JPH01302685A - 電子レンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は高周波発振器に高電圧を供給する高電圧トラン
スの一次側への突入電流を抑制する電子レンジに関する
。

（従来の技術） 従来、電子レンジの起動時において、高周波発振器に流
れる突入電流を抑制するために高圧トランスの一次側に
は電流抑制回路が組込まれている。

この−例としては第３図に示すような電子レンジがある
。この電子レンジは高圧トランス１の一次側の電源部２
と、この電源部２を制御する制御器３と、高圧トランス
１の二次側の高周波発振器４とによって構成されている
。高周波発振器４は高圧整流部、高圧コンデンサ、およ
びマグネトロン等からなりマイクロ波を出力するもので
ある。電源部２は電源プラグ５から交流電圧を受け、こ
の交流電圧を高圧トランス１の一次側に加えることによ
って、その二次側からは昇圧された電圧が高周波発振器
４に供給される。高圧トランス１の一次側で、電源プラ
グ５から延びる第１導線６には電源開閉リレー７の常開
接点８と、この常開接点８が閉状態になったときに閉状
態となる始動制御リレー９の常開接点１０が直列に接続
されている。

この始動制御リレー９の常開接点１０には直列に抵抗器
１１が接続され、この抵抗器１１に突入電流が流れたと
きに、抵抗器１１に生ずる電圧降下によって高圧トラン
ス１の一次側に流れる突入電流が抑制される。また、抵
抗器１１と並ｐｌＪにバイパスリレー１２の常開接点１
３が接続され、この常開接点１３の一端はバイパスリレ
ー１２のコイル１４の一端に接続され、このコイル１４
の他端は電源プラグ５から延びる第２導線１５に接続さ
れている。電源開閉り１／−７と始動制御り！ノー９の
コイルは制御器３に内蔵されており、それぞわのコイル
は直流によって付勢または消勢される１、したがって、
電源開閉リレー７と始動制御り１ノー９は直流リレーで
あり、一方、バイパスリレー］、２ｉ；ｉ重源迅圧によ
って付勢Ｊ：たは消勢されるので交流リレーである。

上記のように構成された電源部２の動作を第４図に基づ
いて説明する。まず、第４図（ａ）に示すように電源開
閉リレー７が付勢され、この常開接点８が閉状態になる
と電子レンジの動作が可能となる。電源開閉リレー７が
同勢されると同時に第４図（ｂ）に示すように始動制御
リレー９が付勢される。始動制御リレー９の付勢によっ
てこの常開接点１０が閉状態となり、電源電流が高圧ト
ランス１の一次側に流れる。この時、抵抗器１１には電
子レンジの始動時に生ずる突入電流によって電圧降下が
生じ、高圧トランス１の一次側に流れる突入電流が抑制
される。始動制御リレー９が（＝ｊ勢されてから数百ｍ
５ｅｃの後、即ち、突入電流か消滅したとされる数百ｎ
１ｓＯｅの後、第４図（ｃ）に示すようにバイパスリレ
ー　１２が（＝Ｊ勢される。

−に記１７た数百ｍ５ｅｃは始動制御リレー・９の常開
接点１０が閉状態になってからバイパスリレー１２のコ
イル１４に電流が流れるまでの時間の遅れである。バイ
パスリレー１２の付勢によってこの常開接点１３が閉状
態となり、安定した電源電流が高圧トランス］、の一次
側に流れる。電子レンジの動作を終了するときは第４図
（ａ）に示すように電源開閉リレー７を消勢にずれば、
第４図（ｂ）および第４図（Ｃ）に示すように始動制御
リレー９およびバイパスリレー】、２も消勢する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら」−記のような電子レンジの電源部の制御
では、突入電流が消滅した後もバイパスリレーは付勢さ
れ続けるので無駄な電力消費となり、また、突入電流の
抑制は始動制御リレーによってバイパスリ１／−を付勢
させるときの時間の遅れを利用しているので、突入電流
を抑制する時間はリレーの動作状態によっ゛Ｃ左右され
るために確実ではない。

本発明は上記３題を解決するためになされたものであり
、高圧トランスの一次側への突入電流を抑制するときに
無駄な電力消費を解消し、突入電流の制限を確実にする
電子レンジを提（ｊｔ、することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、高周波発振器に高
電圧を供給する高圧トランスの一次側に直列に接続され
、この一次側に供給される電源の開閉をｊる第１スイッ
チと、この第１スイッチに直列に接続され、第１スイッ
チを閉状態としたときに電源から流入する突入電流を抑
制する電流抑制器と、この電流抑制器と第１スイッチの
直列接続に対して並列に接続され、第１スイッチが閉状
態になったときから所定時間が経過したあとに開状態と
なり、第１スイッチが開状態となったあとも閉状態を持
続する第２スイッチとを備えたものである。

（作　用） 上記のような構成の電子レンジにおいて、電子レンジを
動作させるときは、まず、第１スイッチを閉状態にする
。第１スイッチの閉状態により電源からの突入電流が電
流抑制器に流れて突入電流が抑制される。突入電流が消
滅した後は第２スイッチが閉状態となり、第１スイッチ
が開状態になっても第２スイッチは閉状態を持続するこ
とによって、突入電流が消滅した後の安定した電源電圧
を高圧トランスの一次側に与える。

