JPH01304462A - 廃液処理の作業性等が改善される非銀塩感光材料の処理方法 - Google Patents

廃液処理の作業性等が改善される非銀塩感光材料の処理方法

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JPH01304462A
JPH01304462A JP13599288A JP13599288A JPH01304462A JP H01304462 A JPH01304462 A JP H01304462A JP 13599288 A JP13599288 A JP 13599288A JP 13599288 A JP13599288 A JP 13599288A JP H01304462 A JPH01304462 A JP H01304462A
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正文 上原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非銀塩感光材料の自動現像機による処理に伴
って生ずる廃液(以下、「廃液」という)を処理する方
法に関し、更に詳しくは、光照射によって現像液に対す
る溶解性が変化する非銀塩画像形成層を支持体上に有す
る感光材料、例えば平版、凹版または凸版用感光性印刷
版、カラープルーフ用材料等を自動現像機により現像処
理する工程で生じる廃液を処理し、その一部を再利用す
る方法に関する。
〔従来の技術〕
非銀塩感光材料の自動現像機による処理工程は、画像形
成層を画像様に溶出させる現像工程、およびその他必要
により例えば感光性平版印刷版の場合には水洗水、不感
脂化液、リンス液、整面液等による処理工程が含まれ、
またカラープルーフ用材料の処理においては現像液によ
る処理工程の外に通常水洗水による処理工程が付加され
ている。
そして、多量の感光材料を処理する場合には、処理によ
って消費された成分を補充し、一方処理によって処理液
中に溶出あるいは蒸発によって濃化する成分を除去して
地理液成分を一定に維持する手段が採られており、上記
補充のために補充液が処理液に補充され、上記濃化成分
の除去のために処理液の一部が廃棄されている。また処
理液性能が許容限度外となるような場合には処理液全部
が廃棄される。
近年、補充液は水洗の補充液である水洗水を含めて公害
上や経済的理由から補充の量を大幅に減少させたシステ
ムに変わりつつあるが、廃液は自動現像機の処理層から
廃液管によって導かれ、水洗水の廃液や自動現像機の冷
却水等で希釈されて下水道等に廃棄されている。
しかしながら、近年の水質汚濁防止法や各都道府県条例
による公害規制の強化により、水洗水や冷却水の下水道
や河川への廃棄は可能であるが、これら以外の廃液(例
えば、現像液、ガム液、リンス液等の廃液)の廃棄は、
実質的に不可能となっている。このため、各写真処理業
者は廃液を専門の廃液処理業者に回収料金を払って回収
してもらったり公害処理設備を設置したりしている。し
かしながら、廃液処理業者に依託する方法は、廃液を貯
めておくのにかなりのスペースが必要となるし、またコ
スト的にも極めて高価であり、さらに公害処理設備は初
期投資(イニシャルコスト)が極めて大きく、整備する
のにかなり広大な場所を必要とする等の欠点を有してい
る。さらに具体的には、廃液の公害負荷を低減させる公
害処理設備としては、活性汚泥法(例えば、特公昭51
−12943号及び特公昭51.−7952号等)、蒸
発法(特開昭49−89437号及び同56−3399
6号等)、電解酸化法(特開昭48−8.1462号、
同49−119458号、特公昭53−43478号、
特開昭49−1.19457号等)、イオン交換法(特
公昭51−37704号、特開昭53−383号、特公
昭53−43271号等)、逆浸透法(特開昭50−2
24.63号等)、化学的処理法(特開昭49−642
57号、特公昭57−37396号、特開昭53−12
152号、同49−58833号、同53−63763
号、特公昭57−37395号等)等が知られてきてい
るか未だ十分ではない。
銀塩写真感光材料の廃液の処理を簡易に行えるようにす
ることを目的として、廃液を加熱して水分を蒸発乾固す
る装置が実開昭60−70841号に開示されているが
