JPH01303245A - 遊技設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば複数のパチンコ台を並設してあるパチ
ンコ遊技設備において隣接パチンコ台間に介在させた両
替用の紙幣投入機からの送出し紙幣を、パチンコ合判背
面側に設けた回収部に搬送する際に用いられる薄板状体
搬送装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の薄板状体搬送装置としては、従来、紙幣等の可
撓性の薄板状体を上下姿勢で搬送するべく、一対の搬送
ベルトを左右方向に対向配設し、これら一対の搬送ベル
ト夫々を、薄板状体の短辺寸法よりも少し大きな幅を有
した幅広な平ベルトから構成すると共に、これら両手ベ
ルトを同期駆動させる伝動機構を設けて構成していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記構成の薄板状体搬送装置では、一対の平ベルトが薄
板状体の短辺寸法以上に構成されているため、各平ベル
トに所定の張力を付与するテンション機構及び駆動機構
が大型化してしまい、殊にパチンコ台列間に前記撤退装
置を組込むためには、パチンコ台列間隔を大きくしてお
かなければならず、パチンコ遊技設備全体の大型化を招
来していた。

又、薄板状体全体が両ベルトに完全に密着した状態で挾
持搬送される関係上、薄板状体と平ベルトとの間が真空
又は負圧になって、薄板状体と平ベルトとの相対移動が
完全に阻止されるため、薄板状体を平ベルトに受渡す際
に、薄板状体の姿勢が所定姿勢から少しずれた状態で受
渡しが行われると、そのずれた状態のまま搬送されてし
まい、薄板状体の次の受渡し時や薄板状体の回収時に撤
退薄板状体が他の構成部材に引っ掛るなどのトラブルを
招来し易い不都合があった。

本発明の目的は、搬送装置の駆動機構並びに付勢機構の
小型化を図ることによって、撤退装置全体の小型化を図
ることができるようにすると共に、薄板状体の搬送を上
記トラブルのない状態で良好に行えるようにする点にあ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による薄板状体搬送装置は、搬送ケース内に、矩
形状又はそれに近い形状に構成された可撓性の薄板状体
をそれの肉厚方向から挟持して、当該薄板状体をそれの
長辺が上下に位置する姿勢で搬送する一対の搬送機構を
設け、これら一対の搬送機構のうちの少なくとも一方を
、薄板状体搬送方向に所定間隔を隔てて配設された複数
のプーリと、これらプーリに渡って巻回された細幅の１
本の無端回動ベルトとから構成すると共に、この無端回
動ベルトの挟持搬送作用面を、前記搬送ケースの上下中
央部に配置してある事を特徴とするものであり、それに
よる作用・効果は次の通りである。

〔作　用〕

上記のように、無端回動ベルトを細幅の１本で構成する
ことによって、このベルトに加える張力を従来のように
平ベルト全体に加える張力よりも小にすることができる
から、ベルトを挾持方向へ付勢するための付勢機構を小
さくすることがで１きると共に、ベルトを駆動回動させ
るために要する力を小さくすることができる。

しかも、薄板状体を１本のベルトで挟持搬送することに
よって、例えばベルトを上下複数本設けて薄板状体を搬
送する場合において、複数本のベルトが巻回される複数
個の駆動プーリの製作誤差による径の違いに起因して上
下のベルトの回動速度が異なり、薄板状体に皺が寄った
り、薄板状体が破損することなく、薄板状体の搬送が行
える。

さらには、無端回動ベルトの挟持搬送作用面を（船道ケ
ースの上下中央部に配置することによって、搬送ケース
の上下端面夫々から挟持搬送作用面までの距離が等しく
なるから、薄板状体の上側長辺及び下側長辺が搬送ケー
スの上端面及び下端面に接当したときにおける当該薄板
状体の上下非挾持部分の屈曲を抑制することができる。

それ故に、薄板状体の姿勢が所定姿勢から少しずれた状
態で受渡しが行われた場合に、薄板状体の上側長辺及び
下側長辺が搬送ケースの上端面及び下端面夫々に接当し
た際、この薄板状体に対して搬送ケースから同程度の接
当力を確実に作用させることができ、薄板状体を所定姿
勢に修正することができる。

〔発明の効果〕

したがって、一対の撤退体のうちの少なくとも一方を細
幅の１本の無端回動ベルトで構成することによって、こ
のベルトに対する駆動機構及び付勢機構の小型化を図る
ことができるから、殊にパチンコ台列間に搬送装置を組
込む場合にパチンコ台間を小さくしても容易に配設する
ことができ、パチンコ遊技設備全体の小型化を図ること
ができた。

