JP2547186Y2 - アーク加工用電源装置 - Google Patents

アーク加工用電源装置

Info

Publication number
JP2547186Y2
JP2547186Y2 JP1992004486U JP448692U JP2547186Y2 JP 2547186 Y2 JP2547186 Y2 JP 2547186Y2 JP 1992004486 U JP1992004486 U JP 1992004486U JP 448692 U JP448692 U JP 448692U JP 2547186 Y2 JP2547186 Y2 JP 2547186Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rectifier circuit
power supply
thyristor
circuit
commercial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992004486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0560665U (ja
Inventor
喜久夫 寺山
正志 堀井
成美 福元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP1992004486U priority Critical patent/JP2547186Y2/ja
Publication of JPH0560665U publication Critical patent/JPH0560665U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547186Y2 publication Critical patent/JP2547186Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、商用交流電源を一旦整
流して直流とし、スイッチング素子によって商用交流電
源よりも高い周波数の交流に再変換した後に変圧器、整
流回路等によって所定の出力形態とする、いわゆるイン
バータ式アーク加工用電源装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接やアークガウジング、プラズ
マアーク加工等に用いられる電源装置において、商用交
流を一旦整流して直流とした後にスイッチング素子を用
いたインバータによって商用周波よりも高い周波数の交
流に再変換し、この再変換した高周波交流を変圧器、整
流回路を通して直流とし、あるいはこの直流を再度低周
波にてスイッチングして交流として出力する方式のもの
がある。この方式のものにおいては、商用交流電源を整
流した出力を平滑するために大容量のコンデンサが用い
られており、電源主開閉器の閉路時にこの平滑回路のコ
ンデンサを充電するための突入電流が過大となって整流
回路の破壊のみならず電源ラインに大きな電圧降下を生
じて他機器に対して大きな影響を及ぼす危険性がある。
【0003】これを防止するためには、回路に直列抵抗
器を挿入して、突入電流をこれによって抑制する方式が
一般に用いられている。(例えば実開昭61−7428
4号、実開昭63−116182号の装置)
【0004】図5は従来装置の例を示す接続図である。
同図において1は商用交流電源からの入力電力を開閉す
る主開閉器、2は主開閉器1からの交流電力を整流する
整流回路、3は整流回路2の出力を平滑するためのコン
デンサ、4は電源投入時にコンデンサ3に流れる突入電
流を安全な値に制限するための抵抗器、5は抵抗器4に
並列接続された電磁接触器の接点、6は整流回路2およ
びコンデンサ3によって整流平滑された直流を商用交流
の周波数よりも高い周波数の交流に変換するインバータ
回路であり、スイッチング用トランジスタやサイリスタ
によって構成される。7はインバータ回路6の出力を目
的のアーク加工に適した電圧に変換する変圧器、8は変
圧器7の出力を整流する整流回路、9は整流回路8の出
力を平滑するためのリアクトル、10はアーク加工用電
極、11は被加工物である。
【0005】同図の装置においては、主開閉器1が投入
閉路されると商用交流電源が整流回路2に入力されてコ
ンデンサ3によって平滑される。このとき、主開閉器1
の投入から一定時間の間は接点5が開放のままとされ
て、コンデンサ3に対する流入電流は抵抗器4にて制限
されるので、抵抗器4の抵抗値および接点5が閉じるま
での時間を適当に選定することによって、電源投入時の
突入電流は安全な値に制限される。所定の時間の後に接
点5が閉じると整流回路の全出力が平滑されてインバー
タ回路6に供給される。この時点以後にインバータ回路
6を起動することによって、整流出力は高周波交流に変
換され、変圧器7にて適当な電圧に変圧された後に整流
回路8およびリアクトル9にて再度整流平滑されて直流
となり、電極10および被加工物11に供給される。
【0006】図6は、図5の従来装置の接点5をサイリ
スタ5aに変更したものであり、このサイリスタ5aを
主開閉器1の閉路後の所定の時間遅れの後に導通させる
ようにゲート信号を供給するものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、いずれも主回路に直列に突入電流防止のための接点
またはサイリスタを接続している。この接点、サイリス
タ等は整流回路とは別に必要となり、かつこれらには回
路の全電流が出力中の全期間にわたって流れるので大き
な容量のものが必要となりコストアップとなる。またサ
イリスタを用いる図6の装置においては、このサイリス
タによって発生する順方向電圧降下に基づく電力損失が
整流回路とは別に発生し、この電力損失は出力電流の全
電流に基づくものであるために大きく、大形の冷却機構
が必要となってさらにコストアップとなるばかりではな
く、電力効率が悪くなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来装置
の問題点を解決するために、商用交流電源を整流する整
流回路をサイリスタまたはサイリスタとダイオードとか
らなる混合回路によって構成し、この整流回路を構成す
るサイリスタのうち少なくとも商用交流の1相の半波を
負担するサイリスタに並列に抵抗器とダイオードとから
なる直列回路を接続し、主開閉器の閉路後所定の時間遅
れをもってすべてのサイリスタを導通させ、定常動作中
はすべてのサイリスタを全導通状態で使用するようにし
たものである。
【0009】図1は、本考案の実施例を示す接続図であ
る。同図においては先の図5および図6に示した従来装
置とは整流回路2の構成が異なるのでこの部分について
説明する。図1において、整流回路2は、サイリスタ2
1aないし21cおよびダイオード22aないし22c
からなる三相全波混合ブリッジを構成している。またサ
イリスタ21aないし21cには並列にダイオード23
a、23b、23cおよび抵抗器24a、24b、24
が図示のように接続され、またサイリスタ21aない
し21cのゲート回路は各サイリスタのアノードとゲー
ト端子との間に接続されたダイオード25aないし25
c、抵抗器26aないし26cおよび遅延接点27a
いし27cからなる直列回路によって構成されている。
また27は遅延接点27aないし27cの励磁コイルで
あり主開閉器1の出力側に接続されて、主開閉器1が閉
路された時から時限を開始し、設定時限の後に励磁され
て接点27aないし27cを閉路し、主開閉器1の開放
によって非励磁となって接点27aないし27cを開く
タイマである。なお図5および図6の従来装置における
抵抗器4および接点5またはサイリスタ5aは本考案で
は使用しない。
