JPH01306478A - セメント系基材の塗装方法 - Google Patents

セメント系基材の塗装方法

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JPH01306478A
JPH01306478A JP13665588A JP13665588A JPH01306478A JP H01306478 A JPH01306478 A JP H01306478A JP 13665588 A JP13665588 A JP 13665588A JP 13665588 A JP13665588 A JP 13665588A JP H01306478 A JPH01306478 A JP H01306478A
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Isao Kawai
功 河合
Hiroshi Ozawa
洋 小沢
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、セメント系基材の塗装方法に関するものであ
り、さらに詳しくは特定の着色塗料を塗装した後に,仕
上げ塗料として特定のフルオロオレフィン系共重合体、
硬化剤および紫外線吸収剤を必須成分として含んで成る
クリヤー塗料を塗布。
硬化せしめることにより極めて耐久性に優れた塗装物を
形成する塗装方法に関するものである。
(従来の技術とその問題点) コンクリート、石綿スレート、モルタル、ALC板,ケ
イ酸カルシウム系材料,石膏・スラグ系材料の如きセメ
ント系材料は建築,建材用途に広く使用されており、か
かる材料に美粧性を付与したり、耐久性を向上する目的
で溶液型のアクリル樹脂系着色塗料が塗装されて来た。
しかし、かかる塗料を塗装して得られる塗膜は、耐候性
が不充分なために長期間の曝露により光沢が低下して美
粧性が損なわれ、また剥離してしまうためにセメン1−
系基材の劣化を十分に防止することができないという欠
点があった。
この様な欠点を改良するために、仕上げ塗料として溶液
型のフルオロオレフィン系共重合体をベース樹脂とする
着色塗料を塗装する方法が提案されている(特公昭62
−16141号公報)。
しかし、この塗装方法においても長期の曝露により光沢
が低下してしまい、従って長期の耐久性を保持させるた
めには高価な塗料を厚塗りせねばならず、経済性の点で
問題がある。
(発明が解決しようとする課M) 本発明者らは、かかる欠点を改良するべく鋭意研究を重
ねた結果、セメント系基材に直接、あるいは予め有機塗
膜が形成されたセメント系基材に溶液型のアクリル樹脂
系着色塗料を塗装し1次いで仕上げ塗料として特定のフ
ルオロオレフィン系共重合体、硬化剤および紫外線吸収
剤を必須成分として含んで成る溶液型クリヤー塗料を塗
布することにより極めて耐久性に優れた塗装物が低コス
トで得られることを見い出し、本発明を完成させるに至
った。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明を概説すれば、本発明は、セメント系基材に直接
、または予め有機系塗膜を形成したセメント系基材に、
溶液型のアクリル樹脂系着色塗料[1)を塗装し、次い
で、 (A) 1分子平均少なくとも2個の反応性官能基を含
有する溶剤に可溶なフルオロオレフィン系共重合体、 (B)  前記反応性官能基と反応し得る硬化剤、(C
)  紫外線吸収剤、 を必須成分として含んで成る溶液型クリヤー塗料〔II
〕を塗布し、硬化せしめることを特徴とするセメント系
基材の塗装方法に関するものである。
以下1本発明の構成を詳しく説明する。
本発明において使用される溶液型のアクリル樹脂系着色
塗料〔■〕とは、公知慣用のアクリル酸エステル類もし
くはメタアクリル酸エステル類を必須の単量体成分とす
る単量体を重合して得られるアクリル樹脂をベース樹脂
成分とする着色塗料であって、当該ベース樹脂成分が有
機溶剤に溶解したタイプのものを相称する。
かかる塗料は、硬化剤成分を含有しない非架橋タイプの
塗料であっても良いし、反応性官能基を有するアクリル
系共重合体をベース樹脂成分として硬化剤もしくは硬化
触媒をも配合した架橋タイプの塗料であっても良いが、
高度の耐久性を付与する観点から、特に架橋タイプであ
ることが好ましい。
かかる架橋タイプの塗料用のベース樹脂成分であるアク
リル樹脂中に導入される反応性官能基の代表的なものと
しては、水酸基、カルボキシル基。
エポキシ基、アミノ基、アミド基、ヒドロキシメチルア
ミノカルボニル基、アセトアセトキシ基、アルコキメチ
ルアミノカルボニル基、アジリジニル基、エチレンカー
ボネート基、酸無水基、インシアネート基、ブロックさ
れたイソシアネート基、加水分解性シリル基、トリアル
キルシリルオキシよびR2は1価の有機基を表わす)で
表わされる基などが挙げられる。
かかる反応性官能基をアクリル樹脂中に導入するには、
特開昭58−38766号公報、米国特許452156
3公報、特開昭61−225244号公報、特開昭62
−283163号公報等に記載されている如く反応性官
能基を有するビニル系単量体を共重合したり、特開昭6
0−188417号公報、特開昭55−152745公
報、米国特許4567107号公報等に記載されている
如く予め調製したアクリル樹脂を所望とする反応性官能
基を含有する試剤と反応させる等の公知慣用の方法が採
用できる。
かかるアクリル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、硬化
性、耐候性、作業性等の点から2,000〜300 、
000、好ましくは3,000〜200 、000のも
のである。
前記アクリル樹脂系着色塗料〔I)の硬化のために配合
される硬化剤もしくは硬化触媒成分の代表的なものεし
ては、ポリイソシアネ・−ト化合物、ブロックポリイソ
シアネート化合物、ポリエポキシ化合物、1分子中にエ
ポキシ基と加水分解性シリル基を併用する化合物、ポリ
アミン化合物、ポリヒドロキシ化合物、ポリカルボキシ
化合物、アミノ樹脂、多価金属のアルコラード、多価金
属のキレート化合物等があり、硬化触媒の代表的なもの
としては、反応性官能基が加水分解性シリル基である場
合には、公知慣用の各種金属のカルボン酸塩、強酸性化
合物、強塩基性化合物等があり、反応性官能基が重合性
不飽和二重結合である場合には、ナフテン酸コバルト、
ナフテン酸クイ)の如き金属のカルボン酸塩類などが挙
げられる。
」二記した如き反応性官能基と硬化剤もしくは硬化触媒
との組み合わせの中で、汎用性の点からすれば、■水酸
基もしくはトリアルキルシリルオキシ基を反応性官能基
として有するアクリル樹脂に、硬化剤としてポリイソシ
アネート、ブロックポリイソシアネートもしくはアミノ
樹脂を配合する系、■アミノ基、カルボキシル基もしく
はトリアルキルシリルオキシカルボニル基を含有するア
クリル樹脂に、硬化剤としてポリエポキシ化合物もしく
はγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの如き
1分子中にエポキシ基と加水分解性シリル基を併有する
化合物を配合する系、■加水分解性シリル基を含有する
アクリル樹脂に、硬化触媒として金属のカルボン酸塩等
