JP5252987B2 - 座席クッション体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、軟質ポリウレタンフォームを用いた座席クッション体に関し、特に乗員の長時間の着座に対しても腰痛や疲労の発生を軽減する座席クッション体に関するものである。
自動車用座席を含む各種車両座席のクッション体として、現在軟質ポリウレタンフォームが広く使用されている。本素材は軽く、耐久性があり、加えて大量生産が容易で、クッション素材として極めて使い勝手の良い材料である。
その一方では、組織が連続した発泡セル構造であることから、圧縮荷重に対して組織が潰れ易く、集中荷重を受けると負荷部分が集中的に撓んでしまうという挙動を示す素材であり、そのため座席のクッション体として使用した時、以下に記述する極めて本質的な問題を発生させる素材でもある。
図5(a)に示すように乗員が座席に着座した際、人体の上肢の体重はそれを支えている脊椎から骨盤に伝わり、上肢体重の大半が、骨盤の坐骨結節を通じて座席側に伝達されることになるが、この坐骨結節は比較的尖った形をしている。そのため図5(b)に示すように座席には坐骨結節から大きな面圧の集中荷重が作用し、軟質ポリウレタンフォームからなるクッション体では、この部分が集中的に沈み込んでしまうことになる。
また加えて軟質ポリウレタンフォームは圧縮荷重下で、応力弛緩が発生する性質があり、乗員の着座直後だけでなく、着座中に次第に前記の沈み込み現象が顕著になってくる。この為、乗員の着座直後から次第に骨盤が座席の中に沈み込んでしまい、これが起因して骨盤が股関節を中心に後方に回転運動を起こし、この作用にて骨盤の上方に連結する腰椎が変形し、腰痛を発生する原因となる。この状態を日常的に繰り返していると、深刻な腰椎疾患を誘発する危険性が極めて高くなってくる。
そしてまた、坐骨結節が座席の中に集中的に沈み込んでしまうと、坐骨結節の体重支持能力が低下し、その分周辺の尻部や大腿部の負担が大きくなり、これらの部分の面圧が増大し、臀部全体の血流が阻害され、着座中に乗員の臀部に痺れや痛みが発生し、さらに座席から離れた際、重たい足取りを感じさせるという、乗物降車時特有の疲労現象が発生する原因ともなっている。
このような腰痛や血流阻害の発生を予防するために、座席のクッション体について各種の技術的提案が開示されている(特許文献1〜3参照)。
特公平4−34436号公報 特許第3686691号公報 特開2003−284620号公報 上記特許文献1では、下層に設けた粘弾性型ポリウレタンと、上層に設けた弾性型ポリウレタンとを前面一体に結合してなるクッションシートが開示されており、軽量でエネルギー吸収性の良い快適さを追求したクッションシートが提供されるものである。
また上記特許文献2では、熱可塑性弾性樹脂の連続線状体からなるループを着座面に向けて上下方向に起立させたものを水平方向に連続させた座席パッドであり、これにより着座時に上方から加わる垂直方向の圧力に対して体形適合性に優れ、疲れにくく、すわり心地の良さを提供するものである。
さらに特許文献3では、姿勢矯正具として着座面に載置する板状の部材で、後端縁から前端縁に行くに従い低くなる傾斜面を構成するものが開示されており、前傾姿勢を確保することで骨盤の姿勢を適正に保持し、血流の維持と疲労防止を図るものである。
上記特許文献1〜3に記載のクッション体によれば、それぞれ所定の効果を達成することができるものの、上記したように、軽く、耐久性があり、加えて大量生産が容易で、クッション素材として極めて使い勝手の良い材料であるポリウレタンフォームの使用を確保することができない。
本発明は、座席クッション体の素材として適するポリウレタンフォームをそのまま素材とし使用しつつ、ポリウレタンフォームのクッション体が有する問題点である、乗員が着座した際の坐骨結節の集中的な沈み込みを防止し、これに起因した腰痛や臀部周辺の疲労を軽減する長時間の着座に適した座席クッション体及びその製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明が提案するのは、軟質ポリウレタンフォームを主要素材とする座席クッション体であって、少なくとも前記座席の後面側に、座席面の剛性強化を図るための、粘弾性の軟質エラストマーで形成される板状の面剛性強化部材を、前記軟質ポリウレタンフォームの上部に積層したことを特徴とする座席クッション体である。
