JPH06133834A - クッション - Google Patents
クッションInfo
- Publication number
- JPH06133834A JPH06133834A JP28831292A JP28831292A JPH06133834A JP H06133834 A JPH06133834 A JP H06133834A JP 28831292 A JP28831292 A JP 28831292A JP 28831292 A JP28831292 A JP 28831292A JP H06133834 A JPH06133834 A JP H06133834A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam layer
- cushion
- layer body
- fiber laminate
- disposed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソフト感があり、かつ、底づき感がなく、し
かも、１工程で安価に製作し得るクッションを提供する
こと。 【構成】 発泡層体（１）からなる主体内に繊維積層体
（２）を略一様な密度で一体的に配設した。
かも、１工程で安価に製作し得るクッションを提供する
こと。 【構成】 発泡層体（１）からなる主体内に繊維積層体
（２）を略一様な密度で一体的に配設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子用のクッションそ
の他各種の用途に用いられるクッションの改良に関する
ものである。
の他各種の用途に用いられるクッションの改良に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、椅子用のクッションは、着座
時、ソフト感があることと底づき感がないことが疲労を
少なくする上で大切な要素とされている。ここで、底づ
き感とは、着座時の体重がクッションを圧縮して裏面の
剛性部材面に直接当接しているような状態をいい、クッ
ションの反発力が不足している場合等に知覚される。こ
のような底づき感をなくすため、従来、発泡体の硬さを
変えたものを多層体に組合せて、各層間を接着し、クッ
ションとしたものがある。
時、ソフト感があることと底づき感がないことが疲労を
少なくする上で大切な要素とされている。ここで、底づ
き感とは、着座時の体重がクッションを圧縮して裏面の
剛性部材面に直接当接しているような状態をいい、クッ
ションの反発力が不足している場合等に知覚される。こ
のような底づき感をなくすため、従来、発泡体の硬さを
変えたものを多層体に組合せて、各層間を接着し、クッ
ションとしたものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクッション
は、硬さの異なる発泡体を個別に製作し、それらを接着
する必要があり、工程が増加し、製作コストがアップす
るのみならず、使用により、接着部が剥離する等の問題
点がある。
は、硬さの異なる発泡体を個別に製作し、それらを接着
する必要があり、工程が増加し、製作コストがアップす
るのみならず、使用により、接着部が剥離する等の問題
点がある。
【０００４】本発明の目的は、ソフト感があり、かつ、
底づき感がなく、しかも、１工程で安価に製作し得るク
ッションを提供することにある。
底づき感がなく、しかも、１工程で安価に製作し得るク
ッションを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、発泡層体からなる主体内に繊維積層体を
略一様な密度で一体的に配設したものである。
め、本発明は、発泡層体からなる主体内に繊維積層体を
略一様な密度で一体的に配設したものである。
【０００６】
【作用】発泡層体からなる主体内に繊維積層体を配設し
たため、発泡層体内で硬さの異なる発泡層体層を形成
し、底づき感のないクッションを提供し得る。そして、
上記繊維積層体は、発泡層体内に一体的に配設してある
ため、発泡層体を構成している樹脂が繊維積層体を構成
している繊維相互の絡み合い空間内に侵入した状態で一
体的に結合されており、剥離の恐れはない。さらに、発
泡層体に対する繊維積層体の配設密度を、用途等により
種々変更することにより、種々の硬さとソフト感を備え
たクッションが得られる。
たため、発泡層体内で硬さの異なる発泡層体層を形成
し、底づき感のないクッションを提供し得る。そして、
上記繊維積層体は、発泡層体内に一体的に配設してある
ため、発泡層体を構成している樹脂が繊維積層体を構成
している繊維相互の絡み合い空間内に侵入した状態で一
体的に結合されており、剥離の恐れはない。さらに、発
泡層体に対する繊維積層体の配設密度を、用途等により
種々変更することにより、種々の硬さとソフト感を備え
たクッションが得られる。
【０００７】
【実施例】図１の（Ａ）は本発明に係るクッションの一
例を示す縦断面図、（Ｂ）はクッションを押さえた状態
の縦断面図であり、これらの図において、（１）はクッ
ションの主体となる発泡層体、（２）はその中に略一様
な密度で一体的に配設した繊維積層体を示している。
例を示す縦断面図、（Ｂ）はクッションを押さえた状態
の縦断面図であり、これらの図において、（１）はクッ
ションの主体となる発泡層体、（２）はその中に略一様
な密度で一体的に配設した繊維積層体を示している。
【０００８】上記発泡層体（１）は、ウレタン樹脂等で
構成され、その製作時、金型内に予め繊維積層体（２）
を略一様な密度で配設しておき、この状態で樹脂を発泡
剤と共に供給して発泡成型させることにより、一様な厚
さとクッション特性を持つクッションが製作されるもの
である。これにより、発泡層体（１）を構成している樹
脂が繊維積層体（２）を構成している繊維相互の絡み合
い空間内に侵入した状態で一体的に結合され、剥離の恐
れはない。
構成され、その製作時、金型内に予め繊維積層体（２）
を略一様な密度で配設しておき、この状態で樹脂を発泡
剤と共に供給して発泡成型させることにより、一様な厚
さとクッション特性を持つクッションが製作されるもの
である。これにより、発泡層体（１）を構成している樹
脂が繊維積層体（２）を構成している繊維相互の絡み合
い空間内に侵入した状態で一体的に結合され、剥離の恐
れはない。
【０００９】繊維積層体（２）は、短繊維（例えば、繊
維長76mmのポリエステル繊維又はポリプロピレン繊維）
を熱成型処理してカール状とし、これを積層圧縮成形
し、さらに、ニードリング等により繊維の絡み合いを増
大させて嵩高性のある繊維積層体を形成し、これに合成
ゴムその他の接着性樹脂を浸透付着させて繊維の接合点
を接着させることによって構成される。なお、繊維積層
体（２）は、不織布でもよい。
維長76mmのポリエステル繊維又はポリプロピレン繊維）
を熱成型処理してカール状とし、これを積層圧縮成形
し、さらに、ニードリング等により繊維の絡み合いを増
大させて嵩高性のある繊維積層体を形成し、これに合成
ゴムその他の接着性樹脂を浸透付着させて繊維の接合点
を接着させることによって構成される。なお、繊維積層
体（２）は、不織布でもよい。
【００１０】本発明のクッションは、上記構成からなる
もので、発泡層体（１）によるソフト感を維持し、しか
も、発泡層体（１）内に配設してある繊維積層体（２）
によって、この繊維積層体（２）の配設部分では発泡層
体（１）の硬さが増加し、底づき感を解消することがで
きる。
もので、発泡層体（１）によるソフト感を維持し、しか