（実施例） 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明の電子レンジの一実施例を示している。この
電子レンジは第３図に基づいて従来の技術の項ですでに
説明したものと共通の構成を有するので、その構成には
同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。まず、第１ス
イッチ７ａは電源開閉リレー７と始動制御リレー９とか
らなり、電源開閉リレー７の常開接点８の一端は電源プ
ラグ５から延びる第１導線６に接続され、常開接点８の
他端は始動制御リレー９の常開接点１０の一端に接続さ
れている。電源開閉リレー７のコイルは制御器３に内蔵
され、コイルに電流の通電、または遮断をすることによ
って、電源開閉リレー７の常開接点８を開閉する。始動
制御リレー９の常開接点１０の他端は抵抗器１１の一端
に接続され、抵抗器１１の他端は高圧トランス１の一次
側の一端に接続されている。始動制御リレー９のコイル
も制御器３内にあり、このコイルに電流の通電、または
遮断をすることによって始動制御リレー９の常開接点１
０を開閉する。この始動制御リレー９の常開接点１０と
抵抗器１１の直列接続には第２スイッチとして使用する
運転制御リレー１６の常開接点１７が並列に接続されて
いる。運転制御リレー１６のコイルも制御器３内にあり
、このコイルに電流の通電、または遮断をすることによ
って運転制御リレー１６の常開接点１７を開閉する。

電源プラグ５から延びる第２導線１５は高圧トランス１
の一次側の他端に接続されている。高圧トランス１の二
次側は上記したように高周波発振器４が接続されている
。

次に、それぞれのリレーコイルを内蔵している制御器３
に基づいて高圧トランス１の一次側に流入する突入電流
を抑制する動作を説明する。まず、電源開閉リレー７の
コイルが付勢されると、電源開閉リレー７は第２図（ａ
）に示すようにオン状態となり、常開接点８は閉状態と
なる。この常開接点８が閉状態になると同時に始動制御
リレー９のコイルが付勢され、始動制御リレー９は第２
図（ｂ）に示すようにオン状態となり、常開接点１０が
閉状態となる。常開接点１０が閉状態になると、電源プ
ラグ５側からの突入電流が抵抗器１１によって抑制され
る。始動制御リレー９が閉状態になった後、遅延時間Ｔ
１が経過した後に運転制御リレー１６のコイルが付勢さ
れ、運転制御リレー１６は第２図（Ｃ）に示すようにオ
ン状態となり、常開接点１７が閉状態となる。運転制御
リレー１６の常開接点１７が閉状態になると、電源電流
は運転制御リレー１６の常開接点１７を流れることにな
り、この時、突入電流はすでに消滅しており、安定した
電源電流が高圧トランス１の一次側に流れる。したがっ
て、上記の遅延時間ＴＩの間に突入電流が抑制されたこ
とになる。なお、遅延時間Ｔ１は数百ｍ５ｅｅ程度の固
定した値に設定されている。第２図（ｃ）に示すように
運転制御リレー１６が付勢されてから時間Ｔ２後に始動
制御リレー９はオフ状態となって始動制御リレー９の常
開接点１０は開状態となる。時間Ｔ２は、例えば１秒な
いし２秒の時間であって、運転制御リレー１６の付勢後
の任意の時間である。電子レンジの動作を終了させると
きは電源開閉リレー７を消勢することによって常開接点
８は開状態となり、この開状態によって運転制御リレー
１６は消勢する。この運転制御リレー１６の消勢によっ
て常開接点１７は開状態となって動作は終了する。

なお、上記した電源開閉リレー７、始動制御リレー９、
および運転制御リレー１６のそれぞれのコイルに流す電
流は直流、または交流のいずれかであってもよく、制御
器３が直流制御ならば直流電流を、交流制御であれば交
流電流を流す。また、上記の実施例では電流抑制器とし
て抵抗器１１を使用したが、抵抗器１１の代わりにリア
クトルを用いることもできる。

〔発明の効果〕

以上述べたことから本発明による電子レンジの動作は、
まず、第１スイッチを閉状態にして、電源からの突入電
流か電気抑制器によって抑制され、第１スイッチが閉状
態となってから所定時間の経過後に第１スイッチと電流
抑制器の直列接続に並列に接続された第２のスイッチが
閉状もとなり、第１スイッチが開状態になった後も第２
スイッチは閉状態を持続するので、設定された遅延時間
によって突入電流を確実に抑制することができ、また、
第１スイッチを開状態にした後、第２スイッチだけで高
圧トランスの一次側に電源電流を供給するので、最少限
度の数のスイッチによって電源電流の供給ができ、無駄
な電力消費は解消された。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子レンジを示す回路構成図、第２図
は電子レンジの動作を示ずタイムチャート、第３図は従
来の電−ｒレンジを示す回路構成図、第４図は従来の電
子レンジの動作を示すタイムチャートである。 １・・・高圧トランス、７ａ・・・第１スイッチ、１１
・・・電流抑制器（抵抗器）、１６・・第２スイッチ（
運転制御リレー）。 出願人代理人　　佐　　１法　　−雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波発振器に高電圧を供給する高圧トランスの一次側
   に直列に接続され、この一次側に供給される電源の開閉
   をする第１スイッチと、この第１スイッチに直列に接続
   され、前記第１スイッチを閉状態としたときに前記電源
   から流入する突入電流を抑制する電流抑制器と、この電
   流抑制器と前記第１スイッチの直列接続に対して並列に
   接続され、前記第１スイッチが閉状態になったときから
   所定時間が経過したあとに閉状態となり、前記第１スイ
   ッチが開状態になったあとも閉状態を持続する第２スイ
   ッチとを備えたことを特徴とする電子レンジ。