、廃液をそのまま蒸発濃縮ないし乾固処理するため、非
銀塩感光材料の廃液の処理に適用した場合、蒸発釜の内
部や熱源に固形物が固着し、蒸発処理効率が低下し、ま
た該固形物の除去のための保守作業が煩わしい等の難点
がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、非銀塩感光材料の廃液の処理に要する
スペースが節減できる廃液の処理方法を提供することで
ある。
本発明の他の目的は、非銀塩感光材料の廃液の処理の作
業性が改良される廃液の処理方法を提供することである
本発明の更に他の目的は、非銀塩感光材料の廃液の処理
のためのコストが低減できる廃液の処理方法を提供する
ことである。
〔発明の構成〕
本発明の目的は、非銀塩感光材料の自動現像機による処
理において、該自動現像機から排出される処理廃液の少
なくとも1種を処理して固形物と水とに分離し、該水を
現像補充液の希釈粋として用いることを特徴とする非銀
塩感光材料の処理方法によって達成される。
以下、本発明について詳述する。
本発明に係る非銀塩感光材料には、光照射によって溶解
性の変化する感光性層が支持体上に塗布されているもの
、および電子写真方式等によって画像様レジスト層を設
は得る溶解性層が支持体上に設けられているものが含ま
れる。
上記の感光性層が含む感光性物質の代表的なものとして
は、例えば感光性ジアゾ化合物、感光性アジド化合物、
エチレン性不飽和二重結合を有する化合物、酸触媒で重
合を起こすエポキシ化合物、酸で分解するシリルエーテ
ルポリマーやC−Q−C−基を有する化合物と光酸発生
剤との組合わせ等が挙げられる。感光性ジアゾ化合物と
しては、露光によりアルカリ可溶性に変化するポジ型の
ものとして0−キノンジアジド化合物、露光により溶解
性が減少するネガ型のものとして芳香族ジアゾニウム塩
等が挙げられる。
本発明において処理の対象とする廃液としては、上記非
銀塩感光材料の現像(溶出)液:水洗水;ネガおよびポ
ジタイプの平版25版に用いられる不感脂化処理液、リ
ンス液および整面液等が挙げられる。
本発明において、2種以上の廃液を処理する必要がある
ときは、それらを1つにまとめて処理することが作業性
その他の点から好ましい。
次に本発明において廃液を処理して固形分と水とに分離
する手段について述べる。
本発明方法を実施するための装置は、例えば第1図の概
要図に示すように構成される。
非銀塩感光材料の処理装置から排出される廃液を容れた
廃液タンクlはエバポレータIOの筒状部11の注入口
19にポンプP1及びフィルタF、を直列に連結して配
管されている。又、エバポレータIOのオーバーフロー
液は該エバポレータの錐状壁部12に設ケラれたオーバ
ーフロー口18からシリコンチコーブによって廃液タン
クlに回収される。該タンクには液面計5が設けられ、
液量が検知できるようにしである。
筒状部11と上方の錐状壁部12及び下方のくびれ部2
5を有する液溜り部26によって容器を構成するエバポ
レータ10は下方のスラッジ排出口14からスラッジセ
パレータ30のスラフジ受は口31に配管され、該スラ
ッジセパレータ30の下部にある連結部35によって下
部のスラッジタンク40に結合されている。
そして、エバポレータIO、スラッジセパレータ30、
スラッジタンク40の間はポンプP2によって液を戻し
て循環が行なわれるように液循環装置45が配管されて
いる。
又、エバポL/−夕10には通電により熱および超音波
を発生する焼成物半導体を充填した発熱部材15及び網
状部材16.17が設けられている。この網状部材はど
ちらか一方であっても構わない。又液面計22が設けら
れている。
廃液の蒸発気体は排出口13から熱交換器72を通り、
冷却器52を通り吸収タンク62の下部に連結され、凝
縮液(水)は排出口65からフィルタF2を経て回収容
器68に配管されている。
吸収タンク62の上部から下部へは非凝縮ガスの循環と
一部熱交換器72をへてエバポレータ10への環流と凝
縮液の回収容器38への送り込みを促進する環流装置7
0の配管がなされている。
エバポレータ10の内部には、蒸発気体の排出口の近く
の該排出口への蒸発気体の通路に網状部材16、17の
片方又は両方を設けることが好ましい。
この網状部材により、廃液中に発生した気泡と共に廃液