の公知慣用の加水分解性シリル基の加水分解−縮合用触
媒を配合する系等が特に好ましいものである。
本発明において使用されるアクリル樹脂系着色塗料(1
)を調製する際に使用される着色材の代表的なものとし
ては、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フタ
ロシアニングリーン、キナクリドンレッド等の有機系顔
料、酸化チタン、酸化鉄、チタン−バリウム−ニッケル
系複合酸化物、チタン−アンチモン−クロム系複合酸化
物、チタン−コバルト−ニッケルー亜鉛系複合酸化物、
コバルト−アルミニウム系複合酸化物、銅−クロム系複
合酸化物、硫酸バリウム、炭酸カルシウム。
タルク、炭酸バリウム等の無機系顔料が挙げられる。こ
れらは単独で使用しても良いし2種以上を併用しても良
い。これらの着色材は、美粧性を付与するとともに曝露
による上塗り塗膜との付着性の経時的な低下を防止する
観点から使用されるものである。
本発明においては、アクリル樹脂系着色塗料(1)を調
製するに際して、レベリング剤、色分れ防止剤、顔料分
散剤等公知慣用の添加剤類を添加できる。
上記した如き各構成成分から着色塗料〔I)を調製する
には、アクリル樹脂、顔料および溶剤類とから成る混合
物をサンドミルの如き顔料分散機を使用して着色ベース
を調製し、必要により、シンナーや硬化剤を配合すれば
良い。
次に、本発明において使用される溶液型クリヤー塗料[
11)について説明する。
前記溶液型クリヤー塗料(n)を構成する1分子中に平
均少なくとも2個の反応性官能基を含有する溶剤可溶型
のフルオロオレフィン系共重合体(A、)とは、フッ化
ビニル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン、プロモトリフルオロエチレン、
クロロトリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロピレ
ン、ヘキサフルオロプロピレンもしくは(パー)フルオ
ロアルキルトリフルオロビニルエーテル〔但し、(パー
)フルオロアルキル基の炭基数は1〜18個〕の如きフ
ルオロオレフィン単位を必須の構成成分として含み、且
つ、水酸基、エポキシ基、カルボキシル基、トリアルキ
ルシリルオキシ基、I−リアルキルシリルオキシカルボ
ニル基、アミノ基、イソシアネート基、アミド基、カル
ボン酸無水基の如き反応性の官能基を1分子中に平均少
なくとも2個含有する共重合体で、公知慣用の溶剤類に
可溶性であるものを相称する。
かかるフルオロオレフィン系共重合体(A)は、■上記
した如きフルオロオレフィン系単量体(a)、上記した
如き反応性官能基を含有するビニル系単量体(b)、お
よび、これらと共重合可能な単量体類(c)を共重合す
る方法、■予め■の方法により調製した特定の反応性官
能基を含有するフルオロオレフィン系共重合体を特定の
変性剤と反応させて異なる反応性官能基を含有するフル
オロオレフィン系共重合体に変換する等の方法、■反応
性官能基として水酸基を含有する共重合体を調製する場
合には予め調製したフルオロオレフィンとカルボン酸ビ
ニルエステルを必須成分とする共重合体を特開昭59−
219372号公報や特開昭60−158209号公報
に開示された如く加水分解する方法、等により調製する
ことができる。
前記■の方法によりフルオロオレフィン系共重合体(A
)を調製する際に使用される反応性官能基を含有するビ
ニル系単量体(b)の具体例としては、2−ヒドロキシ
エチルビニルエーテル、3−ヒドロキシエチルビニルエ
ーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4−
ヒドロキシブチルビニルエーテル、3−ヒドロキシプロ
ルビニルエ・−チル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ピルビニルエーテル、5−ヒドロキシペンチルビニルエ
ーテル、6−ヒドロキシエチルビニルエーテル、2−ヒ
ドロキシエチルアリルエーテル、3−ヒドロキシプロピ
ルアリルエーテル、4−ヒドロキシブチルアリルエーテ
ル、2−ヒドロキエチルメタアクリレートもしくは2−
ヒドロキシエチルアクリレートの如き水酸基を含有する
単量体類;2−ジメチルアミノエチルビニルエーテル、
3−ジメチルアミノプロピルビニルエーテル、2−ジエ
チルアミノエチルビニルエーテル、3−ジエチルアミノ
プロピルビニルエーテル、4−ジメチルアミノブチルビ
ニルエーテル、p−ジメチルアミノエチルスチレン、p
−ジエチルアミノエチルスチレン、2−ジメチルアミノ
エチルメタアクリレートもしくは2−ジメチルアミノエ
チルアクリレートの如きアミノ基を含有する単量体類;
コハク酸モノビニルエステル、アジピン酸モノビニルエ
ステル、セバシン酸モノビニルエステル、アクリル酸、
メタアクリル酸もしくはクロトン酸の如きカルボキシル
基を含有する単量体類;無水マレイン酸、無水イタコン
酸もしくは無水トリメリット酸モノビニルエステルの如
きカルボン酸無水基を含有する単量体類;グリシジルビ
ニルエーテル、グリシジルアクリレートもしくはグリシ
ジルメタアクリレートの如きエポキシ基を含有する単量
体類;ビニルイソシアネート、アリルイソシアネートも
しくは2−イソシアナートエチルメタアクリレートの如
きインシアネート基を含有する単量体類;アクリルアミ
ド、メタアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリル
アミドもしくはN−メチロールアクリルアミドの如きア
ミド基を含有する単量体類;2−トリメチルシリルオキ
シエチルビニルエーテル、3−トリメチルシリルオキシ
プロピルビニルエーテル、4−トリメチルシリルオキシ
ブチルビニルエーテル、2−トリメチルシリルオキシエ
チルメタアクリレートもしくは2−トリメチルシリルオ
キシエチルアクリレ−1〜の如きトリアルキルシリルオ
キシ基を含有するビニル系単量体類;4−トリメチルシ
リルオシキ力ルポニルペンタン酸ビニル、トリメチルシ
リルメタアクリレートもしくはトリメチルシリルアクリ
レートの如きトリアルキルシリルオキシカルボニル基を
含有する単量体類がある。かかる単量体のうち(メタ)
アクリル系の単量体類はフルオロオレフィン類との共重
合性が不充分であるのでこれらを使用する場合には重合
率を低下させない程度の量に抑えるのが好ましい。
前記単量体(a)および(b)と共重合可能な単量体1
(c)の具体例としては、メチルビニルエーテル、エチ
ルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソ
プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、
イソブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル
、n−ペンチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエ
ーテル、n−オクチルビニルエーテル、2−エチルヘキ
シルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類ニジ
クロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエ
ーテルもしくはメチルシクロヘキシルビニルエーテルの
如きシクロアルキルビニルエーテル類;ベンジルビニル
エーテルもしくはフェネチルビニルエーテルの如きアラ
ルキルビニルエーテル類;2.2,3.3−テトラフル
オロプロピルビニルエーテル、2.2.3,3,4,4
,5.5−オクタフルオロペンチルビニルエーテル、2
,2,3,3,4,4,5.5,6,6,7,7,8,
8,9.9−ヘキサデカフルオロノニルビニルエーテル
、パーフルオロメチルビニルエーテル、パーフルオロエ
チルビニルエーテル、パーフルオロプロピルビニルエー
テル、パーフルオロオクチルビニルエーテル、パーフル
オロシクロヘキシルビニルエーテル如き(パー)フルオ
ロアルキルビニルエーテル類;酢酸ビニル、酢酸イソプ
ロペニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸
ビニル、ピバリン酸ビニル、カプロン酸ビニル、パーサ
ティック酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビ
ニル、安、蓼、香酸ビニル、p−tert−ブチル安、
6、香酸ビニル、サリチル酸ビニル、シクロヘキサンカ
ルボン酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステル類;さら
には、エチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、(メタ
)アクリロニトリル、各種(メタ)アクリル酸エステル
類等が代表的なものである。
かかる単量体類からフルオロオレフィン共重合体(A)
を得るには、フルオロオレフィン(a)15〜70重量
%、反応性官能基を含有するビニル系単量体(b)1〜
30重量%、共重合可能な!lit体類(c)5〜84
重量%、さらに好ましくは、(a)20〜60重量%、
(b)3〜25重量%、(c)10〜77重景重量割合
で共重合すれば良い。
フルオロオレフィン(a)の使用量が15重重呈未満で
は耐候性が不充分であるし、70重重呈を越えると得ら
れる共重合体の溶剤への剤解性が低下して作業性の点で
問題が生じる6また、反応性官能基を含有する単量体(
b)の使用量が1重電%未満では硬化塗膜の耐シンナー
性が劣るし、30重量%を越えると得られる共重合体の
溶剤に対する溶解性が低下したり、配合する硬化剤の量
が多くなって耐候性の低下を招くので好ましくない。さ
らに、共重合可能な単量体類(c)の使用量が5重量%
未満では得られる共重合体の溶剤への溶解性が低くなる
し、84重量%を越えると硬化塗膜の耐候性が低下する
ので好ましくない。
なお、共重合可能な単量体類(c)のうち、共重合体調
製時の重合率を高める点および塗膜の耐候性の点からア
ルキルビニルエーテル類、シクロアルキルビニルエーテ
ル類およびカルボン酸ビニルエステル類から成る群より
選ばれる少なくとも一種を使用することが特に好ましい
前記した単量体類からフルオロオレフィン系共重合体(
A)を調製するに当り、使用する重合開始剤としては、
公知慣用のラジカル重合開始剤が使用され、かかる重合
開始剤の代表例としては、アゾビスイソブチロニトリル
、アゾビスイソバレロニトリル等のアゾ化合物:t−ブ
チルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシベン
ゾエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド、アセチルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパ
ーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルハ
イドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド
、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジイソプロピル
パーオキシカーボネートなどの過酸化物がある。
かかるラジカル重合開始剤の使用量は、重合開始剤の種
類、重合温度、共重合体の分子量等に応じて適宜決定さ
れるが、概ね、共重合せしめる単量体総量の0.01〜
10重景%程重量良い。
前記した各単量体成分を使用して反応性官能基を含有す
るフルオロオレフィン系共重合体(A)を製造するには
、乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重合等の公知の
重合方法を適用し得るが、塊状重合、溶液重合法が好ま
しく、さらには得られる共重合体をそのままの形態で溶
液型塗料用のベース樹脂成分等の硬化性樹脂組成物とし
て使用し得る点から、溶液重合法が特に好ましい。溶液
重合法により共重合体を製造するに当り使用する溶媒の
代表的なものとしては、ベンゼン、トルエン、キシレン
、エチルベンゼン等の芳香族炭化水票;n−ペンタン、
n−ヘキサン、n−オクタン等の脂肪族炭化水素;シク
ロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
エチルシクロヘキサン等の脂環族系炭化水素;メタノー
ル、エタノール、n−プロパツール、イソプロパツール
、n −ブタノール、イソブタノール、tert−ブタ
ノール、n−ペンタノール、イソペンタノール、n−ヘ
キサノール、n−オクタツール、2−エチルヘキサノー
ル、シクロヘキサノール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル等のアルコール類;ジメトキシエタン
、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジイソプロピルエ
ーテル、ジ−n−ブチルエーテル等のエーテル類;アセ
1−ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、ジイソブチルケトン、メチルアミルヶI〜ン、シクロ
ヘキサノン、イソホロン等のケトン類;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸
n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、エチレング
リコ−・ルモノメチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリ
コールモノブチルエーテルアセテ−1へ等のエステル類
;クロロホルム、メチレンクロライド、四塩化炭14、
トリクロルエタン、テトラクロルエタン等の塩素化炭化
水素;さらには、N−メチルピロリドン、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド。
エチレンカーボネート等がある1、かかる溶媒類は単独
で用いても良いし、2挿具りの混合物としても使用する
ことができるが生成する共重合体を溶解する様に選択す
るのが好ましい。そして、その使用量は使用する単量体
総量100重量部に対して5〜1000重量部程度で良
い。
前記した溶剤類のうち、反応性官能基としてイソシアネ
