトンの増殖が可能と成る等、種々の効果を奏する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の使用状態を示す説明図である。 図中、（１）：担体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、骨灰２５〜３５重量％、残部が各種セラミック材料
   粉末から成る混合物を焼成したことを特徴とする微生物
   増殖用多孔質担体。