の表面から飛び散る廃液飛沫が蒸発気体に混じって排出
口から排出される不都合を防止することができる。
この網状部材16.17は目の開きが0−5〜1.3m
m程度のものが適当である。具体的には、例えば0.2
mmメ、ピンチ1.0mm程度のステンレススチールの
金網等を用いることができる。またこの網状部材は図示
のように2重に設けることが上記の効果を完全にする点
から好ましい。
エバポレータIOにおいて、蒸発気体の排出口13は雌
状壁部12の上端中央部に設け、下端部にスラッジの排
出口14を設ける態様が好ましい。このような態様にお
いて、エバポレータ10の本体の筒状部11と蒸発気体
の排出口13との間の内壁面は垂直方向に対して20°
〜40°の角度をもった錐状壁部12を有することか、
廃液の蒸発に伴って廃液表面から飛び敗る廃液飛沫の内
壁面に付着したものが下方へ流下し易くなる点から好ま
しい。
エバポレータ10の内部には液面計22を設けることが
望ましい。そして、液面計で検出1−だ結果によって、
エバポレータ内部の廃液の液面高さを所定の高さに維持
するように廃液を供給するポンプP1の作動を制御する
装置を設けることにより、廃液のエバポレータ10への
供給作業が笥易なものとなる。
エバポレータ10において廃液が収容される部分の容積
は発熱部材によっても異なるが、発熱部材への供給電力
IKw当たり1〜10f2が適当であり、好ましくは1
.5〜5Qである。また泡の流出、突沸を防ぐための上
部の空隙部分の容積は、廃液収容部分の容積の0.5〜
4倍、より好ましくは0.7〜2.5倍か適当である。
第1図に示す装置において、スラッジセパレータ30は
エバポレータ10内で廃液の処理によって生じたスラッ
ジをエバポレータ10内から分離し収容する装置で、そ
の下端部にはスラッジタンク40を係合自在に連結する
とともに、該スラッジタンク40とエバポレータIOお
よび/またはスラッジセパレータ3()とを配管で接続
し、スラッジセパレータ30の内部の液がスラッジセパ
レータ30から上記連結部35を通ってスラッジタンク
40へ流れるように液を循環させる液循環装置45を付
加することが好ましい。このような液循環装置45を付
加することにより、スラッジの排出作業の作業性が改善
される。
エバポレータで処理する廃液が高分子化合物の分散物を
含有している場合は、あらかじめフィルターF1でこれ
らを除いてからエバポレータへ入れることが好ましい。
このような廃液処理工程を付加することにより、エバポ
レータ内部で発熱部材による加熱により廃液から生成す
る固形物の粘性化が避けられ、さらさらした扱い易い固
形物を生成させることができる。
エバポレータ■0には次のような蒸発気体の処理装置5
0を付加することにより、蒸発気体中に含まれる有害な
気体(例えば、アンモニアガス、亜硫酸ガス、種々の有
機溶媒等)を極めて効果的に除去することができる。
この蒸発気体の処理装置50は、冷却器52、吸収タン
ク62ならびにエバポレータ10の蒸発気体の排出口1
3と冷却器52、冷却器52と吸収タンク62を接続す
る配管を有し、吸収タンク62は内部に吸収剤収容部6
4、下端部に凝縮液排出口65および吸収タンク62の
上部から下部へ非凝縮ガスを循環させる配管装置71を
をする。
冷却器52における冷却手段としては、例えは冷却用水
を冷却器内部の多数の細管内を通した装置が用いられる
吸収タンク62は通常、垂直な円筒形シェルとすればよ
く、吸収剤は、活性炭その他目的に応じ適宜選定すれば
よい。吸収剤収容部64の大きさは廃液の処理量、廃液
の種類等により適宜選べばよいが、目安として、通常の
ポジ型またはネガ型PS版の現像液の処理廃液を1OQ
724時間の割合で地理する場合、内径20mm−10
0mm、高さ200mm” 1000mm程度が適当で
ある。
上記蒸発気体の処理装置50には、次のような非凝縮ガ
スの還流配管73を付加することが好ましい。
この態様によれば非凝縮ガス中の有害ガスの吸収がさら
に良好になされる。
前記配管装置71と前記還流配管73を含めた還流装置
70は、吸収タンク62の上部のガスをその底部へ送る
前記配管装置71の配管の途中からエバポレータIO内
へ非凝縮ガスを圧送する環流配管73と、エバポレータ
IO内へ入れる前の該非凝縮ガスとエバポレータ10か