【0010】図1の装置において、主開閉器1が閉路さ
れて商用交流電源が投入されると、励磁コイル27は起
動されて時限を開始するが、この時限が終了するまでの
間は遅延接点27aないし27cが開放のままであるの
で、サイリスタ21aないし21cは遮断のままであ
る。
【0011】このために交流電源の出力はダイオード2
3aと抵抗器24a、ダイオード23bと抵抗器24
、ダイオード23cと抵抗器24cおよびダイオード
22aないしダイオード22cからなる回路によって整
流された出力が整流回路2の出力となってコンデンサ3
に供給される。
【0012】それ故、コンデンサ3を充電する充電電流
は抵抗器24aないし24cによって制限されることに
なる。励磁コイル27の設定時限が終了するとその接点
27aないし27cが閉路し、サイリスタ21aないし
21cはこれによってゲート電流がダイオード25a、
25b、25cおよび抵抗器26a、26b、26c
通して供給されて導通する。この結果、商用交流電源か
らの入力は全導通となるサイリスタ21aないし21c
とダイオード22aないし22cによって三相両波整流
されてコンデンサ3によって平滑された後にインバータ
回路6に供給される。
【0013】ここで抵抗器24aないし24cはコンデ
ンサ3を充電する電流が安全な値になるように制限する
ことができる抵抗値のものであり、この抵抗器および直
列のダイオード23aないし23cは通電される時間が
コンデンサ3の充電に要する時間であるので短いために
小容量のものでよい。またゲート回路を構成するダイオ
ード25aないし25c、抵抗器26aないし26cお
よび遅延接点27aないし27cはサイリスタを点孤さ
せるための電流を流すだけでよいので極く小容量のもの
でよい。
【0014】なお図1においてはサイリスタ21aない
し21cのすべてに並列にダイオードと抵抗器とからな
る直列回路を接続したが、この直列回路はサイリスタ2
1aないし21cのうちの少なくとも1個にのみ並列に
設けてもよい。
【0015】図2は本考案を整流回路2として3相倍電
圧整流回路を用いる場合に適用したものであり、整流回
路2がサイリスタ21aないし21c、ダイオード22
aないし22fおよびコンデンサ28aないし28cか
ら構成されており、サイリスタ21aないし21cには
それぞれ並列に抵抗器24aないし24cとダイオード
23aないし23cとからなる直列回路が接続されてい
ることが異なるだけで、他は図1の実施例と同様であ
る。なお同図においてはサイリスタ21aないし21c
のゲート回路は図1の実施例と同じであるので図示は省
略してある。
【0016】図3および図4は商用交流電源が単相の場
合の例を示す接続図である。図3においては整流回路2
を単相全波整流回路によって構成しており、図4におい
ては整流回路を単相倍電圧整流回路によって構成してい
る。いずれの実施例においてもその動作は、図1または
図2の実施例を単相に変更しただけであるので重複した
説明は省略する。
【0017】上記のいずれの実施例においても図1の実
施例において説明したのと同様にサイリスタに並列に接
続するダイオードと抵抗器とからなる直列回路は、商用
交流電源の少なくとも1相の半波の電流を負担するサイ
リスタと並列に接続されておればよいのはもちろんであ
る。さらに各実施例において、インバータ回路6の構成
に制限はなく、フルブリッジ形インバータ、ハーフブリ
ッジ形インバータ、または特殊な例としてフォーワード
コンバータ等公知のあらゆる直流/交流変換回路が適用
できる。また変圧器7もインバータ回路6および整流回
路8の構成に応じてセンタータップ式の巻線や2個以上
の巻線を有するものとしてもよい。さらに得られた直流
出力をスイッチング素子によって低周波で極性を正・負
に切りかえて交流出力を得るようにリアクトル9と電極
10、被溶接物11との間に低周波のインバータ回路
(直流/交流変換回路)を追加してもよい。
【0018】さらに、各実施例において、サイリスタを
全導通とするゲート信号を供給するタイミングは先に示
した実施例のように主開閉器1の投入から設定時間の後
とする以外に、コンデンサ3の端子電圧を監視してお
き、この端子電圧が一定値以上になったときにゲート信
号を供給するようにしてもよいのはもちろんである。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記のように商用交流電源の入
力を整流する整流回路において、整流素子の一部にサイ
リスタを使用して整流と突入電流期間の経過待ち後のス
イッチとを共用させたものであり、かつ突入電流を制限
するための回路は小容量のダイオードと抵抗器とでよ
く、整流回路に発生する電力損失は主回路の整流用に用
いる素子における損失のみであるので、図6に示した従
来装置のように余分な電力損失の増加はない。またサイ
リスタは全導通か遮断かのみを制御するだけでよいの
で、簡単なゲート回路でよく、安価にかつ小形に製作す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す接続図。
【図2】 本考案の別の実施例を示す接続図。
【図3】 本考案の別の実施例を示す接続図。
【図4】 本考案の別の実施例を示す接続図。
【図5】 従来の装置の例を示す接続図。
【図6】 従来の装置の例を示す接続図。
【符号の説明】
1 主開閉器 2 整流回路 3 コンデンサ 6 インバータ回路 7 変圧器 8 整流回路 9 リアクトル 10 電極 11 被加工物 21a、21b、21c サイリスタ 22aないし22f ダイオード 23a、23b、23c ダイオード 24a、24b、24c 抵抗器 25a、25b、25c ダイオード 26a、26b、26c 抵抗器 27a、27b、27c 遅延接点 27 励磁コイル 28a、28b、28c、29a、29b コンデン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源を主開閉器と整流回路とを
    通して直流とし平滑した後にスイッチング素子によって
    前記商用交流電源よりも高い周波数の交流とし、さらに
    変圧器にてアーク加工に適した電圧に変圧した後に直流
    または所定の周波数の交流に再変換する方式のアーク加
    工用電源装置において、前記整流回路をサイリスタまた
    はサイリスタとダイオードとからなる混合整流回路と
    し、前記整流回路のサイリスタのうち少なくとも前記商
    用交流電源の1相の半波を負担するサイリスタに抵抗器
    とダイオードとからなる直列回路を並列に接続するとと
    もに前記整流回路のすべてのサイリスタを前記主開閉器
    の閉路後に時間遅れをもって前記商用交流入力の全位相
    で導通させる点弧回路を設けたアーク加工用電源装置。
JP1992004486U 1992-01-10 1992-01-10 アーク加工用電源装置 Expired - Lifetime JP2547186Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992004486U JP2547186Y2 (ja) 1992-01-10 1992-01-10 アーク加工用電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992004486U JP2547186Y2 (ja) 1992-01-10 1992-01-10 アーク加工用電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560665U JPH0560665U (ja) 1993-08-10
JP2547186Y2 true JP2547186Y2 (ja) 1997-09-10