このように軟質ポリウレタンフォームを主要素材とするクッション体において、着座時における乗員の坐骨結節の下層の軟質ポリウレタンフォームへの集中的な沈み込みの防止を図るために着座面の剛性を強化しつつ、さらに流動挙動の作用でクッション体からの反発荷重の緩和と分散のために、少なくとも前記座席の後面側に、粘弾性の軟質エラストマーで形成される板状の面剛性強化部材を、軟質ポリウレタンフォームの上部に積層したものである。
なお本明細書では「面剛性強化部材」とは、座席の面部分の剛性強化を図るための板状の部材をいうものである。また「軟質エラストマー」の一例として以下「軟質ウレタンエラストマー」の語を用いて適宜説明する場合がある。
また前記軟質ポリウレタンフォームの上部に積層した状態における前記面剛性強化部材の表面硬度がアスカC硬度で5〜50度の範囲になるように、前記軟質エラストマーの硬度、伸びモジュラス及び板厚が選定されることが好ましい。
座席面の集中的な沈み込み防止として面剛性の強化を図る共に、実用的には坐骨結節の支えを確保しつつ、この部分に作用する反発荷重の緩和と分散に配慮する必要があるからである。坐骨結節への反発荷重が増大すると、着座時のフィーリングを著しく損なうばかりでなく、この部分に痛みや血流阻害を発生させることになる。そのため軟質ポリウレタンフォームに積層した状態のときの面剛性強化部材の表面硬度が、アスカC硬度で5〜50度の範囲になるように、前記軟質エラストマーの硬度、伸びモジュラス及び板厚が選定される。
すなわち軟質ポリウレタンフォームに積層した時の軟質エラストマーの表面硬度をアスカC硬度で5〜50度にすることにより、坐骨結節が支えられ、この部分への反発荷重が緩和し、分散されるが、クッション体を構成する軟質ポリウレタンフォームの形状や硬さ、並びに乗員の着座フィーリングの好みに応じて、着座面に積層する面剛性強化部材の伸び剛性と軟質エラストマー−の硬度をきめ細かく調和さすのが好ましい。
またさらには前記軟質ポリウレタンフォームの上部に積層した状態における前記面剛性強化部材の表面硬度がアスカC硬度で10〜35度の範囲になるように、前記軟質エラストマーの硬度、伸びモジュラス及び板厚が選定されることが好ましい。
上記のアスカC硬度は、クッション体としての状態において、前記軟質ポリウレタンフォームの上部に積層した状態における前記面剛性強化部材を形成する軟質エラストマーの表面硬度である。
一方、軟質エラストマーの素材そのものでは、アスカC硬度が10〜80度で、かつ50%伸びモジュラスが4.9〜137N/cmの軟質エラストマーで、板厚が1.5〜6.0mmの範囲の軟質エラストマーの板材により、軟質ポリウレタンフォームへの積層した状態における軟質エラストマーの表面硬度としてアスカC硬度5〜50度の範囲を得ることができる。
なお面剛性強化部材は、軟質エラストマーの上部に板状の弾力性素材が積層されて2層形態に形成することができる。軟質エラストマ−の単独の面剛性強化部材の他に、軟質エラストマ−の表面に、クッション性のある弾力性素材からなる板状部材を貼り合わせた2層形態の面剛性強化部材とするものである。
この効果として、軟質エラストマ−硬度を上げることなく面剛性強化部材の伸び剛性が強化され、坐骨結節の支持力を上げつつ、弾力性素材のクッション性の作用で坐骨結節への反発荷重を分散させることができる。
また弾力性素材は、軟質発泡体、又はプラスチック繊維若しくは天然繊維を立体的に固めた繊維体であり、板厚が3〜20mmの範囲であるのが好ましい。
具体的には、弾力性素材としては軟質スラブウレタンフォームからなる板状の発泡体
若しくはポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂等からなるプラスチック繊維、あるいは綿、ココナッツ、ジュート、麻等からなる天然繊維を立体的に固めた板状の繊維体が相当するが、このうち軟質スラブウレタンフォーム若しくはポリエステル繊維の板状部材が好ましい。これは硬さや密度及び伸び特性の選択巾が広いのと、機械強度、耐久性、及び耐熱性等の物理的特性が優れており、弾力性素材に適しているからである。
又、上記記載の繊維体は特にその形態にこだわるものではなく、例えば、繊維を立体的に絡め合わせて形成したブロック体から板状に切り出したものや、あらかじめ繊維で不織布を形成し、それを何枚か積層した後、板状に固めたものを弾力性素材として使用できる。