しかも、上記無端回動ベルトが１本であるから、複数本
設ける場合に比して構成部品数の削減化を図ることがで
きると共に、薄板状体に皺が寄ったり、薄板状体が破損
することなく、薄板状体を良好に搬送することができる
。

さらには、上記無端回動ベルトの挾持搬送作用面を搬送
ケースの上下中央部に配置することによって、たとえ薄
板状体の姿勢が所定姿勢から少しずれた状態で受渡しが
行われた場合でも、この薄板状体を搬送ケースとの接当
により所定姿勢に修正するごとができ、薄板状体の次の
受渡し時や薄板状体の回収時に他の構成部材に引っ掛る
などのトラブルを回避して良好な搬送を行うことができ
るようになった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第８図及び第９図は、パチンコ遊技設備を示し、このパ
チンコ遊技設備は、複数のパチンコ台（Ａ）を列状に配
置し、かつ、これら列状に配置されたパチンコ台（Ａ）
のうちの隣接パチンコ台（Ａ）、（Ａ）間のうち、１つ
置きに位置する間夫々に、矩形状又はそれに近い形状に
構成された可撓性の薄板状体としての紙幣（ａ）をそれ
の長辺が上下に位置する姿勢で受入れ、かつ、背部に送
出し可能な紙幣投入機（Ｂ）を介在させて成るパチンコ
台列の２列を、小間隔を隔てた背中合せの状態に配設し
、この両パチンコ台列間に、各紙幣投入機（Ｂ）からの
送出し紙幣（ａ）を合判一端に設けた収納部（Ｃ）に搬
送する紙幣搬送装置（Ｄ）を設けて、構成されている。

尚、前記紙幣投入機（Ｂ）は、紙幣（ａ）の良否を識別
する機能を備えており、紙幣（ａ）が良の場合にのみそ
の紙幣（ａ）を背部に送出し、紙幣（ａ）が不良の場合
には、紙幣受入口（ｂ）に返却すべく構成されている。

前記紙幣搬送装置（Ｄ）は、紙幣投入機（Ｂ）を挟んで
隣接するパチンコ台（Ａ）　、　　（Ａ）の長さに渡る
部分を一ユニットとして搬送方向で複数に分割構成され
ており、各分割ユニッ）（ｄ）ハ、第３図乃至第７図に
示すように、紙幣（ａ）をそれの肉厚方向から挾持して
、当該紙幣（ａ）をそれの長辺が上下に位置する姿勢で
搬送する一対の搬送機構（１）、　（２）の２組を、搬
送方向に並べた状態で搬送ケース（３）内に設け、この
搬送ケース（３）の両横側でかつ搬送方向はぼ中央部に
、前記紙幣投入機（Ｂ）から送出されてくる紙幣（ａ）
を受入れる開口部（３Ａ）を形成すると共に、前記搬送
上手側に位置する搬送機構（１）、　＜２）の搬送終端
部とこれの搬送下手側に隣接位置する搬送機構（１）、
　（２）の搬送始端部との間を通して、前記開口部（３
Ａ）から搬送下手側に位置する搬送機構（１）、　（２
）の搬送始端部間に向けて紙幣（ａ）を合流搬送する合
流搬送機構（６）を設けて構成されている。

前記一対の搬送機構（１）、（２）のうちの一方を紙幣
搬送方向に所定間隔を隔てて取付けられた複数のプーリ
（１Ａ）と、これらプーリ（１Ａ）に渡って巻回された
細幅の１本の無端回動ベルト　（１Ｂ）とから構成し、
かつ、他方を前記無端回動ベルト　（１Ｂ）との協働に
より紙幣（ａ）を挟持搬送するべく、当該無端回動ベル
ト　（１Ｂ）に対向配設した複数のローラ（２Ａ）から
構成してある。

第５図及び第６図に示すように、前記複数のプーリ（１
Ａ）のうち、紙幣搬送方向の両端に位置するプーリ　（
１Ａ）夫々は、他の中間に位置するブー　’Ｊ　（１Ａ
）よりも大径に構成されていると共に、搬送ケース（３
）とこれに固着のステー（６Ａ）、　（６Ａ）とにより
２点で回動自在に支承された後述の第２支軸（１９）に
一体回動状態で取り付けられている。

