JPH01305985A - クッション体 - Google Patents

クッション体

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JPH01305985A
JPH01305985A JP13872088A JP13872088A JPH01305985A JP H01305985 A JPH01305985 A JP H01305985A JP 13872088 A JP13872088 A JP 13872088A JP 13872088 A JP13872088 A JP 13872088A JP H01305985 A JPH01305985 A JP H01305985A
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JP
Japan
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cotton
fibers
layer
binder
cushion body
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JP13872088A
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JPH0793991B2 (ja
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Yasuo Yoneshige
米重 康生
Toru Sakai
徹 酒井
Atsushi Misumi
三角 淳
Shuji Hiromoto
修司 弘元
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、乗物用シートや家具椅子用パッド等に使用さ
れるクッション体に関する。
[従来の技術] 乗物用シート等に使われるクッション体は、従来より種
々の素材が使われている。例えばパームロック等の天然
材を利用したり、ウレタンフオーム等の合成樹脂発泡体
によるものが一般に知られていた。更に最近ではこれら
に代る素材として、捲縮した合成繊維からなる綿の繊維
相互を樹脂バインダーで結合してなるクッション体が、
例えば特開昭61−141388号等により知られてい
る。
自動車用シートに使われるクッション体の下面側にはS
ばねやコイルテンションスプリング、線ばね等からなる
スプリング・アッセンブリが横架されており、着座者の
荷重をこれらスプリングとクッション体等によって弾性
的に支持するようになっている。また、クッション体を
被覆するカバー材の裏側にはウォディングと呼ばれるウ
レタンフオームや綿などからなる薄い裏張り層が設けら
れていて、表面感触や外観の向上と体圧分布の適正化等
が図られている。
[発明が解決しようとする課題] パームロック等の天然繊維を用いたクッション体は繊維
径が太く、ごわごわした感触があるため、表面感触を良
くするにはかなり厚手のウオデイングを必要とする。ま
た、表面感触を良くするには繊維の密度を下げたり、繊
維径を細くするなどして柔らかさを増せばよいが、クッ
ション体の下面が前記スプリングと接している場合、ク
ッション体の剛性が低下するとクッション体の下面が損
傷しやすくなる。クッション体下面の損傷を防ぐために
はパッドサポータと呼ばれる丈夫な中間支持層を設けれ
ばよいが、こうすると構造が複雑化して製造に手間がか
かるだけでなくコスト的にも不利である。
従って本発明の目的は、良好な表面感触とクッション性
が得られかつ下面側が丈夫でスプリング等に接していて
も損傷することがないようなりッション体を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を果たすために本発明は、厚さ方向に少なくと
も上下2つの層からなるクッション体であって、これら
上下の層はいずれも繊維の集合体である綿の繊維相互を
樹脂バインダーで結合したものであり、しかも下側の層
にはニードルパンチされた密度の高い綿を使用し、これ
ら上下各層の綿に含浸させたバインダー成分を硬化させ
ることにより上側の層と下側の層を一体化させたもので
ある。
[作用] 本発明のクッション体は、厚み方向の各層を構成する繊
維がそれぞれウレタン等のバインダーによってバインド
されるとともに、各層が一体化させられている。このク
ッション体は、それ自身が適度な反発弾性を有している
とともに、表面状態が柔らかでかつ均一である。そして
各層相互の接着性がきわめて良好であり、各層が完全に
一体化している。本発明のクッション体の下層部には、