また弾力性素材の厚さは、上記したように3〜20mmの範囲であるが、厚すぎるとこの素材への坐骨結節の沈み込み現象が懸念されるので、5〜12mmの範囲の厚さが好ましい。
また弾力性素材は、前記座席の左右側を両端とする弾力性素材の一辺の中心から対向する他辺へ向けて切り込みが設けられてなることが好ましい。
着座した際に、乗員の左右の坐骨結節間において、面剛性強化部材に張力が発生して坐骨結節への反発感を強めることがある。弾力性素材が貼り合わされた2層形態の面剛性強化部材の場合、弾力性素材を前記座席の左右側を両端とする弾力性素材の一辺の中心から対向する他辺へ向けて切り込んで左右に分割することで、この部分の左右方向の伸び剛性を弱め、そして乗員の左右の坐骨結節間に発生する面剛性強化部材の張力を弱め、坐骨結節に作用する反発荷重を緩和することができる。
さらにまた面剛性強化部材は、開口率が面積比45%以下の範囲で複数個の貫通孔が設けられていることが好ましい。
面剛性強化部材に貫通孔を設けることで、硬度を下げることなく伸び剛性を弱め、面剛性強化部材の支えを緩和さすことができる。加えて軟質ウレタンエラストマーが流動し易くなり、坐骨結節への反発荷重の緩和と分散性をより高めることができる。なお強度低下を考慮すると開口率は、面積比で45%以下が好ましい。
上記した面剛性強化部材における軟質ウレタンエラストマーは、ソリッド組織の非発泡体が好ましいが、圧縮荷重下で組織が潰れず流動挙動を示す状態であれば、発泡体も使用することができる。また、上記したように板厚は1.5〜6mm程度の範囲が適当であるが、軟質ポリウレタンフォームと比較して高密度(非発泡組織で10.29KN/m)であり、厚板となると重たくなり、また夏場の熱気や冬場の冷気に曝された素材温度が着座乗員に不快感を与えるため、坐骨結節の支え機能に支障をおこさない限り、できるだけ薄板にすることが好ましい。
また本発明がさらに提案するのは、軟質エラストマ−を製造する反応性原液が固化する前の粘着性状態のときに、弾力性素材を圧着して2層形態に面剛性強化部材を形成する第1の工程と、軟質ポリウレタンフォームの上部に前記面剛性強化部材を積層する第2の工程とを有することを特徴とする座席クッション体の製造方法である。
ここで軟質ポリウレタンフォームへ面剛性強化部材を積層するには、単に軟質ポリウレタンフォームの表面に載置した形態と、接着剤を介して軟質ポリウレタンフォームの表面に貼り合わせた形態と、軟質ポリウレタンフォームの成形時に、成形型の所定の位置に面剛性強化部材を配置した後、軟質ポリウレタンフォームの反応性原液を投入し、軟質ポリウレタンフォームの表面に面剛性強化部材を一体的に積層した形態の3形態から適宜選択することができる。これは面剛性強化部材が2層形態の場合に限らず、軟質エラストマー単独で形成される座席クッション体の製造方法の場合も同様である。
本発明によれば、軟質ポリウレタンフォームの表面に面剛性強化部材を積層したので、座席クッション体の素材として適するポリウレタンフォームをそのまま素材として使用しつつ、ポリウレタンフォームが有する問題点である、乗員が着座した際の坐骨結節の集中的な沈み込みを防止することができる。そしてこの沈み込みに起因した腰痛や臀部周辺の疲労を軽減する長時間の着座に適した座席クッション体を提供することができる。
面剛性強化部材として、軟質エラストマー又は軟質エラストマーに弾力性素材を積層した2層形態のものが使用でき、軟質ポリウレタンフォームへの集中的な沈み込みを防止するほかに、流動挙動の作用でクッション体からの反発荷重の緩和と分散を図り、着座時のフィーリング性の向上にも資することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の座席クッション体の実施形態及び実施例を説明する。
図1は本発明に係る実施例1の座席クッション体が適用されてなる座席シートを示す図で、図1(a)は一部を切り欠いた座席シートの斜視図で、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。図2は着座時の面剛性強化部材に作用する張力を示す座席クッション体の一部概略断面図、図3(a)は貫通穴を設けた2層形態の面合成強化部材の斜視図で、図3(b)は図3(a)のB−B線断面図、図4(a)は貫通穴を設けた2層形態の面剛性強化部材の弾性素材に切り込みいれた状態の斜視図で、図4(b)はC−C線断面図である。