前記複数のローラ（２人）のうち、紙幣搬送方向の両端
に位置するもの、つまり、前記大径プーリ（１Ａ）に対
応するローラ（２Ａ）夫々は、他の中間に位置するロー
ラ（２人）よりも大径に構成されていると共に、搬送ケ
ース（３）とこれに固着のステー（６Ｂ）とにより２点
で回動自在に支承された後述の第３支軸（２６）に一体
回動状態で取付けられている。そして、前記大径ローラ
（２Ａ）、　（２Ａ）を前記大径プーリ（１Ａ）から離
間する側へ一定範囲内で移動自在に構成すると共に、前
記大径ローラ（２Ａ）を前記軸（２６）を介して前記大
径プーリ（１Ａ）側へ移動付勢する付勢機構としての上
下−対のスプリング（３３）、　（３３）を設けて、第
１１図（イ）。

（０）に示すように、大径ローラ（２人）を無端回動ベ
ルト（１Ｂ）に弾接した挟持作用位置と無端回動ベルト
　（１Ｂ）から離間した挾持解除位置とに位置変更可能
に構成してある。

また、前記複数の中間プーリ（１Ａ）は、挾持搬送紙幣
（ａ）の非挾持部分をそれの肉厚方向の両側から撤退案
内する一対の案内板（５）、　（５）のうちの一方に、
スプリング（３４）を介して挾持側へ移動付勢された状
態で支承され、前記複数の中間ローラ（２Ａ）は、前記
一対の案内板（５）、（５）のうちの他方に、スプリン
グ（３５）を介して挟持側へ移動付勢された状態で支承
されている。

前記中間プーリ　（１Ａ）を支承する側の案内板り５）
は、上下複数のブラケッ）　（４Ａ）、　（４Ｂ）を介
して前記搬送ケース（３）に取付けられ、これら上下複
数のブラケッ）　（４Ａ）、　（４Ｂ）のうち、上側に
位置するブラケッ）　（４八）が、前記案内板（５）に
揺動自在に取付けられている。そして、この上側ブラケ
ッ）　（４Ａ）を、搬送ケース（３）に取付けられた板
バネ（７）に弾性的に係合すべく揺動することにより案
内板（５）を搬送ケース（３）に係止固定する状Ｈ（第
１図参照）と、前記上側ブラケッ）　（４Ａ＞を前記板
バネ（７）との係止を解除すべく揺動することにより案
内板（５）を搬送ケース（３）との間に上方からの前記
無端回動ベルト（１Ｂ）の掛は替えを許容する空間（８
）を形成する状態（第２図参照）とに切替自在に構成し
てある。

また、前記中間ローラ（２Ａ）を支承する側の案内板（
５）は、下部の支点（Ｐ）周りで揺動自在に前記搬送ケ
ース（３）に取付けられ、この案内板（５）を揺動する
ことにより、紙幣＜ａ）を挾持する挾持作用位置（第１
図参照）と挾持作用を解除する挟持解除位置（第２図参
照）とに位置変更可能に構成されている。尚、第１図に
示す（９）は、前記案内板（５）の上端に取付けられた
固定片（１０）を搬送ケース（３）への連結状態に弾性
的に係合保持する板バネである。

前記合流搬送機構（Ｅ）は、前記紙幣投入機（Ｂ）から
の紙幣（ａ）　に接当する受入用ベルト（１１）と、こ
の受入用ベルト（１１）との協働により紙幣（ａ）を開
口部（３Ａ）に挾持搬送するべく、受入用ベル１−（１
１）に対設した複数の受入用ローラ（１２）とから構成
され、前記受入用ベルト（１１）が、搬送紙幣（ａ）の
非挾持部分をそれの肉厚方向の両側から撤退案内する一
対の受入用案内板（１３）、　（１３）のうちの一方に
支承された複数のプーリ（１４）に巻回され、又、前記
複数の受入用ローラ（１２）が、他方の受入用案内板（
１３）に支承されている。尚、前記受入用ベルト　（１
１）は、崖道終端側に位置する上下軸芯（Ｘ）周りで前
記ローラ（１２）と一体揺動自在でかつスプリング（１
５）によりローラ側へ揺動付勢されている。そして、前
記ローラ（１２）の揺動アーム（１６）を搬送ケース（
３）に取付けたブラケッ）　（１７）の長孔（１７ａ）
内で位置変更することにより、受入用ベルト　（１１）
を任意の揺動姿勢に固定できるようにしてある。