ート化基、トリアルキルシリルオキシ基、トリアルキル
シリルオキシカルボニル基を含有する共重合体を調製し
たり、硬化剤として後述する如きポリイソシアネート化
合物を配合する場合には、アルコール系溶剤の使用は避
けることが望ましい。
■の方法により本発明のフルオロオレフィン系共重合体
(A)を調製する具体例としては、(i)前記■の方法
により調製した水酸基を含有する共重合体をポリカルボ
ン酸無水物もしくはポリイソシアネート化合物と反応さ
せることによりそれぞれカルボキシル基もしくはインシ
アネート基を導入するもの、(ii)前記■の方法によ
り調製したカルボキシル基を含有する共重合体をモノエ
ポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物もしくはアジ
リジン化合物と反応させることによりそれぞれ水酸基、
イソシアネート化基もしくはアミノ基を導入するもの、
(iU)前記■の方法により調製したエポキシ基を含有
する共重合体を1級アミン化合物もしくは2級アミン化
合物と反応させることにより2級もしくは3級アミノ基
を導入するもの、(iv )前記■の方法により調製し
たカルボン酸無水基を含有する共重合体を、1分子中に
それぞれ1個の活性水素含有基と3級アミノ基を併有す
る化合物を反応させて3級アミノ基を導入するもの、(
v)■の方法により調製した水酸基を含有する共重合体
を塩基の存在下にトリアルキルクロルシラン化合物と反
応させてトリアルキルシリルオキシ基を導入するもの、
(vi)■の方法により調製したカルボキシル基を含有
するフルオロオレフィン系共重合体を塩基の存在下にト
リアルキルクロルシラン化合物と反応させてトリアルキ
ルシリルオキシカルボニル基を導入するもの、等の方法
が挙げられる。
かくして得られるフルオロオレフィン系共重合体(A)
の重量平均分子量(V)は、7,000〜300 、0
00、さらに好ましくは10,000〜250 、00
0である。Yが7,000未満であると硬化性や耐汚染
性が劣るし、曝露後の付着性が低下するので好ましくな
い。Vが300,000を越えると塗料の粘度が高くな
るために塗装作業性や仕上がり外観が低下するし、塗料
の可使時間が著しく短かくなるので好ましくない。また
、共重合体(A)は、硬化性の点から反応性官能基を1
分子中に平均少なくとも2個、さらには3個〜60個有
するものが特に好ましい。
次に、上塗り塗料を構成する前記フルオロオレフィン系
共重合体(A)中の反応性官能基と反応し得る硬化剤(
B)の代表的なものとしては、反応性官能基が水酸基の
場合にはポリイソシアネート化合物、ブロックポリイソ
シアネート化合物、アミノ樹脂もしくはポリカルボン酸
無水物化合物を、反応性官能基がカルボキシル基の場合
にはポリエポキシ化合物、ポリアジリジン化合物ポリイ
ソシアネート化合物もしくはブロックポリイソシアネー
ト化合物を、反応性官能基がアミン基の場合にはポリエ
ポキシ化合物、1分子中にエポキシ基と加水分解性シリ
ル基を併有する化合物、ブロックイソシアネート化合物
もしくはポリイソシアネート化合物を、反応性官能基が
エポキシ基の場合にはポリカルボキシ化合物、ポリカル
ボン酸無水物化合物、ポリケチミン化合物もしくはポリ
アルドイミン化合物を、反応性官能基がトリアルキルシ
リルオキシ基の場合にはポリイソシアネート化合物、ブ
ロックポリイソシアネート化合物、アミノ樹脂もしくは
ポリカルボン酸無水物化合物を、反応性官能基がトリア
ルキルシリルオキシカルボニル化合物の場合にはポリエ
ポキシ化合物、ポリアジリジン化合物、ポリイソシアネ
ート化合物もしくはブロックポリイソシアネート化合物
を1反応性官能基がアミド基の場合にはポリイソシアネ
ート化合物、アミノ樹脂もしくはブロックポリイソシア
ネート化合物を配合することができる。
また、反応性官能基がトリアルキルシリルオキシ基の場
合には、塗装後にシリルオキシ基が空気中の水分により
加水分解されて水酸基を生成して、上記の如く水酸基と
反応し得る硬化剤により硬化させることが可能である。
さらに、反応性官能基がトリアルキルシリルオキシカル
ボニル基の場合には、塗装後にトリアルキルシリルオキ
シカルボニル基が空気中の水分により加水分解されてカ
ルボキシル基を生成するので上記の如くカルボキシル基
と反応し得る硬化剤を配合して硬化せしめることができ
る。
また1反応性官能基が水酸基、カルボキシル基、トリア
ルキルシリルオキシ基、トリアルキルシリルオキシカル
ボニル基の場合には、アルミニウム、チタニウム、ジル
コニウム、ケイ素等の金属のアルコキシドもしくは錯化
合物を硬化剤として配合することもできる。
前記した硬化剤(B)としてのポリイソシアネート化合
物の代表的なものとしては、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、トリメチルへキサメチレンジイソシアネートの
如き脂肪族ジイソシアネート類;キシリレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネートの如き環状脂肪族
ジイソシアネート類;またはトリレンジイソシアネート
、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの如き
芳香族ジイソシアネート類などの有機ジイソシアネート
、あるいはこれら有機ジイソアネートと多価アルコール
との付加物、さらには前記有機ジイソシアネート同士の
重合体やイソシアネート・ビウレット体などが挙げられ
るが、耐候性の点からは脂肪族系、脂環族系あるいはア
ラルキル系のイソシアネート化合物が特に好ましい。か
がる各種のポリイソシアネート化合物の代表的な市販品
の例を挙げれば「バーノック、DN−950,−980
,−981J(大日本インキ化学工業■製品〕、「ディ
スモジュールN」(西ドイツ国バイエル社製品)、「タ
ケネートD−14ONJ (武田薬品工業■製品〕、[
コロネートEHJ〔日本ポリウレタン工業■製品〕、「
デュラネート24 A −90cxJ (旭化成工業■
製品)、あるいはイソシアネート基を含有するビニル系
重合体などがある。
他方、ブロックポリイソシアネート化合物の代表例とし
ては、前記した如き各種のポリイソシアネート化合物を
公知慣用のブロック化剤でブロック化せしめて得られる
ものを指称し、かかるブロックポリイソシアネート化合
物の代表的な市販品の例を挙げれば「バーノックB7−
671」(大日本インキ化学工業■製品〕、「タケネー
トB−815−NJ(武田薬品工業me品〕、「アゾイ
トール(ADDITOL)VXL−80J (ヘキスト
合成■製品〕または「コロネー1−2507J [日本
ポリウレタン工業[製品〕、あるいはブロックイソシア
ネート基を有するビニル系重合体などがある。
ポリカルボン酸無水物化合物の具体例としては、無水ト
リメリット酸、無水ピロメリット酸もしくはカルボン酸
無水基を含有するビニル系重合体などがある。
ポリエポキシ化合物の具体例としては、エチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジル
エーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、フタ
ル酸グリシジルエステルあるいはエポキシ基を含有する