座席シート11は、主として乗員の着座する座部12と、乗員の背もたれとしての機能を有する背もたれ部13と、乗員の頭部を保護するヘッドレスト部15とで構成されている。
座部12は、乗員の着座姿勢を快適に保持するために左右側部をそれぞれ土手状に隆起させた形状になっており、左右側部間を平坦な面として前部から後部側に沈みこむように傾斜した状態に形成されている。これは乗員が背もたれ部13に背中を十分に当接させ易いようにしたもので、この座部12の傾斜は調整装置(図示せず)によって乗員個々の好みに応じた角度に調整できるようになっている。なお座部12の内部に設けられているフレーム部材については説明を省略する。
座部12は、背もたれ部と同様にその表面を表皮材16に覆われている。この表皮材16の材質としては通常合成皮革、合成繊維等が使用される。表皮材16の内部は座席クッション体17が装着されており、この座席クッション体17を構成する材質は従来から座席クッション体17としての素材に適する軟質ポリウレタンフォーム18が使用されている。
図1(a)(b)に示すように座部12の平坦な面のうち背もたれ部13側に向けた後部には、表皮材16と座席クッション体17との間に面合成強化部材20が設けられている。この面合成強化部材20は、座部12の平坦な面全体に設けてもよいが、通気性の確保等を考慮して坐骨結節の真下となる座部12の平坦な面のうち背もたれ部13側に近い、座部12の後部の軟質ポリウレタンフォーム18の上部に積層して設けている。軟質ポリウレタンフォーム18と、その一部部分の上部に積層される面剛性強化部材20とで座席クッション体17が構成される。
面剛性強化部材20は、軟質エラストマーで形成された板状部材、又は軟質エラストマーの上部に弾力性素材を積層した板状部材として構成される。クッション性のある弾力性素材からなる板状部材を積層することで、軟質エラストマ−硬度を上げることなく面剛性強化部材の伸び剛性が強化され、坐骨結節の支持力を上げつつ、弾力性素材のクッション性の作用で坐骨結節への反発荷重を分散させることができるからである。
軟質ポリウレタンフォームの上部に積層した状態における面剛性強化部材を形成する軟質エラストマーの表面硬度は、アスカC硬度で5〜50度の範囲になるように、軟質エラストマーの硬度、伸びモジュラス及び板厚が選定される。座席面の集中的な沈み込み防止として面剛性の強化を図る共に、実用的には坐骨結節の支えを確保しつつ、この部分に作用する反発荷重の緩和と分散に配慮する必要があるからである。よってより効果的でかつ快適性を得るためには軟質ポリウレタンフォームの上部に積層した状態における面剛性強化部材20を形成する軟質エラストマーの表面硬度がアスカC硬度で10〜35度の範囲とする。
なお軟質エラストマーの素材そのものでは、アスカC硬度が10〜80度で、かつ50%伸びモジュラスが4.9〜137N/cmの軟質エラストマーで、板厚が1.5〜6.0mmの範囲の軟質エラストマーの板材により、軟質ポリウレタンフォームへの積層した状態における軟質エラストマーの表面硬度として上記アスカC硬度5〜50度の範囲を得ることができる。
また弾力性素材は、軟質発泡体、又はプラスチック繊維若しくは天然繊維を立体的に固めた繊維体であり、板厚が3〜20mmの範囲であるのが好ましく、具体的には、弾力性素材としては軟質スラブウレタンフォームからなる板状の発泡体若しくはポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂等からなるプラスチック繊維、あるいは綿、ココナッツ、ジュート、麻等からなる天然繊維を立体的に固めた板状の繊維体が相当するが、このうち軟質スラブウレタンフォーム若しくはポリエステル繊維の板状部材が好ましい。
又、上記記載の繊維体は特にその形態にこだわるものではなく、例えば、繊維を立体的に絡め合わせて形成したブロック体から板状に切り出したものや、あらかじめ繊維で不織布を形成し、それを何枚か積層した後、板状に固めたものを弾力性素材として使用できる。
また弾力性素材の厚さは、上記したように3〜20mmの範囲であるが、厚すぎるとこの素材への坐骨結節の沈み込み現象が懸念されるので、5〜12mmの範囲の厚さが好ましい。