第５図、第６図、及び、第１０図に示すように、前記各
分割ユニッ）　（ｄ）　における搬送方向上手側に位置
する無端回動ベルト　（１Ｂ）を回動案内する前記複数
のブー！Ｊ　（１Ａ）のうちの終端部に位置する第１プ
ーリ（１Ａ）の第１支軸（１８）と、搬送方向下手側に
位置する無端回動ベルト　（１Ｂ）を回動案内する前記
複数のプーリ（１Ａ）のうちの始端部に位置する第２プ
ーリ（１Ａ）の第２支軸（１９）と、１個の電動モータ
（２０）の操作軸（２０ａ）　とを、ギア（２１）、　
（２２）、　（２３）を介して連動連結することにより
、２つの無端回動ベルト　（１Ｂ）、　＜１Ｂ）を駆動
するように構成してある。また、前記一方の受入用ベル
ト（１１）を回動案内する複数のプーリ（１４）のうち
の搬送終端部に位置する駆動プーリ（１４）と前記第２
プーリ（１Ａ）とを一体回動させるべく、当該駆動プー
リ（１４）を摩擦板（２４）を介して第２プーリ（１Ａ
）側へ圧接するスプリング（２９Ａ）を設けると共に、
前記他方の受入用ベルト　（１１）を回動案内する複数
のブー！Ｊ　（１４）のうちの搬送終端部に位置する駆
動ブー！Ｊ（１４）と前記ローラ（２Ａ）とを一体回動
させるべく、当該駆動プーリ（１４）を摩擦板（２５）
を介してローラ（２Ａ）側へ圧接するスプリング（２９
Ｂ）を設け、前記両支軸（１９）。

（２６）をギア（２７）、　（２８）を介して連動連結
して、２つの受入用ベルト　（１１）、　（１，１）を
前記２つの無端回動ベルト　（１Ｂ）、　（１Ｂ）　　
と同期して駆動できるようにしてある。

第５図及び第７図中（３０）は、前記搬送ケース（３）
の上部開口のうち、開口部（３Ａ）相当部分を閉塞すべ
く搬送ケース（３）に取付は可能な蓋であり、（３１）
は、前記上部開口の他の部分を閉塞すべく搬送ケース（
３）に取付は可能な蓋であり、これら両種蓋（３０）、
　（３１）　は、これらに形成の孔及び搬送ケース（３
）に形成の孔に挿通した状態で挿通端部側を拡径するこ
とにより、蓋（３０）。

（３１）を搬送ケース（３）に挟持固定可能な部材（３
２ａ）　　と、これを拡径縮径操作する操作部材（３２
ｂ）　　とから成る固定具（３２）によって搬送ケース
（３）に取付けられるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る薄板状体搬送装置の実施例を示し、
第１図及び第２図は搬送ケースの縦断正面図、第３図及
び第４図は搬送ケースの連　−活部を示す縦断側面図及
び横断平面図、第５図及び第６図は合流搬送機構の配設
部の縦断背面図及び横断平面図、第７図は搬送ケースの
斜視図、第８図及び第９図はパチンコ遊技設備の正面図
及び横断平面図、第１０図は要部の横断平面図、第１１
図（イ）、　（０）は合流搬送機構の動作を示す概略説
明図である。 （１）、　（２）・・・・・・搬送機構、（１Ａ）・・
・・・・プーリ、（１Ｂ）・・・・・・無端回動ベルト
、（１Ｃ）・・・・・・挾持搬送作用面、（３）・・・
・・・搬送ケース、（ａ）・・・・・・薄板状体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 搬送ケース（３）内に、矩形状又はそれに近い形状に構
   成された可撓性の薄板状体（ａ）をそれの肉厚方向から
   挾持して、当該薄板状体（ａ）をそれの長辺が上下に位
   置する姿勢で搬送する一対の搬送機構（１）、（２）を
   設け、これら一対の搬送機構（１）、（２）のうちの少
   なくとも一方を、薄板状体搬送方向に所定間隔を隔てて
   配設された複数のプーリ（１Ａ）と、これらプーリ（１
   Ａ）に渡って巻回された細幅の１本の無端回動ベルト（
   １Ｂ）とから構成すると共に、この無端回動ベルト（１
   Ｂ）の挟持搬送作用面（１Ｃ）を、前記搬送ケース（３
   ）の上下中央部に配置してある薄板状体搬送装置。