ビニル系重合体などがある。
1分子中にエポキシ基と加水分解性シリル基を併有する
化合物の具体例としては、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル1〜リイ
ソプロベニルオキシシランもしくはグリシジルメタアク
リレートとγ−メタアクリロキシプロピルトリメトキシ
シランを必須のモノマー成分とするアクリル系共重合体
の如きものがある。
アミノプラストの代表的なものとしては、メラミン、尿
素、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、またはスピ
ログアナミンの如きアミノ基含有化合物成分と、ホルム
アルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
またはグリオキザールの如きアルデヒド系化合物成分と
を、公知慣用の方法により反応させて得られる縮合物、
あるいはこれらの各縮合物をアルコールでエーテル化せ
しめて得られるものなどが挙げられるが、通常、塗料用
として使用されているものであれば、いずれも使用する
ことができることは勿論のことである。
そのうちでも、01〜C4なるアルコール類で部分的に
あるいは完全にエーテル化せしめたものが好ましく、か
かるアミノプラストの具体例としては。
ヘキサメチルエーテル化メチロールメラミン、ヘキサブ
チルエーテル化メチロールメラミン、メチルブチル混合
エーテル化メチロールメラミン、メチルエーテル化メチ
ロールメラミン、ブチルエーテル化メチロールメラミン
または1so−ブチルエーテル化メチロールメラミン、
あるいはそれらの縮合物などが挙げられる。
ポリアジリジン化合物の具体例としては、エチレングリ
コールジアクリレートとエチレンイミンのモル比1:2
付加物、1〜リメチロールプロパントリアクリレートと
エチレンイミンのモル比1:3付加物もしくはアジリジ
ニル基を含有するビニル系重合体等が挙げられる。
次に、本発明で使用されるクリヤー塗料[11]を構成
する紫外線吸収(C)について説明する。
このような紫外線吸収剤(C)としては、(A)。
(B)両成分と相溶性を有するものであれば特に制限さ
れるものでなく、その代表的なものとしては2−(2’
−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2− (2’−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−
5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−4’−n−オクトキシフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−3’、5’−ビス(α。
α−ジメチルベンジル)フェニル)−2H−ベンゾトリ
アゾール、2− (2’−ヒドロキシ−51−t−オク
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’、 5
’−ジ−t−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2(3’−t−ブチル−5′−メチル
−2′−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(3’、5’−ジ−t−アミル−2′−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2’、4’−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾールの如きベンゾトリアゾール系化合物;
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2.2’−ジヒドロ
キシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシ−2′ −カルボキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシベンゾ
フェノン、2.2’。
4.4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−デシ
ルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン。
2−ヒドロキー4−ベンゾキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシ−2′−カルボキシベンゾフェ
ノン等の如きベンゾフェノン系化合物;フェニルサリシ
レート、P−オクチルフェニルサリシレート、p−t−
プチルフェニルサリシレート等の如きサリチル酸エステ
ル系化合物;N−(2−エトキシフェニル) −N’ 
−(4−イソドデシルフェニル)エタンジアミド、N−
(2−エトキシフェニル)−N’−(2−エチル)エタ
ンジアミドの如きシュウ酸アニリド系化合物;2−シア
ノ−3,3−ジフェニルアクリル酸オクチル、2−シア
ノ−3,3−ジフェニルアクリル酸エチル、2−シアノ
−3−フェニル−3(3,4−ジメチルフェニル)アク
リル酸2−エチルヘキシル、2−シアノ−3−(p−メ
トキシフェニル)−3−(3,4−ジメチルフェニル)
アクリル酸2−エチルヘキシル、p−メトキシ−α−(
3,4−キシリル)ベンジリデンマロノニトリルの如き
不飽和二トリル系化合物;その他レゾルシノールモノベ
ンゾエート、2,4−ジーし一ブチルフェニルー3’、
5’−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシベンゾエート、
〔2,2−チオビス(4−も−オクチルフェルシーt”
))−n−ブチルアミン−ニッケル(II)錯体、ニッ
ケルジブチルジチオカーボネート等がある。前記した如
き紫外線吸収剤のうち、耐久性を向上させる効果の点か
ら特にベンゾトリアゾール系化合物、ヒドロキシベンゾ
フェノン系の使用が好ましい。
前記した(A )、 CB )、 (C)の各成分から
クリヤー塗料(Il〕を得るには、(A)成分の7、0
0重量部に対して、(B)成分の1〜100重量部、さ
らに好ましくは2〜70重量部を配合し、さらに(A)
、(B)両成分の総量100重景重量対して(C)成分
を0.1〜20重量部、さらに好ましくは0.3〜15
重址部重量合すれば良い6 本発明において、前記クリヤー塗料(II)に、さらに
酸化防止剤を添加することにより、いっそう耐久性を向
上させることができる。かかる酸化防止剤としては、(
A)成分および(B)成分と相溶性を有するものであれ
ば特に制限されるものでなく、具体的には、4,4′−
メチレンビス−(2,6−ジー1−ブチルフェノール)
、2.2’−メチレンビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、7、3.5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、1 、7、 、3− トリス−(
2−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、2.2′−エチリデンビス−(4,6−ジ
