JP2547138B2 - アーク電源装置 - Google Patents

アーク電源装置

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JP2547138B2
JP2547138B2 JP3309837A JP30983791A JP2547138B2 JP 2547138 B2 JP2547138 B2 JP 2547138B2 JP 3309837 A JP3309837 A JP 3309837A JP 30983791 A JP30983791 A JP 30983791A JP 2547138 B2 JP2547138 B2 JP 2547138B2
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敏一 藤吉
哲朗 池田
晴雄 森口
国男 狩野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ構成のアー
ク電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アーク溶接機,溶断機等のアーク
機器のアーク電源装置は、半導体のモジュール化,イン
バータ技術の開発,制御系の最適設計の進歩に伴ないイ
ンバータを用いて年々小型化されてきている。
【0003】そして、インバータ構成の従来のアーク電
源装置の1例は、ほぼ図3に示すように構成される。
【0004】同図は商用交流電源が3相交流電源の場合
の構成を示し、系統の3相交流電源は電源端子1a〜1
cを介してダイオードブリッジ構成の入力側整流器2に
給電され、この整流器2の全波整流出力が平滑コンデン
サ3により平滑されて主インバータ4に供給される。
【0005】この主インバータ4はトランジスタ,IG
BT等の半導体スイッチのブリッジ回路からなり、イン
バータ制御器5のPWM方式の駆動制御に基づき、各半
導体スイッチがオン,オフして入力された直流電源を高
周波交流に変換する。
【0006】そして、主インバータ4の高周波交流は高
周波変圧器構成の小型の出力変圧器6により変圧された
後、例えばダイオードブリッジ構成の出力側整流器7に
供給されて整流され、直流化して出力端子8a,8bか
ら出力される。
【0007】この出力端子8a,8bの直流は、直流の
アーク溶接,溶断等の場合はそのまま負荷に供給され、
交流のアーク溶接,溶断等の場合はインバータ等で交流
に変換して負荷に供給される。
【0008】また、電源端子1a〜1cの3相交流電源
は、制御電源用の変圧器9及び冷却電源用の変圧器10
にも給電される。
【0009】そして、変圧器9の2次側出力はダイオー
ドブリッジ構成の整流器11により所定電圧の直流の制
御電源に変換されて制御器5に供給され、この供給によ
り制御器5が直流給電で動作する。
【0010】また、変圧器10の2次側出力は装置冷却
用のインダクションモータ構成のファン12に供給さ
れ、この供給よりファン12が動作し、装置内の整流器
2,11,インバータ4の半導体スイッチ,変圧器9,
10等の種々の発熱体が冷却される。
【0011】ところで、電源端子1a〜1cの3相交流
電源が使用地域等に応じて例えば200V系,400V
系の2種の電源のいずれかになるときは、3相交流電源
の電圧に応じて制御器5の制御パルス幅等を切換え、2
00V系,400V系のいずれであっても出力端子8
a,8b間に同一電圧の直流が発生するようにし、前記
2種の電源に自動的に適合するように設定される。
【0012】一方、図3の装置の場合、ファン12の電
源周波数が地域によって60Hz又は50Hzになるた
め、ファン12は50Hzの地域でも十分な冷却能力を
発揮するように容量設定しなければならず、ファン12
が大型化する。
【0013】さらに、図3の装置において、変圧器10
を省いて電源端子1a〜1cの3相交流電源(入力電
源)を直接ファン12に給電すると、とくに2種の入力
電源,例えば200V系,400V系の電源に適合させ
ようとしたときに、つぎに説明する不都合が生じる。
【0014】すなわち、200V系,400V系の入力
電源に適合させる場合、入力電源に応じてインバータ制
御器5及びファン12の電源電圧が変わり、とくに変圧
器10を設けなければ、ファン12として400V系の
ファンを要する。
【0015】そして、400V系のファンとしては容量
の大きな大型のものしか市販されておらず、この市販の
ファンを用いると、ファン12が不必要に容量の大きな
大型なものとなり、変圧器10が省けても装置が大型化
する不都合が生じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の従来装置の
場合、主インバータ4を用いて小型化されてはいるが、
インバータ制御器5及びファン12それぞれの電源を形
成するために商用電源周波数の大型,大重量の変圧器
9,10を要し、十分な小型化を図れない問題点があ
る。なお、単相交流電源を入力とする装置の場合も前記
と同様の問題点がある。