図3(a)(b)に示すように面剛性強化部材20は、軟質ウレタンエラストマー22に、弾力性素材である軟質スラブウレタンフォーム21が積層された2層形態となっており、さらに表面を貫通穴(13φ)が所定のピッチで全面に設けられたものとすることができる。
これは面剛性強化部材に貫通孔を設けることで、硬度を下げることなく伸び剛性を弱め、面剛性強化部材の支えを緩和さすことができるからであり、加えて軟質ウレタンエラストマーが流動し易くなり、坐骨結節への反発荷重の緩和と分散性をより高めることができる。なお強度低下を考慮すると開口率は、面積比で45%以下が好ましく、この範囲で用途に応じ適宜定めることができる。
図4(a)(b)に示すように、弾力性素材であるポリエステル繊維体28には、座席の左右側を両端とする一辺の中心から対向する他辺へ向けて切り込みが設けられている。着座した際に、乗員の左右の坐骨結節間において、面剛性強化部材に張力が発生して坐骨結節への反発感を強めることがある。弾力性素材が貼り合わされた2層形態の面剛性強化部材の場合、弾力性素材の一辺の中心から対向する他辺へ向けて切り込んで左右に分割することで、この部分の左右方向の伸び剛性を弱め、そして乗員の左右の坐骨結節間に発生する面剛性強化部材20の張力を弱め、坐骨結節に作用する反発荷重を緩和するものである。
次に本発明に係る座席クッション体の製造方法について図面を参照して説明する。
図6は面剛性強化部材20が2層形態の場合の製造方法についての概略説明図であり、(a)は弾力性素材としての軟質スラブウレタンフォーム(適宜「軟質スラブウレタン」と略称する)21に切り込み(スリット)を入れた斜視図、(b)は軟質ウレタンエラストマー22の成形型で蓋を開いた状態の断面図、(c)は同成形型の蓋を閉じて成形している状態の断面図である。
図6(a)に示すように軟質スラブウレタン21は、面剛性強化部材としての左右部分の伸び剛性を弱め、坐骨結節に作用する反発荷重を緩和するために、面上中心位置から長辺の中点に向けて切り込み(スリット)が設けられている。
そして図6(b)に示すように、軟質ウレタンエラストマー成形型の蓋内部に上記の軟質スラブウレタン21が装填され、成形型には軟質ウレタンエラストマー原液が注入される。
軟質ウレタンエラストマー原液が注入されたら、図6(c)に示すように原液が固形化する前に成形型の蓋を閉じて押し圧する。これにより前記2つの素材が貼り合わされた2層形態の面剛性強化部材20を製造することができる。
これを詳述すると、図7の面剛性強化部材の製造工程図に示すように、成形型に離型剤を塗布する(S101)。このとき成形型の蓋内部に装填される軟質スラブウレタン21は、ブロック成形(S102)、所望寸法に切り出し(S103)、プレス内抜きにより切り込み(スリット)加工(S104)がされたものが用意されており、これをセットする(S105)。
次に成形型に軟質ウレタンエラストマー原液が注入され(S106)、この原液が固化する前の粘着性が高い段階で、蓋を閉じて押し圧して成形する(S107)。2層形態として成形された面剛性強化部材20を取り出し(S108)、さらに貫通穴を設ける場合は貫通穴を打ち抜きにより形成する(S109、S110)。貫通穴は上記したように面剛性強化部材20の伸び剛性を弱め、坐骨結節への反発荷重の緩和と分散性を高めるもので、必要に応じて形成することができる。したがって貫通穴の無い面剛性強化部材のときは、貫通穴の打ち抜き工程は省略される。
また軟質スラブウレタン21のような弾力性素材に設ける切り込み(スリット)の形成も必要に応じて形成するようにできる。また面剛性強化部材20を上記のような2層形態にせずに、軟質ウレタンエラストマー22の単独により面剛性強化部材20を形成してもよい。
次に軟質ポリウレタンフォームに面剛性強化部材を積層してクッション体とする製造工程の概略を説明する。図8は発泡形成された軟質ポリウレタンフォームに面剛性強化部材を、載置あるいは接着により積層して面剛性を強化したクッション体を製造する工程図である。図9は面剛性強化部材に軟質ポリウレタンフォームの原液を注入して一体的に積層して面剛性を強化したクッション体を製造する工程図である。
図8に示すように、成形型に離型剤を塗布し(S201)、軟質ポリウレタンフォームの原料液を注入する(S202)。その後成形型の蓋を閉めて発泡成形し(S203)、固化した後に蓋を開けて取り出す(S204)。
取り出した軟質ポリウレタンフォームに面剛性強化部材を載置あるいは接着により積層し(S205)、面剛性が強化されたクッション体が形成される(S206)。