ーt−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−
ビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5=メ
チルフエニル)プロピオネート、3−(3’、5’−ジ
−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオン
酸オクタデシル、2,2′−メチレンビス(4−エチル
−6−t−ブチルフェノール)、ペンタエリスリチル−
テトラキス−(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,6−ジーt
−ブチル−4−メチルフェノール、4,4′−ブチリデ
ンビス=(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
7、6−ヘキサンシオールビスー3−(3’、5’−ジ
−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ートの如きヒンダードフェノール系化合物;ビス(1,
2゜2.6.6−ベンタメチルー4−ピペリジル)セバ
ケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート、1−[2−(:3−<3 、5
−ジ−t−ブチル−4−ドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシ〕エチル]−4−[3−(3,5−ジーし一ブ
チルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]
−2,2,6,6−チトラメチルピペリジン、8−ベン
ジル−7、7、9、9−・テトラメチル−3−オクチル
−1,3,8−トリアザスピロ[4,5]ウンデカン−
2,4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,
6−チトラメチルピペリジン等の如きヒンダードアミン
系化合物;ジラウリルチオジプロピオネート、ジステア
リルチオジプロピオネート、ペンタエリスリトール−テ
トラキス−(3−ラウリルチオプロピオネート、シミリ
スチルチオジプロピオネート等の如き有機硫黄化合物等
がある。これらの酸化防止剤類のうち、耐久性向上効果
の点からすればヒンダードアミン系化合物もしくはヒン
ダードフェノール系化合物が特に好ましい。
かかる酸化防止剤を添加する場合には、(A)。
(B)総#、loo重量部に対して0.1〜1o重量部
程度添加すれば良い。
さらに、本発明で使用されるクリヤー塗料(n)にはレ
ベリング剤、その他の公知慣用の添加剤を配合すること
ができることはいうまでもないことである。
本発明の塗装方法が適用されるセメント系基材は、コン
クリート、石綿スレート、モルタル、ケイ酸カルシウム
板、ALC板、石膏・スラグ系材料の如きセメント系材
料を必須成分として調製された各種の基材類である。
本発明の塗装方法においては、ががるセメン1−系基材
あるいは予め有機塗膜が形成されたセメント系基材に、
着色塗料としての前記溶液型のアクリル樹脂系着色塗料
〔I〕をスプレー塗装、ローラ−塗装、ハケ塗り等の公
知慣用の方法により塗布し、未乾燥のまま上塗り塗料を
塗装しても良いし、室温で乾燥するか、もしくは60〜
250℃程度の温度で加熱乾燥だ後に上塗り塗料として
の前記溶液型クリヤー塗料〔II〕を前記した如き公知
慣用の方法により塗装しても良い。
本発明の塗装方法において、アルカリ分の滲出し易い基
材を使用する場合には、アルカリ分の滲出を防止したり
、基材との付着性を向上させる点から、予めシーラー等
の下塗り塗料を塗装することにより有機系塗膜を形成し
ておくことが特に好ましい。かかる下塗り塗料の代表的
なものとしてはアクリルラッカー型塗料、アクリル−ウ
レタン系塗料、アクリル−エポキシ系塗料、アクリル−
メラミン系塗料等の各種のアクリル系の溶液型塗料、ア
クリルエマルジョン型塗料、塩素化ポリエチレンもしく
は塩素化ポリプロピレンの如き塩素化ポリオレフィン類
を主体とするラッカー型の塗料、fiA気硬気硬化ジウ
レタン樹脂塗料種のエポキシ樹脂系塗料等がある。
以上のようにして上塗り塗料を塗装した後、ヒ塗り塗膜
を(場合によっては溶液型アクリル樹脂系着色塗膜と同
時に)硬化せしめるには、硬化剤の種類に応じて室温で
乾燥させたり、60〜250℃程度の温度で強制乾燥も
しくは焼付けを行なえば良い。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例のものに限定されない。なお、特
に断りのない限りの「部」は重量基準である。
参考例1(溶液型のアクリル樹脂系着色塗料(1)の調
製匈り重量平均分子量20 、000なるスチレン/メ
タクリル酸メチル/n−ブチルメタアクリレート/ n
、 −ブチルアクリレート/β−ヒドロキシエチルメタ
アクリレート/メタアクリル酸: 20/20/20/
20/19/ 1 (重量比)共重合体のキシレン/′
酢酸ブチル=50150(重量比)溶液(不揮発分50
%)100部、タイベークCR−93(石原産業■製ル
チル型酸化チタン) 35.2部から成る混合物にガラ
スピーズを加えサンドミルを使用して1時間分散した後
、硬化剤としてパーノックDN−980(犬日本インキ
化学工業■製、脂肪族系ポリイソシアネート、イソシア
ネート基含有率15%、不揮発分75%) 20.5部
を加えて白色塗料1−1を得た。
参考例2(同上) 参考例1で使用したアクリル系重合体の溶液100部、
タイベークCR−9333,7部から成る混合物を参考
例1と同様に分散した後、硬化剤としてベキサメ1〜キ
シメチルメラミン12.5部および硬化触媒としてネイ
キュアー5225 (米国、キング社限の有機スルホン
酸のアミノ塩)7、3部を加えて白色塗料1−2を得た
参考例3(同上) 参考例1で使用したアクリル系重合体の溶液100部、
タイベークCR−9337,7部およびカーボンMA−
100(三菱化成工業■製カーボンブラック)0.8部
から成る混合物を参考例1と同様に分散した後、硬化剤
としてパーノックB7−671 (大日本インキ化学工
業■製、脂肪族系ポリイソシアネートのブロック化物、
ブロックされたイソシアネート基含有率10.7%、不
揮発分75%) 28.7部を加えてグレーの塗料1−
3を得た。
参考例4(同上) 重量平均分子量7、8,000なるスチレン/メタクリ
ル酸メチル/イソブチルアクリレート/n−ブチルアゲ
リレート/チーメタクリロキシプロピルトリメ1−キシ
シラン= 20/20/20/20/19.510.5
(重量比)共重合体のキシレン/n−ブタノール=70
/30(重量比)溶液(不揮発分50%)100部、タ
イベークCR−9326,9部およびオルト蟻酸メチル
20部から成る混合物を参考例1−と同様に分散した後
、硬化触媒としてジブチル錫ジアセテート0.5部を加
えて白色塗料1−4を得た。
参考例5(同上) 重量平均分子i25,000なるメタクリル酸メチル/
n−ブチルメタアクリレート/n−ブチルアクリレート
/トリメチルシリルオキシエチルメタアクリレート/メ
タアクリル酸、、、40/10/20/29.910.
5 (重量比)共重合体のキシレン/酢酸プチル=50
150(重量比)溶液(不揮発分50%)100部、タ
イベークCR−9335,3部およびP−トルエンスル
ホニルイソシアネート5部から成る混合物を参考例1と
同様に分散した後、パーノックDN−98020,7部
およびトリメチルシリルオキシ基の加水分解触媒として
の2−ホスホノオキシエチルメタアクリレート1部を加
えて白色塗料1−5調製した。
参考例6(同上) 重量平均分子量21,000なるメタクリル酸メチル/
n−ブチルメタアクリレート/n−ブチルアクリレート
/ジメチルアミノエチルメタアクリレート=40/20
/20/10(重量比)共重合体のキシレン/n−ブタ
ノール、=70/30(重量比)溶液(不揮発分50%
)100部、タイベークCR−9329,9部およびフ
ァーストゲンブルーNK (大日本インキ化学工業■製
、フタロシアニンブルー)0.9部から成る混合物を参
考例1と同様に分散した後、エポキシ当量170なるソ
ルビトールのポリグリシジルエーテル5.4部を加えて
ブルー塗料1−6を調製した。
参考例7(同上) 参考例6で使用したアクリル系共重合体の溶液100部
、フェロカラーNV−9420−P (日本7z口 ’
a製黄色焼成顔料)31部から成る混合物を参考例1と
同様に分散した後、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン7.5部およびジブチル錫ジオクトエート0
.5部を加えて黄色塗料1−7を調製した。
参考例8(同上) 重量平均分子量18,000なるメタクリル酸メチル/
n−ブチルメタアクリレート/n−ブチルアクリレート
/トリメチルシリルメタアクリレ−1へ=40/20/
20/10(重量比)共重合体のキシレン/酢酸ブチル
=50150(重量比)溶液(不揮発分50%)100
部、タイベークCR−93およびファーストゲンスーパ
ーレッドYE (大日本インキ化学工業@製キナクリド
ンレッド)0.9部から成る混合物を参考例1と同様に
分散した後、参考例6で使用したソルビトールのポリグ
リシジルエーテル5.・1部およびジアザビシクロオク
タン0.5部を加えてピンクの塗料1−8を調製した。
参考例9(溶液型クリヤー塗料(II)の調製例)重量
平均分子fi 108,000. 1分子中に平均43
個の水酸基を有するテトラフルオロエチレン/エチルビ
ニルエーテル/ピバリン酸ビニル/4−ヒドロキシブチ
ルビニルエーテル=50/10/20/20(重量比)
なる組成のフルオロオレフィン系共重合体のメチルイソ
ブチルケトン溶液(不揮発分50%)(以下A−1と略
称する。)100部、パーノック0N−9905(大日
本インキ化学工業■製の脂肪族系ポリイソシアネート、
インシアネート基含有率17.3%、不揮発分100%
)20.9部、2−(3’、5’−ジーし一アミルー2
′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール(T A
 B Tと略称する)2.1部を混合してクリヤー塗料
11−1を得た。
参考例10 (同上) 参考例9で使用したフルオロオレフィン系共重合体の溶
液(A −1)100部、パーノック1137−671
33.8部、TABT2.5部およびビス(1,2,2
,6゜6−ベンタメチルー4−ピペリジル)セバケー1
〜(PMPSと略称する。)1部を混合してクリヤー塗
料II −2を得た。
参考例11(同上) 重量平均分子量34 、000.1分子中に平均5個の
水酸基を有するヘキサフルオロプロピレン/イソブチル
ビニルエーテル/ベオバー9(オランダ国シェル社製C
8なる分岐脂肪酸のビニルエステル)/4−ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル=50/15/30/ 5 (重
量比)なる組成のフルオロオレフィン系共重合体の酢酸
ブチル溶液(不揮発分50%)(以下A−2と略称する
)100部、ヘキサメトキシメチルメラミン12.5部
、 Nacure52257、3部、4−デシルオキシ
−2−ヒドロキシベンゾフェノン(DOHBと略称する
)3.1部および4,4′−メチレンビス−(2,6−
ジーし一ブチルフェノール)(M B TPと略称する
)1部を混合してクリヤー塗料n−3を得た。
参考例】2(同上) 重量平均分子量54,000.1分子中に平均24個の
トリメチルシリルオキシ基を有する、テトラフルオロエ
チレン/フッ化ビニル/ベオバー9/エチルビニルエー
テル ブチルビニルエーテル= 2415.6/36.8/7
.、8/25、8(重量比)なる組成のフルオロオレフ
ィン系共重合体の酢酸ブチル溶液(不揮発分50%)(
以下A−3と略称する)100部、パーノックDN−9
80 19.2部、β−ホスホノオキシエチルメタアク
リレート0、6部、DOH85部およびMBTP2部を
混合してクリヤー塗料H−4を得た。
参考例13(同上) 重量平均分子量110,000. 1分子中に平均13
個のジメチルアミノ基を有するヘキサフルオロプロピレ
ン/フッ化ビニリデン/ 2,2−ジメチルブタン酸ビ
ニル/エチルビニルエーテル/ジメチルアミノエチルビ
ニルエーテル=30/10150/ 5 15(重量比
)なる組成のフルオロオレフィン系共重合体の酢酸ブチ
ル溶液(不揮発分50%)(以下A−4と略称する)1
00部、数平均分子量5000のグリシジルメタアクリ
レート/l−ブチルメタアクリレート=50150(重
量比)共重合体の酢酸ブチル溶液(不揮発分50%)1
2.3部、TABT2.8部およびPMP30.6部を
混合してクリヤー塗料n−5を得た。
参考例14(同上) 参考例13で使用したフルオロオレフィン系共重合体の
溶液(A−4)100部、γーグリシドキシプロピルト
リメトキシシラン5.1部、4−オクトキシ−2−ヒド
ロキシベンゾフェノン2.8部およびMBTPl.1部
を混合してクリヤー塗料11−6を得た。
参考例15(同上) 重量平均分子量45,000、1分子平均4個のカルボ
キシル基を有するクロロトリフルオロエチレン/パーフ
ルオロプロビルトリフルオロビニルエーテル/n−ブチ
ルビニルエーテル/アジピン酸モノビニルエステル/ベ
オバー10(オランダ国シェル社製CX.なる分岐脂肪
酸のビニルエステル)=36/ 4 /10/’5 /
45(重量比)なる組成のフルオロオレフィン系共重合
体の酢酸ブチル溶液(不揮発分50%)(以下A−5と
略称する)100部、参考例13で使用したグリシジル
メタアクリレート/l−ブチルメタアクリレート共重合
体の溶液8。3部、TABTl.6部およびP MP 
S 1部を混合してクリヤー塗料II−7を得た。
実施例1〜10 前記参考例で得られたアクリル樹脂系着色塗料1−1〜
8とフルオロオレフィン系共重合体をベースポリマーと
するクリヤー塗料n−1〜7を、それぞれトルエン/キ
シレン/酢酸ブチル/セロソルブアセテ−)− =30
/30/30/10(重量比)なる混合溶剤でエアース
プレー可能な粘度にまで希釈し試験に供した。
第1表に示した各種のセメント系基材あるいは予め有機
塗膜が形成されたセメント系基材に、前記アクリル樹脂
系着色塗料をエアースプレーし、第1表に示した条件で
乾燥した。次いで前記クリヤー塗料をエアースプレーし
、第1表に示した条件で硬化して塗装物を得た。
かくして得られた塗装物をデユーパネル光コントロール
ウエザオメーター(スガ試験機■製の促進耐候性試験機
、試験条件:Uv照射70℃−8時間,凝縮50℃−4