【0017】本発明は、主インバータの制御器の電源及
び装置冷却用のファンの電源を低周波数用の大型の変圧
器を用いることなく形成して装置の小型化を図り、か
つ、商用交流電源,高周波交流の周波数によらず、装置
冷却用のファンを十分な冷却能力を発揮させて安定に駆
動することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のアーク電源装置においては、商用交流電
源を整流する入力側整流器と、この整流器の出力を高周
波交流に変換する主インバータと、前記高周波交流を変
圧する出力変圧器と、入力側整流器の出力を所定電圧の
制御電源に変換するDC−DCコンバータと、前記制御
電源により動作し主インバータを駆動するインバータ制
御器と、入力側整流器の出力をほぼ前記商用交流電源の
周波数に等しい一定周波数の交流電源に変換する冷却用
インバータと、このインバータの出力により動作する装
置冷却用のファンとを備える。
【0019】
【作用】前記のように構成された本発明のアーク電源装
置の場合、商用交流電源を整流した入力側整流器の直流
の出力をDC−DCコンバータを介してインバータ制御
器に駆動用の制御電源として供給するため、インバータ
制御器の電源が変圧器を用いることなく形成され、装置
が小型化する。
【0020】また、入力側整流器の直流の出力を冷却用
インバータでほぼ商用交流電源の周波数に等しい一定周
波数の交流に変換して装置冷却用のファンに供給するた
め、このファンの電源も変圧器を用いることなく形成さ
れて装置が一層小型化し、しかも、商用交流電源,高周
波交流の周波数によらず、装置冷却用のファンが十分な
冷却能力を発揮して安定に動作する。
【0021】
【実施例】1実施例について、図1,図2を参照して説
明する。図1において、図3と同一符号は同一のものを
示し、従来装置と異なる点はつぎの(1)〜(3)の点
である。 (1)図3の変圧器9,整流器11を省き、DC−DC
コンバータ13を設けた点。 (2)図3の変圧器10を省き、冷却用インバータ14
を設けた点。 (3)図3のインバータ制御器5の代わりにインバータ
4,14の半導体スイッチを駆動制御するインバータ制
御器15を設けた点。
【0022】そして、DC−DCコンバータ13は図2
に示すように、分圧用の抵抗13a,13b,無安定マ
ルチバイブレータ13c,高周波スイッチング素子とし
てのトランジスタ13d,高周波変圧器13e,逆電圧
吸収用のダイオード13f,及びダイオードブリッジ構
成の全波整流器13gにより形成される。
【0023】また、冷却用インバータ14は各辺に高周
波スイッチング用のトランジスタ14a〜14dそれぞ
れを配置したフルブリッジ回路により形成される。
【0024】さらに、インバータ制御器15はほぼ図3
の制御器5に、冷却用インバータ14をほぼ商用交流電
源の周波数に等しい後述の60Hz台の一定周波数で駆
動制御する機能を付加して形成されている。
【0025】そして、入力側整流器2の出力はコンデン
サ3により平滑され、主インバータ4に供給されるとと
もにDC−DCコンバータ13及び冷却用インバータ1
4にも供給される。
【0026】この供給に基づき、DC−DCコンバータ
13は入力された直流電源を抵抗13a,13bで分圧
して無安定マルチバイブレータ13cに供給し、このマ
ルチバイブレータ13cをトリガしてトランジスタ13
dを高周波スイッチングする。
【0027】さらに、この高周波スイッチングにより変
圧器13eの2次側に変圧した高周波出力が生じ、この
出力が整流器13gで全波整流されてインバータ制御器
15に給電する定格電圧の直流が形成され、この直流が
インバータ制御器15に供給されてこの制御器15が動
作する。
【0028】そして、インバータ制御器15はファン1
2が駆動してから主インバータ4を駆動するため、電源
端子1a〜1cの3相電源の投入時、冷却用インバータ
14のトランジスタ14a〜14dを先にPWM制御で
駆動する。
【0029】このとき、国内の50Hzの地域でも60
Hzの地域と同様の十分な冷却能力を確保するため、ト
ランジスタ14a〜14dはほぼ商用交流電源の周波数
に等しい60Hz〜66Hz程度の範囲内の一定周波数
で駆動される。
【0030】また、電源端子1a〜1cの3相交流電源
(商用交流電源)が200V系,400V系のいずれで
あってもファン12に200V系の低圧の交流給電を行
うため、インバータ制御器15は入力電源の200V
系,400V系に応じてPWM制御の制御パルス幅を可
変する。
【0031】そして、冷却用インバータ14の60〜6
6Hz程度の約200Vの交流給電によりファン12が
回転し始めると、タイマ動作等に基づき、インバータ制
御器15が主インバータ4の各半導体スイッチもPWM
制御で駆動する。
【0032】この駆動により主インバータ4が従来装置
と同様に動作し、主インバータ4の高周波交流が出力変
換器6で変圧され、出力端子8a,8bに直流が生じ
る。
【0033】なお、入力電源の200V系,400V系