ニードルパンチされることにより絡みつきの度合が増し
た高密度の綿が使用され、この綿がウレタンバインダー
でバインドされているから、弾性を損うことなくしかも
丈夫であり、スプリングに接しても損傷しない。
[実施例1] 以下に本発明の一実施例につき、第1図を参照して説明
する。図面は自動車のフロントシートにおける座部用ク
ッション体1を示している。このクッション体1は、幅
方向中央に位置する着座部2と、この着座部2の左右両
側に位置して上方に突き出るサイドサポート部3,3と
を備えてtfi成される。しかもこのクッション体1は
、厚さ方向に上下2つの層4,5とからなっている。
」二層4は、太さ6デニールの捲縮したポリエステル繊
維の集合体である綿を45%ウレタンプレポリマー/ト
ライセン溶液に含浸し、遠心力によりバインダー付着率
が25〜35%となるように余分な液を除去したものを
使用する。成形後の上層4の厚さは尻下部分で約25朋
である。
下層5には、太さ6デニールの捲縮したポリエステル繊
維からなる綿をニードルパンチすることにより繊維相互
の絡みつきの度合を増した高密度綿を使用する。ニード
リング条件は、−例として針本数が100本/c7j、
パンチ回数600回/分、速度1.57117分であり
、ニードルパンチ後の綿の厚さは約10mIIで目付7
50g/mである。ニードルパンチされた綿の厚みは1
/2ないし1/3程度に減少し、その分だけ密度が高く
、硬くなっている。
この高密度ポリエステル綿を60%ウレタンプレポリマ
ー/トライセン溶液に含浸し、遠心力によりバインダー
付着率が25〜35%となるように余分な液を除去する
こうしてバインダー液が含浸させられた上層4と下層5
の綿を、それぞれパンチングメタルで作られた型内に所
定の密度となるように詰め込んだのち、水蒸気を吹込む
ことによりバインダー成分としてのウレタンプレポリマ
ーを硬化させる。こうして、上層4と下層5の各繊維の
交絡点がウレタンバインダーによってバインドされると
ともに、上層4の繊維と下層5の繊維が上記バインダー
によって互いに結合され完全に一体化する。上層4と下
層5は互いに同一材質の捲縮した繊維をウレタン系バイ
ンダーで結合するから各層相互の接着性がきわめてよく
、しかも優れたクッション性能を発揮する。下層5はニ
ードルパンチされた高密度綿をウレタンバインダーで結
合したものであるから、上層4よりも剛性が高くかつ引
張り等に対しても丈夫である。
上記クッション体1は、バインダーの硬化後に型から取
出される。そしてスプリング6とフレームを備えたスプ
リングアッセンブリ上に乗せられ、かつクッション体1
の外側に織布あるいはレザーなどからなるカバー材が設
けられることによって製品となる。
クッション上層4を構成する繊維はデニール値と密度が
比較的小さく、かつウレタンバインダーによって均一な
表面硬さに成形されているため、首座時に身体と接する
部位に異物感がなく肌触り等の表面感触が良い。しかも
カバー材で覆われた状態での外形保持性が高いためカバ
ーリング後の外観仕上りも良好である。
ニードルパンチ綿を用いたクッション下層5は目付Ei
 (9/ 7d )を増やすことによって面剛性と引張
りに対する強さを高めることができるから、通常の着座
荷重が加わる程度ではパッドサポータを用いずともクッ
ション体1の下面が損傷するようなことがなく、スプリ
ング6を受ける面として充分な耐久性を有する。
[実施例2] 第2図に示されたクッション体1は、厚さ方向に上中下
の3つの[7,8,9からなっている。
厚さ約8 FIJIの上層7は、太さ6デニールの捲縮
したポリエステル繊維の綿を45%ウレタンプレポリマ
ー/トライセン溶液に含浸し、遠心力によりバインダー
付着率が25〜35%となるように余分な液を除去する
中層8は、太さ38デニールと6デニールの捲縮したポ
リエステル繊維を重量比でほぼ1:1に混合したものを
、50%ウレタンプレポリマー/トライセン溶液に含浸
し、遠心力によりバインダー付着率が25〜3596と
なるように余分な液を除去する。
中層8は上層7よりも厚く、例えば17mmである。
下層9は、太さ6デニールの捲縮したポリエステル繊維
からなる綿を、ニードルパンチすることにより繊維相互
の絡みつきの度合を増した高密度綿を使用する。ニード
リング条件は、−例として針本数が100本/ci、パ
ンチ回数600回/分、速度1.577?、/分)であ
り、ニードルパンチ後の厚さは約10mmで目付750
g/71tである。この高密度ポリエステル綿を60%
ウレタンプレポリマー7トライセン溶液に含浸し、遠心
力によりバインダー付着率が25〜35%となるように
余分な液を除去する。
こうしてバインダー液が含浸させられた各層7.8.9