時間を1サイクルとし繰返し曝露)に6000時間曝露
して光沢とカラー変化を調べた。
さらに、曝露後の塗装物について下記の温冷繰り返し試
験を10サイクル行なって塗膜の状態変化を調べた。結
果を第2表にあわせて示す。
比較例1 クリヤー塗料n−1を塗装しない以外は実施例1と同様
にして、トップコートとしてアクリル樹脂系着色塗料1
−4が塗装されたスレート板を調製した。
このパネルを実施例と同様の促進耐候性試験に供し、2
000時間曝露したところ、光沢保持率は30%であり
著しいチョーキングが認められた。
比較例2 参考例9で使用した水酸基を含有するフルオロオレフィ
ン系共重合体の溶液(A−1)100部、タイベークC
R−9338,2部から成る混合物を参考例1と同様に
分散した後、パーノックDN−99O3を加えて白色塗
料を調製した。この塗料を前記実施例と同様の混合溶剤
でエアースプレー可能な粘度にまで希釈した。
次いで実施例2で使用されたアクリル−ウレタン系クリ
ヤー塗膜が塗装されたスレート板に乾燥膜厚が60μm
となる様にエアースプレーした後、25℃で10日間乾
燥して白色塗膜が形成された塗装物を得た。このパネル
を実施例と同様の促進耐候性試験に供し6 、000時
間曝露したところ光沢保持率は40%にまで低下した。
比較例3 TABT2.]部を使用しない以外は参考例9と同様に
して紫外線吸収剤を含有しないクリヤー塗料を調製し、
実施例と同様の混合溶剤でエアースプレー可能な粘度に
まで希釈した。
次いで、かくして得られた塗料をクリヤー塗料11−1
に替えて使用する以外は実施例1と全く同様にして塗装
スレート板を調製した。
この塗装板を実施例と同様の促進耐候性試験に供し6,
000時間曝露したところ光沢保持率は50%にまで低
下し色差ΔEは7.5であった。また、実施例と同様の
温冷繰り返し試験を10サイクル行なったところ塗膜に
全面クラックが発生した。
(以下余白) 佃 2 ヌ) (以下余白) 〔発明の効果〕 本発明のセメント系基材の塗装方法、即ち、セメント系
基材あるいは予め有機塗膜が形成されたセメント系基材
に溶液型のアクリル樹脂系着色塗料を塗装した後に、仕
上げ塗料として特定のフルオロオレフィン系共重合体、
硬化剤および紫外線吸収剤を必須成分として含んで成る
クリヤー塗料を塗布し硬化せしめることにより、セメン
ト系基村上に極めて耐久性と美粧性に優れた塗膜を形成
させることができる。
従って、本発明の塗装方法は各種のセメン1へ系基材に
適用され、長期に亘すセメント系基材の美粧性や耐久性
を向上させることができるので、その利用価値は極めて
高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セメント系基材に溶液型のアクリル樹脂系着色塗料
    〔 I 〕を塗装し、次いで、 (A)1分子中に平均少なくとも2個の反応性官能基を
    含有する溶剤に可溶なフルオロオレフィン系共重合体、 (B)前記反応性官能基と反応し得る硬化剤、(C)紫
    外線吸収剤、 を必須成分として含んで成る溶液型クリヤー塗料〔II〕
    を塗布し、硬化せしめることを特徴とするセメント系基
    材の塗装方法。 2、予め有機塗膜が形成されたセメント系基材に溶液型
    のアクリル樹脂系着色塗料〔 I 〕を塗装し、次いで、 (A)1分子中に平均少なくとも2個の反応性官能基を
    含有する溶剤に可溶なフルオロオレフィン系共重合体、 (B)前記反応性官能基と反応し得る硬化剤、(C)紫
    外線吸収剤、 を必須成分として含んで成る溶液型クリヤー塗料〔II〕
    を塗布し、硬化せしめることを特徴とするセメント系基
    材の塗装方法。 3、前記フルオロオレフィン系共重合体(A)が、(a
    )フルオロオレフィン15〜70重量%、(b)反応性
    官能基を含有するビニル系単量体1〜30重量%、およ
    び(c)共重合可能な他の単量体5〜84重量%を共重
    合して成るものである請求項1または2に記載の塗装方
    法。 4、前記フルオロオレフィン(a)がテトラフルオロエ
    チレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロ
    プロピレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニルおよび(
    パー)フルオロアルキルトリフルオロビニルエーテル(
    但し、アルキル基の炭素数1〜18)より成る群から選
    ばれる少なくとも一種である請求項3に記載の塗装方法
    。 5、前記反応性官能基が水酸基、カルボキシル基、アミ
    ノ基、エポキシ基、アミド基、イソシアネート基、カル
    ボン酸無水基、トリアルキシシリルオキシ基およびトリ
    アルキルシリルオキシカルボニル基より成る群から選ば
    れる少なくとも一種である請求項1、2または3のいず
    れか1つに記載の塗装方法。 6、前記共重合可能な他の単量体(c)が、アルキルビ
    ニルエーテル、シクロアルキルビニルエーテルおよびカ
    ルボン酸ビニルエステルより成る群から選ばれる少なく
    とも一種である請求項3に記載の塗装方法。 7、前記フルオロオレフィン系共重合体(A)の重量平
    均分子量が、7,000〜300,000である請求項
    1または2に記載の塗装方法。 8、前記硬化剤(B)が、ポリイソシアネート化合物、
    ブロックポリイソシアネート化合物、アミノ樹脂、ポリ
    エポキシ化合物および1分子中にエポキシ基と加水分解
    性シリル基を併有する化合物から成る群より選ばれる少
    なくとも一種である請求項1または2に記載の塗装方法
    。 9、前記紫外線吸収剤(C)が、ベンゾトリアゾール系
    化合物である請求項1または2に記載の塗装方法。 10、前記紫外線吸収剤(C)がヒドロキシベンゾフェ
    ノン系化合物である請求項1または2に記載の塗装方法
    。 11、前記アクリル樹脂系着色塗料が、ベース樹脂成分
    として水酸基および/またはトリアルキルシリルオキシ
    基を含有するアクリル樹脂を含み、硬化剤成分としてポ
    リイソシアネート化合物、ブロックポリイソシアネート
    化合物およびアミノ樹脂から成る群から選ばれる少なく
    とも1種を含んで成るものである請求項1または2に記
    載の塗装方法。 12、前記アクリル樹脂系着色塗料が、ベース樹脂成分
    としてアミノ基、カルボキシル基およびトリアルキルシ
    リルオキシカルボニル基より成る群から選ばれる少なく
    とも1種の官能基を含有するアクリル樹脂を含み、硬化
    剤成分としてポリエポキシ化合物および/または1分子
    中にエポキシ基と加水分解性シリル基を併有する化合物
    を含んで成るものである請求項1または2に記載の塗装
    方法。 13、前記アクリル樹脂系着色塗料が、ベース樹脂成分
    として加水分解性シリル基を含有するアクリル樹脂を含
    み、硬化触媒として加水分解性シリル基の加水分解−縮
    合用触媒を含んで成るものである請求項1または2に記
    載の塗装方法。 14、前記クリヤー塗料〔II〕が、酸化防化剤を含有し
    て成るものである請求項1または2に記載の塗装方法。
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