また図9に示すように、成形型に離型剤を塗布した(S301)後に、面剛性強化部材を成形型の下部にセットし(S302)、軟質ポリウレタンフォームの原料液を注入する(S303)。その後成形型の蓋を閉めて発泡成形し(S304)、固化した後に蓋を開けて取り出す(S305)。このとき軟質ポリウレタンフォームに面剛性強化部材が一体的に積層された、面剛性の強化されたクッション体が形成される(S306)。
なお上記の軟質ポリウレタンフォーム及び軟質ウレタンエラストマーの製造においては、原料ロスを抑え、高品質フォーム(均一セルフォーム)を製造するためにポリウレタン高圧注入機を使用することが好ましい。
次に上記各製造方法により製造された面剛性が強化されたクッション体の実施例を説明するとともに、従来品との比較も説明する。
実施例1における面剛性強化部材は、アスカC硬度が17度、50%伸びモジュラスが7.8N/cmで、板厚4mmの軟質ウレタンエストラマーを下部層に、密度が314N/mで厚さが8mmの軟質スラブウレタンフォームを上部層になるように貼り合わせ、略260mm長×300mm巾サイズとなるように形成されたものである。
また面剛性強化部材20の全面には、図3(a)に示すように25mmピッチでφ13mmの貫通孔25を設け、ILD硬度が310N/314cmの軟質ポリウレタンフォーム(軟質モールドウレタンフォーム)に積層したもので、この状態で軟質ウレタンエラストマー表面のアスカC硬度が14度の座席クッション体を形成してなるものである。
上記形成された座席クッション体を、裏面側に10mm厚さの軟質スラブウレタンフォームがラミネート加工された表皮材により被覆して座席シートが形成されることになる。
軟質ウレタンエラストマーの配合処方は重量部数において、
ポリエーテルポリオール(官能基数2〜3) 100
架橋剤(ジエタノールアミン) 1.5
アミン触媒 0.7
イソシアネート 27.7
である。
イソシアネートは、ポリエチレンポリフェニルポリイソシアネート(MDI)のプレポリマーである(以下同様)。
次に本発明にかかる座席クッション体の第2の実施例について説明する。なお同じ名称の構成部分には同一の符号を付して説明する。図4(a)は実施例2(後述する実施例3も含む)に使用される面合成強化部材の斜視図で、図4(b)は図4(a)のC−C線断面図である。
実施例2の座席クッション体も実施例1同様、図1に示すように、座部12の平坦な面のうち背もたれ部13側の後部に、表皮材16と座席クッション体17との間に面合成強化部材20が設けられている。
実施例2における面剛性強化部材20は、図4(a)(b)に示すようにアスカC硬度が32度、50%伸びモジュラスが17.6N/cmで、板厚4mmの軟質ウレタンエラストラマー22を下部層に、密度が340N/mで厚さが10mmで、かつ左右の巾の前部側中央から後方に向けて13mm巾×125mm長のスリット27を形成し、乗員の坐骨結節部の領域を左右に分割したポリエステル繊維体28を上部層として貼り合わせ、略260mm長×300mm巾サイズとなるように形成されたものである。
また面剛性強化部材20の全面には、25mmピッチでφ13mmの貫通孔25を設け、ILD硬度が310N/314cm2の軟質ポリウレタンフォーム18(軟質モールドウレタンフォーム)に積層したもので、この状態で軟質ウレタンエラストマー表面のアスカC硬度が24度の座席クッション体17を形成してなるものである。
上記形成された座席クッション体17を、裏面側に10mm厚さの軟質スラブウレタンフォームがラミネート加工された表皮材16により被覆して座席シート11が形成されることになる。
軟質ウレタンエラストマーの配合処方は重量部数において、
ポリエーテルポリオール(官能基数2〜3) 100
架橋剤(ジエタノールアミン) 1.5
アミン触媒 0.7
イソシアネート 31.3
である。
次に本発明にかかる座席クッション体の第3の実施例について説明する。なお同じ名称の構成部分には同一の符号を付して説明する。実施例3の座席クッション体17も実施例1同様、図1に示すように、座部12の平坦な面のうち背もたれ部13側の後部に、表皮材16と座席クッション体17との間に面合成強化部材20が設けられている。