によりインバータ制御器15は主インバータ4の制御パ
ルス幅を変え、出力端子8a,8bの直流電圧を一定に
保持する。
【0034】したがって、図1の場合は従来装置の低周
波数用の大型な変圧器9,10を省き、代わりに半導体
スイッチ構成の小型のDC−DCコンバータ13,冷却
用インバータ14を設け、入力側整流器2の出力を利用
してインバータ制御器15,ファン12の電源が形成さ
れ、装置が著しく小型化する。
【0035】なお、インバータ制御器15,ファン12
の必要な電力が比較的少ないため、DC−DCコンバー
タ13,冷却用インバータ14は、半導体スイッチ等に
容量の小さな小型のものが用いられて小型に形成され
る。
【0036】また、冷却用インバータ14からファン1
2に供給する交流電源の周波数が入力の商用交流電源の
60Hz,50Hzによらず、60〜66Hz程度のほ
ぼ商用交流電源の周波数に等しい一定周波数に保持され
るため、商用交流電源,高周波交流の周波数によらず、
ファンが十分な冷却能力を発揮して安定に動作し、従来
のように50Hzの地域で十分な冷却能力を確保するよ
うにファン12を大型化する必要がなく、ファン12が
大型化することもない。
【0037】さらに、電源端子1a〜1cの入力電源が
200V系,400V系のいずれであってもインバータ
制御器15のPWM制御により、ファン12に供給され
る交流電源の電圧が200V系の低電圧に保持されるた
め、ファン12に200V系の小型のものを用いて20
0V系,400V系のいずれにも自動的に適合する装置
が形成される。
【0038】そして、入力電源が単相交流電源のときに
も適用できるのは勿論であり装置内の各部の構成は実施
例に限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。商用交流電
源を整流した入力側整流器2の出力を主インバータ4に
供給するとともにDC−DCコンバータ13に供給し、
このコンバータ13の出力をインバータ制御器15の電
源とし、かつ、入力側整流器2の出力を冷却用インバー
タ14にも供給し、このインバータ14の出力を装置冷
却用のファン12の電源としたため、インバータ制御器
15及びファン12の電源を従来の低周波数用の大型の
変圧器を用いることなく形成することができ、冷却機能
を備えたインバータ構成のアーク装置を著しく小型に形
成することができる。
【0040】しかも、冷却用インバータ14のほぼ商用
交流電源の周波数に等しい一定周波数(60〜66H
z)の交流電源で装置冷却用のファン12を駆動したた
め、商用交流電源,高周波交流の周波数によらず、ファ
ン12を十分な冷却能力を発揮させて安定に駆動するこ
とができる。
【0041】そのため、商用交流電源の周波数が50H
zの地域でもファン12を大型化することなく、十分な
冷却を行うことができ、また、例えば商用交流電源の4
00V系,200V系によらず冷却用インバータ14の
出力電圧を200Vに固定すれば、ファン12に200
V系の小型のものを用いて400V系,200V系の商
用交流電源で使用可能なアーク電源装置を提供すること
ができる。
【0042】したがって、小型で十分な自己冷却能力を
発揮するインバータ駆動のアーク電源装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーク電源装置の1実施例のブロック
結線図である。
【図2】図1の一部の詳細な結線図である。
【図3】従来装置のブロック結線図である。
【符号の説明】
2 入力側整流器 4 主インバータ 6 出力変圧器 12 装置冷却用のファン 13 DC−DCコンバータ 14 冷却用インバータ 15 インバータ制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩野 国男 大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株 式会社三社電機製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−7699(JP,A) 実開 昭63−138972(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源を整流する入力側整流器
    と、 前記入力側整流器の出力を高周波交流に変換する主イン
    バータと、 前記高周波交流を変圧する出力変圧器と、 前記入力側整流器の出力を所定電圧の制御電源に変換す
    るDC−DCコンバータと、 前記制御電源により動作し前記主インバータを駆動する
    インバータ制御器と 前記 入力側整流器の出力をほぼ前記商用交流電源の周波
    数に等しい一定周波数の交流電源に変換する冷却用イン
    バータと、 前記冷却用インバータの出力により動作する装置冷却用
    のファンとを備えたことを特徴とするアーク電源装置。
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