ら排出された蒸発気体との間で熱を交換する熱交換器7
2どを有する。
また、吸収タンク62はその凝縮液の排出口をフィルタ
装置F2に接続されていることが好ましい。このフィル
タ装置F2を通過することにより、凝縮液の不純物含有
量をさらに減少させることができる。
本発明に用いる発熱部材15の好ましい態様として、前
記のように内径5 mm−30mm、肉厚1 mm−5
mm程度の耐食性、耐熱性かつ熱伝導性の材料(例えば
、ステンレススチール)で作られたパイプで内側がケイ
素樹脂等で絶縁被覆されたものの廃液中に入る部分の少
なくとも1部の内部に半導体組成物粉末の焼結体が充填
された部材で、半導体充填部分の必要長が廃液中に浸漬
できるような形状(例えば液中部分をコイル状にする等
)にしたものが挙げられる。半導体部材15の両端部は
廃液面から上部のエバポレータ壁面12又は24に設け
たコネクタ・−23に接続し、外部電源に接続させる。
このような態様において、半導体部材15の廃液中の半
導体充填部の長さは廃液処理能力1 g/分当たり4m
m〜20m程度が適当である。
本発明に用いる通電により熱むよび超音波を発生する焼
成物半導体としては、CuO1Cu20%ZnO,Ni
O。
N 1203 、Cd O% B a O% 、W O
2、W O3、M o O2、Y b 20s 、Y 
z O3% F e 203、Fe 30. % Fe
d、 cSSi、 Ga、 Ge、 Se、 Tie□
、Tie、 Ti、O,、CoolCO203、CO3
0イA (2203% Cr Os P s A S 
% Cr 203 、Cr O3、M n O。
MnO2、Mn2O3等の金属酸化物または元素、およ
びSiC等の成分より選ばれる混合物の焼成物が挙げら
れる。導電性の付与あるいは結着剤として上記金属酸化
物の金属元素あるいは他の元素(A g % A u 
% p t s等)あるいはS IO2、N a z 
O、K ! O、Ca Os M g O等が添加され
ていてもよい。
好ましい実施態様としてとして次のような組成を有する
ものか挙けられる。
Fe20350−90% ;  MnO,Coo、N1
osFed、Cub、Cd0SZnOから選ばれる少な
くとも1つの合計が2〜30%;Na2O、K2O、S
iO,、、CaO,A(2203から選ばれる少なくと
も1つが合計5〜30%を含む組成が好ましい半導体組
成物として挙げられる。
本発明における焼成物半導体で廃液を処理する好ましい
態様として、粒状の半導体混合物を内側をケイ素樹脂等
で絶縁被覆した耐食性、耐熱性かつ熱伝導性の中空パイ
プの内部に充填し、通電によりこの粒状物を焼結し作ら
れた焼成物半導体ヒーターを、処理する廃液中に浸漬し
通電することにより熱および超音波を発生させる態様が
挙げられる。
このような態様において、上記粒状半導体混合物の粒子
径は0.01mm 〜0.2m+a程度とし、内径5m
m〜30mm、肉厚1 mm〜5mm程度の例えば内側
を絶縁処理したステ〉・レススチール製中空パイプに粒
状焼成物半導体を廃液処理能力1g/分当たり4n+m
〜20mm程度の充填部長さになるように充填したもの
を用いることができる。
本発明の方法においては、廃液を処理し2て固形物と水
とに分離し、分離された水を現像補充液の希釈水として
利用する。このように、廃液中に含まれる打効成分(溶
媒)を循環して再利用することにより、水資源の節減が
可能であり、また廃棄分を極度に減少させることができ
る。更に自動現像機の設置に伴う水道や排水の配管設備
の省略も可能である。
分離された水を利用する態様と17で、例えば自動現像
機内に設けた現像補充液の濃縮液用の希釈水を入れる希
釈水槽と、廃液から分離された水を入れる回収容器とを
配管で連結し、希釈水槽内の液量を制御して自動的に該
回収容器内の水を希釈水槽へ送る態様が挙げられる。
〔実施例〕 実施例1 第1図に示す態様の装置を用い、エバポレータ10の容
量を廃液1..6L空隙部分の容積2aとし、発熱部材
としては半導体成分(主成分はFe203 、Co O
)CrzO,、WO,、AQ20.、Ni、Na2O、
SiO2、Ca0)の各粉末(平均粒径約50μm)を
内側をケイ素樹脂で焼付は塗装したステンレススチール
類のパイプ(10mm% )に充填部長さ200mmに