実施例3における面剛性強化部材20は、図4(a)(b)に示すようにアスカC硬度が32度、50%伸びモジュラスが17.6N/cmで、板厚3mmの軟質ウレタンエストラマー22を下部層に、密度が720N/mで厚さが6.5mmで、かつ左右の巾の前部側中央から後方に向けて13mm巾×125mm長のスリット27を形成し、乗員の坐骨結節部の領域を左右に分割したポリエステル繊維体28を上部層として貼り合わせ、略260mm長×300mm巾サイズとなるように形成されたものである。
また面剛性強化部材20の全面には、25mmピッチでφ13mmの貫通孔25を設け、ILD硬度が310N/314cm2の軟質ポリウレタンフォーム18(軟質モールドウレタンフォーム)に積層したもので、この状態で軟質ウレタンエラストマー表面のアスカC硬度が18度の座席クッション体17を形成してなるものである。
上記形成された座席クッション体17を、裏面側に10mm厚さの軟質スラブウレタンフォームがラミネート加工された表皮材16により被覆して座席シート11が形成されてなる。
軟質ウレタンエラストマーの配合処方は重量部数において、
ポリエーテルポリオール(官能基数2〜3) 100
架橋剤(ジエタノールアミン) 1.5
アミン触媒 0.7
イソシアネート 31.3
である。
次に本発明にかかる座席クッション体の第4の実施例について説明する。なお同じ名称の構成部分には同一の符号を付して説明する。実施例4の座席クッション体17も実施例1同様、図1に示すように、座部12の平坦な面のうち背もたれ部13側の後部に、表皮材16と座席クッション体17との間に面合成強化部材20が設けられている。
実施例4における面剛性強化部材20は、アスカC硬度が53度、50%伸びモジュラスが43.1N/cmで、板厚3mmの軟質ウレタンエストラマー22からなる、略260mm長×300mm巾サイズの単層形態の面剛性強化部材として形成されたものである。
また面剛性強化部材20の全面には、25mmピッチでφ13mmの貫通孔25を設け、ILD硬度が265N/314cm2の軟質ポリウレタンフォーム18(軟質モールドウレタンフォーム)に積層したもので、この状態で軟質ウレタンエラストマー表面のアスカC硬度が27度の座席クッション体17を形成してなるものである。
上記形成された座席クッション体17を、裏面側に15mm厚さの軟質スラブウレタンフォームがラミネート加工された表皮材16により被覆して座席シート11が形成されてなる。
軟質ウレタンエラストマーの配合処方は重量部数において、
ポリエーテルポリオール(官能基数2〜3) 100
架橋剤(ジエタノールアミン) 1.5
アミン触媒 0.7
イソシアネート 36.5
である。
(比較試験)
前記実施例1〜4の座席クッション体を使用した座席シートと、面剛性強化部材を装着していない従来仕様の座席シートを乗用車に搭載し、1時間の連続走行での官能評価により、坐骨の沈み込み、坐骨への圧迫感、尻の痛み・痺れ、全般的な疲労感の比較試験を行い、以下の表1にその結果しめす。なお従来仕様1はクッション体として一般的な密度のモールドウレタンフォーム(コア密度:480N/m)を使用し、従来仕様2はクッション体として高密度のモールドウレタン(コア密度:656N/m)を使用した。
Figure 0005252987

結果は表1に示すように、本発明に係る座席クッション体を使用した実施例1〜4は、坐骨の沈み込みも無く、坐骨の圧迫感も無い又はあっても微弱にすぎず、また尻の痛み・痺れ、全般的な疲労感が無いという良好な結果を得られ、従来仕様のものをはるかに凌ぐものであった。
また着座した際に、乗員の左右の坐骨結節間において、図2に示すように面剛性強化部材に張力が発生して坐骨結節への反発感を強めることがあるが、弾力性素材が貼り合わされた2層形態の面剛性強化部材20の場合、図4に示すように弾力性素材を前記座席の左右側を両端とする弾力性素材の一辺の中心から対向する他辺へ向けて切り込んで左右に分割することで、この部分の左右方向の伸び剛性を弱め、そして乗員の左右の坐骨結節間に発生する面剛性強化部材の張力を弱め、坐骨結節に作用する反発荷重を緩和することができる。