Family

ID=11585428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992004486U Expired - Lifetime JP2547186Y2 (ja) 1992-01-10 1992-01-10 アーク加工用電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547186Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0560665U (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2607997B2 (ja) アーク溶接機
JP2543336B2 (ja) 超電導コイル・エネルギ−貯蔵回路
JP2558575B2 (ja) アーク溶接機
JP2004072846A (ja) 整流装置
JP2002238257A (ja) 共振型dc−dcコンバータの制御方法
JP2002233150A (ja) 共振型dc−dcコンバータ
Borst et al. Voltage control by means of power thyristors
JP2547186Y2 (ja) アーク加工用電源装置
JP2001211658A (ja) 相補形スイッチを有するハロゲン電力変換器
Borka et al. A new, simple, low-cost, modular arrangement of high power factor for both DC and AC welding
JP2987547B2 (ja) アーク機器電源装置
JPH0341892Y2 (ja)
JP3096236B2 (ja) 電源装置
JP2001211650A (ja) 電源装置
JP3072661B2 (ja) 交流直流変換装置
JP2663535B2 (ja) アーク加工用電源装置
KR200194413Y1 (ko) 제로화 스위칭 방식 배터리 충전기
JP2000037076A (ja) 整流回路
JP2547138B2 (ja) アーク電源装置
JP3993704B2 (ja) アクティブフィルタ装置
JP3527066B2 (ja) パルス幅変調制御コンバータの補助電源回路
JPH0320046Y2 (ja)
JPH0756125Y2 (ja) アーク溶接用電源装置
JPH1198610A (ja) 交流電気車制御装置
JPH07111188A (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term