充填し、AClooV、IOA、 5分間通電し焼結し
たものを用い、その時の通電電力AC100V、 IO
Aどした。廃液タンクlの容量は20Q1回収容器68
の容量は1. OQとした。
フィルタF、にはTC−1(1−−セル製)を、吸収タ
ンク62の吸収剤にはヤシ穀活性炭の約1000gを、
フィルタF2にはキュノ社の活性炭カートリッジAP−
117をそれぞれ用いた。
自動現像機としては第2図に示す態様のものを用いた。
なお、第1図及び第2図において、※lと※11※2と
※2、および※3と※3等はそれぞれ配管で接続されて
いる。
第2図において、101は現像部、102は水洗部、I
Q3はリンス処理または不感脂化処理を行うリンス・ガ
ム部、101aは現像液タンク、101bは現像タンク
101aのオーバーフローを入れる現像廃液タンク、1
02aは水洗水タンク、103aはリンス液またはガム
液ヲ入れるリンス・ガム液タンク、104は非銀塩感光
材料、105.1.06.107は処理液供給パイプ、
P 6.I’ 、。
P 10はポンプ、lllは現像液の濃縮液を入れる濃
縮現像液タンク、112は濃縮現像液用の希釈水を入れ
る希釈水タンク、113は濃縮現像液と希釈水とを混合
するミキシングタンクである。
現像液は下記(A)および(B)を混合して現像液とし
た。
(A)濃縮現像液 ケイ酸ナトリウム(J Is規格3号)       
730g水酸化ナトリウム           22
0gエマルゲン950(商品名、界面 活性剤、化工(株)製)           3gE
DTA                   1.5
g水                       
          IQ(B)水         
            150゜現像液(使用液)は
下記比率(容量比)で混合して作成した。
(A)  :  (B) 母液        l  ・ 5 補充液      l:3 (注)「母液Jは現像作業開始の当初に現像液タンクに
入れておく現像液。
非銀塩感光材料としてはポジ型28版SMP−N(商品
名、コニカ(株)製)の1003+n+ax 800n
+mサイズを用い、現像液タンク101aには上記現像
液を2012入れ、処理液供給ノズル105から噴射さ
せ、循環使用し、また現像液補充量は上記PS版1版当
たり50v2とした。
水洗水タンク102aには水をisQ入れ、処理液供給
ノズル106からPS版へ噴射させ、流下して水洗水タ
ンク102aへ戻った水は循環して使用した。
リンス・ガム液タンク103aには下記組成のリンス液
を104入れ、処理液供給ノズル107からPS版に供
給し、流下してリンス・ガム液タンク103aへ戻った
液は循環して使用した。
リンス液 ジ(2−エチルヘキシル)スルホこはく酸・・・30重
量部 リン酸二水素ナトリウム・二水塩 ・・・10重量部ク
エン酸・−水塩        ・・・2重量部リン酸
(85%)           ・・・0.3重量部
純水               ・・・IQこのよ
うにして、上記PS版を500枚処理した後、現像廃液
22.5L水洗水タング102a中の廃液1512およ
びリンス・ガム液タンク103a中の廃液1012を第
1図に示す廃液処理装置の廃液タンクlに入れ、第1図
に示す廃液処理装置で処理したところ、廃液処理の所要
時間は47時間であった。回収された液は約43aの水
で、無色透明で臭いもなく、蒸留水に類似のものであっ
た。回収されたスラッジはさらさらとした非粘着性の粒
状物で、その見掛は容積(嵩)は約0.7Qであった。
この実施例では、分離回収された水が回収容器68から
希釈水タンク12へ自動的に送られるように両者を配管
で結合した。
希釈水として分離回収された水を用いた現像補充液は、
希釈水として蒸留水を用いたものと性能に差異が認めら
れなかった。
上記処理において、消費された処理液が含む水46Qの
内430.が回収され、回収率は93%であった。
また、消費された処理液量に対する回収された水の量の
比率は91%(重i)であった。
なお、フィルタF、の使用許容限度に至るまでの処理可
能量は1200Qであり、吸収タンク62の同じく処理
可能量は160Hであった。また、フィルタF1に使用
したフィルタおよび吸収タンク62に使用した活性炭の