本発明に係る実施例1の座席クッション体が適用されてなる座席シートを示す図で、図1(a)は一部を切り欠いた座席シートの斜視図で、図1(b)は図1(a)のA−A断面図。 着座時の面剛性強化部材に作用する張力を示す座席クッション体の一部概略断面図。 図3(a)は実施例1に使用される面合成強化部材の斜視図で、図3(b)は図3(a)のB−B線断面図。 図4(a)は実施例2、3に使用される面合成強化部材の斜視図で、図4(b)は図4(a)のC−C線断面図。 (a)は座席シートに乗員が着座したときの人体骨との関係を示す概略断面図、(b)は(a)の状態から乗員が座席シートに沈み込んだ状態を示す概略断面図。 面剛性強化部材が2層形態の場合の製造方法についての概略説明図であり、(a)は弾力性素材としての軟質スラブウレタンフォームに切り込み(スリット)を入れた斜視図、(b)は軟質ウレタンエラストマーの成形型で蓋を開いた状態の断面図、(c)は同成形型の蓋を閉じて成形している状態の断面図。 面剛性強化部材の製造工程図。 発泡形成された軟質ポリウレタンフォームに面剛性強化部材を、載置あるいは接着により積層して面剛性を強化したクッション体を製造する工程図。 面剛性強化部材に軟質ポリウレタンフォームの原液を注入して一体的に積層して面剛性を強化したクッション体を製造する工程図。
符号の説明
11 座席シート
12 座部
13 背もたれ部
15 ヘッドレスト
16 表皮材
17 座席クッション体
18 軟質ポリウレタンフォーム
20 面剛性強化部材
21 軟質スラブウレタンフォーム(弾力性素材)
22 軟質ウレタンエラストマー(軟質エラストマー)
27 切り込み(スリット)
28 ポリエステル線維体(弾力性素材)

Claims (9)

  1. 軟質ポリウレタンフォームを主要素材とする座席クッション体であって、
    少なくとも前記座席の後面側に、座席面の剛性強化を図るための、粘弾性の軟質エラストマーで形成される板状の面剛性強化部材、前記軟質ポリウレタンフォームの上部に積層され、
    更に、前記面剛性強化部材が、前記軟質エラストマーの上部に、板状の弾力性素材が積層されて2層形態に形成され、前記弾力性素材は、前記座席の左右側を両端とする弾力性素材の一辺の中心から対向する他辺へ向けて切り込みが設けられてなることを特徴とする座席クッション体。
  2. 前記軟質ポリウレタンフォームの上部に積層した状態における前記面剛性強化部材の軟質エラストマーの表面硬度がアスカC硬度で5〜50度の範囲になるように、前記軟質エラストマーの硬度、伸びモジュラス及び板厚が選定されることを特徴とする請求項1に記載の座席クッション体。
  3. 前記軟質ポリウレタンフォームの上部に積層した状態における前記面剛性強化部材の軟質エラストマーの表面硬度がアスカC硬度で10〜35度の範囲になるように、前記軟質エラストマーの硬度、伸びモジュラス及び板厚が選定されることを特徴とする請求項1に記載の座席クッション体。
  4. 前記面剛性強化部材の軟質エラストマーは、アスカC硬度が10〜80度で、かつ50%伸びモジュラスが4.9〜137N/cmの軟質エラストマーであり、板厚が1.5〜6.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の座席クッション体。
  5. 前記弾力性素材は、軟質発泡体、又はプラスチック繊維若しくは天然繊維を立体的に固めた繊維体であり、板厚が3〜20mmの範囲であることを特徴とする請求項に記載の座席クッション体。
  6. 前記面剛性強化部材は、開口率が面積比45%以下の範囲で複数個の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の座席クッション体。
  7. 請求項ないしのいずれか一項に記載された座席クッション体の製造方法であって、
    前記軟質エラストマ−を製造する反応性原液が固化する前の粘着性状態のときに、前記弾力性素材を圧着して2層形態に前記面剛性強化部材を形成する第1の工程と、前記軟質ポリウレタンフォームの上部に前記面剛性強化部材を積層する第2の工程とを有することを特徴とする座席クッション体の製造方法。
  8. 前記第2の工程は、発泡成形された前記軟質ポリウレタンフォームの上部に、前記面剛性強化部材を載置又は貼着して積層することを特徴とする請求項に記載の座席クッション体の製造方法。
  9. 前記第2の工程は、前記軟質ポリウレタンフォームの成形型に予め前記面剛性強化部材を載置した後に、前記軟質ポリウレタンフォームの反応性原液を注入して積層することを特徴とする請求項に記載の座席クッション体の製造方法。
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