の綿を、実施例1と同様にパンチングメタルで作られた
型内に所定の密度となるように詰め込んだのち、水蒸気
を吹込むことによりウレタンプレポリマーを硬化させる
。こうして、各層7.8.9の繊維がウレタンバインダ
ーによってバインドされて完全に一体化する。下層9は
ニードルパンチされた高密度綿をバインダーで結合した
ものであるから、上層7および中層8よりも剛性が高い
各層7,8.9は互いに同一材質の繊維をウレタン系バ
インダーで結合したものであるから各層相互の接着性が
きわめてよく、しかも優れたクッション性能を発揮する
。上層7は細い繊維のみからなるため柔らかい感触が得
られ、肌触りが良い。
上層7はウォディングの代りにもなる。他の層よりも厚
い中層8は主にクッション機能を受持つ。
下層9はニードルパンチされた高密度綿をバインダーで
結合したものであるから、面剛性が高くかつ引張り等に
対しても丈夫である。従って下層9はパッドサポータと
して機能できる。
なお、繊維が太くなり過ぎると手触り感や外観仕上り等
に問題がでてくる。繊維の太さは5oデニ−ルを越えな
いことが望ましい。本発明のクッション体はシートの座
部だけでなく背もたれ部分にも同様に適用できるし、乗
物用シート以外のクッション体にも勿論利用できる。
[発明の効果] 本発明のクッション体は、クッション性に優れるととも
に表面状態が良好でかつ下面側が丈夫でスプリング等と
の接触にも充分耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すクッション体の断面
図、第2図は本発明の第2実施例を示すクッション体の
断面図である。 1・・・クッション体、4・・・上層、5・・・下層、
7・・・上層、8・・・中層、9・・・下層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 1り、・、:/3シイ峯 第1図 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚さ方向に少なくとも上下2つの層からなるクッ
    ション体であって、これら上下の層はいずれも繊維の集
    合体である綿の繊維相互を樹脂バインダーで結合したも
    のであり、しかも下側の層にはニードルパンチされた密
    度の高い綿を使用し、これら上下各層の綿に含浸させた
    バインダー成分を硬化させることにより上側の層と下側
    の層を一体化させたことを特徴とするクッション体。
  2. (2)厚さ方向に上中下の3層からなるクッション体で
    あって、これら各層はいずれも繊維の集合体である綿の
    繊維相互を樹脂バインダーで結合したものであり、しか
    も中層には上層よりも太い繊維を使用し、かつ下層には
    ニードルパンチされた密度の高い綿を使用し、これら各
    層の綿に含浸させたバインダー成分を硬化させることに
    より各層を一体化させたことを特徴とするクッション体
  3. (3)各層の繊維がいずれも捲縮した太さ50デニール
    以下のポリエステル繊維であって、かつバインダーがウ
    レタン樹脂である請求項1または2記載のクッション体
JP63138720A 1988-06-06 1988-06-06 クッション体 Expired - Lifetime JPH0793991B2 (ja)

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JPH0793991B2 JPH0793991B2 (ja) 1995-10-11

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137595A (ja) * 1984-12-11 1986-06-25 日本発条株式会社 通気性を有するクッション体
JPS61141390A (ja) * 1984-12-12 1986-06-28 株式会社 高木化学研究所 クツシヨン部材の製造方法
JPS6259500A (ja) * 1985-09-09 1987-03-16 Mitsubishi Electric Corp スピ−カ−ユニツト

Patent Citations (3)

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JPS6259500A (ja) * 1985-09-09 1987-03-16 Mitsubishi Electric Corp スピ−カ−ユニツト

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