交換のための作業の所要時間は短時間であり(前者が5
分程度、後者が7分程度)、その作業は容易であった。
冷却器52の冷却水は循環して使用し、図示してない熱
交換器を通過させて大気と熱交換させた。
実施例2 非銀塩感光材料としてネガ型28版5WN−N(商品名
、コニカ(株)製)菊全版を用い、現像液どして下記を
用い、リンス・ガム槽103aには下記ガム液を入れ、
上記PS版を400枚処理した外は前記実施例Iと同様
の実験を行った。
現象液(使用液)は下記比率(容量比)で混合して作成
いこ。
(A)濃縮現像液 ベンジルアルコール          360g]・
リエタノールアミンン        210gペレッ
クスNBL(商品名、化工C株)製、t−ブチルナフタ
レンスルホン酸すI・リウム)   180g亜硫酸ナ
トリウム            90g水     
                         
    3Q(B)水 (A)  :  CB) 母液     1:3 補充液    I:3 (注)「母液」は現像処理作業の開始当初に現像液タン
クに入れておく現像液。
ガム液 デキストリン(日澱化学製)       20gカル
ボキシメチルセルロース       1g75%リン
酸                0.6gニツコー
ル0TP−100(8光ケミカルズ製)0.2g スパン 20(化工(株)製)         0.
2g純水                 20m(
1希釈水に分離回収された水を用いた現像補充液は、希
釈水に蒸留水を用いたものと性能に差異が認められなか
った。
上記枚数の25版を処理した後の現像廃液量は22Q1
水洗水廃液量は15Qおよびリンス・ガム液廃液量は1
0Q1廃液処理の所要時間は45時間であった。
回収された液は約40Qの水で、無色透明で臭いもなく
、蒸留水に類似のものであった。回収されたスラッジは
さらさらどした非粘着性の粒状物で、その見掛は容積(
嵩)は約0.4Qであった。
この実施例では、分離回収された水が回収容器68から
希釈水タンク12へ自動的に送られるように両者を配管
で結合した。
上記処理において、消費された処理液が含む水434の
内40Qが回収され、回収率は93%であった。
また、消費された処理液量に対する回収された水の量の
比率は85%(重量)であった。
なお、上記廃液に対して、フィルタF1の使用許容限度
に至るまでの処理可能量は1500Qであり、吸収タン
ク62の同じく処理可能量は1200Qであった。
また、フィルタF1に使用したフィルタおよび吸収タン
ク62に使用した活性炭の交換のための作業性に関して
は実施例1と同様であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば下記の効果を得ることができる。
(1)廃液処理に要するスペースが減少できる。
(2)廃液処理作業の作業性が改善される。
(3)廃液処理に要するコストが低減される。
(4)水資源の再利用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いられる廃液処理装置の概要図、
第2図は本発明の実施例に用いた自動現像機の概略側断
面図である。 I・・・廃液タンク   F 、、F 2・・・フィル
タP l+P 2.P 3・・・ポンプ 10・・・エバポレータ  11・・・筒状部12・・
・錐状部     16.17・・・網状部材15・・
・発熱部材    26・・・液溜り部30・・・スラ
ッジセパレータ 40・・・スラッジタンク 45・・・液循環装置   50・・・蒸発気体処理装
置52・・・冷却器     62・・・吸収タンク6
4・・・吸収剤収容部  68・・・回収容器70・・
・環流装置    71・・・配管装置72・・・熱交
換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非銀塩感光材料の自動現像機による処理において、該自
    動現像機から排出される処理廃液の少なくとも1種を処
    理して固形物と水とに分離し、該水を現像補充液の希釈
    水として用いることを特徴とする非銀塩感光材料の処理
    方法。
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