も、発泡層体（１）内に配設してある繊維積層体（２）
によって、この繊維積層体（２）の配設部分では発泡層
体（１）の硬さが増加し、底づき感を解消することがで
きる。
【００１１】図２は、発泡層体（１）としてウレタンを
使用し、この原料ウレタンの配合比を固めに設定して内
部には何も配設せずに成形を行なった従来のクッション
（Ｃ）と、原料ウレタンの配合比を柔らかめに設定して
内部に繊維積層体（２）を配設して成形を行なった本発
明のクッション（Ｄ）との荷重−撓み量曲線を示してい
る。図２において、従来のクッション（Ｃ）は、荷重の
増加に伴って撓み量が略比例して直線的に変化している
のに対し、本発明のクッション（Ｄ）は、荷重の増加に
伴って撓み量曲線の立ち上がり角度が途中から急に増大
し、撓み量が減少して底づき感を防止していることが確
認できたものである。
使用し、この原料ウレタンの配合比を固めに設定して内
部には何も配設せずに成形を行なった従来のクッション
（Ｃ）と、原料ウレタンの配合比を柔らかめに設定して
内部に繊維積層体（２）を配設して成形を行なった本発
明のクッション（Ｄ）との荷重−撓み量曲線を示してい
る。図２において、従来のクッション（Ｃ）は、荷重の
増加に伴って撓み量が略比例して直線的に変化している
のに対し、本発明のクッション（Ｄ）は、荷重の増加に
伴って撓み量曲線の立ち上がり角度が途中から急に増大
し、撓み量が減少して底づき感を防止していることが確
認できたものである。
【００１２】本発明は、上記した繊維積層体（２）の構
成繊維の太さ、密度等を用途に応じて種々変更すること
により、種々の硬さのクッションを得ることが出来る。
成繊維の太さ、密度等を用途に応じて種々変更すること
により、種々の硬さのクッションを得ることが出来る。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、発泡層体によるソフト
感を備え、かつ、発泡層体内に配設した繊維積層体によ
る硬さの増加によって底づき感が防止され、しかも、発
泡層体と繊維積層体とが発泡層体の成形時に一体的に結
合され、１工程で安価に製作し得ると共に発泡層体と繊
維積層体との剥離の恐れもない耐久性に優れたクッショ
ンを提供することができる。
感を備え、かつ、発泡層体内に配設した繊維積層体によ
る硬さの増加によって底づき感が防止され、しかも、発
泡層体と繊維積層体とが発泡層体の成形時に一体的に結
合され、１工程で安価に製作し得ると共に発泡層体と繊
維積層体との剥離の恐れもない耐久性に優れたクッショ
ンを提供することができる。
【図１】（Ａ）は本発明に係るクッションの一例を示す
縦断面図、（Ｂ）はクッションを押さえた状態の縦断面
図である。
縦断面図、（Ｂ）はクッションを押さえた状態の縦断面
図である。
【図２】本発明のクッションと従来のクッションとの荷
重−撓み量特性比較図である。
重−撓み量特性比較図である。
【符号の説明】 １ 発泡層体 ２ 繊維積層体
Claims (1)
- 【請求項１】 発泡層体からなる主体内に繊維積層体を
略一様な密度で一体的に配設したことを特徴とするクッ
ション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28831292A JPH06133834A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | クッション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28831292A JPH06133834A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | クッション |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06133834A true JPH06133834A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17728554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28831292A Withdrawn JPH06133834A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | クッション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06133834A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09215877A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Toray Ind Inc | リサイクル容易なベッドマット |
| DE102013202688A1 (de) | 2012-02-22 | 2013-08-29 | Toyobo Co., Ltd. | Kissenpolster für einen Fahrzeugsitz |
| US9604549B2 (en) | 2012-09-14 | 2017-03-28 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
| US11806978B2 (en) * | 2021-06-09 | 2023-11-07 | Dreamwell, Ltd. | Hybrid side rail assemblies and mattresses including the same |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP28831292A patent/JPH06133834A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09215877A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Toray Ind Inc | リサイクル容易なベッドマット |
| DE102013202688A1 (de) | 2012-02-22 | 2013-08-29 | Toyobo Co., Ltd. | Kissenpolster für einen Fahrzeugsitz |
| US9266455B2 (en) | 2012-02-22 | 2016-02-23 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Cushion pad for car seat |
| DE102013202688B4 (de) | 2012-02-22 | 2020-06-25 | Toyobo Co., Ltd. | Sitzkissen für einen Fahrzeugsitz |
| US9604549B2 (en) | 2012-09-14 | 2017-03-28 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
| US11806978B2 (en) * | 2021-06-09 | 2023-11-07 | Dreamwell, Ltd. | Hybrid side rail assemblies and mattresses including the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |